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連続ドラマW「トクソウ」の原作者・郷原信郎が明かす「検察と司法マスコミの共犯関係」(現代ビジネス)
http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/369.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 4 月 18 日 19:11:28: igsppGRN/E9PQ
 

連続ドラマW「トクソウ」の原作者・郷原信郎が明かす「検察と司法マスコミの共犯関係」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/39005
2014年04月18日 永田町ディープスロート 現代ビジネス


 WOWOW×現代ビジネス特別連載第1回



文:郷原信郎(弁護士、元東京地検特捜部検事)


2010年以降、特捜検察の「暴走」が次々と明らかになりました。


厚生労働省の局長だった村木厚子さんが逮捕された郵便不正事件では、大阪地検特捜部の検事が証拠品のフロッピーディスクの内容を改ざんしていました。小沢一郎・元民主党代表の資金管理団体「陸山会」を巡る事件では、東京地検の特捜部長が、聴取した小沢氏の元秘書・石川知裕議員の供述内容を歪めて捜査報告書に記載していることが明らかになりました。


この2つの事件で、検察は世の中から大きな批判を浴び、その威信は大いに低下したと言っていいでしょう。


しかし特捜検察の暴走はいまに始まったことではありません。ずっと以前からあった構造的な問題なのです。


■検察と司法マスコミの歪んだ関係


私がその実態を目の当たりにしたのは、東京地検特捜部の検事として直面した「ゼネコン汚職事件」捜査のときでした。


この事件では、政治家や首長、ゼネコン幹部などが逮捕されましたが、捜査の過程でさまざまな問題点が露呈しました。


一つは、検察が思い描いたストーリーに沿う供述をもとめるがために行われる暴力的な取り調べです。この事件では静岡地検浜松支部から応援に来ていた検事が、参考人である宮城県幹部に全治三週間のけがを負わせるという事態が生じました。


もう一つは、1994年1月9日に朝日新聞が「関係者の証言」として報じた記事です。茨城県内の公共工事受注を狙う三井建設から、地元選出の大物議員・梶山静六氏へ1000万円が渡っているという内容でした。この記事をきっかけに、多くのマスコミは梶山氏の疑惑を報じ、世論の関心は「大物議員・梶山氏の逮捕はいつか」ということに注がれるようになりました。


しかしこの件は後に、三井建設側の窓口役だった幹部が個人的に着服しており、梶山氏側にカネがわたった事実はないことが明らかになりました。その事実が明らかにならなければ、世論の後押しを受けた特捜部は梶山氏を逮捕していたかもしれません。


件の記事は、検察のしかるべき立場の人間がある程度の示唆を与えないと書けないと考えるのが自然です。検察幹部から朝日新聞に何らかのリークがあったのは明らかです。


この捜査に私は直接携わったわけではありませんが、一連の動きを見ていて痛感したことがあります。検察と司法マスコミの歪んだ関係はどうしようもないところまできている---。


■司法マスコミは事件を煽り、検察は事件を煽らせる


特捜部というのは一種の軍隊組織です。上司がスジ読みしたストーリーに沿った証拠や供述を集めた検事が評価されます。捜査の途中で、上司のスジ読みが間違っていると気付くことがあっても、上司に意見し、一度走り出した捜査を後戻りさせることはまずできません。力づくでも事件の格好に仕上げていこうとする習性が組織に沁みついているのです。


一方の司法記者クラブに詰める新聞社やテレビ局の司法記者も、ある種の軍隊的組織の中で働いています。来る日も来る日も幹部への夜回りを続け、なんとか取り入ってネタを取ろうとする。そうやって仕込んだネタが事件として弾けるのをじっと待ち、いざ特捜部が着手する段になれば紙面で大々的にその成果をアピールする。これが彼らのメンタリティです。


モミ手で幹部に取り入ってネタを取ってくる記者が往々にして出世街道を駆け上っていく。そこには権力の暴走をチェックしようという意識が働くことはほとんどありません。


実際、暴力的な取り調べをする検事がいるということは、司法記者なら誰でも知っていることでしたが、それを批判する記事はゼネコン汚職でけが人が出るまでほとんど皆無でした。


司法マスコミは事件を煽り、検察は事件を煽らせる。両者の共犯関係が検察の暴走を許してきたと言っていいでしょう。


私はゼネコン汚職事件の当時から、こうした検察と司法記者の歪んだ関係を世の中に知ってもらいたいと思っていました。守秘義務の問題もあるため、フィクションの形でなんとか世に問えないかと思案し、ようやくまとめたのが2011年、由良秀之の名前で出した『司法記者』です。


■連続ドラマW「トクソウ」がWOWOWで放送


郵便不正事件と陸山会事件で発覚した特捜検察の暴挙を見て、司法マスコミは一斉に検察批判を展開しました。


ようやく司法マスコミによるチェック機能が働くようになったのでしょうか。私はそうは思いません。「暴走」は検察とマスコミによる共犯関係の上に成り立っていたのです。マスコミは検察を批判する前に、まずは自己批判する必要があります。記者クラブを拠点に検察幹部にすりよってネタを取るスタイルが果たして報道としての機能を十分に発揮してきたのか。その検証が欠かせないはずです。


そういう問題意識を書き込んだ『司法記者』を原作とする連続ドラマW『トクソウ』がWOWOWで放送されることになった。報道部門を持たず新聞社の系列に入っていないWOWOWだからこそ放送できるドラマだと言えるでしょう。


郷原信郎(ごうはら・のぶお)
1955年島根県松江市生まれ。弁護士。東京大学理学部卒。東京地検特捜部、長崎地検次席検事、法務省法務総合研究所総括研究官などを経て、2005年より桐蔭横浜大学法科大学院教授、06年弁護士登録。08年郷原総合法律事務所開設(現・郷原総合コンプライアンス法律事務所)。関西大学客員教授、公正入札調査会議委員(国交省、防衛省)、産業構造審議会商務流通情報分科会安全小委員会委員(経産省)、横浜市コンプライアンス外部委員なども務める。由良秀之のペネームで出版した『司法記者』をはじめ、『独占禁止法の日本的構造』『コンプライアンス革命』『思考停止社会』『特捜検察の終焉』『銀行問題の核心』など著書多数。


WOWOW × 現代ビジネス特別企画
「田原総一朗の昼から生トクソウ」
〜連続ドラマW「トクソウ」が描く地検特捜部の裏側を徹底討論〜


■配信日時 2014年4月22日(火)13:00〜14:30(予定)
■ニコニコ生放送の番組URLはこちら
http://live.nicovideo.jp/watch/lv176259352


5月11日(日)夜10時よりWOWOWプライムで連続ドラマW「トクソウ」がスタートします。「特捜検察」の驚愕の実態を圧倒的なリアリティでえぐる社会派サスペンスです。このドラマの放送を記念して、WOWOW×現代ビジネス特別企画「田原総一朗の昼から生トクソウ」を無料配信することが決定しました。インタビューの巨人・田原総一朗と元検事で本ドラマの検察監修を務めている郷原信郎(弁護士)のスペシャル対談により、特捜検察の「実態」を徹底的に掘り下げていきます。連続ドラマW「トクソウ」の面白さが倍増する特別企画、どうぞご期待ください。


WOWOW連続ドラマW「トクソウ」



著者: 由良秀之
『司法記者』
(講談社、税込み745円)
密室の女性記者死体・大物政治家「政治とカネ」疑惑---二つの事件が交差するとき、驚愕の真実が明らかに。検察を知り尽くす元特捜弁護士がこの国の「正義」の暗部を暴く!


 

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コメント
 
01. 2014年4月19日 07:04:55 : jQ97oUxNgk
原発再稼働に厳しい姿勢をとる泉田知事をモデルにした小説も刊行された。

その知事を特捜検察が、容疑事実を捏造して追い落とそうとする小説だ。もちろんこれは原子力村や検察が思い描いている手段の一つだがやる前から手の内を公開されたようなもの。

かえってそのとおりのことは出来なくなった。


02. 2014年4月19日 12:37:14 : C60fBozk9Q
WOWの連続ドラマほとんど見ていますが面白い。空飛ぶタイヤなど民放TVでは
スポンサーの関係で放送できない社会派ドラマが多い、有料放送。


連続ドラマW「トクソウ」楽しみにしています。


03. 2014年4月19日 13:25:13 : P9bWXFKhCE
犯人隠避事件公判(大阪地検元特捜部長、副部長が裁かれた裁判)を傍聴した時のこと。傍聴席前列(二列あり)の司法記者席に入れ替わり立ち代わり出入りする新聞記者たち。年齢層は30歳前後のものが大半。まともに裁判の一部始終を聴いていない。こんなのにしっかりとした記事が書ける訳がないと確信した。郷原先生のおっしゃることがわかる。当日傍聴されていた江川紹子さんはきちんとメモを取っておられた。司法記者とどっちを信用するかと問われれば答えは明らかです。

04. のぼっさん 2014年4月19日 16:26:38 : fkt3FbbrckgTg : TcPK8NOfog
漸く特捜検察の腐った構造に言及するドラマがTVにも現れましたが、小澤事件は
まだ終わってはいない、特捜の腐った構造、検察官が犯した犯罪は有耶無耶に済ませることはしてはいけない。が今の日本の記者クラブメデイアは検察と共犯関係にあるので、陸山会事件で嘘八百報道したことは無かった事にしておこうという
ジャーナリズムの風上におけないいい加減な輩が新聞テレビで相変わらず嘘八百の報道と
偏向コメントとプロパガンダ報道に徹している。
小澤事件は小澤事務所が秘書の住宅用に土地を購入したことを、特捜検察がありもしない事件に作り上げた、「政治資金規正法の虚偽記載」として秘書を有罪にした。
しかも民主党が選挙で勝利し、総理大臣になるべき政治家を冤罪で強制起訴に
追い込んで、政治家抹殺を謀った、疑獄事件であることを、マスメデイアは
知らん顔の半兵衛を通している、この事実こそ、日本のマスコミの腐った体質を
証明している、検察が犯罪を犯すことはあり得るが権力を監視するメデイアが
共犯者になったのではまさに「世の末」です。
いまなお政治とかねと垂れ流した政治評論家、学者ほかコメンテータは知らん顔で
相変わらず既得権益の代弁しており、新聞テレビを見る価値がなくなっている。
また裁判所は正義の館と信じていた国民を震撼される事態が「登石判決」つまり
証拠を裁判官が推認して作ってしまい「推認判決」で有罪にしてしまった。
つまり裁判官も検察官もメデイアも犯罪を犯すと言う、国民を馬鹿にしている。
水戸黄門の世界が今の日本の既得権益の腐った状況が存在していることが国民の
不幸です。
韓国、中国も権力の乱用で国民は虐げられており、庶民いじめは今なお健在。
北朝鮮の拉致事件はまさに人権蹂躙の典型的な事件ですが全く解決できていない
願うことはメデイアの若い人たちが自分の問題として行動発言する事。
ウクライナの若い人、台湾の若い人たちの行動力こそ評価できる。
日本の組織にいる若い人こそ、真実に目を向けて行動してほしい。
袴田事件を「なぜ今まで追求できないのか、判事の英断こそ一脈の光明。
各組織で組織防衛で情報隠ぺいし、腐った国にしないように頑張ってほしい。
まず「小澤事件」の真実を若手の政治家、ジャーナリスト、新聞記者の方々こそ
ウオータゲート事件のワシントンポストの若い新聞記者の勇気を見習ってほしい。
今の政治状況は戦前の如何わしい状況ににている。
情報隠ぺいの実態、メデイアのプロパガンダ、偏向報道、今こそ、日本人は真実追求に
真剣に行動しよう。
憲法解釈の変更でなく憲法改正を堂々と主張し国民に是非を問う,TPP交渉も
なぜ秘密にするのか、何を主張し何が問題か、キチンと議論できることが必要。
既得権益の一部の特権搾取集団から落ちこぼれた一般庶民はいま世界中で行動を
起こしており、ウクライナの実態も米ロのパワーバランス、覇権争いとみるのではなく、搾取側と、非搾取側の争いであり、台湾の議会占拠も同様、若い力が行動を
起こしています。
日本の非正規の若者たちももう少し、自分で考え、戦略をたてて行動を起こすエネルギー、活力を期待したい。
戦前を美化しないが、226事件の背景も搾取された貧民の怒りを若い陸軍将校が
代弁して側面もあります。
60年代の安保闘争も安全保障条約を知っている学生なんて一人もいなかったが
安保反対のデモが日本の既得権益の暴走を止める成果を出した。
当時の左翼学生はいま既得権益組織の中心にいる輩も多いが、今の日本に必要なことは国民ひとりひとりデモに参加してこうどうすることです。


05. 2014年4月19日 17:41:00 : S2ksoSFczA

>>04 同意!

大規模な国民運動と共に、クリミヤや2008米国大統領選挙に倣い、
武装した国際選挙監視団の派遣が必要です。

http://p.booklog.jp/book/77475/read 略奪者のロジック2 より
〜最後の民主的な政治ユニットであった鳩山由紀夫と小沢一郎の失脚は官僚、報道、米国、財界など権益集団のクーデターによるものである。一般国民はあまりにも無知であるため、功績(対日改革要望書の破棄)を評価するどころか、そもそも既得権益が何かという理解すら覚束ない。トクベツカイケイも、ザイセイトウユウシも、ガイカクダンタイも、ナイセイカンショウも、意味化も観念化もできないのであり、搾取されているという自覚すらもなく、鳩山・小沢の敗北は、つまるところ民度の敗北であったのだと思う。
〜2013年の参院選挙では前年の衆院選でプログラム改竄が疑われた集計マシーンを再使用したのであり、また政権のステークホルダー(利害関係者)がその運営企業に資本参画するというデタラメであり、さらには野党第一党が検察による国策捜査とメディアバッシングにより実質の解体状態なのだから、はなから国民に選択肢など不在なのであり、この国の代表民主制度は二重、三重に殺されている。これはもはや、正常選挙のため国連軍の監視を要請する第三世界の様相だろう。 >
>検索「不正選挙」「不正選挙 裁判」


06. 2014年4月20日 01:02:07 : Rlr97AvzO2
特捜検察のリークに見事に踊らされ、共犯関係に陥った
マスコミと共産党の事例は、以下の愚民党さんの投稿に顕著に見えている。

小沢氏団体疑惑   20億円超す虚偽記載   これでも形式ミスか    【赤旗】
http://www.asyura2.com/10/senkyo79/msg/669.html

赤旗(2010年2月6日付)は、小沢氏団体に20億円を越す虚偽記載があるとした。
さすが、赤旗はきちんとその出所を書いていた。
その点では、「検察幹部によれば」というねつ造記事を書く産経や読売のようなゴミ新聞とは違う。
では、そのリークした検察官は誰か。
記事の最後をよめば、あっと驚くだろう。
なんと、あの東京地検の佐久間達哉特捜部長ではないか。

赤旗記事には次のようにある。
>東京地検の佐久間達哉特捜部長は4日、「なぜ、隠さなければいけなかったのか、裁判で明らかにする」とのべました

と書いてある。

佐久間特捜部長のリークをうけて、朝日の星浩氏、毎日の岩見隆夫氏、
読売の橋本五郎氏などが、一斉に、小沢氏団体に20億円の虚偽記載と報道して
「政治とカネ」「リンリ、リンリ」の大合唱となった。

こうして西松事件で大久保氏を逮捕、起訴し、
民主党代表の小沢氏を代表の座から引きずり落とすことに成功した。

では
佐久間特捜部長が裁判で明らかにするとした20億円の虚偽記載は
あったのか、
まったくそれはなかったことが、今となればよくわかるだろう。、
小沢氏の罪とされたものは、4億円の記載の期ズレに同意したかどうかというだけのことだけである。

この事実をもってしても、佐久間特捜部長、いわゆるねつ造部長のリークに
赤旗やマスコミ全社が踊らされて、リンリ、リンリ、政治とカネと騒いでいたことがわかる。
ほとんどの全マスコミが、佐久間達哉ねつ造部長や大鶴基成元公判部長らの手のひらでいいように踊らされ、日本の政治をゆがめたのであった。

佐久間ねつ造部長は
検察審査会を利用して、御用弁護士を使って
小沢氏を強制起訴に持ち込み、政治的に塩漬けにすることに成功した。
いまだに検察審査会に申し立てた人物が判明していないことに、疑問をいだかないマスコミと赤旗は、確実に佐久間氏の手のひらに踊っていて、ねつ造検察の手先の役割を果たしたのであった。
あるいは、2度の検察審査会のメンバーの年齢が一致するなどという不自然さに
気がつかないマスコミと赤旗は、アホの極みであり、まさにねつ造検察の共犯者である。
あるいは、もっとも正義の体現者であり、信頼されるべき検察がねつ造までして、狙った相手を罪に陥れようとしていることを、民主主義の危機と感ぜず、徹底した批判をしないマスコミと赤旗は、司法における民主主義の破壊の共犯者でもある。

政治的事件については、いつ、どのような背景のもとにその事件が起こされたか
歴史的に、客観的に、分析する複眼的な観察眼をもたないと、誤るものである。


07. 2014年4月20日 09:57:59 : wJZnV3B0jk
04>さんに同意。赤旗は聖教新聞と同じで自分達の都合のいい事しか書かないで洗脳している。20億虚偽記載云々と言うなら訴えればいい事、検察のひどい暴走、捏造までして罪人に仕立てるあってはならない事を平気でし、それを批判一つしなかった共産党の正体がはっきり解った。何を言っても自民の補完勢力に他ならない事は他の事でも証明されている。

08. 2014年4月20日 14:28:07 : QBrYpzDGwo
   例えば事故を起こす工場というのはベテランの従業員や作業員が少なく、人手が足りないために未熟な作業員を多数入れていることから起きるのであろうことは想像に難くない。  
  検察、検事という世界も本当の意味での法曹と言える人間は少ないということではないのだろうか。
  そもそも法治主義とは名目で、戦後の社会は地元議員や職場のボス、町の顔役などへの盆暮れの付け届けなどが幅を利かすものであり、法律を盾にした訴訟などを考えるようなものは訴訟大国アメリカへでも行けといわんばかりの状況だった。
  従って、国民の殆どが家裁くらいは行ったが地裁あたりになればもう既に一生涯足を踏み入れたことなど無い世界である。
  そのような国民監視の無い中では行政と司法の癒着というのは当然起こり得るし、記者クラブに所属することによって格別の待遇を受けているマスコミも、今更司法の独立に関して探る気力もないのだろう。
  ある小さな行政訴訟では居並ぶ代理人が十人近く整然と原告に対峙しており、それだけで弁護士などは萎縮するような仕掛けがなされている。
  ところが、準備書面の表紙を見ると、一人の検事の印鑑が他の代理人にも押されており、脇に「代印」と記してある。何だか素人っぽく、こんなの有りか?と思うような準備書面であった。氏名が書いてあるのだから、その脇に自分の印鑑を押せば良いのに、代印が9個も押されていたのだ。
  個々の代理人を良く調べると検事は立った一人か二人であり、その他は法務省の役人で法規係員であった。これが被告代理人として検事よろしく居並んでいるのである。納税者による行政訴訟の一方のみに法務省の役人が付き、検事と同様の任務をしているということになる。彼らは勤務時間を使っており、対して納税者原告は勤務を休み、弁護士費用など自費で訴訟を闘うのであるから、どちらが有利かは知れるのだ。国を相手にする訴訟は自分らの税金で雇っている筈の役人が敵方に立ち、なおかつ自費で彼らと闘うという実に二重のコストを納税者はかけるのだ。
  このようなバカらしい訴訟は誰も手掛けない。かくして、税金の使途は行政の胸先三寸で湯水の如く使用されても法的解決には遠いことになる。
  刑事司法も同様であろう。
  代理人として代印を押印することは、法務省の役人が実質検事の仕事を手伝っており、法曹としての自覚も訓練もされていない素人と言っても良い人間が裁きの片側にいればいわゆる「未必の故意」「推定無罪」などを充分考慮した検事としてのバランス感覚は反映されるべくもない。事故を起こす工場と同様に、法曹資格が無い者も代理人として加わるような杜撰な法廷は司法の事故である。
  検察が警察の暴走を諫め、起訴に充分耐えるような証拠が出るまで時間をかけて正義と真実を追求出来ない、しないのは、充分に法曹としての訓練がされていないからであると確信している。

09. 2014年4月20日 18:34:42 : DjRSHqZcvQ
うーっ。郷原さん、田原の番組に出てるのかい。それだけはやめといた方がいい。あれに近づいて碌な事にならないから。風見鶏御用ジャーナリストだよ田原は。いかがわしいイメージがついちゃう。最近で言えば長谷川幸弘みたいに。遠ざけていた方が無難だ。

10. 2014年4月20日 23:59:47 : FfzzRIbxkp
投稿もコメントも渋いぞ。

私はいつもぬるいコメントしかできないですいません。
WOWOWのドラマ「トクソウ」。 WOWOWに入ってるから見れる!

吉岡くん出てる〜。吉岡くんは尾崎豊の親友だったし。尾崎豊の死には不審な点が多いし。しつこいけれど、尾崎は亡くなったあと、霊体(?)になってから好き放題しすぎだと私はちょっと怒っています。

三浦友和さんも出演ということで、ロス疑惑の三浦さんだって、最後まで変なことばかり。


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