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チャップリン「殺人狂時代」から、「パリの大通り」「苦いタンゴ」
http://www.asyura2.com/14/music15/msg/326.html
投稿者 で爺 日時 2014 年 9 月 17 日 18:30:45: tYZleDTpDNY.U
 



このあいだ、また見直したんだけど、この映画は「圧倒的」ね。
掛け値なしの、チャップリンの最高傑作。


映画は、例えばここで見れる。


http://www.youtube.com/watch?v=cESQo_4zZNM


では
 

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コメント
 
01. チベットよわー 2014年9月18日 14:24:33 : Xy93FIMaJupUQ : Q6JUEOjOhU

昨日、職場でチャップリンの『黄金狂時代』の解説をして、
自宅で『キッド』にどうして「天使のシーン」がでてきたか、という考察をした。

淀川長治さんはチャップリンの来日時にインタビューをしたことでも知られるが、
彼は最高傑作は『黄金狂時代』であるという断言をしていたな。

殺人狂は戦後だったと思うが、赤狩りにちょうどひっかかってチャップリンの
アメリカ撤退をよぎなくさせた政治的映画としての印象が強い。僕はNHK教育で
みたような記憶があるが、よく覚えてない。

もともとは『その男、凶暴につき』にあったような事情があり、深作映画に主演する
はずだったビートたけしが自分でやるといいだして脚本を変え自分で監督してしまった
ように、オーソン・ウェルズの映画に出演するはずだったチャップリンが自分で脚本を
書きなおして自分の映画にしてしまった。

国民的コメディアンが殺人鬼の役をする、という意味では今村昌平の『復讐するは
我にあり』に抜擢された渥美清のよう。(こっちのほうは、松竹の意向で実現は
しなかった)


02. チベットよわー 2014年9月18日 14:29:38 : Xy93FIMaJupUQ : Q6JUEOjOhU
チャップリンはいまだに喜劇の最上概念なのだろうか。

サタデーナイト・ライブで一躍全米の人気者になったコメディアンのエディ・マーフィーが、ヒット映画を続けて飛ばして20代前半にしてエンタメ界を制覇した。その頃のインタビューで今後の抱負をきかれたマーフィーは「30までに監督・脚本・音楽・製作のすべてを自分でこなした映画を作ること、チャップリンのように」と答えている。彼にとっての最終目標とはビル・コスビーでもリチャード・プライア―でもなく、チャップリンに挑戦することだったのである。

漫才ブームを生み出した広島出身のコメディアン、島田洋七はビートたけしの私生活での相棒としても知られるが、その島田が著書の中でビートたけしを評価したときに「チャップリンより上じゃないか」といっていた。彼らにとってもやはりチャップリンが一番の頂点なのである。

赤塚不二夫が吉本芸人10人と対談する企画があったときも「最近では青島のような芸人はいないなあ」と酷評、じゃあ誰がいいのかときかれ「やっぱりチャップリンだね」と。ギャグ漫画の教祖も実はチャップリン信者だったのである。

そして、スターの豪邸拝見で、アホの坂田こと坂田利夫さんの自宅をおとづれたTV撮影隊。坂田さんの応接間にある巨大モニターにうつっていたのは・・・・チャップリンであった。殆ど常時再生状態なのだという。アホの坂田にとっての神もやはりチャップリンだったのだ。

萩本欽一はどうだろう。彼は生前のチャップリンをたずねてスイスの自宅までおもむいているのである。文芸春秋かオール読物に本人よる回想記がのっていて立ち読みしたのだが、秘書に面会をこばまれ最後はやけくそで二階にむかって「あなたのやってきたことは全部まやかしだ」などと叫んだところ、本人が玄関からでてきて迎えてくれたのだという。「日本で余生を過ごすために土地を探しに行ったことがあるが、あまりの騒ぎになったためあきらめた」とチャップリン。実際、来日時にあっている淀川長治のいっていた通りである。欽ちゃんに「本当の騒ぎ」とは決してチャップリンの人気のことだけでなく、5・15事件だったということを知ることはできただろうか。


03. チベットよわー 2014年9月18日 14:34:18 : Xy93FIMaJupUQ : Q6JUEOjOhU

職場で偶然『黄金狂時代』の解説をした次の朝に
『殺人狂時代』のスレがあがっているというのは・・・・・この現象を偶然という。

04. 2014年9月18日 19:12:36 : L0MvZiOtVs
いや、偶然じゃないかも。おれが、殺人狂時代を見直したのは、「振り子」の投稿のせいだから。あのパラパラ漫画は、ちょっと無声映画ぽい印象がありますね。だからチャップリンという連想。

それから、私の場合、ああいう、非常に陳腐な「聖家族」みたようなイメージのものを見ると、「殺人狂時代」を思い出すのだな、だいたいにおいて。仕事を済ませたあと、青髭が、田園の中にある家族の待つ家に帰るシーンね。これがもう絵に描いたようなスイートホームで、異様な印象を与えるわけだ。チャップリンがどういう意図でとったのか分からんが、「狂った男が見る夢」という感じね。

チャップリンの映画は、無声映画時代を含めて、ほとんど全てYoutubeで見れるので、最近、暇つぶしに、よく見てますね。キッドで、天使のシーンが出てくるのは、ワイヤーを使ってスウゥーと舞い上がるシーンを撮りたかったからだと思うけど、もっと深い意味があるのかね?当時は新しい手法だったろうから、やってみたかったんじゃないの。それから、夢からさめて、現実に戻るあのやり方は、「男はつらいよ」シリーズの冒頭に必ずあった劇中劇の原型だと、私は思いますね。

では


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