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米「豚肉関税50円・牛肉9%」要求 TPP、日本は慎重:豚肉関税の話に特異な価格ゾーンを持ち出す怪
http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/856.html
投稿者 あっしら 日時 2014 年 5 月 02 日 16:16:26: Mo7ApAlflbQ6s
 


TPP市場アクセス分野の日米交渉は、基本合意に達したにもかかわらず、合意内容については曖昧な表現でお茶を濁している。

 さらに、牛肉をめぐる攻防ポイントが関税率9%というわかりやすいものである一方、豚肉については、攻防ポイントとして報じられている内容がわかりにくいものになっている。

 転載する記事では、「1キログラム約65円以下の安い豚肉に482円の関税をかける日本の制度についても、同50円程度に下げるように求めている。日本は大幅な引き下げに慎重で、大筋合意にはなお至っていない」とあるが、これまで、関税が482円になる1キロ当たり65円以下の価格で豚肉が輸入された実績はない。

 先日来投稿しているように、豚肉の関税障壁は、「差額関税」制度という独特の仕組みになっている。
 ざっくり言えば、どんなに安い価格で輸入しても、日本の養豚事業者の価格競争力が維持できる「輸入基準価格」になるよう調整される仕組みである。

 豚肉はほとんどがヒレ・ロース・ももなど部分肉で輸入されており、日本の養豚事業者が存続できる輸入価格条件は、関税込みで546.63円と見積もられている。
その条件を維持するため、どんなに安い価格で輸入しても、関税額の調整でその価格にするという仕組みが「差額関税」制度である。

 記事にある「1キロ当たり65円以下の豚肉に482円の関税をかける」という話を数式で表すと、65円+482円で=547円になる。
 そして、この547円という値は、輸入豚肉(部分肉)の「基準輸入価格」となっているキロ当たり546.53円に相当する。

 豚肉交渉で問題になるのは、実際に適用されたことがない「輸入価格キロ当たり65円以下」ではなく、「基準輸入価格」や「分岐点価格」(その価格に関税を加算すると基準輸入価格になる)のはずである。

(豚肉輸入価格は、関税率4.3%で済む「分岐点価格」ちょい上の価格に集中しており、差額関税が適用される例もほとんどない)

 日米の交渉担当者もそれはよく知っているはずであり、「1キログラム約65円以下の安い豚肉に482円の関税をかける日本の制度についても、同50円程度に下げるように求めている」といった話は目眩ましでしかない。

 仮にだが、キロ当たり65円以下の豚肉に課す関税を50円にするという条件を全体に敷衍すると、「輸入基準価格」は115円になり、輸入(分岐点)価格が110.3円(これに関税4.3%を加えると115円)を超える豚肉すべてが4.3%の関税で済むことになる。

 豚肉の輸入は、デンマークを除く、米国・カナダ・メキシコ・チリのTPP参加国で75%ほどのシェアがある。
 米国との間の合意は、日米間だけの条件ということでは済まず、TPP加盟国全体に適用される可能性もある。
 そのような状況になれば、日本の養豚事業者は、中所得者以上をターゲットとする銘柄豚を除き壊滅的な経営難に陥る。


※ 参照記事

「TPP日米合意を探る:国内養豚事業者保護の要である「差額関税」制度がTPP加盟国に対し実質的に撤廃される可能性」
http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/653.html

「日米首脳会談 その1:「TPP日米市場アクセス交渉」は宮中晩餐会前に基本合意:内容公表の先延ばしでしのごうとする安倍政権」
http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/637.html

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米「豚肉関税50円・牛肉9%」要求 TPP、日本は慎重
2014/5/2 13:47

 環太平洋経済連携協定(TPP)を巡り日本と米国でお互いの関税をなくす交渉で、米国が日本の牛肉の輸入関税を現行の38.5%から9%に引き下げるように求めていることがわかった。1キログラム約65円以下の安い豚肉に482円の関税をかける日本の制度についても、同50円程度に下げるように求めている。日本は大幅な引き下げに慎重で、大筋合意にはなお至っていない。

 政府・与党内では「牛肉・豚肉ともに受け入れられない」とする声が多い一方で「米国の要求を完全に無視することもできない」との意見もあり、方針が固まっていない。
 米国の具体的な要求水準が明らかになったことで、関税原則ゼロを求める米国の生産者団体の反発は必至。日本国内でも農業団体が反対の声を強める可能性があり、先行きに不透明感がある。

 牛肉・豚肉の関税引き下げは、輸入量が急増した場合に関税を現行水準まで戻す措置なども含めて交渉を進めることになりそうだ。
 日米は4月下旬に首脳会談を開き、農産品の輸入関税などについても話し合ったが、合意できなかった。5月上旬から事務レベルでの話し合いを再開。今月中に甘利明経済財政・再生相と米通商代表部(USTR)のフロマン代表が会談し、詰めの協議に入る見通し。

 日本はコメ、麦、砂糖、牛肉・豚肉、乳製品を重要5項目として関税を守る姿勢を示している。これまでの交渉で、牛肉・豚肉をのぞく項目は関税の維持や引き下げなどで着地点がみえていた。最後の焦点になっているのが牛肉・豚肉だ。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS0200V_S4A500C1MM0000/?dg=1


 

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コメント
 
01. 2014年5月02日 20:12:08 : OTFARbXJrU
農家保護も分かるけど、消費者が高すぎる価格を払うのも、どうなのかね。

海外で100円のものが、日本では農家保護のために120円とかだったら分かるけど、豚肉では、海外で65円だけど、日本では547円ということなんでしょ?

そこまでして養豚を保護すべきなのかね。牛肉は国産が美味いけど、豚肉はたいして変わらん気がするし。


02. 2014年5月03日 00:11:45 : cMa3nOhiX2
米国の豚肉価格はキロ150から200円といったところです。
日本の豚肉はキロ500円くらいです。
日本の農家が潰れるということを、農家の身になって考えましょう。

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