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遠隔操作ウイルス事件続報 見えてきた検察の作戦と裁判所がそれに取り込まれる危険性(ニュース・コメンタリー)
http://www.asyura2.com/14/senkyo162/msg/834.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 3 月 16 日 10:20:00: igsppGRN/E9PQ
 

遠隔操作ウイルス事件続報 見えてきた検察の作戦と裁判所がそれに取り込まれる危険性
http://www.videonews.com/news-commentary/0001_3/003211.php
ニュース・コメンタリー (2014年03月15日) ビデオニュース・ドットコム



 遠隔操作ウイルス事件は3月13日、第三回目の公判が開かれた。前回までは勾留中のため腰ひもと手錠をつけられ衛士に囲まれて入廷していた被告の片山祐輔氏も、先週第二回目の公判後に保釈されたことで、今回からは弁護団とともに入廷し、弁護人席に並んで座っての参加となった。


 公判では検察側の証人として片山氏の派遣先のパソコンを解析した警察官が登場し、派遣先のパソコンにアイシス・エグゼと呼ばれる遠隔操作ウイルスの断片が残されていたことや、どのような形でそれが残されていたかなどを証言した。


 しかし、今週の公判でのやりとりも、先週と同様に、検察はあたかも被告が犯人であると考えることが専門家の目からは当然のことと見えるか、裁判官の目を誘導するためのパフォーマンスの様相を呈した。


 この日の公判では検察側の2人目の証人として警察庁情報通信局情報技術解析課に所属する岡田智明氏が証人台に立った。検察はまず岡田氏が1000件を超える不正プログラムの解析経験があり、パソコンの遠隔操作事件の解析経験も豊富であることを確認することで、岡田氏の専門家としての権威が揺るぎないものであることを印象づけた。その上で、岡田氏に一般論としてのコンピューターウイルスやマルウエア、遠隔操作ウイルスとはどのようなものかの説明を丁寧に証言させた。


 ところが、その合間合間に、不思議なやりとりが散りばめられていた。例えば、パスワードを使って「PCにログインをするとはどういうことか」を説明させた際に、「だから本人以外の人間がそれを行うことは難しい」などといった意見を、事実関係の合間にさらっと挟んでくるような場面が随所に見られた。


 それだけに先週と同様に、弁護人の佐藤博史弁護士が立ち上がって噛く場面もあった。岡田証人が片山氏の派遣先のパソコンから遠隔操作ウイルスのアイシス・エグゼの痕跡が見つかったことを説明した時だった。岡田氏はその所在を示すパスが見つかったこと、それがFドライブという仮想ドライブ上にあったと見られることなどを説明した上で、さらっと「第三者がここに残すことは困難だと思います」と証言した。佐藤氏が「ちょっと待ってください」と叫んで立ち上がり、何を根拠にそのようなことを言うのかを厳しく問いただしたが、岡田氏はまるで国会答弁のように「第三者がここに残すことは困難だと思います」を繰り返すばかりで、最後までそう考えられる根拠に言及することはなかった。


 3回の公判を終えて見えてきたことは、佐藤弁護士が一貫して主張してきたように、検察側は片山氏の犯人性を証明する確実な証拠は持っていない可能性が高くなってきている。過去2回の公判で検察は、権威のある専門家を使って、あたかも専門家の客観的な立場からの判断であるかのように見せながら、片山氏が怪しいと考えられかねない発言を積み重ねることで、裁判官に対して片山氏の怪しさを強める戦略をとっているように見える。


 佐藤氏ら弁護側が、根拠を示さない検察側証人の「意見」に異議を申立て、事実と意見を識別するよう強く要求しても、裁判官はあまりその求めには反応していない。訴訟指揮を見る限り、果たして裁判官が佐藤氏らの指摘している問題点を理解できているかどうかに不安が残る。あるいは、検察との阿吽の呼吸で、わかっているのにわからないふりをしているのか。大野勝則裁判長は検察が証人に事実と意見を混同した発言しても、それを注意することはせず、むしろそれに噛みつく佐藤弁護人をたしなめることにより大きなエネルギーを割いているように見える。


 3度にわたり遠隔操作ウイルス事件を傍聴したジャーナリストの神保哲生が、ここまでで見えてきた検察の作戦と、裁判所がそれを公正に裁けるかどうかについての懸念点を、社会学者の宮台真司と議論した。


 

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コメント
 
01. 2014年3月16日 11:57:52 : 1ioo7h1uY6
■わが国の司法

 検察と裁判所はグルだよ

 『判検交流』以降同じ釜の飯

 同じ利権をむさぼる仲間

 完全に利害が一致してんだよ!

 まとめ役・ボスは

 最高裁事務総局

 あらがうと役人として

 明日が無くなるの!


02. 北の零年 2014年3月16日 13:54:05 : pi7eKAjFENWsU : JpZ4uld0oQ

江川紹子氏の記事と一緒に読むと裁判の雰囲気がよく判る。
パソコンや遠隔操作のことはサッパリキッパリ理解の外だけれど。

権力の「罪」の作り方…か。今後ともこの裁判の行方を注目して行きたい。
門外漢だけれど。



03. 2014年3月16日 14:03:22 : eTJ1jUc6BY
ネット工作も含めて、検察の悪辣だけが目立つ事件だな。
雰囲気だけで、片山さんに罪を被せようとする検察は、鬼畜以下のカスである事がよくわかった。
真実はどうでもよくて、面子とか権威とか守る為に検察は、犯罪を重ねてるな。
とっくの昔に面子も権威も失ってる事を検察は分かってるのだろうか。

04. 佐助 2014年3月16日 19:59:46 : YZ1JBFFO77mpI : wpmCg8U5S6
「永田町の論理」と「霞が関の論理」そして「司法の論理」は,お互いの既得権益を主張しつつ,既成の国家秩序を護持するという点で一致している。国民の追求が,既成の国家秩序を破壊すると判断すれば,擁護のために訴追は避けられる。保守政治家と官僚(検察)司法のクラスは,既成秩序の護持で一致している。

そして「国家」行政・立法・司法は多数決こそ正義・真理で,少数意見は多数意見に従うべしとしている。また個人と社会は,国家に奉仕し従属すべき義務がある。愛国主義・国家主義としている。この論理的思考と行動,その極端な利己的な思想と行為は,それぞれの既得権益が侵害されない限り,隠れて見えない。従って日本の民主主義と三権分立は偽装なんです。

そのために国家に従属するマスコミは,常にウソの報道をすることになる。嘘も方便,嘘つき世渡り上手,いつわるなかれとなる。


05. 2014年3月17日 18:08:18 : diADX7bCck
裁判所が検察に取り込まれる。あまり笑わせないで頂きたい。

01さんのおっしゃるとおり彼等は仲間内。必要とあれば証拠がなくても「推認」で有罪判決は出来る。もう幻想は捨てるべし。


06. 2014年3月18日 16:47:17 : QBrYpzDGwo
 05さんの言うように、裁判所が法治国家としての最後の拠り所であるとする一般人の「そんなことをするなら裁判に訴えるぞ!」というキメ台詞が幻想であることは、生涯に一度でも被告か原告で裁判所の門をくぐれば判明するだろう。
  裁判所というところは、日本の風土文化を反映し、強きに弱く、弱きに強いという判断基準でもって動いている以外にはないということが解るのである。
  つまり、原告を見、被告を見、どちらが地位的に秀でているか、どちらがバックに大物が付いているか、どちらが世間的に評価を得られているか、そのような基準で物を見る、要は「その場の空気を読んで大勢に付く」ことでは一般人と変わりないのである。
  結局のところ、どれほど渾身の準備書面があろうと、法と正義に基づいた懇親の陳述があろうと、最初から「こっちの勝ち」という合意が出来ている以上、ひっくり返ることはない。議会においてどれほど迫真の演説があっても党議拘束がある以上、多数決で法案の賛否があらかじめ決まっていることと同様である。
  これは、膨大な税金で裁判所を維持している国民のためにも良くないし、国際的にもまずいことである。
  司法試験制度はともかく、司法試験の後に行く司法研修所での判事、検事への教官による推薦、また実技としての憲法論戦、公法論戦など全く行わない研修内容、いわずと知れた判事、検事の同一人の周り持ち制度、極め付けとしての法務省役人による最高裁事務方が執り行う全ての裁判官人事など、判事、検事の機能分担と職務意識を全く混同させるトリックがあちこちに仕掛けられている。
  幻想を解くにはこれらの改革が何としても必要であり、少なくとも司法改革によって「裁判してみたがあまりの不正義にがっかりしたから二度と裁判などやらない」という印象を国民納税者に抱かせるような、名前だけの法治国家であることから抜け出せる一歩とはなるだろう。
  
  

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