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人種差別や徴兵制に反対、中国を承認、CIAに恐れられて排除されたオーストラリアの元首相が死亡(櫻井ジャーナル)
http://www.asyura2.com/14/kokusai9/msg/543.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 10 月 25 日 19:00:05: igsppGRN/E9PQ
 

人種差別や徴兵制に反対、中国を承認、CIAに恐れられて排除されたオーストラリアの元首相が死亡
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201410250000/
2014.10.25 17:27:04 櫻井ジャーナル


 10月21日にゴフ・ウィットラム元オーストラリア首相が死亡したという。労働党の党首として1972年の総選挙で勝利、人種差別に決別、徴兵制を廃止、中国を承認するなど政策を大きく変更してアングロ・サクソンの支配層から嫌われたが、中でも情報機関との軋轢は決定的だった。

 アングロ・サクソン系の5カ国、つまりアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの情報機関は相互につながり、電子情報機関の場合は米英2カ国を中心にUKUSAを作り、連合体を形成している。

 このUKUSAはNSA(アメリカ)とGCHQ(イギリス)の指揮下にあり、各国の機関は自国政府でなく、この米英2機関の命令に従って動いている。つまり、国家内国家。米英支配層が残りの3カ国を操る道具でもある。

 UKUSAが世界を支配するために築いたシステムのひとつが全世界の通信を傍受できるECHELON。そのターゲットは全ての政府や国際機関で、情報を入手するだけでなく相場を操作するためにも使われているようだ。この辺の具体的な活動の一端はエドワード・スノーデンの内部告発で判明している。

 電子情報活動が本格化するのは1970年代以降だが、その最初の段階でウィットラムはオーストラリアの首相に就任した。このオーストラリアのパイン・ギャップにはCIAがスパイ衛星の運用に使い、世界規模の通信傍受システムに組み込まれた最重要基地が存在、アメリカとオーストラリアの間で結ばれた秘密協定で1976年まで利用できることになっていた。

 どちらかの国が通告しなければ使用期限は延長されることになっていたのだが、ウィットラム政権は利用期限の延長を拒否するのではないかとCIAは恐れる。1973年に同政権は情報を政府に隠しているという理由で同国の対内情報機関ASIOのオフィスを捜索、翌年には情報機関を調査するための委員会を設置したのだ。

 1973年といえば、ヘンリー・キッシンジャーの命令でCIAがチリのサルバドール・アジェンデ政権をクーデターで倒した年。この秘密工作の内容をウィットラム首相は知っていた可能性があり、そうだとするなら矛先はCIAへ向くことが予想できる。1974年の選挙でウィットラムが率いる労働党が勝利し、パイン・ギャップ閉鎖もありえる状況になった。少なくともアメリカはそうなる展開を恐れた。

 1975年になると、CIAの高官として対キューバ工作や東南アジアでの秘密工作を現場で指揮、さらにチリのクーデターやイラン・コントラ事件でも名前が出てきたシオドア・シャックレーがASIOに接触し、ウィットラム首相の行動を非常に心配していると通告する。その3日後、イギリス女王エリザベス2世の総督、ジョン・カーはウイットラム首相を解任した。

 カーは第2次世界大戦中、オーストラリア政府の命令でアメリカへ派遣され、CIAの前身であるOSSと一緒に仕事をしている人物。大戦後もCIAときわめて深い関係にあった。

 カーには首相を解任する権限があるので、今年2月にウクライナであったクーデターとは違い、憲法の規定に従っている。いわば「合憲クーデター」。この工作のために必要な資金を動かしたのは創設されたばかりのナガン・ハンド銀行だと言われているが、これは「CIAの銀行」のひとつだ。

 麻薬取引で儲けたカネのロンダリングもしていた銀行だが、こうした稼業が発覚して1978年には創設者のフランシス・ナガン(オーストラリアの弁護士)とマイケル・ジョン・ハンド(元グリーンベレー)に逮捕令状が出される。ナガンの死体が駐車中のメルセデスの中で発見されたのは1980年早々のことだ。


 

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コメント
 
01. 2014年10月25日 22:51:59 : ytIWoEzSFI
当方が中学生の頃にBCLを始めた頃のオーストラリアの指導者が、ウィットラム元首相であった。当時、日本向け日本語放送で最高の人気を誇ったラジオ・オーストラリアで、ニュースの時間によく名前を聴いたものだ。

このウィットラム元首相は、イギリス連邦にありながら反アングロサクソン政策で知られていた。彼の政策に大きく影響を与えたのは、反アングロサクソンで知られたフランスのドゴール大統領。彼は31回も暗殺の危機に晒されながらも、自らの信念を曲げることがなかった。彼に感銘を受けた各国の政治家が、自国のために反アングロサクソン政策を打ち出していったが、その中の一人がウィットラム元首相であった。

彼の功績は、悪名高き白豪主義の廃止が最大だろう。彼のこの功績により、オーストラリアに住めるようになった移民は多く、彼には最大限の感謝をしなければならないのである。同時に徴兵制を廃止したことも大きい。日本の憲法の精神は、諸外国の指導者にも大きく影響を与えたのである。

彼の反アングロサクソン政策は、米英の支配階級の警戒を高め、国家元首であるエリザベス女王により解任された。一応、総督が解任したことになっているが、彼はエリザベス女王の命令を受けて動くロボットでしかない。総督なんて名目だけの存在だと思われていたのを覆し、強引な手法に出た米英支配階級に対し、国民の不満は高まり、イギリス連邦離脱運動が強化されることになる。

危機感を覚えた米英支配階級は、人気取り政策のために結婚したばかりのチャールズ皇太子とダイアナ妃の新婚旅行の舞台にオーストラリアとニュージーランドを選んだ。この新婚旅行「興行」は今年も繰り返され、ウィリアム王子とキャサリン妃とジョージ王子(赤ん坊)が両国を訪問したのである。これらの人気取り政策の結果、イギリス連邦支持派が巻き返して、支持率は50%まで上昇した。しかし、上昇したところで数字はこれである。

オーストラリアではイギリスからの移民であるアングロサクソン系やケルト系の人々はイギリス王制支持だが、うちみたいに欧州大陸系の妻だと王制反対だから、彼らが「顔見世興行」に来たところで、見に行かなかった。あいつらがオーストラリアを支配していることは先刻承知だから、もう来るなと言いたい。

それにしても、ウィットラム元首相は偉大であったと思います。彼の逝去を心から追悼します。そして、今のアボット保守連合・反動勢力・政権を速く打倒して、再び労働党が政権を握る日が来てほしいです。


02. 2014年10月28日 05:00:40 : EObOmtXThk

 見えない敵 が 先人の犠牲で みえて来ました。
 

03. 2014年10月30日 23:49:20 : bAan6yOVQg
>>02. 2014年10月28日 05:00:40 : EObOmtXThk 様

おっしゃる通り!

世界共通の敵が見えてきましたね

誰もが自然に手をつないで、戦うようになるでしょう


04. 2014年11月06日 22:58:26 : ytIWoEzSFI
01ですが、続報を投稿します。ウィツトラム元連邦首相の葬儀が、2014年11月5日(水)に、ニュー・サウス・ウェールズ州の葬儀として執り行われました。シドニーのホールで行なわれた葬儀には、映画界や先住民アボリジニンの方々をはじめ、総勢6,000名の方々が参列されましたが、ホールには2,000人しか入れないことから、入れなかった方々は、建物の外から故人を偲んでおられました。

本来なら連邦政府が主催すべき葬儀なのですが、州主催となったところに、ウィットラム元連邦首相の立場がうかがえます。偉大な故人をおくるためのオーストラリア空軍の編隊飛行も行なわれましたが、かつてエリザベス女王が総督に命じて解任させたことが、今なお尾を引いているのです。

世界を支配する王族ネットワーク。しかし王制はロシアで倒れ、ドイツで倒れ、第二次世界大戦後はイタリアで倒れ、イラン革命でパーレビ王朝も滅亡。その前に、エチオピアでも倒れていますね。歴史的に見れば、減少する一方です。オーストラリアやニュージーランドも、イギリス連邦からの離脱が必要だと思います。


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