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安倍政権を揺るがす閣内の暗闘 甘利氏vs茂木氏、菅長官への妬みも… 鈴木哲夫の核心リポート(ZAKZAK) 
http://www.asyura2.com/14/senkyo159/msg/230.html
投稿者 かさっこ地蔵 日時 2014 年 1 月 09 日 10:13:13: AtMSjtXKW4rJY
 

安倍内閣発足から1年が過ぎ、閣内のきしみが見え始めた。(手前から)安倍首相、甘利氏、茂木氏


http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20140109/plt1401090727000-n1.htm
2014.01.09


★鈴木哲夫の核心リポート

 安倍晋三内閣に微妙なきしみが出てきた。閣僚同士の不仲や嫉妬、権力欲が露呈しているのだ。新年を迎えて、国民を豊かにする経済政策をさらに推進し、日本を守る安全保障を強化すべきときに、閣内の複雑な人間関係が、安倍首相の政権運営を妨害しかねないのか。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が安倍政権の核心をリポートする。

 甘利明経済再生担当相が舌がん手術のため、シンガポールで行われたTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)交渉の閣僚会合を欠席し、代わりに西村康稔内閣府副大臣が派遣された。昨年12月上旬のことだ。この代打劇には、こんな裏があったという。

 経産省OBは「TPPの所管は経産省ですから、一時的な代理なら、茂木敏充経産相がカバーすればよかった。格下の西村副大臣が行ったのは、甘利氏の強い意向があったと聞いています」といい、こう続ける。

 「甘利氏は『自分が任せられるのは(茂木氏ではなく)西村氏だ』と、安倍首相に進言したようです。甘利氏は茂木氏と一線を画しており、閣僚会合では、辛辣(しんらつ)な冗談をよく言っているそうです。茂木氏が一度遅刻したことをネタに、『おっ? 今日はちゃんときたのか』などと」

 甘利氏は経産相や政調会長を歴任し、経産省とは強固な関係がある。西村氏は経産官僚OBで、同省と太いパイプを維持している。「ともに『自分たちが経産省本流』という意識が強く、原発規制委員会の議員立法をめぐっても2人で抵抗していた」(自民党議員)。

 これからTPPは大詰めの交渉となるが、「この時期に、甘利氏と茂木氏の不仲が表面化したのは心配だ」(前出OB)という。

 閣内の不安要素は他にもある。

 内閣の要で、ガバナンスを一手に引き受けている菅義偉官房長官に対する妬みが、聞こえ始めたのだ。

 菅氏に近い自民党中堅議員は「安倍首相をずっと前から担いできた、いわばお友達やチルドレンからの不満です」といい、こう証言した。

 「一部の閣僚や官邸の一部側近には『安倍首相を支える本流は自分たちだ』という自負がある。特定秘密保護法や靖国神社参拝などで、菅氏が慎重姿勢を見せたときには、『菅氏は、安倍首相のことを本当に分かっていない』とか『第1次内閣直前に(安倍首相の近くに)来たに過ぎない』などと不満を漏らしていた。ただ、菅氏が政府・与党をガッチリ掌握しているため表立って文句は言えない。くだらない嫉妬ですね」

 また、「ポスト安倍」をにらんだ、動きもある。

 ワンポイントリリーフとして、麻生太郎副総理兼財務相や谷垣禎一法相らの名前が挙がっている。彼らはみなライバルでけん制し合っている。

 「かつてスパイ防止法に反対した谷垣氏が、特定秘密保護法では終始黙っていた。『ポスト安倍』を意識してのものだろう」(前出議員)

 こうしたなか、仕事納めも済んだ暮れから新年にかけて、内閣改造人事の噂が流れてきた。情報発信元は、安倍首相と懇意にしている民間からだ。この民間人と話した自民党のベテラン議員がいう。

 「安倍首相は、経済も良くなってきたし、そろそろ本来やりたかった集団的自衛権見直しや、憲法改正などに着手する準備に入るんじゃないかと。そのためには『まだまだ経済優先で安全保障は慎重に』という考え方の閣僚は排除する、論功行賞的な閣僚も排除して、1月中にも内閣改造で純化路線に移ると。しかし、そんな人事をやれば、これまで何とかまとまってきた人間関係が一気に崩れる。第1次内閣末期の、官邸vs与党の再現になる。まさか自分の首を絞めるようなことはやらんだろう」

 だが、安倍首相の出身派閥である町村派幹部は、最近、安倍首相が特に安全保障面で「多少前のめりだ」と危惧し、「純化路線の改造はまんざら絵空事ではない」と話す。

 政権奪還から1年、その余韻とまとまりは消えつつあるのか。今後は、ちょっとした拍子で複雑な人間関係があらわになり、政府・与党内に対立を生む危機をはらみながらの政権運営になりそうだ。

 ■鈴木哲夫(すずき・てつお) 1958年、福岡県生まれ。早大卒。テレビ西日本報道部、フジテレビ政治部、日本BS放送報道局長などを経て、現在、フリージャーナリスト。著書に「政党が操る選挙報道」(集英社新書)、「最後の小沢一郎」(オークラ出版)、「政治報道のカラクリ」(イースト&プレス)」など多数。


 

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コメント
 
01. 2014年1月09日 10:41:03 : ksQ5Fjntl2
経産省は、「改革」「構造改革」「新自由主義」の先頭を走るんだと自慢
しとった過去がある。経産省人脈は排除するべきだ。西村ってのも、そのたぐい
だろうし、排除したことは良いことだ。



02. 2014年1月09日 10:44:17 : ksQ5Fjntl2

軍拡路線、憲法廃棄ないし改変、いずれも急がねばならない。

反対する有象無象は、独裁的に排除するべきである。

  邪魔が入らないうちに、電撃的に事を進めよ



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