外遊も空振り／（Ｃ）日刊ゲンダイ

アフリカ外遊中の安倍首相 南アに「訪問」断られていた
http://gendai.net/articles/view/news/147225
2014年1月15日　日刊ゲンダイ

「アフリカは日本外交にとってフロンティア」――。
　先週、こう意気込んでアフリカに向かった安倍首相。今回の外遊目標は“官民挙げての経済進出拡大”で、コートジボワール、モザンビーク、エチオピアの３カ国を歴訪中だ。日本人にはなじみの薄い国だが、この３カ国を選んだ狙いは何か。

　外交官時代に中東アフリカ局アフリカ第２課長を務めた元レバノン大使の天木直人氏が言う。
「エチオピアにはアフリカ連合の本部があるため、アフリカ外交にとって大切ですが、今回の外遊のテーマが“経済進出拡大”だとすると、南アフリカ、ナイジェリア、ケニアの３カ国が入っていないのはおかしい。他のアフリカ諸国に比べて経済規模が圧倒的に大きく、日本企業もたくさん進出しています。特にマンデラ元大統領が亡くなった南アは行かなくてはならない国でした」

　昨年１２月のマンデラ元大統領の追悼式には１００カ国以上の国々の要人が出席した。米国はオバマ大統領だけでなく、ブッシュ前大統領、クリントン元大統領、カーター元大統領夫妻が出席。英国はキャメロン首相、フランスはオランド大統領が参列した。安倍首相は、遅ればせながら墓前に花を手向けるまたとないチャンスだったはずだ。

「実は、日本側は南ア政府に訪問を打診したものの、“この日程ではお迎えするのは難しい”と断られたと聞きました。理由は今月１１日に行われた与党アフリカ民族会議（ＡＮＣ）の決起大会だったそうです。南アは今年４月に大統領選が予定されており、確かに政治スケジュールが過密です。しかし、外交上、本当に大切な相手なら、いくら忙しくてもズマ大統領は安倍首相と会談したはず。そうならなかったのは、日本がその程度の相手とみられているからです。南アでは中国が重要なパートナーとして圧倒的な存在感を示していますからね」（現地関係者）

　外務省に聞くと、「訪問国の具体的な選定の経緯は、相手国との関係があるので公表を控えさせていただきます」（報道課）との回答だった。

　就任以来、これで外遊は延べ３３カ国。巨額の出張費を浪費する意味があるのか。

コメント
01. 2014年1月17日 00:21:53 : 61BqBBFXiU 人種差別と戦った指導者の葬式に ナチ狩り組織に目を付けられるような党首が花を手向けられませんわ 軽く見られるとか中国寄りとか全くピントハズレな認識だわ
02. 無段活用 2014年1月17日 01:51:10 : 2iUYbJALJ4TtU : ddGVSlWexS 安倍氏がアフリカでやろうとしていることは、有り体に言えば英仏の補完。英仏資本 による産業振興を、インフラ整備という形で支援する。それを「植民地主義」という 言い方はできるけど、両国ともアフリカ向け援助に相当額を出している。フランスは、 マリや中央アフリカで命の対価も払わされている。 それに米国が加わる。去年、オバマ氏がアフリカに訪問して、送電線網の整備を提案 した。米国が運んだ電気で英仏資本の工場なり鉱山なりを稼働させ、日本が造った 道路なり港なりから輸出する。すると地元に雇用ができる。いずれ産業資本も形成 されるだろう。 欧米日がタッグを組んでモデルを示し、中国のモデルと競争する形がそこにできる。 英仏は強かだから、自分たちの目論見は言わずに、アフリカにおける日中の対決を 演出している。王毅氏も英仏とは事を荒立てたくないから、ことさら日本を叩いていた でしょう。 コートジボワールはフランス語圏。経済はそこそこ発展しているが、いつぞや大使が 内戦の煽りを食って、フランスの外人部隊に助けて貰った。モーリタニアは旧宗主国 がポルトガルだが、英連邦の一員。ここも国内のゴタゴタをたまに聞く。どちらも一応 安定しているが、し切ってはいない。 それと、アフリカ連合本部のあるエチオピア。本部ビルは中国が建てている。 欧米勢力と歩調を合わせて、アフリカの安定のためにカネをばらまく。言い方は悪い けど、それが今回の安倍氏の訪問の目的なわけだから、八方目配りをした、いかにも 日本的な選び方だと思った。 それがいいのか、私には判らないけど。
03. 2014年1月17日 08:31:04 : WczW7LlJ1k 安倍首相の主張は「いい加減過ぎて笑える」、中国外交部が批判　アフリカ支援めぐり XINHUA.JP 1月16日(木)15時44分配信 中国外交部の洪磊報道官は１５日の定例記者会見で、アフリカを訪問した日本の安倍首相が「中国のアフリカ支援は市場と資源だけが目的だ」と発言したとされることについて、「非常にいい加減な言い方で、笑える」と述べ、批判した。新華網が１６日伝えた。 報道によれば、安倍首相はアフリカ訪問中、「中国のアフリカ支援は市場と資源だけが目的だが、日本の支援は中国とは違い、より多くの雇用も生み出す」と述べた。 洪報道官はこれについてコメントを求められ、「確かに中国のアフリカ支援は日本とは違う。われわれはアフリカの民生、平和、安全など全般的な発展を促すために協力しており、信頼されている」と反論した。 また、「日本はアフリカ支援によって雇用を創出したというが、産業がないのに、どこに働き口があるのか？」と指摘した。 報道官はさらに、中国がアフリカのインフラ建設や産業投資、農業、医療などの分野で幅広く支援を行ってきたと強調。資源をめぐる協力についても「公正な価格でアフリカから資源を調達し、こうした資源の価値を上げたと評価されている」と説明した。 （編集翻訳　恩田有紀） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140116-00000027-xinhua-cn
04. 晴れ間 2014年1月18日 19:33:27 : FhUYgDFvAt2/E : xni5yVaf3k 先のマンデラ氏の葬儀は、冷戦後最大の弔問外交の場でした。 昨秋、マンデラ氏が危篤のときも、オバマ大統領は夫妻で南アを訪問し、刑務所跡で時を過ごすなど、マンデラ氏の軌跡に思いを馳せていました。(フランスのTVニュースは、その様子を長々と放送していました。) 西欧諸国は、人権や、差別との闘いのために生涯をかけた人物に対して、そういう敬意を払うのです。 それに対して、安倍内閣は葬儀に誰を送りましたか？　現職閣僚は一人も出席せず、皇太子と福田元首相の派遣で事足れりとしていたではないですか。 外務省は、皇室を使えば失礼に当たらない、と考えたのかもしれません。でも、西欧先進国の感覚では、皇室というのは「身分制」(出自による差別) の象徴のようなものですよ。今、スペイン王室も存続が危ぶまれています。英王室はマンデラ氏死去の直前には、マンデラ氏の生涯を描いた映画の上映会に出ていました。そうやって、日頃から民意にアピールしているのですね。 それに対し、日本の皇室は、差別撤廃のために行動するなんてことはないでしょう。 極右の安倍はもちろん、「ナチスのようにやろう」の麻生が、国際的にはどういう目で見られているか、外務省も少しは考えたらどうですか。お公家さん集団になってしまっていて、わからないのでしょうね。
05. 2014年1月19日 12:41:17 : S2ksoSFczA 安倍首相「私を右翼の軍国主義者と呼びたいなら呼んでいただきたい」 麻生副総理「ナチス、・・・・あの手口に学んだらどうかね」 報道の自由度ランキング、二十二位から急落し五十三位 秘密保護法の制定による情報の隠蔽と弾圧法制の推進 国連拷問禁止委員会委における上田人道人権大使の「シャラップ連呼」 ＊モーリシャスの委員からの指摘・・・当たっているだけに厳しい！！！ �@「日本の刑事司法は拷問に近い」 �A「取り調べに弁護人の立ち会いがないと、誤った自白が行われるのではないか」 �B自白に頼りすぎる取り調べは中世の名残だ。 �C日本の刑事手続きを国際水準に合わせる必要がある 上記のどれ一つとっても故マンデラ大統領は激昂と失望の意を露わにするだろう。人権弾圧と軍国主義を目指すアベ。同類である北朝鮮には行くだろうが、民主主義・人権・情報公開を大切にする国々の面々と合わせる顔がない。いくらアホでもそれくらいは感じていることだろう。「人権弾圧の国」の総理から代理として赴かれた方々には大変な迷惑である。どこへ出しても恥ずかしいアベ。国民のためにならないアベ。国民弾圧の家系に生まれたアベ。不正によって権力を手にしたアベ。一刻も早くやめるべきだろう。

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