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本澤二郎の「日本の風景」(1619) <戦争遺児(影山友子)は9条死守> <「集団的自衛権行使を許すな」の強烈な叫び>
http://www.asyura2.com/14/senkyo165/msg/164.html
投稿者 笑坊 日時 2014 年 5 月 05 日 14:13:11: EaaOcpw/cGfrA
 

http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52069367.html
2014年05月05日 「ジャーナリスト同盟」通信

<戦争遺児(影山友子)は9条死守>

 素人でも戦争遺児・影山友子が、目下、ネット上で拡大している様子を見て取れる。多少の責任を果たしたことになる。中国の日本研究者や学生らにも知らせてゆく。既に多くの中国人も見てくれている。戦争後遺症の恐怖のことである。それは数世代に渡って、当事者を不幸に陥れるのだ。2度と繰り返さないための縛りが、憲法9条なのである。中国や南北朝鮮の無数の被害者は、戦争遺児・影山友子に熱い思いを抱いてくれるだろう。

<「集団的自衛権行使を許すな」の強烈な叫び>

 馬来田村出身の偉人に松本英子がいる。女性ジャーナリストとして、日本公害の原点・足尾銅山の公害問題を徹底追及した。官憲に追われて自由の国・アメリカに渡って、邦字新聞などで活躍した。その子孫は今も木更津市に住んでいる。戦争遺児・影山友子にも、松本女史に似たところがある。
 反骨精神である。反骨は正義を基調とする。正義は庶民・大衆の側にある。彼女が、父の戦場ともなった中国訪問で感じた日本軍国主義の不条理に愕然として当然だった。最近になって「一緒に連れて行ってよ」と何度もせがまれてきた。
 今それが100%果たせない。まさかの出来ごとに押しつぶされた友子の無念は、筆舌に尽くせない。小悪魔が憎い。しかし、彼女の思いは多くの平和の使徒の行動となって、永遠に引き継がれてゆくだろう。9条死守である。戦争の2字をこの世から無くす闘争である。

 集団的自衛権行使による平和憲法形骸化を「断固として阻止すべき責任が日本人にある」と叫んでいる。安倍・国家主義に屈してはならない。戦争遺児の叫びは強烈だ。天地を揺るがす叫びである。
 彼女の信仰を理解しなかったものの、彼女の平和への思いでは共有できた。彼女が支持した政党は、戦争遺児・影山友子の叫びを体現する責任と義務があるだろう。多くの日本人よ、覚醒せよ。他人任せは卑怯者を意味する。財閥に屈してなるものか。

<南京・盧溝橋の旅で証明した戦争遺児>

 戦後50年の1995年に南京・盧溝橋への平和行脚を実施した。朝日新聞千葉支局記者が計画を大きく報道してくれた、そのお陰で50人集まった。この場面で、秋田から戦争未亡人の母親の介護に戻っていた遺児・影山友子と再会した。
 呼びかけると、その反応と行動は早かった。今になって、その理由が判明した。娘夫妻、親類、友人も仲間に誘った。帰国後に感想文をまとめた。そこに影山友子の文章が載っている。昨日、それを初めて開いて、読んで驚いた。

<中国の戦争遺児との連帯>

 冒頭の参加理由である。「私の旅行目的は、戦後50年はもちろんだが」と言って、さらに次々と理由を上げた。まず「私の父が昭和19年7月15日、硫黄島の海で戦死して50回忌にあたる」と戦争遺児であることを宣言。友子の父親が亡くなったのは太平洋上だったが、その前に大陸に軍属として派遣させられていた。その父の戦場での思い出と、大陸の無数の戦争遺児との連帯もあったのだろう。
 戦争遺児の中国訪問は、他の49人とは一線を画していたのである。それを初めて知った。うかつにも今日まで全く気付かなかった。「知っているよ」という日本人は何人かいるだろうか。

 戦争遺児というこの文言には、千金の響きと重みがある。それに気付けなかった浅はかなジャーナリストが情けない。戦争遺児の脳裏を支配している日常的思考の重みを感じると、再び涙がほとばしってきた。戦争遺児という活字は、長いペン生活をしていて初めて使ったのだが、当事者にとって戦争は、この世の悪魔・地獄そのもので、辛く厳しい人生と重い歴史を綴る言葉なのだ。

 身内や親族を戦争で亡くした話しは沢山ある。しかし、戦争遺児の思いというものを多くの人は分かっていない。ペンを握るジャーナリストでさえも。人生の思考と行動全てを支配している、戦争遺児に無関心な自分を恥じ入るばかりだ。彼女の子供たちも知らない。知っていれば、母親を追い詰めることに躊躇したであろう。母親の新たな船出を祝福してあげれば、これから30年も生きられたのだから。

<戦争遺児の最期の闘争>

 戦争遺児・影山友子は、戦死した父親と共にあった。うかつにも、この文章を開くまで気付かなかった。そうしてみると、戦争遺児のことを、こうして記述することの史的な重要さだけではないことがわかる。
 風化した戦争遺児のことを記録させるために、無念の死を選んだのか?戦争遺児の最期の闘争だったのかもしれない。しかし、それでは余りにも悲劇すぎよう。こんな悲しい日本が今も続いてきたのである。いまもパソコンの前で合掌してしまった。
 真実を知る、一番身近な人間を排除して葬儀をした小悪魔、反省も謝罪もしない人たちに対して、影山友子はどう思っているのだろうか。倒れる30分か1時間前に元気な声を弾ませていた友子、ピンポン玉のように飛んでいた友子の証言者としては、いたたまれない。

<戦後と共に歩んだ知られざる人生>

 先日、友子の葬儀が行われた日に埴生の宿に入った。兄夫妻と弟に真実を披歴した。自宅に戻って古い写真集を開くと、幼いころの友子が映っている。我が家の一員だった。思えば、友子には未亡人の母一人、そして自分ひとりの生活だ。
 その辛さが、我が家に寄り添った理由なのだ。母一人、子一人が、どんなにか厳しくも寂しいものかを物語っている。そのことを周囲は誰も気付かなかった。「妹のようなかわいい子」でしかなかった。戦争遺児など全く知らないで過ごしてきた本澤家だった?

 本澤家を慕ってきてくれた事情が、今はわかる。分かり過ぎると、また涙である。小説家でも、彼女を描くことは出来まい。気付くまい。
 次の文章の「私も今年で50歳。50歳と言う50の数字に意義を感じ、かつまた戦争を知らない風化世代でありながら、遺族でもある私自身のセカンドライフの出発点、さらに平和運動の一端となれればとの思い」にも泣いてしまった。
 文章を書きながらの涙、涙は初めてである。

<自立した本物の反戦平和主義者>

 「50歳で立つ」という故事にならったわけではないだろうが、彼女は母と父のいる故郷で、自立する決意を披歴しているではないか。
 懐かしい幼馴染が計画した中国旅行に、物見遊山のような軽い調子で参加したのではなかったのだ。重い人生を抱えて、そこから一歩抜け出そうとした、その出発点でもあった。
 戦争遺児で屈してはいられない、平和の使徒となって決起したい、との思いがびりびりと伝わってくる。「セカンドライフ」への強い意志にも驚かされる。
 自分を育ててくれた戦争未亡人の母の墓地を守り抜いて、故郷で生き抜くというのである。秋田との決別宣言でもある。離婚の決意も感じ取れる。その壮烈な戦争遺児の決意を、3人の子供たちは知らなかったし、知ろうともしなかった。
 また、其れは反戦平和主義者としての決意表明でもあった。そのための南京・盧溝橋訪問への参加だった。50人の参加者で影山友子は圧倒していた。

<大屠殺に驚愕した戦争遺児・影山友子>

 南京・盧溝橋の訪問で、戦争遺児が一番衝撃を受けた場所は南京、大虐殺記念館だった。そこでの「大屠殺」の文字だった。
 帰国して辞書で調べている。「食肉のため家畜を殺すこと」に改めて衝撃を受けたのだった。
 
「天皇の軍隊」には動物(中国人)を殺害するために「軍刀」が下賜された。影山友子の父親も「天皇の兵士」となって軍刀をぶら下げていた。大陸で撮影した写真で証明できる。その軍刀で家畜のように殺された三十万人・数十万人の南京の悲劇を、影山友子は我がことのように受け止めたのだろう。

<戦争遺児は日中友好の使徒>

 楽しい思い出もあったらしい。上海の和平賓館地下のジャズ観賞である。彼女はそこでダンスに興じた。音楽好きの戦争遺児は、2人の娘を音楽学校に行かせたほどである。
 故郷でも市民の音楽グループに所属、休むことはなかった。娘の音楽会に何度も誘われたが、その機会を逸してしまった。もし、足を運んで親しくしていれば、彼女の抵抗を封じたであろうから、友子は死ぬことはなかった。返す返す残念なことだった。
 生きて日中友好の使徒にさせられなかった。悔やまれてならない。

<残り30年に健康は万全>

 「馬医」という韓国のテレビ映画が大好きで、日曜日には欠かさず見ていた。昨日も、生きていれば午後9時からの「馬医」を見ていたろう。
 馬医から身を立てた医官が、死ぬ寸前の王女を救う感動的場面だった。思うに、あの瞬間、そばにいてあげれば、友子は死なずに済んだ。娘の抵抗に激高することなどなかったろう。
 映画場面にこんな下りがあった。「人間は過ちを悔い改めることで、償えるものだ」といえるが、既に亡くなってしまった母親に通じるだろうか。

 彼女はこれからの30年に向かって、万全な私生活を自らに課していた。食事は当然だが、それを生かすために歯が重要である。そのための治療中だった。
 我が家からの玄米10キロを、今回は8分づきにした。玄米食では「5月1日に来る四街道の娘夫妻を歓迎できない」という理由だった。昨年の秋にミネラル畑で収穫した大豆で味噌をつくる予定だったが、今も小屋に残ったままになってしまった。
 直前に採取したタケノコを持参すると、それを3人の子供へ送って、自分の分を後回しにした。

 我が家の遺品も「自分で使用する」と持ち帰ってくれた。もしも、遺族が捨てるのであれば、これは遺品なので、必ず返してもらいたい。それにしても鮮烈すぎる戦争遺児の69歳の急死。平和を愛するアジアの人々は、決して忘れないで欲しい。
 我が友は、心の中に生き続けるだろう。

2014年5月5日(子供の日)12時55分記

 

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コメント
 
01. 2014年5月05日 15:37:35 : FNyJVgFKVE
「馬医」という韓国のテレビ映画が大好きで、日曜日には欠かさず見ていた。昨日も、生きていれば午後9時からの「馬医」を見ていたろう。
 馬医から身を立てた医官が、死ぬ寸前の王女を救う感動的場面だった。

これを「私、失敗しませんので」というドクターXに置き換えれば、弱体化した医局にしがみついているのは、ただの使い物にならない間抜けスタッフに他ならないという真実を見破れば、沖縄県が、これを「逆転の罠」として利用するならば、徳洲会を中国に売り飛ばし、東京電力病院等にしがみついている使い物にならない間抜けスタッフを、まとめて中国に追い出してしまうことで、この見返りとして、国有化した尖閣諸島を沖縄県に払い下げて、この場所に介護老人ホームでも作って、尖閣諸島買取騒動なんてことを仕出かした石原慎太郎を、引退させ、そっと静かに老後生活を送らせてあげるようにすれば良いのだし、これならば中国にしてみれば、まんまと騙されたふりをして、ハニートラップでも日本に送りつけてくるようなことをするのならば、これに対しては、今度は日本が、まんまと騙されたふりをして、中国に限らず、韓国やベトナムからでも、医師や看護師、介護ヘルパー、保育士などの人材として、幾らでも受け入れることで、介護ヘルパーとして活躍するならば、振り込め詐欺やオレオレ詐欺と言った、高齢者の皆様から多額のお金を騙し取ろうとする卑劣極まりない犯罪に対して、まんまと騙されたふりをして、ハニートラップとしてのスキルを大いに活かして、日本の警察に協力をして、社会に貢献して頂く機会を与えてあげれば、警察にとっては願ってもない事だし、こうした高齢者の皆様ならびにそのご家族の皆様にみならず、これを支える老人介護をはじめとする社会福祉分野全体にとっても願ってもない事だし、日本全体にとっても願ってもない事だし、中国にしてみれば、アメリカやロシアに対しても、これと同じことをするならば、アメリカの9%の皆様にとっても願ってもない事だし、ロシアが韓国を見倣って、これを「逆転の罠」として利用するならば、それこそ秘密警察KGBに協力して、これと同じことをするならば、ロシア国民の皆様にとっても願ってもない事だし、韓国にしてみれば、従軍慰安婦問題の代償ということで、これと同じことをするならば、生活保護バッシングなんてことを仕出かす片山さつきなどの様な、使い物にならない間抜け議員を、幾らでも韓国に追い出して、介護ヘルパーとしての人材として活躍する機会でも与えてあげれば良いのだし、中曽根元首相を韓国に追い出すのならば、従軍慰安婦問題の被害者の皆様と共に、老人介護施設等で、幾らでも肩身の狭い思いをさせ、白い目で見られながらも、そっと静かに老後生活を送らせてあげるようにすれば良いのだし、北朝鮮がこれと同じことをするならば、小泉元首相を、北朝鮮の大使にして、土下座をさせておくくらいのことならば、願ってもない事だし、安倍首相をはじめとする自民党や日本維新の会などの連中を、幾らでも北朝鮮に呼び寄せ、喜び組として、金王朝の性奴隷として好き勝手に弄ばれてしまうか、そうでなければ、トラックで、そのまま何処かに走り去って頂き、毛のない猿にでもなって頂くのか、どちらかの運命を選択させてあげることで、この見返りとして、拉致被害者の皆様を日本に帰国させるという「逆転の罠」として利用すれば良いだけのことでは無いでしょうか。


02. 2014年5月05日 19:45:50 : rAZs4KvhOE
01氏のご意見は、なかなか高尚らしいのですが、私には分かりません。
敵の逆手を取るようなことを仰っているようにも思いますが、そんなことを出来る人間を全て民主主義の名のもとに葬って来たので、無いものねだりのような気がします。
多分間違って理解していますかね。

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