http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140123-00000002-pseven-soci
女性セブン2014年2月6日号

　23日、都知事選が告示され、元首相の細川護煕氏を初め、舛添要一氏、元航空幕僚長の田母神俊雄氏、前日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏らによる選挙戦の幕が切って落とされた。

　細川氏の出馬により、都知事選最大の争点として急浮上した「脱原発」。細川氏を支援する小泉純一郎氏はこの都知事選を、「原発がなくても日本は発展できるという勢力」と「原発がないと日本は発展できないという勢力」の戦いであると表現した。

　主な候補者を「原発政策」で色分けすると、脱原発を唱えるのは細川氏のほか、宇都宮氏や舛添氏だ。

「即時ゼロ」を求める細川氏に比べ、宇都宮氏は「東電の株主総会で廃炉を提案する」とし、その色合いは薄い。舛添氏は、「私も脱原発を言い続けている」としながらも、「都の再生可能エネルギーの比率を2割ぐらいに引き上げたい」と語る“漸進派”だ。

　対して、原発推進を掲げるのは田母神氏だ。海外に比べ「日本の安全基準は厳しい」とし、「科学的に検討し原発を使えばいい」と語っている。

　とはいえ、脱原発が争点として取り上げられることについては批判も噴出している。安倍晋三首相（59才）は、「国政で行うべき問題で、都知事選の争点とすべきでない」との認識を示した。舛添氏も、「一点集中ではなく、全体をバランスよく見ることができるのがリーダーだ」と断じ、原発のみを争点とすることに疑問を呈している。

　では、識者はどう見るか。ジャーナリストの江川紹子氏は、「原発の是非は大事なテーマ」としながらも、それのみにスポットが当たることには反対する。

「小泉さんの言う『原発ありか原発なしか』という単純な二元論は非常に危険です。1300万の人口を抱える東京都知事の役割は、何といっても都民の生活をよくすること。大規模な自然災害や超高齢化社会にどう備えるかが都知事選の大きなテーマであり、原発だけをクローズアップするのは困りものです」

　一方で、「脱原発」の争点を歓迎する声もある。原発ゼロに向けた活動を続けている作家の鎌田慧氏はこう語る。「以前行われた世論調査で、7割以上が原発の再稼働に反対しているという結果があった。にもかかわらず、安倍政権はまったく無視して逆の方向に突き進んでいます。それに対する国民の苛立ちを細川さんが受け止めたのでしょう。ようやく政治に世論が反映されるのだと喜んでいます」

コメント
01. 2014年1月23日 09:35:02 : I4Zoecbjb6 民主主義の終わりだ。 デマゴキーが前面に出て、騒ぎまくる。 　　偽善と欺瞞のデマゴキーが、脱原発脱原発と騒ぎまくる。
02. 2014年1月23日 10:23:58 : uHdIVH8EV6 江川には落胆。いま日本は右の道に行くのか左の道にゆくのかを決める最後の分かれ道。道がきまればおのずと高齢化、大規模災害などの取り組み方も決まる。先を見ずして、各論に走るは江川らしくない。
03. 2014年1月23日 11:56:46 : SSN8T4ehKU ＞1300万の人口を抱える東京都知事の役割は、何といっても都民の生活をよくすること。大規模な自然災害や超高齢化社会にどう備えるかが都知事選の大きなテーマ ３．１１東日本大震災、この翌月に都知事選が行われ、石原氏が当選し４期目入った。この時のテーマも当然＜大規模な自然災害に対する備え＞が含まれていた。だが、石原氏は１年半で知事に飽きたのか衆院に鞍替えした。 その後を継いだのが猪瀬前知事である。２０１２年暮れの総選挙と同時に行われた都知事選で自民党への追い風の影響もあって圧倒的な勝利であった。この時にも政策の中に＜大規模な自然災害に対する備え＞は入っている。 この＜大規模な自然災害や超高齢化社会にどう備えるか＞というテーマは、新知事の１期の任期中や、１、２年で片付く問題でもなかろう。今回誰が知事になっても当然取り組むべき課題だが、各候補によって大きく論点が異なる内容ではないのではないか。もし各候補によってこの点についての政策が大きく異なるのであれば江川氏に是非指摘していただきたい。 また、宇都宮候補は、最も働きやすく生活しやすい都市にするというような主張をしている。だが、これも、言うは易く行うは難しである。仮に宇都宮さんが知事になっても、4年後に、東京で働く人たちが、こんなに働きやすい街になるなんて信じられないなんていうような状況になっているだろうか。かなり難しいのではないのか。嘗て、美濃部良吉知事の時代、福祉を充実したあまり、都の財政は極めてひどい状態になった。そんなことにならなければよいのだが。 江川氏の３．１１以降の言動を見聞きしていると、どうも反原発ではなさそうである。どちらかというと原発容認派のような気がする。そのスタンスからすれば、＜「原発の是非は大事なテーマ」としながらも、それのみにスポットが当たることには反対する。＞というコメントは脈絡が合っている。
04. 2014年1月23日 13:23:31 : JtW399YiA2 > 大規模な自然災害や超高齢化社会にどう備えるか その対策予算がオリンピックに吸い取られた。 原発再稼働と同じで大手が儲かる方向に政治は進む。 原発が事故ればオリンピックどころじゃなくなる。 何度も痛い目見ないと対策しないのが日本の政治・・・。
05. 2014年1月23日 17:15:38 : ncgpZZ0TYs 国民の意思を表明するには、地方選のすべてで争点を脱原発にして勝ち続ける必要が有る。
06. 2014年1月23日 21:13:52 : c8uYroBnUM ＞ とはいえ、脱原発が争点として取り上げられることについては批判も噴出している。安倍晋三首相（59才）は 結局その辺からの噴出だ。 粉砕せよ
07. JohnMung 2014年1月24日 07:50:55 : SfgJT2I6DyMEc : F8F87VSfXn 　江川紹子氏は、確認を怠ったのか、早まりましたな（笑！ 　下記スレのアンカーNo.39のコメントを見られたい。大凡のことは分かるでしょう！ 　http://www.asyura2.com/14/senkyo159/msg/749.html#C39 　”佐川１億円疑惑って？／都知事選予定候補の細川氏／求められる説明責任（しんぶん赤旗）” 　http://www.asyura2.com/14/senkyo159/msg/749.html 　投稿者 gataro 日時 2014 年 1 月 21 日 11:06:05: KbIx4LOvH6Ccw 　併せて、佐川問題を持ち出して、謀略朝鮮カルト繋がりの統一協会・自民党と創価学会・公明党とともに、細川氏に対するネガキャン・バッシングに狂奔している謀略加担政党・日本共産党の無様さについて、アンカーＮo．39とともに、Ｎo．40、41もご覧の上、ご確認下さい。 　http://www.asyura2.com/14/senkyo159/msg/749.html#C40 　http://www.asyura2.com/14/senkyo159/msg/749.html#C41
08. 2014年1月24日 11:43:12 : 4qR1cQybBQ 江川さん、 饅頭は美味かった？
09. 2014年1月24日 18:38:46 : Sch4aHXHd2 江川紹子の主張と代々木の政策は何故か重なり合うんだよね。 福島エートスを問題にしないような被曝への抵抗に対する後ろ向きな態度と都知事選での細川陣営への攻撃…。 それと自民党と歩調を合わせるかのような小沢一郎攻撃もあった。 なんのかんの言っても、結局は、安倍政権を裏から支えている役割しか果たしていない点で、日本「共産党」と一緒だね。
10. 2014年1月25日 00:33:45 : 8ITaxNccBw 江川氏の物の見方は浅い。悪いが相手にする気にならん。基本的に知識が足らんし現実社会を見る感度の鈍い人だと思うね。

11. 2014年2月02日 23:00:12 : emKjC2QB36 江川は、被ばく問題で、当初は20ｍｓｖ問題など政府を批判するようなポーズをとっていたが、その後、線量計測問題で、郡山の高い線量を警告した上杉氏に対して、デマを交えて（というよりデマだらけの）、激しい攻撃し、原子力村と変わらない立場を露呈した。 （自分は、上杉氏を全面支持するものではないが、この問題をめぐる当否は明らかだ） 結局、江川は、いつも同じようだ。

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