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「修身」復活をねらう安倍の人間観(永田町異聞)
http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/296.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 4 月 16 日 09:36:38: igsppGRN/E9PQ
 

「修身」復活をねらう安倍の人間観
http://ameblo.jp/aratakyo/entry-11823091585.html
2014年04月15日 永田町異聞


戦後、GHQによって廃止された「修身」の徳目を、「いじめ対策」などの名目で復活させようというのが安倍首相の根底にある教育政策だ。

安倍晋三の「晋」は高杉晋作の名から一字をもらったという。

吉田松陰、高杉晋作ら尊王を掲げた幕末の長州人が等しく崇敬したのは、後醍醐天皇に叡山への移動を建言しながら受け入れられず、それでも忠誠をつくし、死を覚悟で湊川における足利尊氏軍との決戦にのぞんだ楠木正成であろう。

そのため明治から昭和20年まで、忠臣・楠木正成、逆賊・足利尊氏という善悪イデオロギー的なイメージがこの国に定着していた。

しかし、吉川英治は「私本太平記」で、この両雄に新しい人間的な生命を吹き込み、一方を賛美することなく、人間が生きる切なさを活写した。

筆者は「私本太平記」で、楠木正成が、ともに戦うべく父を追って来た15歳の息子、正行を河内の郷里へ戻るよう命じ、永遠の別れをする場面に心を動かされる。正成の語るこのセリフは、なんと美しいことか。

正成「そなたはまだ浅春の蕾だ。春さえ知ってない。人の一生にはたくさんなことができる。誓えばどんな希望(のぞみ)でもかけられる。父と共に死ぬなどは、そのときだけのみずからの満足にすぎん。世の中もまた定まったものではない。易学のいうように、時々刻々、かわって行く。ゆえにどんな眼前の悪状態にも絶望するにはあたらぬ。」

正行「………」

正成「それなのに、父は死のたたかいに行く。これは父がいたらぬからだ。みかどの御為とは申しながら、かくならぬ前に、もっとよい忠誠の道を、ほかにさがして、力をつくすべきであった。いや心はくだいたが、この父にそこまでの能がなく、ついにみずからをも窮地に終わらすほかない今日とはなったのだ。…そのような正成に、若木のそちを共につれてゆくことはできぬ。そなたは正
成のようなおろかしい道を踏むな」

正行「………」

正成「まず、あと淋しかろう母に成人を見せてやれ。この後は、ふるさとの河内一領を保ちえたら、それを以て、僥(しあわ)せとし、めったに無益な兵馬をうごかすでないぞ。ただ自分を作れ、自分を養え。そして一個の大人となったあかつきには、自然そなたとしての志も分別もついて来よう。その上は、そなた自身の一生だ。身の一命を、いかにつかうかも、そのときに悔いなき思慮をいたすがよい」

正行が父の訣別の言葉をどう受け取ったにせよ、作者が正成に語らせているのは尊王思想でも、忠君の死を美化するものでも、英傑の勇猛な言辞でもない。人間としてあたりまえの心情を伝えたかったに違いない。

同じ事実でも、解釈は幾通りもある。それを教えるのが教育であり、他者、他国への理解を深め、自らを省みて、人どうし互いに異なることの素晴らしさ、難しさ、つらさを胸に包みながら生きてゆくのが人生ではないだろうか。

大下英治の「安倍晋三と岸信介」という本に、安倍晋三へのインタビューが収められている。安倍の国家観、教育観が次の発言にくっきり浮かび上がる。

「たとえば、救国において、国のために命を懸けるという考えについて述べますと、教育現場では、国のために命を懸けるなんてことは馬鹿なやつがすることだと言う教師もいるわけです。…得になること、利益になることだけをやりなさいと教えるわけです」

国のために命を懸けるのは尊く、命を懸けないのは自分の利益だけを考えることだ、というのが安倍の基本認識らしい。

だが、国のために命を懸ける必要はないと言う先生が、自分の利益になることだけをやりなさいと教えているとは限らない。

百歩譲って安倍がそう考えるのは自由だとしても、これを絶対的真理であるかのように、様々な問題に当てはめ、国を動かしていこうとするところに、彼の勘違いと危険性がある。

「血の同盟」。かつて 岡崎久彦とともに出した著書「この国を守る決意」で、安倍は日米関係をそのように表現した。

「いうまでもなく、軍事同盟というのは“血の同盟”です。日本がもし外敵から攻撃を受ければ、アメリカの若者が血を流します。しかし、今の憲法解釈のもとでは、日本の自衛隊は、少なくともアメリカが攻撃されたときに血を流すことはないわけです」

自衛隊が血を流さないのでは、対等なパートナーとはいえず、だからこそ集団的自衛権の行使が必要だと力説する。

「この問題から目をそむけていて、ただ、アメリカに文句を言っていても物事は前進しませんし、われわれの安全保障にとっても有益ではないと思います」

かりに中国が尖閣を侵略してきたとき、いかに同盟国とはいえ米国が守ってくれるとは限らない。米国が攻撃されたときに自衛隊が血を流す間柄になってこそ、米国も本気で尖閣の防衛にあたってくれる。安倍はそう言いたいらしい。

一見、もっともな理屈である。たしかに、米国が中国と戦ってまで日本を守るという認識は甘すぎる。しかし、集団的自衛権の行使ができるようにしたら、事情が劇的に変わるだろうか。そうとも思えない。

日本の防衛にとっての本質的な問題は別のところにあるからだ。米国が中国と対峙する姿勢を示しながら、武力を行使したいとはつゆほども思っていないという現実を直視するべきであろう。

米国にすれば、安倍政権が中国や北朝鮮の脅威を喧伝し、米国製の戦闘機などの兵器を大量に買ってくれることは大歓迎にちがいない。しかし過剰な対立は困るはずだ。

東アジアの適度な緊張なら米国にとって都合がいい。日米同盟の価値が冷戦終焉後も色褪せないのはそのためだ。おかげで列島85か所に米軍の基地・施設をめぐらし、世界軍事戦略のために自由に利用できる特権を与えられている。

しかし、適度な緊張のバランスがくずれて、中国と日本の間で軍事衝突が起こるようなことだけは、どんなことをしても避けたい。それが米国の本音だろう。

はっきりいうなら、米国は中国と戦うために日本の集団的自衛権行使を必要としているのではない。

にもかかわらず、安倍首相はおもに尖閣に対する中国の侵攻を意識して、集団的自衛権の行使を実現させようとしている。ここに日米両国の大きな意識の乖離がある。

米国にはもはや、日本とともに本気で中国を封じ込めるだけの、国防予算の余力がない。また、経済的な損得勘定からみても、米国が中国とコトを構えるとは思えない。

なのに、安倍政権は中国、韓国を靖国神社参拝や歴史認識で過度に刺激し、東アジアに不穏な空気を招き入れている。米政府にはとうてい理解できないことに違いない。成熟した国のリーダーの姿ではないからだ。

安倍の人間観は、国のために命を懸ける人と、そうではない人に二分されているように思える。

国のために命を懸けるといって武器をとってきたのが20世紀の戦争ではなかっただろうか。個々の人間どうしなら仲良くできる人々が、国のために戦い、殺し合い、大切な家族や友人を失ってきた。

安倍は3.11大震災に関してこう指摘する。「国のために命を懸けるなんて愚かなことだと、子どもに教えているような学校の先生たちは、おそらく我先に逃げ出したんじゃないかと思いますよ」

はたしてそうだろうか。命を大切にする。他人の命も、自分の命も。ヒューマニズムの根本だ。それを教えたからといって、「国のために働く」ことを否定しているわけではない。それを「愚かだ」と言っているわけでもない。

子どもたちの命が危ういと思えば、大人として当然、自らの命を賭して助けるだろう。

大切なことは、どこの国の人であろうが人命は尊いという思いだ。自国のために他国を破壊していいわけがない。現実的に困難ではあっても、国と国の間で武力の応酬がないよう、国のために命をささげる必要などないよう、努力していくのが今に生きるわれわれのとるべき道ではないだろうか。

論理のすり替えはやめてほしい。あたかも戦前の亡霊が語るようなこじつけの理屈は無用だ。

 新 恭  (ツイッターアカウント:aratakyo)


 

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コメント
 
01. 2014年4月16日 11:29:38 : jGBvShvpwg
尊王と愛国(尊国?)とは違う次元のように思うが如何?

02. 2014年4月16日 11:35:42 : Huc46W1eZ6
大半農耕民族の一握りに満たぬ武家支配層の御作法美談など、社会の我々には以て無用!

03. 2014年4月16日 12:50:53 : kXX0mVDAHo
   
ある意味、宅間事件なみの危険性!
ドキチウヨの跋扈を許すな!
    ↓
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誰が何のために?高1生全員の机の上に「教育勅語」書かれた紙 何者かが侵入した可能性も/青森

1 名前: クロスヒールホールド(WiMAX)@転載禁止 2014/04/16(水) 11:19:28.48 ID:2+sDqM/t0 PLT(15444) ポイント特典

誰が何のために? 青森高校1年生281人全員の机の上に「教育勅語」
Web東奥 4月16日(水)10時38分配信

 一体誰が、何のために−? 青森高校(小川伸悦校長)で14日朝、1年生281人全員の
机の上に「教育勅語」の原文が書かれた文書が置かれているのが見つかった。学校関係者は
“珍事”に首をひねっている。

 同校によると、同日午前7時10〜20分ごろに教頭が4階にある1年生の教室を見回った際、
机に文書が置かれているのを見つけたが、朝自習の資料だと思ったという。ホームルームが
始まった同8時20分ごろに学年主任に確認したところ、資料ではないことが判明。文書はすでに
生徒の手に渡っていた。

 文書は縦22センチ、横約8センチの短冊形。太平洋戦争以前に国民道徳や教育の基本理念と
された「教育勅語」の原文が縦書きで記され、最後に「平成二十六年四月十四日」と日付が入って
いた。同校は県教委に報告した上で、特に生徒に危害を与えるものではないと判断し、文書の
回収はしなかった。

 一方、同校は13日に模試のため生徒玄関を開放していたほか、14日も午前6時ごろから玄関を
開けており、何者かが無断で学校に侵入した可能性もあるという。小川拓哉教頭は15日の取材に
「もし外部から入ったとしたら、学校の管理体制を見直さなければいけない」と話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140416-16103847-webtoo-l02

26 名前: カーフブランディング(富山県)@転載禁止 :2014/04/16(水) 12:34:21.17 ID:3EUeutS70
日本の気持ち悪いことはすべてネトウヨと自民のせいだと言える

------------------------------------------------------------


04. 2014年4月16日 13:36:11 : 7CacKTUh7k
2ちゃんねるには教育勅語の現代語訳が載っている。
2ちゃんねるに感銘を受けたネトウヨの仕業に見せかけたネトウヨの犯行か

05. 2014年4月16日 18:49:30 : oP7eMBoQlI
{戦後、GHQによって廃止された「修身」の徳目を、}

 修身がいいか、悪いかしらないが、GHQ、米国占領軍、そして米国は日本にとっ

 ていい兄貴分と思ってたら。

 冷戦終了後、ガラリと態度を変えて、弟分をいじめだした。

 弟分というより、属国であると気がつきました。

 それで、GHQのしたこと、は日本のためではなく、日本弱体化のためと、やっ

 と気がつきました。

 それで、靖国、教育勅語などが見直しされているのではないか。

 過去の見直し。  

 


06. 2014年4月16日 19:16:44 : Huc46W1eZ6
大失敗も糞味噌一緒にとりもろす。
もとい
其処だけ特に重点的にとりもろす。

進め一億火の玉だ!
さあ見直そう。党中央を決死の覚悟で擁護して、百戦百勝の栄光に輝かせよう
鬱苦しい国マンセー 安倍安倍式先軍政治マンセー

 

 
(国是としての「『神話』の国」ってのはそろそろやめた方が良いのでないかぇ.. 改憲以前でのかなりの重要度だと思うべな)(蛇足だけど牟田口は現場采配よりも祝詞が得意だったそうな。現場祝詞(笑))


07. 2014年4月16日 21:32:13 : 8aldBEWdcE
戦争前の教育を受けた人は楠木正成は偉い人と教えられたらしい。
理由は天皇に忠誠をつくして死んだということらしい。

歴史を勝手に自分の主観により善悪を判断してはいけない。
判断は我々個人がするもの。


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