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マレーシア機撃墜に関する包括的陰謀論ガイド(ワシントンポスト)
http://www.asyura2.com/14/kokusai9/msg/182.html
投稿者 で爺 日時 2014 年 7 月 23 日 07:48:01: tYZleDTpDNY.U
 

原文はここ。

http://www.washingtonpost.com/news/the-intersect/wp/2014/07/18/a-comprehensive-guide-to-the-webs-many-mh17-conspiracy-theories/


マレーシア機撃墜に関する包括的陰謀論ガイド(ワシントンポスト)


大惨事に陰謀論は昔からつきものだが、インターネットはこうした探偵行為をずいぶんと容易にしたようだ。今や我々は、Reddit’s /r/conspiracy( http://www.reddit.com/r/conspiracy/ )のようなネットフォーラムや、Infowars ( http://www.infowars.com/ ) や Before It’s news (http://beforeitsnews.com/ ) などの常軌を逸したニュースサイトに事欠かない。MH17機が墜落した金曜日、24時間以内に、こうしたウェブサイトは、事件を説明する「オルターナティブ系の説」を一斉に提示してみせた。

いうまでもなく、これらの諸説は、ほとんどが理屈に合わないバカバカしいシロモノだ。陰謀論、特に、感染力が高いそのインターネットバージョンは、多くの場合、偏執的妄想と飛躍した推理、アマチュア探偵術への自己過信をつぎはぎしたパッチワークに過ぎない。(ボストン爆弾事件のあと、陰謀論サイトReddit’s を席巻した写真、赤いサークルで囲まれ、恣意的に選ばれた「確たる証拠」を示すあの一連の写真を思い浮かべて欲しい)とはいっても、これらの陰謀論をやみくもに拒否するのも愚かだろう。それが、単に「多くの人が信じているから」という理由だけからだとしてもだ。

シカゴ大学の最近の研究は、陰謀論は自らの無力感への心理的反応であるとする一方で、普段は完璧に論理的かつ正常な人間でも、陰謀論を信じ込んでしまうこと、また、成人年齢に達したアメリカ人のなんと二人に一人がそういった傾向を持つことを指摘している。

だからといって、MH17機事件の陰謀説が、本当らしく感じられるとか、不愉快でなくなるというわけではないが、陰謀論も考慮、あるいは配慮に値するとまでは言えるだろう。詰まるところ、これら陰謀論には、突拍子もない過激論者のタワゴト以上の何かがあるのだ。陰謀論とは、ある意味で、大惨事に対する「悲しみの表現の一種」なのである。(だから、最悪の場合、今から半年後に、あなた自身が、あなたの家族と陰謀論をめぐって議論を戦わせるはめになる可能性もあるわけだ。)


陰謀論その1.ある強国が第三次世界大戦を起こすためにMH17機を撃墜した

どの国の仕業かについては、ロシア、アメリカ、イスラエル、その他の西欧の国など、諸説あるが、動機に関しては共通している。航空機の撃墜は、NATOがロシアに侵攻する、あるいは、ロシアがNATOに侵攻する完璧な口実になる・・・というのがその理由である。オルターナティブ系のBefore It’s News は「これが第3次大戦を引き起こすための秘密作戦であることは、疑問の余地がない!」と断定している。一方、熱狂状態のReddit’sのサイトは、民間航空機の撃墜とNATOの軍事的侵攻を予言したかに見える17日づけのロシア人のツィートを指摘してみせた。
過激陰謀論としては、このセオリーはそれほど突拍子も無いものではない。少なくとも、「飛行機が撃墜された」という事実は認めているからだ。しかし、民間航空機への攻撃は戦争犯罪であり、また、いうまでもなく、国際社会全体を敵にまわす行為でもある。戦略的に賢いやりかたとは言いがたい。


陰謀論その2.超大国が、ガザ危機/(アメリカの)移民危機、/国際通貨の再編 /スノーデンの次のプレスリリース/(なんでもいいからここに書き込んで下さい)/・・・から注意をそらすためにMH17機を撃墜した。

こういう主張をする論者は多いが、たとえば、Reddi’sのあるコメンテーターは、このように書いている。

「今日、メディアは半狂乱だった。 彼らが大量の情報を流すときは、何かを隠そうとしているのだと言うことを、肝に銘じなければならない」

我々(彼らの言う「恐るべき主要メディア」)が隠そうとしてるその「何か」として、人気があったのは、「イスラエルのガザ侵攻」、「アメリカ−メキシコ国境の難民危機」だった。だが、おかしなことに、どちらのトピックも、新聞やネットで大々的に取り上げられていた。仮にMH17機事件が「何か」から関心を逸らすための謀略だったとして、その効果はまったく無かったと言えるだろう。


陰謀論その3.ある超大国が、エイズが人工的に作られたことを隠蔽するために撃墜した。

エイズの著名な研究者がMH17便に搭乗していたというニュースが、事件は何らかの形でエイズ研究と関連しているという幾つかのの憶説を生んだようだ。「エイズ人工ウィルス説を隠蔽するため起こされた事件かもしれない」・・・というわけだが、これも、陰謀論者の間で人気のあるセオリーである。陰謀論サイトReddi’sは、エイズ感染者で活動家だったWHOのジョナサン・マンが、16年前、やはり飛行機事故で死んだことを指摘している。この16年前の事故も陰謀論者の憶測を呼んだが、数百億ドルを投じた4年間の調査の結果、電気系統から出た火が可燃物に燃え移ったことが原因だという結論が出ている。


陰謀論その4.ウクライナが、プーチン大統領を暗殺しようとした

この噂の出所は、ロシアの国営通信社インターファックスであり、そこからアメリカに浸透した。インターファックスによれば、プーチン大統領の専用機はMH17とほぼ同じ時刻に同じルートを飛び、飛行機のサイズや色合いも似ていたのだという。この情報が「撃墜事故はプーチン暗殺を目的といたが誤爆に終わったのだ」という憶測を生んだ。ブロッガーのLada Rayは何と「全て大文字で」(笑)こう書いている。

「事件は、ラテンアメリカからの帰途にあるプーチン大統領が乗った航空機を撃墜しようという意図的な試みだった」

しかし、やはり国営のロシアテレビ ( http://rt.com/news/ ) は、このあとすぐ、インターファックスの情報を否定している。プーチン大統領の専用機は紛争が始まってからウクライナ上空を飛んだことはないし、事件当日の木曜日も、指摘されているようなルートを飛んでいない。(注 プーチン大統領は、その日、ブラジルからモスクワに戻る途中だった)

 関連記事http://rt.com/news/173672-malaysia-plane-crash-putin/#.U8gaF3RWK9k.twitter


陰謀論その5.MH17機は撃墜されていない

これは、第三次世界大戦誘導説の亜種である。Youtubeの有名な陰謀論ブロッガーDHABOO77(この人は、フランシス法王から結核まで、あらゆることに憶説の「爆弾を落とす」ことを専門としている)の主張によれば、MH17機は航路を変えられてウクライナ東部に達し、そこで機内に仕掛けられた爆発物により爆破されたのだという。このセオリーでは、ウクライナ(もしくはロシアかアメリカ、または他の誰かが)が、MH17を墜落させ侵略行為の口実にしようとしたということになる。

このブロッガーの主張の一番の根拠は、MH17機が空中ではなく、地上で爆発するさまを捉えた一連のダッシュカムビデオの映像である。(「映画や漫画で、何回となく飛行機が墜落するシーンを見ただろ」・・・こう彼は言うのだが、どうやら彼は、漫画の墜落シーンが常に重力の法則に従っていると思っているようだ)航空関係の専門家によれば、ミサイルが飛行機に当たっても、胴体に命中しなければ、機体が地上に落ちて爆発することもあるのである。


陰謀論その6.本当は、MH17機は出発していない

ほとんどめちゃくちゃな陰謀論サイトであり、「啓蒙サイト」(笑)として人気のあるNesara News ( http://www.nesaranetwork.com/ ) 「フライトをキャンセルされた」と主張している。その理由は、レーダー情報サイトFlightRader24.Com( http://www.flightradar24.com/ )が、リストにそう記しているからだという。(もちろん、このサイトが言及しているのは、モスクワでの着陸がキャンセルされたということで、離陸についてではない)Nesara Newsは、気の毒なことに、爆発された機体がMH17でなければどの機体だったのか究明する努力を今も続けている。いずれにしろ彼らは、暫定的な仮説を持ちえたわけだが・・・。


陰謀論その7.MH17はMH370だった!

機体はどちらともボーイング777だ。そして、今年3月に行方をたった機体はまだ発見されていない。Above Top Secret( http://www.abovetopsecret.com/ )フォーラムのある投稿はこう主張している。

「航空機がアムステルダムから出発したのは事実だ。しかし、これは航空機がMH17であることの証明にはならない。MH370に爆弾をしかけ爆破された可能性がある」

この機体入れ替わり説も、第三次世界大戦への誘導が動機とされる。

しかし、イルミナティウオッチャーは、さらに秀逸なアイデアを持っている。MH370機は、エイリアンか、あるいは、宇宙渦に呑み込まれ、ウクライナ上空に吐き出されたというのだ。(ウォッチャー自身が認めていることだが、この説は、短期で打ち切られたテレビシリーズ、The Event のブロットに良く似ている)念のため言っておくと、入手できる全ての証拠が、MH370機は、インド洋のどこかに眠っている事を示唆している。


陰謀論その8.イルミナティの仕業だ

これはほぼ定説と言っていいだろう。大惨事も、テレビドラマに与えられる賞も、イルミナティがほぼ毎回、関与している。イルミナティウォッチャーは、MH17機に関しても、多くの情報を握っている。MH17の機体は、ボーイング777である。1997年7月17日に初めて飛行し、17年間就航した。世界制覇を企むあの神秘的なオカルト集団、イルミナティにとって、これらの数字は重要な意味を持つ。そういう事を信じている人にとっては・・・ではあるが。洞察を深めるためだろうか、イルミナティウオッチャーたちは、IMF総裁クリスティーヌ・ラガルドの最近の演説や、人気ラッパー、ケンドリック・ラマーの昨年のコンサートにもオカルト的なメッセージを読み取って、ご満悦のようすである。The Conspiracy Zone( http://theconspiracyzone.podcastpeople.com/ )はビヨンセを悪魔の使いと糾弾する一方、こう出張している。

「この事件は、明白にアンチクリストと新世界秩序を招き入れるためのイルミナティの新たな謀略である」

懸命に答えを見つけようとする事は、人間の本性だ。とりわけ、答えが見つかりそうも無い状況の時には・・・。しかし、野暮を承知であえて言うならば、上に挙げたようなシロモノは答えとは言わないだろう。
 

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コメント
 
01. 2014年7月23日 08:01:10 : cYCv6pUP0M
数百億ドル→数百万ドル 訂正、失礼。

投稿者


02. 2014年7月23日 08:15:43 : jXbiWWJBCA
陰謀論の大部分が誤りであるのは間違いないですが、「アメリカ−メキシコ国境の難民危機」はほとんど日本では無視されていますね

http://biglizards.net/strawberryblog/archives/2014/07/post_1616.html
無制御な米メキシコ国境、未成年越境者続出で大混乱

独裁者オバマ王の陰謀 , 移民問題
もう過去二年に渡り、メキシコと国境を接するカリフォルニア、テキサス、アリゾナといった州は、まるで無防備な国境を越境してくる未成年者の数にお手上げ状態だ。オバマ政権になってから連邦政府は国境防備に全く興味を示さないどころか、かえって違法移民の流入を歓迎するような態度を取っているため、メキシコを通じて入って来る違法移民が後を断たない。しかも最近になって、オバマはすでに国内に居る違法移民全員に恩赦を与え、永住権及び市民権を与えようと言い出したため、恩赦が出る前に入国してしまおうという外国人が国境に殺到。特に未成年への恩赦が出やすいという噂が南米に吹き捲くったため、乳飲み子も含む未成年の密入獄者が急増した。この噂がオバマ政権がわざと流したと言う話もある。

アメリカ人はもともと難民は寛大に受け入れる傾向があるので、何百キロという砂漠を超えて来た年端もいかない子供達を無下に追い返すことも出来ない。かといって大量に流入する違法移民を制限もなく受け入れるような余裕は地元にはない。

子供達はきちんとした予防注射を受けたような文明国出身ではないので、アメリカでは死に絶えた聞いた事もないような伝染病をもっていたりシラミだらけだったり衛生上でも大問題であるばかりでなく、難民に混じって凶悪なメキシコギャングやアルカイダのようなイスラムテロリストなども入り込んで来ている。このままではメキシコ内でおきている麻薬暴力団カーテルのおそろしい暴力が国境を超えて流れ込んで来るのは時間の問題。イスラムテロリストの集団もどこで隙を狙っているのか解った物ではない。

さて、連邦政府は国境の州に収容された違法移民たちをバスや飛行機に乗り分けて、あちこちの市に地元政府の許可もなくばらまき始めた。

カリフォルニアのマリエッタ市では、何台というバスを連ねてやってきた違法移民のバスを地元市民たちが追い返すという事件が起きた。

違法移民の保護地に選ばれたミシガン州のバッサー市では、地元小学校で開かれた集会に300人を超す地元市民が殺到。ほとんどの市民が違法移民の保護に反対。連邦政府はこれは一時的なものだとしているが、市民は政府を全く信じていない。あったりまえだ!

先日オバマ王はこれらの違法移民を援助するために国税予算の37億ドルをあてがう提案をした。なんで違法移民のために我々の血税が無駄使いされなければならにのだ、と国民はカンカン。

しかも先日オバマは問題の起きているテキサス州で政治献金の集金運動を行い、ペリー知事との会談すら断ろうとしたくらい。これには自民党からも批判が出て、いちおう形だけの会談はしたものの、国境訪問はせず、支持者主催のパーティでビールのジョッキグラスを片手にビリヤードをしている姿が新聞にでかでかと載った。まるで国民の苦しみなど興味がないといった態度がみえみえである。

オバマ王は国境を守る気が全くない。違法移民に市民権を与えて民主党有権者を増やそうという目的なのだという人もある。だが、このあまりに無法なやりかたには既存の民主党支持者達もかなり腹を立てている。違法移民恩赦をごり押しすれば、民主党は次の選挙で議席を大量にうしなって多数派でなくなるかもしれない。そうなったら元も子もないのではないか?

いったいオバマはアメリカをどれだけ破壊すれば気が済むのか?

July 13, 2014, 現時間 3:44 PM

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下記投稿者名: oldman

日本の民主党とオバマはよく似ているというのが我が国での一般的な評価のようです。オバマがいなくなるまでまだ2年半もあるんですね。困ったものです。

オバマの外交は支離滅裂で、シリア、クリミアで無能ぶりをさらけ出しました。中国とは話し合いでなんとかなると思っているようですが、全くの認識不足。中国こそ本物のならず者国家であり、話し合いは無駄です。

リベラルと呼ばれる連中の頭を支配しているのは人道、平等、博愛といった偽善であり(ちょっと言い過ぎかも)、一方ではグローバリズムと称するウオール街が儲けるためのシステムを世界に広げ、貧富の格差を拡大しようとしています。
アメリカでも貧富の格差拡大が著しいようですが、その原因がグローバリズムであることに、みなさんお気づきではないようですね。
上記投稿者名: oldman [TypeKey Profile Page] 日付 July 13, 2014 11:23 PM

下記投稿者名: 苺畑カカシ

oldmanさん、本当にオバマの外交はめちゃくちゃです。アメリカが弱いと世界がどうなるかということがしみじみと解りますね。今回のマレーシア航空機撃墜もアメリカがたよりにならないから起きたのでしょう。オバマはくちばっかり何もしないとプーチンに足下を見られてますからね。


03. 2014年7月23日 08:31:45 : jXbiWWJBCA
http://www.newsweekjapan.jp/stories/business/2012/10/post-2734.php
国境に押し寄せる、不法移民の子供たちの波
2014年07月10日(木)12時58分
 
 ここ数カ月、アメリカの南部国境は異常な状況に陥っています。不法移民の流入が止まらないのはもう何十年も前からですが、現状は前代未聞と言って良いでしょう。身分を証明する書類を持たない子供が、子供だけで毎日何百人も国境を越えてくるのです。年に換算すると5万人以上という異常なペースです。

 アメリカの南部国境というと、その向こう側はメキシコになりますが、この子供たちがメキシコ人だと判明すれば、問題は比較的簡単です。簡単な手続きで国境の向こうに強制送還することになるからです。メキシコ政府も、こうした措置に関しては了承しています。

 問題は、この子供たちがメキシコ人ではないということです。彼らはどこから来るのかというと、中米の主としてエルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラスの3カ国の出身のようです。この3カ国からは、メキシコのアメリカとの国境地帯まで、飛行機やバスの「ルート」があり、コンスタントに子供たちが送られてくるのです。

 どうして子供たちは母国を脱出してくるのでしょうか? それは、この3カ国の治安が極端に悪化しているからです。例えば、ホンジュラスの場合ですが、2012年の一年間で殺人の件数は7172件(在ホンジュラス日本大使館のHPによる)となっており、人口が747万人である同国の場合は、10万人当たりの殺人事件被害数は96人と、世界第1位の水準。更に都市圏ではこの数字は倍近くになるという悲惨な状況になっています。

 どうしてこの中米諸国の治安が悪化しているかというと、例えばホンジュラスの場合は政情が不安定で、さらにハリケーンの被災といった問題から復興が進まない中、メキシコなどから「麻薬マフィア」が流入してきているからだと言われています。この麻薬マフィアのために治安が悪化し、同じ麻薬マフィアたちが不安を抱えた親の弱みにつけこんで、「1人50万円から80万円で子供を安全にアメリカへ亡命させる」というビジネスを行っているのです。

 実際はオンボロの飛行機やバスで、子供たちをメキシコのアメリカ国境地帯に送るだけで、金のほとんどはピンハネされるようです。ですが、いずれにしても、このまま母国に留めておいて殺される危険よりはマシという考えから、多くの親が金を払って子供を「業者」に託すという構図があるわけです。

 アメリカは対応に苦慮しています。特に問題が集中しているのがテキサス州で、大統領候補にもなったリック・ペリー知事は「連邦政府の無策が原因」だとして、カンカンなのですが、だからといって「人道上の被害者」とも言える子供たちを、即時強制送還させるわけにもいきません。

 アメリカはこうした人道上の問題に関しては、それなりの法制が出来ていて、「亡命者として認められるような直接的な迫害を受けたか?」といった認定を、裁判所で行うようになっています。その場合に、通訳や弁護士はアメリカ政府が国選でつけることになっていますし、判決が下りるまでは衣食住を保障された施設に収容することにもなっています。その際に子供たちの世話をする無償ボランティアなどの支援組織もとりあえず機能しています。

 問題は、怒涛のように押し寄せる子供たちの「波」に対して、こうした「人道的な対応」がパンクしているということです。収容施設は常に一杯であるため、国境地帯からかなり離れたところまで、子供たちを移動させて収容するなど、綱渡り的な状況が続いています。

 これに対してオバマ大統領は、総額37億ドル(約3700億円)の緊急予算措置を提案しています。内容は、「不法移民ができるだけ国境を越えないような警備体制」「子供たちが入ってきた場合の移送費、裁判コスト、健康管理コスト」などの総額だというのです。

 共和党はこのオバマの提案に対して、「不法移民は全員が合法化」されるとか「不法移民の高校生を合法化して大学に行かせる」といった「甘い」政策を提案して、中米の人々に誤ったメッセージを送っているとして、問題がオバマ政権の対応にあると主張しています。

 では、共和党は昔のように「不法移民は犯罪者」だから「追放せよ」などという単純な主張ができるかというと、これだけ巨大になってきたヒスパニック票を意識すると、もうできないわけです。

 ジェブ・ブッシュ氏(ジョージ・W・ブッシュ元大統領の弟で元フロリダ州知事、共和党の大統領候補として最有力の1人)なども「不法移民の犯した不法行為は、家族の生活向上を願ったものであり、同じ犯罪でも凶悪犯とは違う」と発言しています。以前なら「真正保守にあるまじき」態度だと叩かれたかもしれませんが、現在の共和党支持者はこうした立場にも理解を示しています。

 ですから、共和党としては現状に対して別段に冷酷であるわけではありません。何らかの解決をしなくてはいけないことは分かった上で、「オバマ叩き」の材料になるのなら、ということで色々文句を言っているわけです。

 ちなみに、この問題とは別に「アメリカに来て年月の経過した不法移民の合法化」という問題については、一時は与野党合意が成立しかけました。ところが、共和党側のキーパーソンだったカンター下院院内総務が、先月の予備選で落選してしまい、次の中間選挙に出馬できなくなったことで、見通しは消えてしまっていました。これに加えて、今回の「子供の亡命者があふれる」という問題で、すっかりこの「移民問題の解決」は宙に浮いた形になっています。

 オバマ政権としては「元から断たねばダメ」ということで、バイデン副大統領がホンジュラスなど問題の国々を訪問して協議をしています。「安易に移民受け入れをしてもらえる」というような「デマ」の払拭につとめる一方で、麻薬マフィアの暗躍を抑えるよう各国首脳に依頼して回ったのですが、効果の程はわかりません。

 そんな中、7月9日には、この問題をペリー知事と協議するために、オバマ大統領はテキサスに来ました。ですが、報道によれば問題の「国境地帯」を視察することは止めたようです。

 抜本的な解決策のない問題だけに、「可哀相な子供たちとオバマ」などという写真を撮られてそれがメディアに流れると、その映像が契機となって何らかの「いい方向」が見えてくる可能性は薄いわけです。その意味で現場へ行かないという判断は理解できるのですが、そうした姿勢も「叩こうと思えば叩ける」わけで、オバマの苦悩は深まるばかりといった状況です。

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04. 2014年7月23日 21:05:22 : cYCv6pUP0M
私もよく知らなかったけど、大変なことになっているようですな。

前の選挙は、オバマはヒスパニック票で勝ったようなものだから、いったん口に出したことを引っ込めるのは難しいでしょうね。しかし、一方で、このまま子供たちの流入が続けば、対処不能な状況になることも分かっている。リベラル系の支持者と、政策上の要請の間で、オバマ自身が股さき状態になってるんじゃないですかね。


05. 2014年7月24日 01:05:27 : fmoA3dDfts
>陰謀論には、突拍子もない過激論者のタワゴト以上の何かがあるのだ。

マレーシア機撃墜に関する包括的陰謀論ガイド(ワシントンポスト)は実際のところ大変良く考え出された論であって、いろいろな観点から有りそうな筋立てを良くぞここまで思いついたと評価したい。

ただ、不審な点はわずか事故から数日の内に新聞で発表されたという点である。ここに作為はないのか。何か怪しい感じがする。

この記事自身が事故前から事前に周到に用意されたからこそ、このように短期間の内に公になったのではないかという疑惑だ。

目的はこの中のどれかまたは複合して真実があって、それをまとめて陰謀論として掲げて笑いの対象にして人々の関心を反らそうとしている策謀なのではないか。

ひとつひとつ 証拠と照らし合わせて考察が必要であって、決して軽視してはならないと思う。


06. 2014年7月24日 03:56:12 : Qk0z0gVGLY
米国はこういった陰謀論を打ち破るべく、自分たちが持っている証拠を
公表するしかない。ん?まだ公表していない?なにやってるんだ?
陰謀論が真実であることを裏付けたいのか?

陰謀論の広がりを助長しているのはアメリカ政府自身なのかもしれんなw


07. 2014年7月24日 06:45:03 : DfDMPj9LDc
陰謀論じゃなくて、本当のことだろ 。
さっさと証拠出せ、米国よ!

08. 2014年7月24日 07:43:32 : CQ9n15woH2
この記事自体が単純な誤解と事実を同列に並べて真実を見過ごすようにしむける作りで陰謀の一環だ。即座に陰謀と見抜かれたので火消しをしている。日本人も放射能問題で間近に見て記憶に新しいのではないか。

パレスチナ侵攻から国際社会の目を反らす目的があったことはまず疑いない。
今後MH17の調査の話題でガザでの虐殺は脇に追いやられるだろう。


09. 2014年7月24日 08:30:13 : cYCv6pUP0M
この中で、プーチン暗殺未遂説だけは、「単なる陰謀論として、片付けるのはどうかな?」・・・と思わせるね。
RTが打ち消す報道をしているといっても、ソースはGazette で、それを引用しているだけだし。ま、ああいう状況で、大統領専用機がウクライナの’上空を飛ぶとも思えんし、インターファックスの報道よりも信憑性はあるのだが・・・。

今までの報道で、「なぜマレーシア機だったのか」を説明する情報が出てきてないのよな。報道によれば、一日何百機と同じ航路を飛んでたわけでしょう。親ロシア派が撃墜したのだとしても、なぜMH17だけが誤認され、攻撃の対象になったのかが分からない。「プーチン暗殺説」ならば、この点はとりあえず説明できるわけね。

で爺


10. 2014年7月24日 11:15:07 : fmoA3dDfts
>「なぜマレーシア機だったのか」を説明する情報


「ホームラン」─電子的ハイジャック
ジョー・ヴァイアルズ


http://eharagen.sun.macserver.jp/joe_vialls.html


1990年代初頭には、ヨーロッパの主力航空会社が、ホームランの情報を入手し、彼等の航空機が、権限もなく、アメリカ人により「救出」されるかもしれないと深刻に受け止めていた。したがって、この航空会社は、自社の航空機群からアメリカ製のフライトコントロールコンピュータを完全に取りはずし、自国製のものに交換した。概算で、米国内とそれ以外の地域の約600機が、いまだに対処できておらず、いつでもさらなる攻撃に使用できる状態にある。すべての航空機を安全にするためには、フライトコントロールコンピュータを取りはずし、交換する必要があるが、莫大な金がかかり、航空会社は倒産してしまうから、それもできない。時間もない。アメリカの軍事分野のもっとも革新的な対ハイジャック手段は、いまや、アメリカの国家安全に対する最大の脅威となってしまった。


-------------


マレーシア機が自国製のものに交換するほどの経済的余力がなかった可能性大。


11. 2014年7月24日 23:25:28 : Wr5cvCffrE
くだらねえ、つまらねえ
ワシントンポストって、アメリカ版ゴミ売り新聞ですか?

だいたい、主語、述語がバラバラで、誰が何を言っているのか、さっぱりわからん
東大論法というのか、ユダヤ論法というのか知らんが、読み手を混乱させようという「悪意」すら感じさせるな
どうでもいいが、こんな酷い文章は初めて見たわい

ところで、大統領のオバカさんが、ドヤ顔で「証拠がある」と言いましたが、どうなりました?
また、ウソついたんですか?w


12. 2014年7月25日 00:13:06 : cYCv6pUP0M
いや、それは、ワシントンポストがというよりも、訳が悪いのよ。噛み砕いて訳すと結構時間かかるからね。片手間仕事なので、ご容赦。

別にたいしたコラムではないが、具体的に陰謀論サイトの名を挙げて発言を引いているとおろが良かった。挙げられているのは、阿修羅の兄弟みたいなサイトなんだけど(笑)、あちらの方がオリジナリティがあるね。アッシラ氏みたいに自分で分析して書いている人が多いのよ。単なる記事の引用ではなくね。

それでは


13. 2014年7月25日 01:42:29 : TGgfYEbPRU
>>陰謀論その1.ある強国が第三次世界大戦を起こすためにMH17機を撃墜した
第三次大戦の拠点なり地盤固めなら有り得る・・・。


>>陰謀論その2.超大国が、ガザ危機/(なんでもいいからここに書き込んで下さい)/・・・から注意をそらすためにMH17機を撃墜した。
シェール採掘の為にはドネツク・ルガンスクの住宅地が邪魔だからロシアの親ロ派支援を排除するのが一つ・・・。
真の目的は東部地区住民の排除・・・。


>>陰謀論その3.ある超大国が、エイズが人工的に作られたことを隠蔽するために撃墜した。
搭乗者として確認された研究者は数人程度・・・。
会議が目的なら MH370 をオーストラリアに突っ込ませる・・・。


>>陰謀論その4.ウクライナが、プーチン大統領を暗殺しようとした
情報システムフル活用してる軍事大国に対して取る行動としては考えにくい・・・。
反撃 = 弾道核ミサイルの洗礼 を認識出来無い国は無いだろう・・・。


>>陰謀論その5.MH17機は撃墜されていない
異なる墜落映像でも出て来れば別だが、出て来てる範囲の映像からするとコックピットに爆弾仕掛けない限り似た様な墜落形態は取れないだろう・・・。
親ロ派がコックピット切断して部品持ち出してるってな報道が有ることからすると、コックピットは吹き飛んでいない・・・。


>>陰謀論その6.本当は、MH17機は出発していない
出発はしている・・・。
frightrader サイトが示してるのは「着陸」がキャンセルされたってこと・・・。


>>陰謀論その7.MH17はMH370だった!
墜落直後の遺体の腐敗ってのもソースとして出てるから否定は出来無いと思う・・・。
どっかで使われるのは疑って然るべき・・・。
ヤングシャーロックに出て来たネタそのものだからびっくりした・・・過去の事実ネタだったのかもね・・・。
発案はイギリスの情報機関だね・・・。


>>陰謀論その8.イルミナティの仕業だ
ウクライナ・親ロ派・アメリカ・ロシア・・・。
いずれの国も誰が撃墜したのかについて、防空システムの配備状況・戦闘機の行動・追尾中のミサイルの存在・ミサイルの爆発による熱源で論じてる・・・つまり、ミサイルがどこから発射されたかの探知情報を公開していない・・・。
防空レーダーの照射を探知出来てるってことはミサイル発射の熱源探知も出来てるはずだよね・・・。
シリアの時もそうだったけど、誰がやったか特定せずに幕引き計ろうとしてるってことは、国や過激派・テロリストでは無いサードパーティーの仕業って可能性は高いよね・・・。


14. 2014年7月25日 08:29:18 : cYCv6pUP0M
新たな説が出てきた。

「ウクライナの爆撃機が空爆後に、MH17の機体の後ろに回りこんだ。そのため、親ロ派が放った地対空ミサイルが、マレーシア機にあたった」

というもの。

つまり、ウクライナは卑劣にも民間航空機を「人間の盾」につかった!・・・という説ね。

これは、「ハマスが民間人を人間の盾に使っている」というイスラエルの主張に微妙に呼応する、かなり秀逸な説だな(笑)


15. taked4700 2014年7月25日 09:35:14 : 9XFNe/BiX575U : lRNDX63mHk
自分としては地対空ミサイルも使われていず、当然ウクライナ空軍機も出ていなかったと思います。理由は簡単で次の2点です。

1.マレーシア機が撃墜されて落下する場面のビデオには地対空ミサイルの航跡が写っていなかった。

2.地上の遺体や瓦礫の様子があまりにも不自然。つまり、1万メートルの上空で撃墜され、それが落下してきたものには全く思えない。ある程度機体がバラバラになって落下すれば、相当なスピードで地面に激突するので、周囲の草などは相当に影響を受ける。遺体は機体と一緒に落下したとしても相当な損傷を受ける。ところが、機体の部分品はまるでトラックから降ろされたように周囲の草の痛みがないままだし、遺体についてもあまり痛みがない。少なくとも手足はそのままであり、胴体が分離されてもいない。とてもじゃないが、1万メートルの高度で起こった航空機事故とは思えない。

動機は何かですが、関係者の多くが核保有国であり、原発廃炉を迫られていることから、核廃棄物処分が多分最終的な狙いであろうと推測しています。ただ、具体的にどう実現しようとしているのかはよく分かりません。


16. taked4700 2014年7月25日 10:01:45 : 9XFNe/BiX575U : lRNDX63mHk
いろいろと陰謀論の目的・動機が説明されていますが、どれも違うと思います。それを一つ一つ具体的に述べてみたいと思います。

>陰謀論その1.ある強国が第三次世界大戦を起こすためにMH17機を撃墜した

>どの国の仕業かについては、ロシア、アメリカ、イスラエル、その他の西欧の国など、諸説あるが、動機に関しては共通している。航空機の撃墜は、NATOがロシアに侵攻する、あるいは、ロシアがNATOに侵攻する完璧な口実になる・・・というのがその理由である。オルターナティブ系のBefore It’s News は「これが第3次大戦を引き起こすための秘密作戦であることは、疑問の余地がない!」と断定している。一方、熱狂状態のReddit’sのサイトは、民間航空機の撃墜とNATOの軍事的侵攻を予言したかに見える17日づけのロシア人のツィートを指摘してみせた。
過激陰謀論としては、このセオリーはそれほど突拍子も無いものではない。少なくとも、「飛行機が撃墜された」という事実は認めているからだ。しかし、民間航空機への攻撃は戦争犯罪であり、また、いうまでもなく、国際社会全体を敵にまわす行為でもある。戦略的に賢いやりかたとは言いがたい。

 *世界大戦は、現状では成立しません。核保有国がインドやパキスタンにまで拡大し、原発保有国は日本、台湾、韓国、ヨーロッパ諸国など数多くあるため、大規模な戦乱は地球規模の放射能汚染を引き起こすため、無理なのです。また、インターネットの普及などで、情報収集やマインドコントロールが相当程度にまでできるので、世界大戦のようなことをやらずとも同等の結果を得ることが出来ると考えているはずです。

*****************

>陰謀論その2.超大国が、ガザ危機/(アメリカの)移民危機、/国際通貨の再編 /スノーデンの次のプレスリリース/(なんでもいいからここに書き込んで下さい)/・・・から注意をそらすためにMH17機を撃墜した。

>こういう主張をする論者は多いが、たとえば、Reddi’sのあるコメンテーターは、このように書いている。
>「今日、メディアは半狂乱だった。 彼らが大量の情報を流すときは、何かを隠そうとしているのだと言うことを、肝に銘じなければならない」
>我々(彼らの言う「恐るべき主要メディア」)が隠そうとしてるその「何か」として、人気があったのは、「イスラエルのガザ侵攻」、「アメリカ−メキシコ国境の難民危機」だった。だが、おかしなことに、どちらのトピックも、新聞やネットで大々的に取り上げられていた。仮にMH17機事件が「何か」から関心を逸らすための謀略だったとして、その効果はまったく無かったと言えるだろう。

 *この狙いはあったと考えています。マスコミ報道は必ずその国の内部向けであり、それぞれの国でそれぞれの事情があり、世界的な事件を使って国内世論を動かすことが出来ます。上の引用文にある「その効果はまったく無かった」というのは、例えばアメリカ国内でマレーシア機の撃墜事件が世論操作にあまり効果がなかったという意味のはずで、現代の陰謀が国際的な舞台で起こされていることを失念しています。
*************

>陰謀論その3.ある超大国が、エイズが人工的に作られたことを隠蔽するために撃墜した。

>エイズの著名な研究者がMH17便に搭乗していたというニュースが、事件は何らかの形でエイズ研究と関連しているという幾つかのの憶説を生んだようだ。「エイズ人工ウィルス説を隠蔽するため起こされた事件かもしれない」・・・というわけだが、これも、陰謀論者の間で人気のあるセオリーである。陰謀論サイトReddi’sは、エイズ感染者で活動家だったWHOのジョナサン・マンが、16年前、やはり飛行機事故で死んだことを指摘している。この16年前の事故も陰謀論者の憶測を呼んだが、数百億ドルを投じた4年間の調査の結果、電気系統から出た火が可燃物に燃え移ったことが原因だという結論が出ている。

 *一定の陰謀には唯一の目的があるわけではなく、副次的な狙いがいろいろとあるものです。「エイズの著名な研究者」の暗殺がその副次的な狙いになっていたとしても特に不思議はないでしょう。更に、その「エイズの著名な研究者」が本当に発展途上国の人びとに助けになっていたかどうかも本当はかなり判断が難しいと思います。
*********************

>陰謀論その4.ウクライナが、プーチン大統領を暗殺しようとした

>この噂の出所は、ロシアの国営通信社インターファックスであり、そこからアメリカに浸透した。インターファックスによれば、プーチン大統領の専用機はMH17とほぼ同じ時刻に同じルートを飛び、飛行機のサイズや色合いも似ていたのだという。この情報が「撃墜事故はプーチン暗殺を目的といたが誤爆に終わったのだ」という憶測を生んだ。ブロッガーのLada Rayは何と「全て大文字で」(笑)こう書いている。
>「事件は、ラテンアメリカからの帰途にあるプーチン大統領が乗った航空機を撃墜しようという意図的な試みだった」
>しかし、やはり国営のロシアテレビ ( http://rt.com/news/ ) は、このあとすぐ、インターファックスの情報を否定している。プーチン大統領の専用機は紛争が始まってからウクライナ上空を飛んだことはないし、事件当日の木曜日も、指摘されているようなルートを飛んでいない。(注 プーチン大統領は、その日、ブラジルからモスクワに戻る途中だった)
>関連記事http://rt.com/news/173672-malaysia-plane-crash-putin/#.U8gaF3RWK9k.twitter

 *これは今回の一連の噂の中でも出色のものです。本当に笑ってしまいました。プーチン氏は西側のリモコンが付いていて、西側諸国にしてみればまだまだ活躍を期待している人間です。そんな人を暗殺するわけがありません。ソ連崩壊とロシアの成立の過程をもう一度振り返ってみるべきです。
***************************

>陰謀論その5.MH17機は撃墜されていない

>これは、第三次世界大戦誘導説の亜種である。Youtubeの有名な陰謀論ブロッガーDHABOO77(この人は、フランシス法王から結核まで、あらゆることに憶説の「爆弾を落とす」ことを専門としている)の主張によれば、MH17機は航路を変えられてウクライナ東部に達し、そこで機内に仕掛けられた爆発物により爆破されたのだという。このセオリーでは、ウクライナ(もしくはロシアかアメリカ、または他の誰かが)が、MH17を墜落させ侵略行為の口実にしようとしたということになる。
>このブロッガーの主張の一番の根拠は、MH17機が空中ではなく、地上で爆発するさまを捉えた一連のダッシュカムビデオの映像である。(「映画や漫画で、何回となく飛行機が墜落するシーンを見ただろ」・・・こう彼は言うのだが、どうやら彼は、漫画の墜落シーンが常に重力の法則に従っていると思っているようだ)航空関係の専門家によれば、ミサイルが飛行機に当たっても、胴体に命中しなければ、機体が地上に落ちて爆発することもあるのである。

 *自分も撃墜されてはいないと思っています。理由は多々あります。地対空ミサイルにしてもSU25機にしても、一定の不確実性があり、ウクライナの一定の地域で撃墜できるかどうかが確定しないこと。残骸が1万メートルの高度から落下したものに思えないこと。遺体があまり損傷がないこと。機体が地面に激突すれば、ふつうは即時に爆発炎上するはずなのに、10秒以上爆発までにかかっていたことなどです。
*******************

>陰謀論その6.本当は、MH17機は出発していない

>ほとんどめちゃくちゃな陰謀論サイトであり、「啓蒙サイト」(笑)として人気のあるNesara News ( http://www.nesaranetwork.com/ ) 「フライトをキャンセルされた」と主張している。その理由は、レーダー情報サイトFlightRader24.Com( http://www.flightradar24.com/ )が、リストにそう記しているからだという。(もちろん、このサイトが言及しているのは、モスクワでの着陸がキャンセルされたということで、離陸についてではない)Nesara Newsは、気の毒なことに、爆発された機体がMH17でなければどの機体だったのか究明する努力を今も続けている。いずれにしろ彼らは、暫定的な仮説を持ちえたわけだが・・・。

 *出発していない可能性は自分も強いと考えています。最初に起こったマレーシア機の行方不明事件でも出発していない可能性が強い。理由はいろいろあります。
******************

>陰謀論その7.MH17はMH370だった!

>機体はどちらともボーイング777だ。そして、今年3月に行方をたった機体はまだ発見されていない。Above Top Secret( http://www.abovetopsecret.com/ )フォーラムのある投稿はこう主張している。
>「航空機がアムステルダムから出発したのは事実だ。しかし、これは航空機がMH17であることの証明にはならない。MH370に爆弾をしかけ爆破された可能性がある」
>この機体入れ替わり説も、第三次世界大戦への誘導が動機とされる。
>しかし、イルミナティウオッチャーは、さらに秀逸なアイデアを持っている。MH370機は、エイリアンか、あるいは、宇宙渦に呑み込まれ、ウクライナ上空に吐き出されたというのだ。(ウォッチャー自身が認めていることだが、この説は、短期で打ち切られたテレビシリーズ、The Event のブロットに良く似ている)念のため言っておくと、入手できる全ての証拠が、MH370機は、インド洋のどこかに眠っている事を示唆している。

 *まあ、「宇宙渦」の可能性については置いておいて、MH370便の機体が分解されて今回のでっち上げに使われたのは事実だと考えています。
**********************

>陰謀論その8.イルミナティの仕業だ
>これはほぼ定説と言っていいだろう。大惨事も、テレビドラマに与えられる賞も、イルミナティがほぼ毎回、関与している。イルミナティウォッチャーは、MH17機に関しても、多くの情報を握っている。MH17の機体は、ボーイング777である。1997年7月17日に初めて飛行し、17年間就航した。世界制覇を企むあの神秘的なオカルト集団、イルミナティにとって、これらの数字は重要な意味を持つ。そういう事を信じている人にとっては・・・ではあるが。洞察を深めるためだろうか、イルミナティウオッチャーたちは、IMF総裁クリスティーヌ・ラガルドの最近の演説や、人気ラッパー、ケンドリック・ラマーの昨年のコンサートにもオカルト的なメッセージを読み取って、ご満悦のようすである。The Conspiracy Zone( http://theconspiracyzone.podcastpeople.com/ )はビヨンセを悪魔の使いと糾弾する一方、こう出張している。
>「この事件は、明白にアンチクリストと新世界秩序を招き入れるためのイルミナティの新たな謀略である」
>懸命に答えを見つけようとする事は、人間の本性だ。とりわけ、答えが見つかりそうも無い状況の時には・・・。しかし、野暮を承知であえて言うならば、上に挙げたようなシロモノは答えとは言わないだろう。
 
 *陰謀は誰かが計画するものであり、その意味で誰かが背後にいるのは確実です。ただ、「イルミナティ」のような存在を挙げてもあまり意味はないと思います。それよりも現実の脅威である、核廃棄物と原子炉廃炉の問題を考えるべきだと思います。


17. 2014年7月25日 20:33:53 : r3pqrbifJo
素朴な疑問です。なぜマレーシアの民間航空機が紛争地の「ウクライナの東部上空地帯」を飛んだのでしょうか「雲隠れした3月のマレーシア370便はその後どうなつたのですか?もう昔のこととして忘れるのでしょうか」。東部地域上空はウクライナの軍用機でも次々と撃墜されている上空地帯であることは承知していたはず、わざわざそんな危険な上空を飛ばなくても多少燃料費が高くついても100%安全な空を飛ぶ方法が探せばあつたはずこの辺が疑問で不思議です。恐ろしい陰謀説は話としては真夏の怪談なみに面白いが実証は難しくわたしには信じれれない。

18. 2014年7月25日 20:53:37 : cYCv6pUP0M
>このサイトが言及しているのは、モスクワでの着陸がキャンセルされたということで、離陸についてではない

あ、モスクワって書いてる。クアラルンプールの間違いでした。大変失礼。

投稿者


19. 2014年7月25日 21:04:40 : cYCv6pUP0M
>>17 私もそれが疑問だったんですけど、結局、航空機というのは我々が考えてるより安全じゃないということじゃないすかね。たとえば、アフガンとかイスラエルとか、紛争地にも民間航空機は飛んでるわけで・・・。Buk が無くても、着陸直前を狙われたらアウトでしょう。でも、飛んでる以上は安全なんだろうと思ってしまう。

でも、アムスークアラ便なんていう、一見紛争とは関係なく見える便でさえ、何がしかのリスクはあったのですな。この事件が起こる前には、我々一般国民には見えてなかっただけで。

で爺


20. 2014年7月25日 23:59:34 : W71jD121Kw


自衛隊員やマスコミからの質問も受付付けている某氏ブログのコピペ。

マレーシア航空機を撃墜したのは誰か

2014.7.18


 BBCによれば、ウクライナでマレーシア航空機が墜落した原因は、まだ明らかではありません。

 ジョナサン・マーカス記者(Jonathan Marcus)は、分離主義者がロシアが供給した兵器でボーイング777を撃墜したのなら、これはウクライナ危機に関する議論を一変させると言いました。過去数日間で、西欧政府の間に、ロシアがウクライナ東部の分離主義者への軍事支援を進展させているとの懸念が広がっていました。NATO軍広報官は、ますます多くの重装備がロシアから分離主義者へ国境を越えて動いていると主張します。対応として、アメリカはロシアへの経済制裁を強化しました。

 アメリカとウクライナ当局は、航空機がミサイルで撃墜されたと考えていると言いました。ウクライナのペトロ・ポロシェンコ大統領(President Petro Poroshenko)はテロリズムの仕業だと言いました。パブロ・クリミキン外務大臣(Foreign Minister Pavlo Klimkin)は、航空機が親ロシア分離主義者に撃墜されたことを照明する電話の会話を傍受したと言いました。ロシアのウラジミール・プーチン大統領(President Vladimir Putin)は、ウクライナ政府がこの地域で軍事活動を再開したことを非難しました。「事件が起きた空域にある国には責任があります」と、彼は言いました。分離主義者の指導者、アレキサンダー・ボロダイ(Alexander Borodai)は、ウクライナ政府が航空機を撃墜したと非難しました。

 ウクライナ国防省は、この地域には空軍のジェット機はおらず、反政府派に対して使われている地対空ミサイルはないと言いました。

 航空機はルハンシク地域(Luhansk)のクラスニー・ルーチ(Krasni Luch)とドネツク地域(Donetsk)のシャクタルスク(Shakhtarsk)の間に墜落しました。現場では少なくとも100体以上の遺体が見つかっています。破片は直径15kmの間に拡散しています。

 military.comによれば、米諜報機関は、地対空ミサイルが航空機を墜落させたと考えていますが、未だ、誰がミサイルを発射したかと、ロシアが供給したものかは明らかではないと考えています。

 ボーイング777の機体は東部ウクライナのドネツク地域のフラボブ(Hrabove)の反政府派が支配する村の近くに散開しました。

 コクピットとタービンの1つは、もうひとつのタービンから1km離れたところにありました。住民は尾部が約10km離れたところに落下したと言いました。

 ウクライナの治安当局は、反政府派がやったことを示す2つの電話の会話を傍受したと言いました。最初の電話の会話で、反政府指揮官、イゴール・ベズラー(Igor Bezler)はロシア情報当局者に反政府軍が航空機を撃墜したと言いました。2つ目の電話の会話で、反政府派戦闘員2人(1人は墜落現場にいた)が、ロケット攻撃を現場の約25km北にいる武装勢力の部隊が行ったと言います。いずれも独自に確認されていません。

 アメリカはロケットエンジンの熱を識別することを含めて、ミサイル発射を探知する最新テクノロジーを持っています。

 ウクライナ内務大臣のアントン・グラシェンコ(Anton Gerashenko)は、航空機はブークランチャーから発射されたミサイルが命中した時、高度約10,000mを飛んでいました。ブークランチャーはミサイルを高度22,000mに打ち上げられます。

 王立統合防衛・安全保障研究所のロシア研究の研究員、イゴール・スチャジン(Igor Sutyagin)はウクライナ軍とロシア軍は両方ともSA-17を持っていると言います。反政府派は最近、ブークシステムを手に入れたことを自賛しました。スチャジンは、ロシア派武器を分離主義者に提供しましたが、この種のシステムをロシアから輸送した証拠はないと言いました。ロシアが手に入れたとされる武器は高度4,500mを越える能力はありません。ブークシステムに似たランチャーは、木曜日早くに、AP通信の記者が反政府派が支配する、スニズン(Snizhne)の近くで目撃しています。

 

 記事は一部を紹介しました。

 マレーシア機を撃墜したのがミサイルだったことは、早期警戒衛星で分かります。撃墜された時刻前後の映像を調べると、ミサイルが飛んだ跡が確認できるのです。つまり、ミサイルを発射した場所と命中した場所の正確な座標も分かります。そこが政府側と反政府側いずれの支配地域かで、誰が攻撃したのかも推定できるわけです。その付近を撮影した偵察衛星の写真があれば、ランチャーが確認できるかも知れません。現時点で、アメリカはそこまでの解析を終えているはずです。

 機体の残骸が広範囲に散乱していること。航空機のパイロットが異常を報告していなかったことも、ミサイルで撃墜されたことの状況証拠になります。

 この攻撃は分離主義者がやった可能性が非常に高いといえます。ウクライナ軍は民間機の飛行計画書を持ち、レーダーなどの施設も十分に持っています。分離主義者はロシアから手に入れたミサイルはあっても、こうした情報や施設は持っていません。そのために、民間機をウクライナ軍機と誤解して攻撃したと考えられます。

 内戦に関係のない国際線の航空機を撃墜したことは、国際社会の分離主義者への視線を大きく変えます。国際社会が分離独立を認める可能性はずっと低くなりました。

(その他)

http://tokyoexpress.info/2014/07/24/mh17%E4%BE%BF%E6%92%83%E5%A2%9C%E3%81%AF%E3%80%81%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E4%BE%9B%E4%B8%8E%E3%81%AEbuk%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%92%E4%BD%BF%E3%81%84%E8%A6%AA%E9%9C%B2%E6%B4%BE/


http://www.gizmodo.jp/2014/07/post_15057.html?utm_source=antenna


21. 2014年7月26日 08:58:58 : cYCv6pUP0M
ありがとう。お気に入りに追加した。個人ブログの限界を前提として読めば、けっこう勉強になるサイトですな。

でも、結局、こういう分析は、陰謀論者の「アメリカは情報を捏造しているかもしれない」という一言で否定されうるのよな。(笑)イラク戦争以来、そういう声が力を持つようになったね。「イラクの大量破壊兵器」と前フリで言えば、なにを言ってもOK・・・みたいなね。

で爺


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