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ウクライナの撃墜が370便捜索を妨げる:捜索すべき海域はインド洋ではなく南シナ海
http://www.asyura2.com/14/kokusai9/msg/272.html
投稿者 あっしら 日時 2014 年 8 月 11 日 14:42:39: Mo7ApAlflbQ6s
 


 3月8日に起きたMH370便行方不明事件は、衛星及び豪パース情報収集基地で経緯を知っているはずの米国情報機関が口をつぐんでいることに最大の責任がある。
 米国オバマ政権は、MH370便の行方不明に関与していないのなら、MH370便に関して保有している情報を公開すべきである。

 MH370便が反転してマレー半島を再び横断したという情報がガセで、ブラックボックスの電池寿命が尽きる1ヶ月間、存在するはずのないインド洋での捜索に注力させるための仕掛けである。

 マレーシア政府と中国政府は、トランスポンダーや交信が途絶えた海域を中心に南シナ海で捜索に力を振り向けるべきだと思う。


※ 関連参照投稿

「OZ214・MH370・MH17のパイロットたちは“乗っ取り”をどう感受したのか?:MH17操縦士は“異常感なし”」
http://www.asyura2.com/14/warb13/msg/503.html

「OZ214便SFO着陸失敗事故→MH370便南シナ海失踪事件→MH17便ウクライナ撃墜事件という“系譜”」
http://www.asyura2.com/14/warb13/msg/488.html

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『ニューズウィーク日本版』2014−8・12/19
P.48


「ウクライナの撃墜が370便捜索を妨げる

「泣き面に蜂」のマレーシア航空  相次ぐ事故でついに国有化情報も流れて


 239人の乗客・来月を乗せ、クアラルンプール国際空港を離陸したマレーシア航空370便がこつぜんと姿を消したのは3月8日。あれから5カ月近くが過ぎた。

 3月20日にはオーストラリア当局が、同国の南西約2500キロのインド洋南部で不明機の一部かもしれない浮遊物を発見。中国や日本など他国の捜索チームからも同様の衛星情報が寄せられ、370便の発見は時間の問題かと思われた。

 ところがその後、インド洋南部のまったく別の海域で370便のフライトレコーダー発とみられる信号が確認された。しかしいずれの情報も空振りに終わり、現在に至るまで機体の残骸すら発見されていない。

 26カ国が参加した史上最大規模の捜索活動がめぼしい成果を挙げられなかったのは、捜索エリアを放り込むための情報が少な過ぎたためだ。確実に分かっているのは、離陸から40分後に機体が北京行きの飛行ルートを大きく左にそれ、インド洋方面に向かったことぐらい。マレーシア当局は機長と副操縦士に強い疑惑の日を向け、家宅捜査に踏み切ったが、行方不明事件につながる有力な証拠は何も見つかっていない。

 オーストラリアや中国はいったん仕切り直し、インド洋の別の海域で新たな捜索活動や海底地図作成に乗り出している。ただこれまでの捜索に比べ、確度が高いのかどうかは分からない。真相解明への道は険しいが、もっと険しいのがマレーシア航空の経営の見通しだ。

 370便の行方不明と、その後の迷走した事故対応で評判を落としたところに悲劇が起きた。オランダ・スキポール空港発クアラルンプール行き同航空17便がウクライナ上空でミサイルに撃墜され、乗客・乗員298人全員が死亡した先月の事件だ。弱り目にたたり目というほかないが、これに限って言えばマレーシア航空は被害者だ。ウクライナ上空を飛ぶ航空会社はほかにもある。


5つ星のイメージが失墜

 撃墜事件はその後の対応によっては、370便の行方不明事件で落ちたイメージを挽回するチャンスだった。だが、紛争地域での撃墜という極めて政治性の高い事件に、マレーシア側の対応はまた後手に回っている。
 撃墜事件の処理で、マレーシア航空の370便行方不明事件への対応はいや応なく遅れる。捜索がなおざりになれば、乗客の大半を占める中国人の怒りが爆発するかもしれない。実際、先月中旬にも中国人乗客の家族がマレーシア航空の北京事務所を訪れ、搭乗前に撮影したカメラの映像を公開するよう騒ぎを起こしたばかりだ。

 赤字決算が3年続き、経営難が深刻化していたマレーシア航空にとって、立て続けの事件は相当な痛手だ。安全対策の不備も露呈し、かつてエアライン格付け会社に5つ星と認定されたブランドイメージは地に落ちてしまった。単独での再建は難しいとの判断から、マレーシア政府が一時国有化するという観測も広がっている。

 370便が行方不明になってからしばらくの間、「高度上昇を続け、成層圏を突き抜けて燃え尽きた」「無人島に不時着して救援を待っている」といった説がまことしとやかに流れた。5カ月たって何の手掛かりもない状況が続くと、こんな荒唐無稽な臆測も再び現実味を帯びてくる。

 同じマレーシアを拠点に、破竹の勢いで成長を続ける格安航空会社(LCC)のエア・アジアとはあまりに対照的だ。袋小路に陥ったマレーシア航空が再浮上への航路を見いだすのは、かなり難しいかもしれない。

安藤智彦(本誌記者)」


 

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