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「独日首脳会談」(DW English, The Federal Chancellor)
http://www.asyura2.com/14/kokusai8/msg/582.html
投稿者 無段活用 日時 2014 年 5 月 06 日 01:26:23: 2iUYbJALJ4TtU
 

(Merkel and Abe discuss Ukraine crisis and trade: DW English)
http://www.dw.de/merkel-and-abe-discuss-ukraine-crisis-and-trade/a-17603946


欧州


メルケル氏と安倍氏はウクライナ危機と経済を話し合う


アンゲラ・メルケル独連邦首相と安倍晋三・日本首相は、「必要ならば、ロシアに対する制裁強化について一致した立場を取る」と語った。彼らはベルリンでの対話の後、共同声明を作った。




水曜日、メルケル氏と安倍氏は記者たちに語り、ウクライナ危機についての両国の立場を明らかにした。

ロシア政府が外国のエネルギー企業に報復措置をとる可能性はあるが、両指導者は、ロシアに対する制裁強化の問題について一致した立場を取ることにした。

メルケル氏はベルリンで待ち構えていた記者たちに、ウクライナ東部の街スラビャンスクで親露活動家によって拘束された国際監視員たちが解放されれば、この危機についてロシアが協力するというサインになるだろうと語った。

「そうなれば鎮静化のシグナルとなるだろう」とメルケル氏は語ったが、5月25日に計画されているウクライナの大統領選挙を確実に実施するよう手助けするなど、ロシアはもっと多くのことをする必要があると付け加えた。

安倍晋三・日本首相も、ウクライナ危機を「世界的な問題」と表現し、アジアにも影響を及ぼしていると語った。


対話は外交から貿易に移る

対話の中心議題は貿易だった。メルケル氏は、EUと日本は来年に貿易協定に十分調印が可能だと語った。

独連邦首相はまた、日本はデフレとの長い戦いに勝つだろうと期待を表明したが、欧州は同様の差し迫った脅威に直面しておらず、日本式の景気刺激策を採用する必要はないと付け加えた。

世界第3の経済大国との貿易協定は、ドイツのような輸出国にとって「重要な意味を持つ」と、メルケル氏は共同記者会見で語った。

EUと日本は、2013年に自由貿易協定の交渉を始めた。

EUは日本との自由貿易対話の継続について、来月に判断する予定だ。

ドイツがエネルギー分野で協力の強化を望んでいることや安全保障、そして、領土紛争での国際社会の役割も主要な議題となっている。


lw/kms (AP, AFP, dpa, Reuters)



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(Angela Merkel meets Japanese Prime Minister Shinzo Abe For the swift conclusion of a free trade agreement: The Federal Chancellor)
http://www.bundeskanzlerin.de/Content/EN/Artikel/2014/04/2014-04-30-merkel-abe.html


2014年4月30日


自由貿易協定の早期締結に向けて、アンゲラ・メルケルは安倍晋三・日本首相と会う


アンゲラ・メルケル連邦首相はEUと日本の自由貿易協定の早期締結に向けて努力している。2015年はこれについて「良い年」になるだろうと、彼女は安倍晋三首相との会談の後で語った。ウクライナ危機も議題となった。


アンゲラ・メルケル連邦首相が安倍晋三・日本首相を歓迎している。連邦首相が日本の首相を連邦首相府に迎えるのは、2009年以降で今回が2度目だ。
Photo: Bundesregierung/Bergmann



アンゲラ・メルケルは欧州連合に、来年中に日本との自由貿易協定交渉を決着するよう求めた。この種の協定は貿易関係を強化する可能性を持っており、そのため、主要な輸出国としてドイツにとって極めて重要な意味があると、アンゲラ・メルケルは語った。


経済関係の強化

アンゲラ・メルケルと安倍晋三氏との会談は、経済・エネルギー政策の問題に焦点が合わせられた。アンゲラ・メルケルは、経済協力の恩恵は大企業だけが受けるのでなく、中小企業にも広がっていくと強調した。

福島の大事故の結果、両国は再生エネルギーの分野で協力を強めている。「私たちはこれを続ける」と、アンゲラ・メルケルは述べた。


共通の安全保障政策

ドイツはまた、安全保障の分野でも日本との協力を拡大したいと考えている。「私たちは海賊撲滅の取り組みなど、国際紛争での協力をさらに模索していきたい」と、連邦首相は表明した。

両首相は東シナ海の尖閣諸島をめぐって日本が中国と抱える紛争についても話し合った。両者は、海上境界線をめぐって見解の相違が生じた時には、国際機関が重要な役割を果たすべきだとの「信念を共有している」。


人口動態の変化という挑戦

アンゲラ・メルケルと安倍晋三氏は、人口動態の変化の結果として両国が直面する挑戦についても話し合った。低い出生率のためにドイツと日本の両国に出現した高齢化社会を考えると、「私たちは互いから大いに学ぶことができる」と彼女は語った。


ウクライナの危機:軍事監視団解放の呼びかけ

ウクライナ情勢は会談の重要な議題だった。アンゲラ・メルケルと安倍晋三氏は、現在ウクライナ東部で拘束されているOSCE軍事監視団の即時解放を求めた。ドイツは、モスクワのクレムリンとの対話など、「全ての外交チャンネルを使って」事態の解決に取り組んでいる。「ロシアはもっと多くのことができる」と、メルケルは語った。これが実現すれば、沈静化に向けた非常に重要なシグナルとなるだろう。「しかし、その後もすべきことがある。」

こうした事情から、連邦首相は西側諸国によるロシア制裁強化の意向を改めて確認した。


ウクライナを安定させる必要性

両首相は、ウクライナ大統領選挙が計画通り5月25日に実施されるよう求めた。国の安定化のために追加的措置が速やかに取られる必要がある。国際通貨基金(IMF)が今週にウクライナ支援策を承認することは確実だと、アンゲラ・メルケルは語った。

アンゲラ・メルケルと安倍晋三氏は、G7諸国はウクライナ政策について密接な協力を続けるであろうという、互いの信念を明言した。


ベルリンは安倍晋三首相の10日間の欧州旅行の最初の訪問地だ。彼は5月7日にブリュッセルで開かれるEUと日本の首脳会談にも参加する。

連邦首相は、来年に日本を訪問すると発表した。




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(投稿者より)

ドイチェヴェレとドイツ連邦首相、それぞれの英語サイトの記事です。「ドイツ連邦首相サイト」は、つまりはメルケル氏のサイトなので、本人の呼び方は「アンゲラ・メルケル」と敬称を付けていませんが、これは日本語の倣いがそうなのであって他意はありません。誤訳があるかも知れません。ご容赦下さい。

ドイチェヴェレのドイツ語サイトには、安倍氏訪独の記事が何本かあります。ドイツ語のできる方はお読みになってみても良いかも知れません。ドイツ連邦首相サイト記事のドイツ語原文はこちらです。

メルケル氏は緊縮論者・脱原発・反ナチスです。また近年、日中関係が悪化する度にメルケル氏は独中関係を前進させて得点を稼いでいました。安倍氏の立ち位置から最も遠い方だと私はずっと思っていましたが、そのメルケル氏に、オバマ氏に会った後の安倍氏は最初に会いました。ウクライナ問題を奇貨として、ということだと思いますが、メルケル氏も安倍氏に会った後、すぐ渡米してオバマ氏に会っています

「両首相は東シナ海の尖閣諸島をめぐって日本が中国と抱える紛争についても討論した。両者は、海上境界線をめぐって見解の相違が生じた時には、国際機関が重要な役割を果たすべきだとの『信念を共有している』」。"The heads of government also discussed Japan’s conflict with China over the Senkaku Islands in the South China Sea. The two 'share the conviction' that international institutions should play an important part when difference arise over sea borders." 

ドイツ語の原文
だとこうなるようです。"Zudem sprachen die Regierungschefs über den Konflikt Japans mit China über die Senkaku Inseln im Südchinesischen Meer. Dabei gebe es die 'gemeinsame Überzeugung', dass internationale Institutionen bei Differenzen um Seegrenzen eine wichtige Rolle spielen sollten. " 「東シナ海」 "the South China Sea" "Südchinesischen Meer" の誤りについては分かり切ったことですから、ここであげつらう必要はないでしょう。

尖閣問題について、外務省サイトの関連ページには全く言及がありませんが、中国は東シナ海・南シナ海の領土紛争について、紛争当事者が2国間で解決するよう主張していることを考えた時、私にはかなり踏み込んだ内容に読めます。独中首脳会談を扱ったドイツ連邦首相サイトの記事にも、東シナ海・南シナ海の領土紛争についての言及がありませんが、メルケル氏は日中2国間を仲介することが可能な立場にあるので、今回の会談でこの問題について氏が自身の考えを示したことは、注目できることのように思えます。

 

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