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アフガン大統領にガニ氏 挙国一致の合意文書に署名 :政権安定は難題
http://www.asyura2.com/14/kokusai9/msg/436.html
投稿者 あっしら 日時 2014 年 9 月 22 日 03:51:10: Mo7ApAlflbQ6s
 


アフガン大統領にガニ氏 挙国一致の合意文書に署名
政権安定は難題
2014/9/21 21:31

 【ニューデリー=岩城聡】アフガニスタンの大統領選の決選投票を争ったアシュラフ・ガニ元財務相(65)とアブドラ・アブドラ元外相(54)は21日、首都カブールで「挙国一致政府」の枠組みを定めた合意文書に署名した。これによりガニ氏が新大統領となり、アブドラ氏が新設の「行政長官」に就任することが確実となった。それぞれの役割については意見の相違もあり、政権安定が今後の課題となる。

 選挙管理委員会は21日中に、選挙結果を正式に発表する見通し。大統領選の第一回の投票から5カ月を経て、新大統領がようやく決まる。

 タリバン崩壊から13年間「新生アフガンの顔」として統治してきたカルザイ大統領の後任を選ぶ今回の大統領選では、最大民族のパシュトゥン人でインテリ層からの支持を集めるガニ元財務相と、少数派のタジク系で、かつてタリバン政権と戦った北部同盟幹部のアブドラ元外相の一騎打ちとなった。

 第1回投票ではアブドラ氏に次ぐ2位だったガニ氏が決選投票で大幅に得票を伸ばし、形勢を逆転。アブドラ氏はカルザイ政権や選管幹部による大規模な不正があったと主張し「タジク人を中心にした新政権の樹立」の可能性を示し、国家分裂の危機に陥っていた。

[アフガニスタンをめぐる近年の動向]

2001年
9月11日 米同時多発テロ
10月7日 米軍がアフガン空爆開始
12月7日 タリバン政権崩壊

04年
10月9日 タリバン政権崩壊後初の大統領選で、カルザイ氏が当選

09年
8月20日 2度目の大統領選(カルザイ氏再選)

14年
4月5日 3度目の大統領選、1回目の投票
6月14日 大統領選の決選投票
7月8日 アブドラ元外相が別政権の樹立を示唆
9月 ガニ元財務相とアブドラ元外相が「挙国一致政府」の樹立で合意
12月 (予定) 米軍戦闘部隊が撤収


 「挙国一致政権」樹立の陰の立役者は米国だ。オバマ米大統領は7月にケリー国務長官をアフガンに派遣。全ての票の数え直しと、敗者も新たな国造りに協力する挙国一致政権の樹立への同意を両候補から取り付けた。その後も、それぞれの権限を巡る対立は続いたが、最終的には両候補者とも米国の支持を後ろ盾に、国民の結束維持に向けた対話と協調に動いた。

 米国は2014年末にまず戦闘部隊を撤退させ、16年末までに完全に撤退する計画。選挙の混乱が続き、新大統領との間で新たな安全保障協定が締結できなければ、今年末に完全撤退を余儀なくされる。パキスタンとの国境地帯を拠点とするイスラム武装勢力タリバンがアフガン国内で攻勢を掛け、アフガンの「イラク化」が現実味を帯びてくるのを米国は恐れた。

 新政権の前には問題が山積する。国連アフガニスタン支援団(UNAMA)によると昨年、戦闘などに巻き込まれて死傷した民間人は8500人超。アフガンは、金や銀などの鉱物資源が豊富とされるが、治安が安定しなければ、海外企業の投資を呼び込むのは難しい。

 タリバンは16年末までの米軍の駐留継続について「(米国の)占領が続く」と強く反発しテロ行為を活発化させている。タリバンに影響力のあるパキスタンを通じて和平プロセスへの参加を働きかける必要もあり、関係が悪化するパキスタンと米国との間で、新政権は外交上も難しいかじ取りを迫られそうだ。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM21H0S_R20C14A9FF8000/?dg=1

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アシュラフ・ガニ氏、米の信頼厚い国際派
2014/9/21 22:58

 世界銀行総裁や国連事務総長の候補として名前が挙がったこともある国際派。米国に長く滞在し、米政府の信頼が厚いことが大統領就任の決め手になったとの見方もある。選挙戦では他候補から「米国製の人物」と攻撃された。反米感情が根強いアフガニスタンでの国民融和と国家再建のかじ取りは多難だ。
 最大民族のパシュトゥン系の名門家庭の生まれ。レバノンの大学で国際関係などを学んだ後、米コロンビア大で人類学博士号を取得した。1979年のソ連のアフガン侵攻で、多くの親戚が投獄されたことから米国残留を決意。カリフォルニア大バークレー校で教壇に立ち、テレビのコメンテーターなども務めた。
 91年に世銀に入り、中国やロシア、インドなどの開発事業に携わった。2002年、タリバン政権崩壊を受けて発足した暫定政府で財務相に就任。カルザイ氏の懐刀として復興支援機関の窓口も兼務し、財政の立て直しや農村部の地位向上に取り組んだ。特に国家への帰属意識の薄い地方軍閥に、納税の必要性を説いた。
 自他共に認める「せっかち」。とにかく待っていられない性格で怒りっぽい。財務相時代は「一緒に働いたことのある全ての閣僚を怒鳴りつけた」との逸話もある。
 カルザイ氏に反旗を翻し、09年の大統領選に出馬したが、得票率3%と惨敗。今回、2度目の挑戦で雪辱を果たした。レバノンで出会ったルラ夫人との間に1男1女。(ニューデリー=岩城聡)

http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM21H0P_R20C14A9FF8000/?nbm=DGXLASGM21H0S_R20C14A9FF8000

 

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