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「借金を返さないならユーロから出て行け」と言えてしまうドイツ気質って何?  木村 正人
http://www.asyura2.com/14/kokusai9/msg/747.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 1 月 05 日 12:05:05: igsppGRN/E9PQ
 

メルケル首相(左)とユンケル欧州委員長(著作権European Union, 2015)


「借金を返さないならユーロから出て行け」と言えてしまうドイツ気質って何?
http://bylines.news.yahoo.co.jp/kimuramasato/20150104-00042016/
2015年1月4日 22時59分 木村 正人 | 在英国際ジャーナリスト


■ギリシャのユーロ離脱シナリオ

25日に行われるギリシャ総選挙で左派政党連合、急進左派連合(SYRIZA)が勝利し、借金を予定通り返済しないつもりなら、ギリシャの欧州単一通貨ユーロ圏(19カ国)離脱は避けられない――。

独週刊誌シュビーゲルが3日、メルケル政権に近い消息筋の話として「ギリシャのユーロ離脱シナリオ」を伝えた。これはメルケル首相が主導する緊縮財政策について再交渉を求めるSYRIZAのツィプラス党首への警告ではない。ドイツの本音なのだ。

ドイツとギリシャがチキンゲームを始めれば、市場がぐらつく。欧州債務危機の再燃だ。ユーロが売られる一方、安全資産として円や日本国債が買われ、日本は円高・株安に転ずるリスクが膨らむ。日本の安倍晋三首相にとっては傍迷惑もいいところだ。

政治的な通貨であるユーロを切り下げる最も効果的な手段はユーロ圏の欧州「北部」と「南部」が不協和音を奏でることだ。量的緩和への意欲を強調した欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁のインタビューに続いて、シュピーゲル誌へのリークはユーロ安を誘うメルケル首相とショイブレ財務相の高等戦術なのか。

筆者は単純に、ギリシャの甘えは絶対に許さないというドイツらしい頑固さがストレートに出ただけとみる。2009年秋にギリシャの粉飾決算が発覚、欧州債務危機に火がついて以来、世界経済はギリシャのいい加減さとドイツの几帳面さに振り回されてきた。

国民性が水と油ほど違う2つの国が同じ通貨を持っていることにそもそも矛盾がある。しかし、メルケル首相とショイブレ財務相がギリシャという患部を外科手術で取り除くなら今だと考えているとしたら、問題は大きくなる。

市場はECB内部で量的緩和をめぐってドラギ総裁とドイツ連邦銀行(中央銀行)のワイトマン総裁の間に深刻な対立があると疑っている。メルケル首相がこれまで通りドラギ総裁を支持していなければ、いくらドラギ総裁でもECB内部の反対を押し切って量的緩和を導入するのは難しい。

12年、ドラギ総裁が国債の無制限購入を表明して危機を封じ込めた際、メルケル首相の強い支持を得ていた。今回はどうなのか? それが問題だ。SYRIZAのツィプラス党首はECBの量的緩和でギリシャの国債を購入することを求めている。

■プランAか、プランB

2年半前の夏、メルケル首相の目の前には「プランA」と「プランB」があった。プランAは、債務危機が金融危機・経済危機を引き起こさないよう市場にじゃぶじゃぶ資金を流し込む。プランBはギリシャという腐ったシステムを清算することだ。

当時、ギリシャを清算すればポルトガルやアイルランド、さらにはスペイン、イタリアに飛び火し、制御不能の混乱に陥る恐れがあった。今、メルケル首相とショイブレ財務相はギリシャを切り捨てても他の債務国には飛び火しないと考えているようだ。

ギリシャはこれまで欧州連合(EU)、ECB、国際通貨基金(IMF)のトロイカの指導に基づき、財政再建を進めてきた。

14年1〜10月、プライマリーバランス(基礎的財政収支)の黒字は政府目標の35億3900万ユーロを下回ったものの、26億5400万ユーロを確保した。

トロイカから財政再建支援プログラムとして、15年の財政ギャップ補填策、年金制度の改革、付加価値税(VAT)税率引き上げなど、19の実施項目を求められ、サマラス現政権は、62歳以下の年金受給者の受給額見直し、VAT最低課税率の引き上げなどを提案した。

財政ギャップの補填策が12月のユーログループ会合までに合意に至らなかったために、支援プログラムの期限が延期される見通しになっている。ギリシャはユーロを維持するため健気に努力を続けてきた。

しかし、痛みを伴う緊縮策の代償は、決して小さくない。欧州委員会による14年のギリシャ経済見通しは次の通りだ。

国内総生産(GDP)の成長率は0.6%(13年は-3.3%)、インフレ率-1%(同-0.9%)、失業率26.8%(同27.5%)、GDP比の政府債務は175.5%(同174.9%)。

■それでもドイツは変わらない

15年からギリシャは上向くというのがメルケル首相ら欧州「北部」やEUの考え方だ。ユーロ残留を明言しているSYRIZAのツィプラス党首が主張する緊縮緩和は、メルケル首相らが描くシナリオとは相容れない。

欧州「北部」の処方箋が受け入れられないならユーロから出て行けというのは、あまりに無慈悲すぎないか。ギリシャ経済は世界金融危機以降、26%強も縮んでしまった。若年層の失業率も50%を超えている。

メルケル首相の緊縮策は若者から志を奪い、祖国の未来を押しつぶしているというのがギリシャの声である。SYRIZAのツィプラス党首を否定することはギリシャの民主主義を否定することと同じである。

それでもドイツは頑なな態度を変えないだろう。それがドイツだからだ。

(おわり)


 

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コメント
 
01. 2015年1月05日 13:56:01 : LBtbDXFoS6
EU崩壊の糸口にギリシャがなると言う話は前から出てなかったっけ?
まあ、いいんじゃない?
ギリシャも「ヨーロッパ」というブランドに拘らなければ、今はユーラシア経済圏とか上海協力機構とかもある。行けば拾ってくれるかもしれん。
その「ヨーロッパ支店」になればいいのにとか、誰か言ってたな。

02. 2015年1月05日 16:44:02 : 7qm8JnASjw
 金貸しの才能がなくてユダヤ人を殺した、何百年間差別した金貸しにドイツ自身がなれたんで金貸しコンプレックス丸出し。貸した金返せ、これがと100%通るなら世の中皆金貸しになるよ。お笑い田舎者。

03. 2015年1月05日 18:12:57 : C3lq0gpU9A

  日本人も言えばいい「生活保護で食っている在日は日本から出て行け」。

  最高裁判決も出ている、生活保護は日本国民だけにしろ、役人は法を守れ!


04. 2015年1月05日 20:59:26 : FLOS3mur34
こういういかにもネトウヨちっくなコメントを見ると不況を実感するね

ネトウヨとは他人への嫌がらせをというまっとうな感覚の持ち主なら嫌悪する行為を
好み。それを正当化するために政治を利用する者たちのこと。
彼らが嫌がらせでしか憂さを晴らせないということが行き詰まりを示している


05. 2015年1月06日 00:22:43 : jXbiWWJBCA

急進政党はユーロ圏の救世主になるか?
2015年01月06日(Tue) Financial Times
(2015年1月5日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

「メイドに現金盗まれた」、通報した実業家に税務調査 ギリシャ
大統領の選出に失敗したギリシャは1月25日に総選挙を行う〔AFPBB News〕

 今年はユーロ圏が正念場を迎える年になる。予定されている3つの選挙――今月のギリシャの選挙と年後半のポルトガルとスペインの選挙――は、危機解決に向けた欧州連合(EU)のアプローチが政治的にうまくいくか否かを教えてくれるだろう。

 少なくとも1度、政治的混乱が生じる確率は極めて高い。ギリシャ、スペイン両国では、極左政党が世論調査でリードしている。

 ギリシャでは、政治的な選択は基本的に、財政緊縮の現状維持か、交渉による債務のデフォルトかという二者択一だ。後者の道を進むべきだとする経済的な論拠には説得力がある。ギリシャの債務は国内総生産(GDP)の175%に上っている。

 同国は今すぐに、こうした債務をすべて返済する必要はない。EUからの「公的」債務については、ギリシャは2023年まで利息を払わない。だが、2023年というのはほんの8年先の話で、長期の投資家であれば誰もが視野に入れている近未来だ。

債務危機の局面で常に試され、常に失敗してきた戦略

 ギリシャに対するEUの公式政策は、債務の返済猶予と表現するのが一番だ。つまり、債務問題を認識しながら、避けられない結末を先送りする政策である。

 返済猶予はギリシャのアントニス・サマラス首相と同氏率いる連立政権の政策でもある。これは一種の「extend and pretend」だ。債務を繰り延べし、相手に支払い能力があるふりをするわけだ。世界の債務危機の歴史は、こうした戦略が常に試され、常に失敗することを我々に教えてくれる。

 さて、ここへデフレを加えよう。ユーロ圏のインフレ率(消費者物価の総合指数)は今月以降、直近の原油安の影響でマイナスに転じる可能性がある。デフレは債務の実質価値を膨らませ、ギリシャを崖下へ突き落とす恐れがある。

 残念ながら、債務再編に向けて説得力のある主張を展開している唯一の政党は、急進左派連合(SYRIZA)だ。SYRIZAは債務再編については正しいものの、ユーロ圏からの離脱の可能性を排除することで不誠実な態度も取っている。

SYRIZAの矛盾

 もし債務再編を提唱するのであれば、交渉が失敗した場合にどうするかという疑問に答える必要がある。そうなった場合の選択肢は、現状維持に戻るか――これではSYRIZAに投票する意味はなくなる――か、ユーロ圏から離脱し、外国の債権者に対して一方的にデフォルトするか、どちらかだ。

 だが、後者はまさにSYRIZAが排除した道筋だ。SYRIZAの直感は正しいが、政策は正しくないかもしれない。

「メルケル首相、ギリシャのユーロ圏離脱に対応の用意」独雑誌が報道
ドイツ政府はアンゲラ・メルケル首相がギリシャのユーロ圏離脱を容認する用意があるとしたデア・シュピーゲルの報道を否定しているが・・・〔AFPBB News〕

 このような一貫性のなさは問題だ。なぜなら、特にドイツのアンゲラ・メルケル首相はSYRIZAに、やれるものならやってみろと挑む覚悟があるように見えるからだ。

 デア・シュピーゲル誌は先週末、ギリシャの次期首相が現行政策を放棄するなら、メルケル首相はギリシャのユーロ圏離脱のリスクを取ってもいいと考えていると報じた。

 言い換えると、ギリシャが債務を再編する唯一の方法はユーロ圏からの離脱だということだ。

 ギリシャがこのような状況にあるのは、経済の不況が他国より先に始まったからだ。ギリシャの不況の深刻さは規模において1930年代の米国の恐慌と似ているが、その後の回復が伴っていない。

 世界は今、80年前よりも深刻な恐慌に対処する態勢が整っている。しかし、恐慌の後に相当力強く、かつ持続的な回復が続かない限り、政治システムは揺らぐ。ギリシャで今起きているのは、それだ。

政治的にはギリシャ並みに脆いスペイン

 外から見ると、スペインの方が強く見えるが、政治的にはギリシャと同じくらい脆い。スペインのGDPは2014年の第2四半期と第3四半期に年率換算で2%前後拡大した。これはスペインの緊縮策が他の周縁国よりも緩かったためではないかと筆者は考えている。

 だが、最近のこうした数字は大局的に見る必要がある。スペインの実質GDPは2007年の1兆1000億ユーロから2013年の1兆ユーロに縮小した。名目GDPでさえ、まだ2007年の水準に回復していない。

 いまだ続くユーロ圏の恐慌を測る際に筆者が好む指標は、失業率ではなく、雇用率だ。前者は、意気消沈し、労働市場から完全に脱落してしまった大勢の人を捉えない。スペインの雇用率は2007年から2014年にかけて、生産年齢人口の66%から56%に低下した。ギリシャでは、この数字が50%を下回っている。

 既存の政策では、スペインとギリシャは向こう20〜30年で通常のレベルの経済活動に戻る見込みが全くない。

債務再編なくして本格回復は見込めないが・・・

 ギリシャとスペインの成長を阻害しているのは債務だ。スペインの民間部門はギリシャの公的部門と同じくらい債務再編を必要としている。ギリシャと同様、債務リストラの政策を提示しているのは、極左政党のポデモスだけだ。

 どちらの国でも今、債務再編なしでは経済生産と雇用の回復はあり得ないことを理解する世論が十分な規模に達している。急進的な政党が成功しているのは、このためだ。

 もし何かが持続不能なのであれば、それは終わる――。少なくとも、諺に従うとそうなる。現行の政策に基づくと、ユーロ圏は持続不能だ。少なくとも現状の境界線のままでは無理だろう。筆者の見るところ、債務再編なくしてギリシャに逃げ道はない。そしてユーロ圏内で債務再編があるようには思えない。

By Wolfgang Münchau

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/42590


06. 2015年1月06日 08:08:02 : DRfaRVtLNY
記事貼り付け、ぐだぐだ長いだけでスクロールの邪魔だよ上の人。
自分の意見なら五行程度で済むだろうにw

07. 2015年1月06日 15:09:57 : LBtbDXFoS6
だいたいさ、ギリシャ追い出したくらいでEUが何とかなんの?
今後、似たような国はどんどん追い出すってんなら、メンバー減るだけじゃないの?

08. 2015年1月06日 22:43:00 : aQq0UGoaxY
jXbiは工作員nJF6ですよ。
昔はniiLで出ていて、今でもたまに長文貼り付けをやっているよ。
そのほかにもいくつかのIDを使い分けていて、自作自演でコメント欄をすべて埋めることもやっている悪人ですから。

09. 2015年1月07日 20:53:03 : r6MPFpVjgw
>>08
やはり分かる人には分かりますね。
通称笑える君ですが、阿修羅に巣食う輩では一番タチが悪い。
彼がどのような人物なのか、逆に気になりますね。
彼はこの国の病を体現しているような印象を受けます。

10. 2015年1月08日 03:34:35 : YxpFguEt7k
早くギリシャが公務員を4割カットすればいいだけの話です。ドイツが正しいです。

11. 2015年1月08日 08:07:21 : s1AaoZsOya
ギリシャを追い出して次はイタリア・スペイン、最後は弱小の東欧諸国を切ってEUの生き残りを画策、イギリスが離脱すればEUなんて大した意味のない経済圏になる。
統一通貨にして弱い国から搾り取ろうとした計画は残った国同士の共食いに終わるのか。

12. Silverfox 2015年1月11日 09:57:48 : DiI5lSKh.N61A : Z28gxvkzxU
>>08
>>09
本人は意識しているかどうか分かりませんが、一言で言えば「プロ倫」にどっぷり漬かった人です。

EUの東方拡大は当初の目的からは外れ、安い労働力の確保のためというものに堕してしまいました。だから一見支援しているように見えても安い賃金を払ってきたことを差し引くとプラスマイナスはどうなるのか、ということでしょう。


13. 2015年1月17日 17:11:39 : LeN221pt5A
>>10
ばか。
ますます経済が縮小するだろう。
自殺者が出たら責任取れよ、おまえ。

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