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ギリシャ不安、再燃も 債務削減で綱引き:トロイカの対ギリシャ交渉はスペイン新興左翼ポデモスを念頭に置いたものに
http://www.asyura2.com/14/kokusai9/msg/853.html
投稿者 あっしら 日時 2015 年 1 月 27 日 03:50:09: Mo7ApAlflbQ6s
 


 EU及び国際金融組織の支配層は、ギリシャで明瞭になった南欧の政治的潮流がスペインやイタリアの政権交代につながらないためにはどうすればいいかというテーマで頭がいっぱいだろう。

 前例にはしたくないのでギリシャをユーロ圏にとどめたいが、ギリシャについてなら、強気に対応し、その結果ギリシャがユーロからの離脱を選択するとしても仕方がないと考える可能性もある。しかし、スペインやイタリアのユーロからの離脱となると話は違う。

 ギリシャ新政権が金融支援を受けつつ緊縮財政から脱却するという新路線を手に入れることができれば、スペイン・イタリア・ポルトガルなど緊縮財政で国民生活が疲弊している諸国で左派系勢力が一気に勢いづく。
 そのような動きが政権交代につながるのは嫌だからといって、ギリシャに従来の緊縮財政路線を継続するよう強制すれば、政治的軋轢がさらに激しくなるだけでなく、欧州全体の経済が低迷から抜け出せないままになる。
 過重債務国に対する債務削減策は、ドイツを中心とした北方諸国の強い反発を招く。

 ギリシャをめぐるEUとりわけユーロ圏の政治的駆け引きは、先進諸国の近未来にも強い影響を与えるものとなる可能性が高く見逃せない。

 PODEMOS(“We can”)は、総選挙が今年(もしくは来年初めに)行われるはずのスペインでトップの支持を得ている新興左派勢力である。
 党員諸個人の自由な結合を組織論の基礎に置き、反体制・EU懐疑を政治思想としている。政策としてベーシックインカムの導入を掲げている。


※ ポデモス参考資料

ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%87%E3%83%A2%E3%82%B9
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欧州各国、ユーロ懐疑派政党が政権獲得なら格下げの可能性=S&P
2015年 01月 23日 20:28 JST

[ロンドン 23日 ロイター] - 格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は23日、欧州諸国でユーロ懐疑派の政党が政権の座に就いた場合、格付けを引き下げる可能性があると警告した。
S&Pは、欧州で最も「クレジット・ネガティブ」になる可能性がある政党は、ギリシャの最大野党・急進左派連合(SYRIZA)とスペインの新興左翼政党ポデモスだとの見方を示した。
ギリシャの急進左派連合は25日の総選挙を前に、世論調査でリードしている。
S&Pは、「ユーロ懐疑派はマクロ経済政策の大きな転換を主張している」と指摘。「いかなる政府もデフォルト(債務不履行)や通貨の切り下げを決定した場合は、新たな政策の方向性を意味することになる」とした。
© Thomson Reuters 2015 All rights reserved.

http://jp.reuters.com/article/idJPL4N0V246U20150123
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スペイン、極左政党が支持率トップに―EUの安定に暗雲
2014 年 11 月 6 日 14:57 JST

 【マドリード】スペインの最新世論調査で、極左政党ポデモスの支持率が急上昇し、トップに躍り出た。欧州全体に広がる景気低迷が欧州連合(EU)の安定を脅かしつつあることがあらためて示された。

 ポデモスは、ギリシャで現在支持率トップの急進左派連合(SYRIZA)にならって今年設立された政党。スペイン政府系の社会学調査センター(CIS)が5日発表した世論調査の結果によると、有権者の18%がポデモスを支持すると答えた。
 中道右派の与党・国民党(PP)の支持率は12%にとどまり3位。中道左派の社会労働党(PSOE)が14%で2位だった。

 ただCISによると、これまでの投票パターンに合わせて調査結果を調整すると、PPの支持率は28%で首位を維持。PSOEが24%で2位、ポデモスが23%で3位となる。

 ポデモスの躍進はスペイン政界の劇的な変化を表している。スペインではPSOEが1982年以降、21年にわたって政権の座に就き、その後はPPが政権を担っている。民主中道連合(UCD)が1980年代初めに解散してから、2党以外に支持率トップに迫った政党はなかった。

 英シンクタンクのオープン・ヨーロッパの政治アナリスト、ビンチェンツォ・スカルペッタ氏はさらに重要なこととして、すでに欧州議会で5議席を獲得しているポデモスが、事実上、ユーロ圏の分裂につながる政策実施を求める欧州のポピュリスト連合の結束を固めていることを挙げた。
 同氏は「SYRIZAと同様に、ポデモスはユーロ圏からの離脱は望んでいないと言うが、私から見れば、両党は影の欧州懐疑派だ。両党が実行しようとしている計画は、スペインやギリシャがユーロ圏にとどまることを不可能にするものだ」と述べた。 
 また、SYRIZAとポデモスはいずれも欧州議会で同じ会派に属しており、両者の意見が分かれる具体的な政策を見つけるのは難しいと語った。 

 ポデモスのパブロ・イグレシアス党首(36)は先月、ギリシャを訪れ、SYRIZAのアレクシス・ツィプラス党首と共にSYRIZAの集会に参加した。両党は経済に占める国有部分の比率拡大と財政支出の引き上げを目指しているほか、自由貿易の制限を約束している。

 ポデモスは、2015年終わりか16年初めに予定されているスペインの総選挙に焦点を当てている。一方、SYRIZAはギリシャで早ければ来年2月に選挙を実施するよう求めており、議席を上積みできる可能性がある。 
 調査会社メトロスコピアが10月に実施し、スペインの大手紙「エル・パイス」が3日に発表した世論調査では、ポデモスの支持率は28%。PSOEの支持率は僅差の26%。PPは21%と、3年前の総選挙の時から23ポイント低下した。

http://jp.wsj.com/articles/SB12377912224764574491004580259772121088474

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ギリシャ不安、再燃も 債務削減で綱引き[日経新聞]
2015/1/27 1:33

 【アテネ=御調昌邦】欧州債務危機の震源地、ギリシャの総選挙で金融支援の前提となる緊縮財政に反対する連立政権の発足が26日、固まった。新政権は欧州連合(EU)と債務削減などの協議に入る方針だが、ドイツなどは緊縮策を伴わない支援の継続に慎重だ。ギリシャの債務不履行(デフォルト)やユーロ離脱の懸念が強まれば、金融市場が動揺するおそれがある。

 「破滅的な緊縮策から抜け出す」――。25日投開票の総選挙で勝利した急進左派連合(SYRIZA)のチプラス党首(40)は同日夜、アテネ市内で演説し、EUなどからの要請で続けてきた緊縮策の大幅な見直しを改めて約束した。
 ギリシャ危機は2009年秋、政権交代をきっかけに財政赤字の粉飾が発覚したのが発端だった。欧州単一通貨ユーロを採用するギリシャの債務不履行は一国の問題にとどまらず、ユーロ圏の信認失墜に直結する。このためEUではユーロ圏諸国が主体となり、国際通貨基金(IMF)や欧州中央銀行(ECB)と協力してギリシャ金融支援の枠組みを構築した。
 10、12年の2回で計2400億ユーロ(約32兆円)規模の資金支援策を決定。ただし支援の条件として年金改革、増税を含む歳入改革、国有資産の売却など緊縮財政を求めた。これまでの政権はEUの方針に反発しながらも、最終的にはおおむね受け入れてきた。

 26日、首相に就任したチプラス氏は違う。ユーロ圏には残ると明言する一方、最低賃金の引き上げや固定資産税の廃止など、緊縮策を緩める合意をEU側から引き出すと主張してきた。
 「ギリシャがどうするか誰も強制できない。だが義務は存在する」。ドイツのショイブレ財務相は26日、ギリシャが金融支援を受ける代わりに約束した緊縮策の実行をあらためて求めた。ユーロ圏財務相会合のデイセルブルム議長(オランダ財務相)も同日、ギリシャの債務削減について「ユーロ圏での支持はほとんどない」と語った。
 分割で実施してきたギリシャ支援の融資は2月末が実行期限。EU側は融資条件で合意するため、期限の延長も視野に新政権と交渉する見通しだ。金利の引き下げなどが妥協案として浮上するが、緊縮策の「撤回」を公約に掲げて勝利したチプラス氏らが枠組みの小幅な修正で納得する可能性は低い。
 ギリシャは今夏にはECBへの多額の資金返済期限を迎える。このため今年6〜7月が交渉期限とみられている。ベルギーの経済シンクタンク「ブリューゲル」のダルバス氏は「ギリシャのユーロ圏離脱の可能性は10%前後はある」と語る。
 26日のギリシャ株式市場では、主要株価指数が一時5%超下落した。

http://www.nikkei.com/article/DGXLZO82422000X20C15A1EA2000/?dg=1
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ギリシャ連立合意、チプラス氏が首相就任[日経新聞]
2015/1/26 23:42

 【アテネ=花房良祐】ギリシャで25日に実施された総選挙で勝利した急進左派連合(SYRIZA)のチプラス党首(40)は26日、右派「独立ギリシャ人」と連立政権を組むことで合意した。チプラス氏は同日、首相に就任し、組閣に着手した。欧州連合(EU)による支援の条件となっている緊縮財政に反対する政権が誕生する見通しとなり、ギリシャが再び欧州債務問題の焦点に浮上した。
 チプラス氏はユーロ圏にはとどまる方針を重ねて表明している。ただ、新政権はEUに債務の減免や歳出削減の見直しなどを要求する方針で、摩擦も予想される。金融市場ではユーロ圏の債務問題が再燃しかねないとして警戒感が高まっている。
 独立ギリシャ人は財政再建に反対して前政権の与党・新民主主義党(ND)を飛び出した離党組が立ち上げた政党。急進左派とともにEUに対する強硬な路線で知られる。
 独立ギリシャ人は保守派で、緊縮財政以外の政策では宗教や移民問題など、極左の急進左派と主張が似通う分野はほとんどない。近いうちに連立内できしみが生じるとの指摘も出ている。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM26HAB_W5A120C1MM8000/?dg=1

 

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コメント
 
01. 2015年1月27日 12:26:33 : nJF6kGWndY

>ギリシャについてなら、強気に対応し、その結果ギリシャがユーロからの離脱を選択するとしても仕方がない

そうなる確率は半々だろう

ただし、その場合、形としては、元々財政偽装して入り込んだギリシャが、さらに身勝手な要求をして折り合わずにデフォルトし、

勝手にユーロから離脱(ドラクマ復活)するという形になるだろうな

http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20150126/276717/?ST=print
「トロイカよさらば」――再建下ギリシャの反乱がユーロを襲う

ルポルタージュ:ギリシャ総選挙、急進左派の圧勝

2015年1月27日(火)  蛯谷 敏


アテネ中心街の広場に集まった急進左派連合の支持者たち。ギリシャ議会選挙に圧勝し、熱狂は最高潮に
 「5年間の緊縮財政は終わりにする」

 1月25日、午後11時過ぎ。アテネ中心街の広場に集まった数百人の支持者に向けて男が高らかに宣言すると、割れんばかりの拍手と大歓声が起きた。男の名はアレクシス・チプラス。急進左派連合(SYRIZA)を率いる、40歳の若き党首である。

 「急進左派連合」や「チプラス党首」の名は、日本ではほとんど馴染みがない。しかし、この日実施されたギリシャ議会選挙の結果によって、第1党党首となったチプラス氏は欧州で最も注目される男となった。この男の名は、これから日本でもさかんに報じられることになるだろう。

1月25日午後11時過ぎ、勝利宣言する急進左派連合のアレクシス・チプラス党首。記者撮影。
事前予想を上回る圧勝劇

 総選挙の結果は、チプラス党首率いる急進左派連合が300議席のうち149議席を獲得。議会の過半数を押さえるには2議席足りないものの、翌26日に右派「独立ギリシャ人」と連立政権を組むことに合意。チプラス氏はギリシャ新首相として政権運営を主導していくことになった。

 前政権の新民主主義党(ND)の獲得議席は76議席にとどまり、急進左派連合は事前の予想を上回る圧勝となった。チプラス党首が勝利宣言をした3時間ほど前、NDのアントニス・サマラス党首は敗北宣言をしている。

 急進左派連合とチプラス党首が注目を浴びる最大の理由。それは、彼が今後、どのような連立政権を樹立するにせよ、ギリシャとユーロの将来に大きな影響力を持つからだ。

 急進左派連合の主張を端的に言えば、従来ギリシャ政権が取ってきた、緊縮財政政策をすべて覆すことと言って過言ではない。例えば、彼らの主張はこんな具合だ。「財政再建のために削減した公務員を全員復職させる」「引き下げられた最低賃金を戻す」「医療費を無料にする」。中には、「民営化した航空会社や電力会社を国営に戻す」といった、耳を疑うような“公約”まである。


投票所は日本と同じ、小学校や中学校などを主に利用する

投票所内の様子
 それでも、支持者は大真面目だ。選挙当日、投票所で急進左派連合に投票したという40代のアテネ在住の男性がこう語った。

 「これまで政権を運営してきたNDやPASOK(全ギリシャ社会主義運動=編集部注:NDと連立政権を組んでいた党)は結局、緊縮財政を押し付けるだけで何もしてくれなかった。急進左派連合がどこまでできるか、賭けてみたい」

 急進左派連合の集会に参加した30代の女性はこう言う。

 「緊縮財政によって、我々はすっかり自信を失ってしまった。急進左派連合は、失った自信を取り戻させてくれる」

「EUとの関係は見直す」

 2010年以降のユーロ危機のきっかけを作ったギリシャは現在、IMF(国際通貨基金)、欧州連合(EU)、ECB(欧州中央銀行)の通称「トロイカ」と呼ばれる3つの組織から総額2400億ユーロ(約31兆円)の金融支援を受けている。トロイカは、金融支援でギリシャを救済する条件として、国内に緊縮財政を敷き、財政の再建を要求。サマラス前政権はその方針に沿って、緊縮政策を続けてきた。

 そしてこの政策に対する不満が、今回の選挙結果を左右する最大の要因となった。インタビューした急進左派連合の支持者の多くが、「緊縮財政によって我々は苦しめられている」と口を揃えた。しかも、多くはこの状況を「トロイカから押し付けられている」と感じていた。それを招いたのが自国の過去の放漫であったにもかかわらず、だ。


“トロイカ”を痛烈に批難するプラカードも
 急進左派連合はこうした国民の不満の受け皿として支持を伸ばしてきた。そして、25日の勝利宣言の中で最も強く訴えたのが、「緊縮財政をやめる」ということだった。すなわち、トロイカとの関係を見直すことを意味する。

 具体的には、今年2月末に終了することになっている救済プログラムを巡るトロイカとの交渉が最初の実戦となる。この場でギリシャは財政再建の意向を踏襲し、3月および7月〜8月に期限を迎える債務の返済期限延長や金利の減免をしてもらうことで、借金の返済を実質、先延ばしにすることを要求すると見られていた。

 ところが、勝利宣言の演説でチプラス党首はいきなり、こう発言した。

 「ギリシャにとってトロイカは過去のものになる」

 支持者へのリップサービスと割り引いても、今後、EUとIMFと支援策について協議することを考えれば、明らかに挑発的な言葉である。しかし、急進左派連合の関係者は「これがチプラス流の交渉術」という。

 まず過激な言葉で機先を制し、議論の主導権を握って自分のペースで交渉を進める――。これが彼得意の交渉スタイルらしい。この関係者は、予想以上の選挙結果によって、“風”を感じたチプロス党首は、さらに自信をつけているようだ、とも言う。「いずれにしても、我々は、今の政権よりも上手にトロイカと交渉する」。そう自信ありげに答えた。


EUとの交渉に自信を見せるが…
 もっとも、EU側にとっても、ギリシャの金融支援の枠組みを簡単に見直せる状況にはない。債務減免はもちろん、仮に返済期間の延長などの条件を認めれば、様々な影響を及ぼすことになる。仮にギリシャの債務返済期間を延長する措置などを取れば、同様に債務を抱えるスペインやイタリアからも条件変更の交渉を迫られる可能性がある。そうなれば、支援プログラムの規律がなし崩し的に緩んでしまう。

早くも選挙結果を懸念する声

 トロイカがこれ以上の支援を拒否し、ギリシャへの支援を打ち切る可能性もある。しかし、そうなればギリシャ経済の混乱は避けられず、ユーロ危機を再び誘発しかねない。いずれにしても、ギリシャがユーロとの関係を切れば、EUも世界経済も無傷ではいられないだろう。

 ギリシャに対する支援姿勢について、EUは今のところ「金融支援を巡って合意した内容を遵守することが条件」という方針を変えていない。しかし、今回の選挙結果を受けて、EU側も難しい交渉を迫られるのは間違いない。

 もちろん、急進左派連合にとっても、トロイカとの交渉結果が自らの存続を左右する。公約の大半は、EUとの基本合意に反する内容であり、国民と約束した政策すべてを実現することは不可能である。今後、その実態が明らかになれば、期待の高さに比例して批判も高まるだろう。そうならないためにも、トロイカとの交渉は失敗できない。

 既に英国のデビッド・キャメロン首相がツイッターで「ギリシャの選挙結果は欧州経済の不透明感を高めた」と発言するなど、選挙結果を懸念する声が出始めている。1月上旬から中旬にかけて起きたパリやベルギーでの連続テロに加えて、ギリシャ問題という新たな火種が、欧州経済に不安な影を落とし始めている。

 国境を超えて、人とお金の自由な移動を促し、欧州経済の一体化を志向するEU。2度の世界大戦の教訓を基に、各国の政治の利害を超え、経済で「全体最適」を図ろうとする崇高な信念は、過去に誰も成し得なかった人類史的な実験として、賞賛されて然るべきだ。

 しかし、現実には、国単位の政治はどうしても自国の利害を無視できない。EUの全体最適化の裏で、常に国の「部分最適」という遠心力が働いていく。その遠心力が、かつてないほど強まっていることが、今の欧州の混乱の根底にあるのではないか。

 自らの国を守ろうとすればするほど、全体最適からは遠のいていく。ギリシャの動きは、大企業で自らの利益だけを守ることに汲々としている一部門にも似ている。壮大な実験が、再び正念場を迎えている。

このコラムについて
ニュースを斬る

日々、生み出される膨大なニュース。その本質と意味するところは何か。そこから何を学び取るべきなのか――。本コラムでは、日経ビジネス編集部が選んだ注目のニュースを、その道のプロフェッショナルである執筆陣が独自の視点で鋭く解説。ニュースの裏側に潜む意外な事実、一歩踏み込んだ読み筋を引き出します。



02. 2015年1月27日 12:31:49 : nJF6kGWndY

いずれにせよ、多くのギリシャ国民の心配は続きそうだな

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/42765
ギリシャ総選挙、急進左派の勝利
SYRIZAのツィプラス党首、ギリシャのルラか、それともチャベスか?
2015年01月27日(Tue) Financial Times
(2015年1月26日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

ギリシャ総選挙、反緊縮の急進左派連合が歴史的勝利
1月25日、ギリシャの首都アテネの選挙集会で、集まった支持者らに向け手を挙げる急進左派連合(SYRIZA)のアレクシス・ツィプラス党首〔AFPBB News〕

 ギリシャで左派政党が圧勝し、欧州の同盟国に大きな不安を抱かせる。その党首は、ギリシャ国民は「過去か未来か、進展か後退か、依存か国家独立か」という選択を迫られていると語る――。

 この声の主は、日曜のギリシャ総選挙で勝利を収めた急進左派連合(SYRIZA)のアレクシス・ツィプラス党首だろうか? そのようにも聞こえる。

 だが実は、発言の主はギリシャ元首相で全ギリシャ社会主義運動(PASOK)党首だった故アンドレアス・パパンドレウ氏*1だ。

1980年代のパパンドレウ政権との類似と相違

 1981年10月の総選挙でのパパンドレウ氏の勝利は、ギリシャの政治を根底から覆した。また、欧州諸国の政府の間でギリシャの信頼性に対する不透明感を生んだ。SYRIZAの勝利も、まさにそうした不確実性を生むだろう。

 パパンドレウ氏は1980年代を通してギリシャを統治した。同氏が権力を行使し、欧米との関係に対処したやり方は、政権の座に就いた場合のツィプラス氏の振る舞いについて洞察を与えてくれる。だが、当時と現在のギリシャを取り巻く状況の違いは、類似点と同じくらい重大だ。

 ツィプラス氏は公的債務の総額が国内総生産(GDP)比175%に達している国を運営することになる。

 今後数週間から数カ月間にわたり、ギリシャ政府の財政と銀行システムの安定性は外国の債権者、つまり、2010年以降ギリシャを破綻から守ってきた欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)に大きく依存する。

*1=2009〜11年にギリシャ首相を務めたヨルゴス・パパンドレウ氏の父親。その父親もギリシャ首相を務めた

 1981年当時、パパンドレウ氏はツィプラス氏よりも独立した行動を取る余裕があった。34年前のギリシャの公的債務はGDP比25%程度だった。おかげでパパンドレウ氏はほしいままに政府部門を拡大することができ、党と国を分かつ線が見えなくなるまでPASOKの任用者で公的部門を植民地化した。

ギリシャ総選挙、反緊縮の急進左派連合が歴史的勝利
1月25日、ギリシャの首都アテネで、急進左派連合(SYRIZA)の選挙集会に集まった人々〔AFPBB News〕

 ツィプラス氏は公共支出の大幅増加を約束している。彼もまたSYRIZAの忠実な支持者を国家機関に据えようとしている。

 だが、3月までに43億ユーロの債務返済、8月にさらに数十億ユーロの返済が期限を迎えるなど、財政が困窮する中で、PASOK流の大盤振る舞いは考えられない。

 それほどお金のかからない選挙公約については、ツィプラス氏は約束を履行しようとするだろう。料金滞納のため電気を止められた貧困世帯に電力供給を復活させたり、極貧のギリシャ国民にフードスタンプを提供するといった対策だ。

 こうした施策については、税金や社会保障のさまざまな支払い免除措置を撤廃し、最大20億ユーロ調達することで財源を賄えるだろう。ツィプラス氏はまた、ギリシャの大企業を支配するオリガルヒ(新興財閥)を1人か2人、スケープゴートにしようとするかもしれない。

急進主義か実利主義か

 2450億ユーロに上るEUとIMFのギリシャ救済措置について条件を再交渉し、是が非でも債務減免を勝ち取ろうとする点で、ツィプラス氏はパパンドレウ氏と似ている。パパンドレウ氏は当時、北大西洋条約機構(NATO)、そしてギリシャが1981年初頭に加盟した当時の欧州経済共同体(EEC)から脱退すると脅して相手に譲歩を迫った。

 結局、パパンドレウ氏はいずれの措置も取らなかった。彼の戦術は挑戦的で、言葉遣いは火のように激しかったが、外交政策においては実利的だった。欧州の手厚い農業補助金や後年の地域支援基金がPASOKの急進主義を和らげた。

 重要な問題は、ツィプラス氏がパパンドレウ氏と同じように政権を握った時に穏健になり、ギリシャの債権者と取引するかどうか、だ。

メルコスル首脳会議が開幕、前年加盟ベネズエラは改革を希望 - ブラジル
ツィプラス氏はどちらの流儀を選ぶのか?〔AFPBB News〕

 ツィプラス氏はこの3年間、ポピュリストのベネズエラ大統領で米国を悩ました故ウゴ・チャベス氏のように聞こえることもあれば、急進左派というよりは改革派として国を率いた前ブラジル大統領のルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ氏のように聞こえることもあった。

 実利主義の道を選択した場合にツィプラス氏に有利に働くのは、2015年のギリシャは、1946〜49年の内戦終結から32年しか経っていなかった1981年当時のように敵意むき出しのイデオロギー紛争に浸っていないということだ。

 一方、ツィプラス氏に不利に働くのは、SYRIZA内の極左グループが実利主義を忌み嫌っていることだ。

 ツィプラス氏が下さなければならない決断は、苦痛なまでに厄介だ。恐らく、最も無難な予測は、パパンドレウ氏と異なり、ツィプラス氏が8年連続で政権の座にとどまる可能性は低い、ということだろう。

By Tony Barber


03. 2015年1月29日 01:59:18 : FfzzRIbxkp
ギリシャの選挙結果は、ロシアからEUへのガスの輸出ルートがギリシャにできる可能性が出てきたのですね。

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