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平和主義と積極平和主義、似て非なるもの 右翼なら中国にビビるな!(世相を斬る あいば達也)
http://www.asyura2.com/14/senkyo165/msg/246.html
投稿者 笑坊 日時 2014 年 5 月 08 日 08:44:08: EaaOcpw/cGfrA
 

http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/ea488cae9df279041ba9778d199954af
2014年05月08日

 安倍首相が、浮かれ気分で欧州訪問をしている。とうとうウクライナ騒乱の元凶、NATO本部でも演説をぶちかました。あいも変わらず二言目には出てくる“お気に入り”な言葉「積極的平和主義」を世界中にばら撒いている。そもそも、平和的外交は「平和主義」が「国益外交」の両極があるだけだ。平和主義に、受け身なとか、能動的なとか、そう云う類の注釈がつくのは欺瞞さを表している。「的」と云う言葉は、文法上、接辞の一種「接尾辞」とされている。

 本来の日本語や中国語における「的」の使い方は、その掛かる単語の意味が「あきらか」である表現として用いられる。この解釈で行くと、“積極的”は「あきらか」であり、能動性を表現している。つまり、思うところに従い、能動的に動き、平和に貢献する行動も辞さないことになる。多くのリベラルな論者が主張するように、「平和主義」は化粧言葉であり、“平和主義”は修飾語に過ぎず、本意は「積極的」と云う解釈になる。安倍の右派的言動や、政権が成立させた法案や、これから成立する法案の概略を見ても、その通りかなと思える。

 しかし、現在の日本語は「的」に関して、本来の解釈とは異なる言葉の変化が生まれ、尚且つ、それを誤りとするわけではなく、是認する方向に向かっている。正しい日本語の普及に努めている人々を除けば、まあそれでも意味やニアンスが通じるのなら、良いじゃないかと考えるのが主流だろう。2000年の新語・流行語大賞に「私的には…」がノミネートされており、「…の方向で」とか「…みたいな」、と社会生活や人間関係で“曖昧さ”が必要な時に頻繁に使われるようになってきている。

 「的」を後者の“曖昧さ”と解釈することも可能で、あくまで平和主義が主体だが、“なんとなくアクティブに”みたいな気分を表していると解釈も出来る。安倍晋三の個人的資質を含めて考えると、筆者は、安倍晋三の「なんとなく」と云う漠たるイメージを表しているような感じを抱いている。ただ、公式な場で官僚が書いたテキストを用いて演説等をうつときは、積極的は「普遍的価値観(アメリカン・デモクラシー)」を堅持する外交防衛の行動を差すと考えて良いだろう。そう云う前提で、安倍のNATOにおける演説を読んでみるのも一興だ。


≪ 「中国の対外姿勢、国際的な懸念」 首相NATO演説

 【ブリュッセル=地曳航也】欧州歴訪中の安倍晋三首相は6日午後(日本時間同日夜)、北大西洋条約機構(NATO)本部で演説した。中国の軍拡に触れ 「中国の対外姿勢、軍事動向は日本を含む国際社会の懸念事項だ」と批判。「世界の平和と安定のために日本がどのような貢献をすべきか政府として方針を示し たい」と集団的自衛権の行使容認に理解を求めた。

 首相は中国の軍事費が最近の10年間で4倍に増えていると指摘したうえで「その軍事費の拡大は内容が明らかにされない不透明な形で行われている」と訴えた。「この地域の不安定化の要因とならないよう武器及び機微な汎用品の厳格な輸出管理を改めて強く訴える」と語り、NATO加盟国に中国への武器輸 出を控えるよう求めた。

 「東シナ海や南シナ海では力による一方的な現状変更の試みが頻発している」と沖縄県尖閣諸島周辺での中国の挑発行動にも言及。「日本にとってアジア太平洋地域の平和と繁栄の実現は最優先課題だ。そのために建設的役割を果たそうとするいかなる国とも協力していく」と法の支配を尊重し航行や、上空飛行の自由を守る決意を示した。

  首相は「揺るぎない平和国家としての歩みを礎に、これまで以上に世界の平和と繁栄に強くコミットしていく」と自身の外交・安全保障政策の基本理念である 「積極的平和主義」を説明。「国際社会と協力して地域の世界の平和を確保する。そのために現在、憲法と集団的自衛権などとの関係について議論を進めている」と集団的自衛権の行使容認に向けた政府の議論に理解を求めた。

 歴代政権は集団的自衛権について国際法上保有するが憲法上行使できない と解釈してきた。首相は日本近海の公海で警戒している米軍のイージス艦が攻撃を受けた場合に自衛隊が守れないことを集団的自衛権の行使が認められていない支障として例示。集団的自衛権の行使を認める憲法解釈の変更に意欲を示した。

 首相はNATOについて「基本的価値を共有するNATOは『必然のパートナー』だ」と強調。「積極的平和主義を実践する立場から今後のNATOとパートナーシップを発展していく」とソマリア沖・アデン湾での海賊対策を含む安保協力を進める考えを示した。 ≫(日経新聞)


 結局、安倍が言いたかったのは、NATO(アメリカ)と基本的価値観を共有していますから、自然発生的にパートナーシップになる、と言い切っている。NATOにおける、アメリカとEUの温度差が、対ロ問題でこれだけ浮き彫りになっても、なんのその、滑稽である。米軍との集団的自衛権行使においても、NATO(アメリカ)と基本的価値観に基づいて動くので心配しないでください。積極的平和主義を実践する立場から今後のNATOと行動を共にします風な、バカな内容にまで触れている。今のメディアも霞が関も、アメリカンデモクラシーと云う「普遍的価値」の普遍性が「人は必ず死ぬ」と同一基準に見ようとする錯誤から、大間違いは始まっている。正直、個人的には安倍晋三や官僚や経団連の連中の評論をすること自体、“糠に釘”なレベルだと思っている。

 国家主義の「愛国政治家(ナショナリスト)」が、親分が守ってくれているのだから、中国と対峙出来ます、と言っているに等しい発言であり、到底、国家主義とか、国粋主義とは距離があり過ぎる。無論、上記の考えを是認する気はないが、これだけ中国を悪しざまに罵るバックグラウンドが米軍の庇護のもとの括弧付きなのであれば、自分たちの弱さを認めたような「積極的平和主義」であり、“正体ばれた枯れ尾花”のようである。安倍の胡散臭い国際的な場における発言を増やせば増やすほど、「実は日本は弱いのです」と喧伝して回ることになる。中国政府は、安倍の発言にほくそ笑んでいるに違いない。右翼なら、右翼らしい暴言や挑発な態度に出てもらいたいものだ(笑)。結局、安倍晋三は「ごっこ政治家」なのだろう。


 

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コメント
 
01. 戦争とはこういう物 2014年5月08日 09:10:52 : N0qgFY7SzZrIQ : GOTeoREF2c
 5文字以上の熟語は日本人に本来の意味を理解できないもの。
復興人道支援、集団的自衛権、絶対運命黙示録、云々。
 国や大マスコミが使い始めたら、誤誘導を用心するべき。


02. 2014年5月08日 10:36:46 : FuzQrknbGg
左翼には、なんでもかんでも右翼に見えるのだな。
馬鹿じゃなかか。


[12削除理由]:アラシ
03. 2014年5月08日 10:38:29 : dzSvvl4VUI
ウヨって根性なしばっかりだからね。自分で軍隊も入らず、虎の威を借りてきゃんきゃん吠えるやつばっか。
竹島へ特攻したやつなんてただの一人もいない。

[12削除理由]:言葉使い
04. 2014年5月08日 11:26:58 : ZpxShrXgV2
何故「若者」なんですか?
少子化なんだし、高齢化だし、80過ぎてエベレスト登っちゃ得る人がいる時代ですよ。
少子化なんだし、妊娠出産育児世代は減らしちゃ駄目でしょ。
体力勝負の肉弾戦の時代でもない。
政府だって、高齢者には第二、第三の人生、活躍の場を!!って呼びかけてるんじゃないですか?

05. 2014年5月08日 13:50:54 : kDVop4u7Ig
素朴な疑問があります。首相の演説で中国の軍事費が最近の10年間で4倍に増えていると指摘したうえで、
<その軍事費の拡大は内容が明らかにされない不透明な形で行われている>国際法に「公開義務」があるの?

戦争は「殺人ゲーム」のようなものでしょ!相手国に手持ちの武器や個数を知らせる国があるのかしら?
企業には「企業秘密」を守る権利があります。個人にだって「黙秘の権利」が与えられているよね。

中国には列強諸国に侵略された歴史を持ています。違う立場だったら、そんな理屈は通用しないと思うよ!
軍事強国に支配される事は、奴隷として従うこと。中国人にとって、その苦痛と怒りは忘れないのでしょ。

何回でも言いますが、尖閣諸島のために中国と戦う「覚悟」があれば、やればいい。わしらは行かない。
敵国の軍事費「内訳」を求める様な演説は、とてもおかしいな話だなっと感じます。


06. 反イルミナティー主義 2014年5月09日 02:12:52 : c/WVv5CaliQ7M : KqJxltKOcs
残念ですが、現在の日本は本物の男気がある右翼の方々は
レッドデーターブック級並に少なくなっております(笑)。
ほとんどの「右翼」と呼ばれる連中は部落民か外来種?(笑)で
右翼活動を標榜しながらアメリカやイスラエルを
批判しません。何故なら連中は先のとおり外来種で
アメリカとイスラエルに飼いならされた寄生虫
で表面では愛国を標榜しながらも実際は
アジア連帯を破壊し日本をアメリカに売ろうとしている
ダブスタなキチガイ連中ばかりです(笑)。

[32削除理由]:アラシ
07. 2014年5月09日 17:21:42 : QBrYpzDGwo
  今のところ米国は軍事大国であり、核も保有し、どこかと戦争をしても負けることはほぼ考えられない。日本政府はそこで、加勢に入ってもこれは勝てる、有利である、と踏んでいるのだろう。
  いわば、日本の風土である「強きに弱いが、弱きには強い」「その場の空気を読んで大勢に付く」「寄らば大樹の陰」「長いものには巻かれろ」の政府番であろう。というか、国民サイドのこうした風土が国家をして、対外的にこのような主義を取らせているのだろう。
  イソップだかの昔話に、蝙蝠が主人公となったものがあった。蝙蝠は哺乳類であるが、空間を自在に飛べる鳥類のようでもある。そこで、動物と鳥が戦争になった時に、動物が有利そうであれば「私は動物だ」と言って鳥を攻撃し、鳥が有利そうであればすぐさま「私は鳥だ」と言って鳥の側に入って動物を攻撃した。
  結果的に戦争が終結した後、動物も鳥も「卑怯な蝙蝠め」と言って追放したのである。
  集団的自衛権の行使とは、負けが混んでいる側には付かず、大国が敵と見做した側を大国と共に攻撃するというものであろう。例えば、米国のために兵器や武器を用意し、中国を敵国としてマスコミも総動員して戦闘態勢に入ったものの、戦争は馬鹿らしいと米中が和平を結んだら、日本は蝙蝠の立場になるのである。
  むしろ現在においてさえも米中の衝突より回避の方が現実的である。全てを破壊する軍事より、貿易による経済の活性化の方が大事だからである。
  日本の風土は、結果の空気を読んでから立ち位置を決める。事前に予測し、分析し、勇断するのではない。大樹があればその下へ行き、長いものがあればそれに巻かれる。強い者がいれば弱く出て、弱い者がいれば強く出る、常に後追い行動の風土なのである。
  そうではなく、先を読み、弱いものが強くなる場合もある、大樹もずっと大樹ではない、長いものも短くなってしまう場合もある、そのようにあらゆる観点から予測し、哲学を以ってあたらなければならない。場当たりでは駄目なのである。
  集団的自衛権行使は、まさに場当たりの平和構築でしかなく、いかにも守旧の官僚機構が考えそうな、強い側に付こうという上目使いの貧しい政策なのである。

 


08. 2014年5月10日 08:21:46 : plsk27d8TE
安倍支持の下痢ウヨクに言いたいのは
天ぷらソーリに
ママのスカートに隠れて
遠吠えするなら
軍拡する前に
中国の自ら乗り込んで
日本の主張しとこいと
このヘタレ総理のお願いしろ
ま、ヘタレの同類
妄想の中のオタクどもだから
むりだとは思う
お花畑の住む天カスソーリとその信者
こいつらに日本は
無理心中させれる
それに気づかない
乞食メディアのタワケども


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