http://31634308.at.webry.info/201404/article_19.html
2014/04/19 21:52

読売新聞は、発行部数では各社の中でトップと言われている。その読売が、こと政治記事に関しては、安倍政権を異様に持ち上げる。原発政策は、各社が再稼働について批判的であるが、読売は批判どころか政府を煽って原発再稼働、原発輸出を後押ししている。

まあ、この読売グループ本社の会長が、読売新聞の社説の基調を作っていると思っているが、もはや老害の域にあると思っている。このご老人はよほど安倍首相と波長が合うらしい。強行採決で成立した「特定秘密保護法」の指定や解除の基準など法律の運用について、有識者から意見を聞くための「情報保全諮問会議」の座長でもある。

読売新聞の以下の記事に、そのまま読めば日本国民として大変うれしい数字が出ていた。最も信頼できる国は日本ということだ。中国、韓国を大きく引き離している。

最も信頼できる国は日本…ＡＳＥＡＮ世論調査
http://www.yomiuri.co.jp/world/20140419-OYT1T50110.html?from=ytop_top

外務省が東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）の７か国で行った世論調査によると、「最も信頼できる国」に日本を挙げた人は３３％で、トップだった。米国は１６％で２位、中国は５％、韓国は２％だった。

　「ＡＳＥＡＮ諸国にとって現在重要なパートナーはどの国か」との質問（複数回答可）でも、１位が日本（６５％）で、以下、中国（４８％）、米国（４７％）が続いた。２００８年の前回調査では１位が中国だった。

　安倍政権が掲げる積極的平和主義については、「アジア地域の平和維持に役立つ」と肯定的な評価をした人が９割に上った。

　外務省は「安倍首相が就任後にＡＳＥＡＮ全１０か国を訪問し、日本のＡＳＥＡＮ重視の姿勢が浸透した表れではないか」と分析している。

この信頼の増加は、安倍政権が掲げる「積極的平和主義」が平和維持に役立っているからだと書かれているが、それは全く逆なのではないか？

安倍首相が「積極的平和主義」と勝手に唱えているが、私から言わせれば、「積極的敵対主義」と映る。中国、韓国に対して、これだけ敵対した政府は、今までの自民党時代には無かった。

読売新聞は、この理由を外務省の言葉として、安倍首相の外交成果としているが、歴代政府の中で、アジアで最も緊張の原因となっていることを無視している。そういう事実を無視して政府を正当化する記事を書くことは、私から言わせれば違うだろうと言いたい。

コメント
01. 2014年4月19日 23:27:13 : NNHQF4oi2I 高齢者福祉の為の　消費税が　 　公務員　報酬と　大企業減税に　変身 　扶養控除が　女性が働きやすくする　と　言う　増税に変更 　本来　政治家は　働きやすい政策を作るのが仕事 　　政策のできない　自民党馬鹿政治家は　次の選挙で全てクビにするべきだ
02. 2014年4月20日 01:18:12 : SMbNwqjLPE 国民の生命と財産を守るのが政府の使命である。フクシマに見られるように、国民の生命を軽視し、取れるものは何が何でも獲るとばかりに国民の財産を収奪して、高級官僚と大企業の利益を図るのが日本政府。いわゆる日本（政府）と大多数の日本人の利害がここまで遊離する時代になった。愛国心？？？？
03. 2014年4月20日 02:03:28 : Huc46W1eZ6 ＞ 安倍首相が「積極的平和主義」と勝手に唱えているが、私から言わせれば、「積極的敵対主義」と映る。 当然だ。 本来積極的平和主義と呼ばるべき物は、マタイ5の33から43の其れなのだ。 安倍は呪われる。 我々も呪うが，我々以上の摂理も必然に呪う。 呪われて死ね。　地獄の業火で（以下高田馬場の神様に御預けします。好きにして下さい
04. 2014年4月20日 04:47:19 : se3uTzhrn6 イラクに対してやらかしたアレでしょ。 嘘八百のイチャモンつけてカチコミかけるのも、テロじゃなく侵略でもなく積極的平和主義的行為です。 アメリカ様のご機嫌損ねて、隣国から攻められたらどうするんだ！？ 自分たちだけ無事なら他はどうなってもいいなんて、一国平和主義は許されない！！だから、アメリカに守ってもらうためにイラクをやっつけろ！ って、まるっきりコントだ。
05. 2014年4月20日 07:29:55 : 2Si24H0jWs 安倍が訪問して対日感情がよくなった。アホではないか。 こんなおっさん、行けば行くほど逆効果。 アセアン諸国の対日感情は悪くないが、経済を握っているのは中国系住民。 ほんの数パーセントしか中国系住民がいない国、タイ、フィリピン、インドネシアでさえ経済は中国系住民が握っている。タクシンもアキノも中国系。 安倍は日中対立を煽ることばかりやっているがこれはプラスにならない。
06. 2014年4月20日 16:48:16 : QBrYpzDGwo 　　安倍政権は 積極的平和主義を採って集団的自衛権を行使する、というのだろうが、平和主義は積極的でも消極的でも勝手だが、そのために自衛権を行使出来るという理屈が成り立つのが解せないのである。 　　友人が殴られているのに黙って見ているのか、冷たいじゃないか、というような例を出すが、集団的自衛権行使というのは当然ながら武力による解決を目指すものであり、紛争地において友好国が苦戦している場合に加勢する、という意味である。これは国家の兵隊として行くのだから、戦争ではないということにはならないだろう。安倍政権の言う積極的平和主義というのはいわば外交ではなく戦争で国家間、あるいは内戦の決着を付けようというものである。 　　とすると、戦争にもルールがあり、国家として武力行使に参加する場合は宣戦布告する必要があるだろう。また、宣戦布告して参加出来る人間は当然ながら武器、兵器を携行する軍隊に限られるだろう。そして対戦相手も当然ながら武器、兵器を携行する敵方の軍隊に限られるだろう。これが戦争の最低限のルールである。 　　とすると、友好国が参戦しているからといって宣戦布告もせずに一方的に加勢し、相手国と一戦交えることは第一のルール違反であり、ましてや近代兵器は軍隊のみを対象とするのではなく、むしろ敵方の無防備な市民を殺傷することで威力の多寡を競うようになっている。兵器、武器のカタログにあると思われる殺傷能力とは、当然ながら敵方の住民の死亡数も入るわけだ。非武装の市民を殺戮から守るのが軍隊の役割であった筈が、今や非武装の市民をどのくらい殺傷して敵を降参させられるか、が課題となっているのである。これが第二のルール違反である。 　　また、古くは戦場というものがあった。戦火を交えた後の土地を指すのではなく、戦をする場所という意味であり、高天原の合戦ではないが、戦士だけが闘い合う地のことであったが、今や市街が戦場と化すなど、戦地と住民の暮らす土地の境界を無くしてしまっており、そこの動植物なども破壊し、草も生えないくらい環境を悪化させている。これが第三のルール違反である。 　　そして集団的自衛の「権利」だとの主張だが、友人が喧嘩をしており、そこに加勢するのに包丁を持って駆けつければどうなるか、友人が包丁持って来てくれと言っても言わなくても、包丁持って加勢する権利があるんだの「権利」とは、自分で自分に賦与するものであり、誰かから付与されたものではない。包丁持って闘う権利とは、唯一自分という個人が相手方から武器によって襲われ、本能的に自衛する場合だけであり、これは自然権として天から賦与されているとも言えるが、それとても自己の判断でやり返すのか、説得するのか、選ぶのが賢明だと皆承知だ。 　　ましてや通常友人が包丁持って来てくれとも言わないのに「権利だ」などと勝手に決めて暴力を行使しない。要請されても多分双方を「こんなことしてもキリがない、話し合え」、と言って止めるだろう。それが常識である。 　　集団的自衛権の行使は宣戦布告なく勝手に友好国の対戦相手を敵とみなして攻撃し、非武装住民を殺傷するという戦争のルールを逸脱した「乱闘」である。 　　「乱闘」に参加しても絶対に平和は来ないのは自明のことである。

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