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小沢一郎著『日本改造計画』の出版にあたって、竹中平蔵氏が協力していた(新共産主義クラブ)
http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/608.html
投稿者 新自由主義クラブ 日時 2014 年 4 月 25 日 16:29:58: 41xQYjMxutK66
 

小沢一郎氏の著作とされている『日本改造計画』(講談社,1993)の出版にあたって、竹中平蔵氏が協力していたことがわかりました[文献1−4]。

また、小沢一郎氏が自由党の党首だった頃に、竹中平蔵氏が自由党の勉強会の講師として、たびたび招かれていたようです[文献5−6]。

竹中平蔵氏は、安倍政権の産業競争力会議のメンバーであり、小泉内閣では経済財政政策担当大臣、郵政民営化担当大臣、金融担当大臣などを務めた人物です。

小沢一郎氏の所得税を下げて消費税を10%に引き上げるという政策は、竹中平蔵氏の影響を受けていたようです。

これらの事は、古くからの小沢一郎氏の支持者にとっては既に常識的な事なのかも知れません。
 
 
 
 *   *   *   *   *   *   *   *
 
【参考文献】
 
[1]小沢一郎「日本改造計画」(講談社,1993).
http://bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2064820) 
 
 
[2]竹中平蔵・池田信夫・鈴木亘・土居丈朗「日本経済『余命3年』 財政危機をいかに乗り越えるか」(PHP研究所,2010).
 
《なぜ「日本改造計画」は実現しなかったか》


池田 私が疑問に思うのが、小沢一郎さんが九0年代に書いた「日本改造計画」(講談社)です。あそこに書かれた内容は経済学者にとって常識で、日本は当然そのような方向に向かっていくと皆が思っていました。

竹中 そのとおりです。「ふつうの国」になると皆が思っていました。

池田 それがなぜ、この二十年間、真逆の方向に向かうことになったのでしょう。

竹中 答えは簡単です。『日本改造計画』の出版にあたって、私を含め、いろいろな経済学者が協力しました。だから経済学者にとっては、当然の内容になったのです。小沢さんが小泉内閣ができたときに何をいったかというと、「それは私たちがやることだ」というものです。これこそ小沢さんが変貌した理由です。
 小沢さんがやろうとしたことを、小泉内閣が一部、実現してしまった。そのため小泉内閣と違う、政治的ポジションを取ることにしたのです。だから、『日本改造計画』で小さな政府を志向しながら、真逆のお金をばら撒く方向に進むことになった。その意味で小沢さんは、典型的な政治家です。政策本位で考えるのでなく、政治的なパワ−ゲ−ムのポジション取りを中心に考えるのです。

池田 もう『日本改造計画』の考え方に戻ることはないのでしょうか。

竹中 そちらのほうが、ポジション取りに有利だと思えば戻るでしょう。それがあるから、いまだ小沢さんを待望する声もあがるのです。

池田 たしかに、その気持ちは私にもあります。もう小泉さんは、いませんから。今の民主党政権のやり方は、尊皇攘夷運動に似ています。「外資を排除して、美しい日本を守れ」といったことをやっている。しかしやっているうちに、このやり方は危険だと気付き、なし崩し的に開国のほうへ向かうのではないかと。結局、「格差社会はけしからん」といっても、財源がなければ何もできません。最後は経済学者が考えている常識的な方向に、軌道修正せざるを得ないのではないでしょうか。

竹中 いま何をやるべきかについて、ふつうに議論されているのは法人税の引き下げ、デフレ対策、規制改革などです。これらはすべて民主党のマニフェストに書かれていません。少し前までは、小泉・竹中の行き過ぎた規制緩和、と批判していましたよね。ところが菅総理は最近、「規制緩和すべき」と言い出しています。菅総理に矜持があれば、ふつうは恥ずかしくていえません。それを何のてらいもなく、口にできる。ひょっとしたら、そこが菅政権の唯一の希望かもしれません。
 ただその際、「自分たちは少し認識を誤っていた」ことを踏まえて、規制緩和の必要な理由も語ってもらいたい。それがないまま突然変わったら、またいつ突然変わらないとも限らないと思ってしまいます。

 
http://books.google.co.jp/books?id=DSwCRUVlB80C&printsec=frontcover
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51501114.html
 
 
[3]池田信夫,”小沢氏は『日本改造計画』の原点に帰れ - 池田信夫”,2010年08月28日.
 
…彼の書いた『日本改造計画』は「小さな政府」をめざす理念が明確でしたが、その後の小沢氏は政局の読みを誤って自民党政権の復権を許してしまい、政党は離合集散を繰り返して、経済の低迷はますます深刻化しました。
http://agora-web.jp/archives/1082697.html
 
 
[4]池田信夫,”小沢一郎氏の「西南戦争」”,2012年06月27日.

今では知らない人も多いようだが、小沢一郎氏は1993年の著書『日本改造計画』の序文に、グランドキャニオンを訪れたときの印象をこう書いていた:

(中略)

実際には小沢氏の書いたのは序文だけで、内容は当時の大蔵省の課長が編集長となり、竹中平蔵氏や伊藤元重氏などが書いていた。だからそこに書かれた経済政策は経済学者のコンセンサスに近く、所得税を下げて消費税を10%に引き上げると書いてあったのだ。

http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51796657.html


[5]平野貞夫,”「日本一新運動」の原点―148 日本一新の会・代表 平野貞夫妙観”,”「アベノミクス」と「小泉構造改革」”,2013年02月20日.
 
小泉首相は構造改革の政策づくりに、竹中平蔵慶大教授を担当大臣に就任させ、竹中理論による構造改革を断行していく。当時、私は自由党所属の参議院議員で、鈴木淑夫衆議院議員らと「国民のための構造改革研究会」を月1回開き、竹中氏も参加していた。
http://nipponissin1.blog136.fc2.com/blog-entry-233.html
 
 
[6]平野貞夫,”【BLOGOS対談】平野貞夫氏「小沢氏の敗北、これは日本が健全な民主主義をつくる最後のチャンス。」”,2010年09月19日.

平野:これはサッチャリズムに似てます。新自由主義といわれてもしょうがない。
http://blogos.com/article/23587/?axis=&p=10

平野:実は日本改造計画の勉強会に、竹中さんが来ていて、私たちが自由党の幹部でごく少数で政策勉強会をやっていまして、そのときの参加者でもあった。これは森内閣のころで、ずいぶん議論しました。
http://blogos.com/article/23587/?axis=&p=11
 
 
 *   *   *   *   *   *   *   *
 
 
「新自由主義」から「新共産主義」へと、政治と経済のパラダイムシフト(潮流変化)を導き、
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コメント
 
01. 2014年4月25日 17:17:44 : G8TY1JIZPl
安倍首相と小沢氏が同類という考え方は現行憲法による体制に罅を入れる可能性がある、すなわちタカ派・穏健派を問わず米国の指示に従順ではないタイプの政治家という点で共通というだけでしかない。従米のシンボルであるTPPに参加すれば国民が幸福になるわけでもないのでこのような考えに頷くわけにはいかない。

02. 2014年4月25日 17:21:32 : pj4MJpEQ2I
都知事選で小沢信者達が小泉陣営の支持に回った理由もはっきりしてくるね。小沢信者にとって安倍が気に入らないというのは、安倍の極右パフォーマンスが経済合理主義に合わないという支配層側の観点だからだろう。

小沢妄信の「かっちのブログ」なんかでも、都知事選の際は、脱原発が第一義で脱原発で結集しよう!とかいっておきながら、別の補選では脱原発よりも反消費増税だ!とか言い出す始末。この豹変の理由は小沢一郎が補選で民主党&電力労組=連合の支持に回ったからだ。※もともと今回の消費増税の発案は民主党政権時の民自公合意なのだが

とにかく小沢とその信者達は、自身は表層に出ずに新自由主義を後ろから援護する。小沢が細川政権時に細川首相にやらせようとして猛反発を食らった「国民福祉税」事件(消費税3→7%)などもいい事例だ。現在が8%だから、結局彼らの目論み通りになっている。

小沢の日米構造協議が 現在、安倍によるTPP売国にまで発展しているのをみても、支配層の敷いたレールに沿った工作がなされてきたことは明白だ。


03. 2014年4月25日 19:42:17 : bu53YxOdzc
小沢が言う「国民の生活が第一」などは、中学生が弁論大会で言う程度のものなのである。

そんなものに、うっとりと見とれている大の大人の多い事よ。


04. 2014年4月25日 22:11:58 : F6EDPqlwZk
 
 
>小沢が言う「国民の生活が第一」などは、中学生が弁論大会で言う程度のものなのである。
 
 
 隷属とコソドロが十八番の奴隷根性のひがみとしては面白いね。
 
 

05. 2014年8月22日 11:16:02 : qgvNjhIo2g
小沢氏が何を言っても、腐れマスコミと同じで悪く解釈するへそ曲がりの人間は、小沢信者とかたずける。それで十分小沢氏を解っているかと思えばマスコミの受け売り、自分の考えが正しいかの様だが、本当の事はやっぱり解っていない愚民。まだまだそういう人間が7,8割はいる。これだから日本は変われない。

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