ロシアと中国：永遠の友人であり、決して敵対することはない
http://japanese.ruvr.ru/2013_03_24/108845469/
2013 3月 24 , 14:50　ロシアの声

ロシアを訪問した中国の習近平国家主席は、「ロシア訪問の結果は、私の期待を上回るものとなった」との考えを表した。

習国家主席は実際、ロシアの首都モスクワで、有意義な時間を過ごした。国家主席は、ロシアのプーチン大統領、メドヴェージェフ首相、ロシア下院（国家会議）のナルィシキン議長および上院（連邦会議）のマトヴィエンコ議長と会談したほか、ロシア国防省も訪問した。ロシアのショイグ国防相は、習国家主席をロシア軍の作戦指揮センターの視察に招待した。外国の国家元首が同センターを訪れたのは、初めて。国家主席は、モスクワにある国際関係大学で講演も行った。

　習国家主席は、就任後初の外遊でロシアを訪れた。これにより、中国はロシアとの関係を重視しているという明確なシグナルが全世界に送られた。ロシアはこれを高く評価した。プーチン大統領は会談冒頭、習国家主席の訪問は両国関係の新たなページを開くと指摘し、次のように語った。

「中国国家主席就任を心から祝福する。就任後初の外遊先にロシアを選んでくださったことに感謝する。これは、中国とロシアが両国関係の構築に大きな関心を払っていることを明確に示している。我々は最近数年間で、２カ国関係を構築するために、非常に多くのことを行った。そして、こんにち、両国関係は国際政治の重要な要素となっている。私は、尊敬する国家主席の訪問が、ロ中関係の発展に新たな強い衝動を与えると確信している。」

　訪問の枠内では、両国間のあらゆる協力の方向性に係わる一連の文書に調印がなされた。ロシアの大手銀行ＶＴＢ銀行、直接投資基金、露中投資基金、中国の投資会社は、ロシア極東におけるインフラ・プロジェクトなどへ数千億ルーブルを投資することで合意した。戦略的方向性は、従来どおりエネルギーだ。ロシアのガスプロムと中国の石油ガス企業ＣＮＰＣは、中国へのロシア産天然ガスの供給に関するメモランダムに調印した。

　習国家主席とロシアのメドヴェージェフ首相との会談の大部分は、非公開で行われた。だが、国家主席はマスコミに対し、今回の訪問について、大変満足していると伝えた。

　習国家主席は、国際関係大学で講演し、「中国の夢」の理念について次のように語った。

「中華民族の偉大な復興の実現は、新たな歴史における中華民族の最も大きな夢だ。我々はこれを『中国の夢』と呼んでいる。これは国力、民族の復興、そして国民の幸福度を高めることに関する夢だ。中華民族は、最近１００年間で、多くの困難や外部からの侵略、国内の混乱などを経験したため、平和の価値を知っている。我々は、国民の生活レベル向上のために平和を必要としている。」

　習国家主席は露中関係について、現在、ロシアほど親しいパートナー国はないとの見解を表し、露中関係の本質は、敵対することなく、永遠の友人であることだと語った。

コメント
01. 2014年5月21日 01:15:48 : 6VxyxxsCxY 中ロ首脳会談　エネルギーや安全保障で協力強化うたった共同声明 05/21 00:44 動画http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00268975.html 中国とロシアが、親密ぶりをアピールした。 習近平主席とプーチン大統領は20日、上海で首脳会談を行い、エネルギーや安全保障分野での協力強化をうたった共同声明を発表した。 20日夜の習主席が主催した歓迎パーティーでは、アジアや中東の首脳の前を、習主席とプーチン大統領が、肩を並べて入場した。 習主席は「わたしは、この会議が、各国の安全に対する脅威と挑戦に、有効な解決の道を与えると信じている」と述べた。 このパーティーで開幕した「アジア信頼醸成措置会議」で、習主席は「新たなアジアの安全保障の枠組み」を打ち出すことにしている。 20日の中ロ首脳会談のあとに発表された共同声明では、中国が、日本の歴史認識を批判する際に使う「歴史の改ざんと戦後秩序の弱体化に対抗する」という文言が盛り込まれるなど、中国の思惑に、ロシアが乗る構図がうかがえる。 両首脳はさらに、東シナ海で始まった中ロ合同軍事演習の開幕式にもそろって参加した。
02. 2014年5月21日 08:53:07 : MEJkFnPqrk ウクライナでの最大の失敗は、プーチンのロシアを中国に追いやってしまったことだろう。　中国はロシアという北方からの脅威が無くなったことで、南方への領土拡大と膨張政策に振り切ることが出来る。　オバマのアメリカは、これまでの中国融和政策を諦めなければならない。　ベトナム・フイリッピン・マレーシア・インドネシア・タイなどのアセアンが、中国に吸い込まれていくのを何としても阻止しなくてはならない。　靖国問題で日本と対立している暇などある訳はない。　日本を中心に据えて、アセアンを政治・経済的にまとめるとともに軍事的にも中国と対抗できるものにしなくてはならない。　中国に対する甘い期待など捨て去るべきだろう。　アセアンのNATO化を進め、その中心に日本を据えてアメリカ・豪州も参加し、更にはNATOとも提携することでなければ、暴発する中国を抑えることは出来ない。　これはアメリカの対中政策の180度転換というべきものだが、それに日本が対応するには憲法の改正が必要になるだろう。　集団的自衛権の容認などという憲法解釈の拡大で済む話じゃない。　アメリカの対中・対日政策の転換が本物になるかどうかで、決まってくるように思う。
03. 2014年5月21日 10:51:09 : nJF6kGWndY >ロシアと中国：永遠の友人であり、決して敵対することはない ただし、欧米覇権が永続するならばの話
04. 2014年5月21日 10:55:08 : itxcJjfa9s 中露首脳会談:「制裁は一方的」　ウクライナ情勢、連携−−共同声明 毎日新聞　2014年05月21日　東京朝刊 　【上海・石原聖、隅俊之、モスクワ田中洋之】中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領は２０日、上海で首脳会談を行い、共同声明を発表した。ウクライナ南部クリミア半島のロシア編入を受け、対露制裁を強化している欧米などに対し、両首脳は「一方的な制裁に反対する」ことで一致。中国はロシア寄りの態度をみせ、欧米との対抗姿勢を印象づけた。 　ロシアには米国主導の経済制裁に対抗する狙いがあり、中国には南シナ海や尖閣諸島での対立激化は米国のアジア回帰戦略が引き金になったとの位置づけがある。欧米などから批判を受けている中露が接近し、共闘姿勢を誇示した形だ。 　共同声明はウクライナ情勢への「深刻な懸念」も表明し、事態を打開するために国内勢力の直接対話を呼びかけた。一方で、欧米を念頭に、他国の体制転換や多国間の組織・同盟を促す動きに反対を表明し、ウクライナの北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）加盟阻止への立場を鮮明にした。 　声明は「主権保護、領土保全、安全保障などで強固な相互支援を継続する」とも明記。習氏は「両国関係の重大問題で一致した」としたうえで中露接近を「多極化世界の発展にとって必然の選択」と評価した。 　一方、両首脳は「歴史の改ざんと戦後秩序の破壊に反対する」として、来年の第二次大戦終結７０周年に記念行事を合同開催することで合意。大戦を「独のファシズムと日本の軍国主義に対する勝利」と明記し、日本を名指しした。プーチン氏は訪中前、日本の名指しを避けていたが、共同声明では明記に応じた。 　両首脳は尖閣諸島がある東シナ海で初の両国海軍の合同演習開始式にも参加し、軍事面での連携もアピール。ただ、懸案のロシアからの天然ガス供給交渉について声明は「包括的な中露のエネルギー協力を強化し、早期の供給開始に向け協力することで一致した」との表現にとどまり、首脳会談での合意は見送られた。 http://mainichi.jp/shimen/news/20140521ddm001030174000c.html
05. 2014年5月22日 11:50:20 : 1cAXsPe4Rg ロシアは経済制裁に対する当然の策として中国との接近を図って見せたと言う事だが、アメリカの親中オバマ民主党政権の対中外交が点火する可能性があり、中国としてはロシアの接近は心強いものに見えるだろう。　併しロシアは緒戦はヨーロッパの一部であり、ウクライナの情勢によって一時的にEUとの対立の形となってはいても、近い将来にはEU・アメリカとの協調路線に戻ることは間違いない。　ロシアの接近を頼みにして、南シナ海への進出を急いでいるのが帰って命取りになる可能性が大きいと思う。　欧米の連中の甘言に乗せられて反日政策をとったのは、習政権の最大の誤りだった。　今更親日路線に転じるのも難しいだろうが、このままでは国内の大多数の貧困階級の不満が爆発する可能性が高い。　それを外に向けると言うのが尖閣諸島だの南沙諸島占領だろうが、外交的にはマイナスになる。　ロシアがウクライナ問題で中国にすり寄ってきたのが、果たして長い目で見て中国の得になるものかどうか疑問だろう。

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