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ヒラリー贔屓のアメリカ政治の記事をご紹介します (古村治彦の酔生夢死日記)
http://www.asyura2.com/14/kokusai9/msg/866.html
投稿者 五月晴郎 日時 2015 年 1 月 30 日 01:14:41: ulZUCBWYQe7Lk
 

http://suinikki.blog.jp/archives/21496906.html

 古村治彦です。

 今回はヒラリー・クリントン前国務長官贔屓の記事を皆様にご紹介します。これがアメリカの多数派の考えなのだと思います。

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オバマ後の外交政策の軸について

デイヴィッド・イグナティウス(David Ignatius)筆

ワシントン・ポスト紙

2015年1月20日

http://www.washingtonpost.com/opinions/david-ignatius-foreign-policys-post-obama-pivot/2015/01/20/e2dd9244-a0e6-11e4-903f-9f2faf7cd9fe_story.html

 オバマ大統領はここ数か月の間、実権を失ったレイムダック状態の大統領であるといわれることに苛立っていた。今年の一般教主演説の中で対決姿勢を示した理由の一つはそれである。大統領の側近や補佐官たちは、彼が試合の第4クォーターで最高のプレーをするのだと主張している。そして、イランとの国交回復からグアンタナモ基地の閉鎖まで力強く実施してほしいと望んでいる。

 オバマ大統領はこれから2年間、外交政策を担当する。私が記憶している限り、これまでの全ての一般教書演説で中東は頻繁に出てきた。そのたびに画期的な外交や悲惨な衝突という言葉が一緒に出てきた。オバマ大統領がイランの核開発問題をどのように解決するかで、オバマ大統領の評価が定まることになるだろう。

 しかし、政治的な関心はオバマから既に移っている。様々な世論調査の結果から、人々は2016年の米大統領選挙では、共和党はミット・ロムニーとジェブ・ブッシュ、民主党はヒラリー・クリントンが有力候補になると考えていることが分かる。CBSが今週行った世論調査によると、共和党支持者の59%はロムニーが候補者に相応しいと考え、50%はジェブ・ブッシュがふさわしいと考えているという結果が出た。民主党支持者たちのうち85%が、ヒラリー・クリントンが候補者に相応しいと考えているということだ。

 2016年の米大統領選挙に関して興味深いのは、共和党、民主党どちらの候補者たちも全員がオバマ大統領の外交政策に反対しているという点だ。これは、2期目の大統領に対しての反応としては当然と言えるだろう。現職と同じことをやると公約する候補者なんて存在しない。しかし、それ以外にも理由がある。オバマ大統領に対する批判者たちは、既に印象付けに成功しているが、彼らはこれから2年間のアメリカ政治の主人公になろうとしている。

 外交政策に関するロムニーの最も素晴らしい主張は、彼はアルカイーダとその他のイスラム教過激派の復活を予期していたというものであった。2012年10月22日、大統領選挙の討論会の席上、オバマ大統領はアルカイーダの中核をなす指導者たちが「殺害」されたことについて威勢の良い発言を行った。しかし、抑制的なロムニーは適切な発言を行った。彼は次のように語った。「アルカイーダは逃げ回ってなどいない。彼らは隠れてなどいない。アルカイーダは10から12の国に存在し、アメリカの友好国、世界、アメリカ自身にとって長期にわたり大きな脅威となっている。私たちはこのような過激主義を葬り去ることが出来る包括的な戦略を必要としている」

 後から考えてみれば、彼らのやり取りはひどいものだった。オバマ大統領は2011年にアメリカ軍をイラクから撤退させたことは正しかったと主張したが、全くうわべだけのものであった。オバマ大統領は次のように語っている。「もし私たちが10000人の米軍の将兵をイラクに駐留させたままであったら、イラクのおかげで私たちは問題を抱えることになっただろう。そうなれば私たちは中東で身動きが出来なくなっていただろう」。私たちはオバマ大統領が間違っていたことを知っている。彼はイラクの危機に対処するために米軍を急いで戻さねばならなかった。もっと賢い政策を実施していればそんなことをする必要はなかった。

 ロムニーのアルカイーダに関する発言内容は正しいが、イランについては間違っている。彼はオバマ大統領のイラン関与戦略を非難した。そして、イランを軍事的に攻撃するために議会の承認を必要としないと発言し、イランの核兵器開発について警告を行った。彼は次のように語った。「私たちはこれ以上待つ必要はないし、さらに4年間をオバマ政権に委ねることもない。オバマ政権に更に4年間を与えてしまうと、手遅れになってしまう」。彼の発言はあまりにも軍事偏重的だった。最後の討論会までに、ロムニーはトーンを和らげたが、彼の外交政策に関する主張の裏には、イスラエルのベンジャミン・ネタニヤフ首相がいるように見えた。

 ヒラリーもまたオバマ大統領の外交政策に反対のようである。ホワイトハウスの交換の中には、ヒラリーが2014年に出した回想録『ハード・チョイシズ』の中で手痛い裏切りをしていることに憤っている。昨年私はこの本の書評を行った。この時、私は「クリントンが国務長官として素晴らしい判断をし、上司であるオバマ大統領よりも早くいくつかの重要な問題について理解した」と書いた。

 ヒラリーは先見の明を持っている。2009年の段階で「アジアに軸足を移す」という文章を発表した。2011年の段階でエジプトのホスニ・ムバラク大統領の追い落としについて警告を発していた。国連による仲介努力が破たんした後、シリアの反政府勢力に武器供与を行うように主張した。2013年の早い段階で、ロシアのウラジミール・プーティン大統領が問題になると警告を発していた。言うまでもないことだが、ヒラリーのやった正しいことのリストをオバマ大統領率いるホワイトハウスは面白く思ってはいない。

 後にブッシュだけが持つ問題について触れたい。もし彼が共和党の大統領選挙候補者に選ばれたら、彼はオバマ大統領と兄ジョージ・W・ブッシュ前大統領の外交政策と戦わねばならなくなる。2003年のアメリカによるイラク進攻について多くの人々は間違いであったと判定している。そのため、ジェブ・ブッシュの選挙戦にとって最重要となるのは、自分が大統領になったら同じような間違いを犯さないと人々に納得させることである。

 オバマ大統領は火曜日の夜、上院の演壇に立ち、一般教書演説を行った。私たちの関心は次に移っている。それは「だれが次の大統領になるのか」ということだ。

(終わり)  

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