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集団的自衛権に対する解釈改憲――いまとなっては公明党にエールを送りたい(生き生き箕面通信)
http://www.asyura2.com/14/senkyo165/msg/252.html
投稿者 笑坊 日時 2014 年 5 月 08 日 11:20:17: EaaOcpw/cGfrA
 

http://blog.goo.ne.jp/ikiikimt/e/c0c9d34feb04a65898a5a1cfefa66bd9
2014-05-08 09:58:35

 安倍首相が、ちょっとたじろいでいます。6月22日までの今国会会期中に閣議決定しようとしていた集団的自衛権の行使容認という解釈改憲を、国会後に延期する方向で検討を始めたそうです。このニュースは、朝日新聞が本日5月8日の朝刊一面トップで伝えました。

 解釈改憲に前のめりだった安倍首相も、世論の反発の強さと、連立を組んでいる公明党の慎重姿勢が固いのを見て、閣議決定の時期をやや遅らせる方向へ、やや譲歩せざるを得ないと判断したようです。ただ、秋の臨時国会までに閣議決定する方針は変えていないようで、決して安心できる状態ではありません。

 政権党が暴走し始めたとき、それを止めて正常な軌道に戻すのが野党の存在意義のはずですが、いまはほとんど機能していませんよね。それだけにいまとなっては、公明党の頑張りに期待するや大です。情けないことに。

 もちろん、公明党にも多くは期待できない。安倍首相は、今回は公明党に配慮したのだから、今度は公明党が応えてくださいよ、という論理で、秋の臨時国会前の閣議決定に同意を迫ります。公明党の代表格で閣僚入りしている大田国交相も署名しないわけにはいかない状況にする戦術的譲歩のようです。

 公明党の中には、今回先延ばしすれば、集団的自衛権の関連法案の審議も先延ばしになり、来春には統一地方選挙もあるので、どんどん先へ延ばせるという思惑もあるようですが、甘すぎるでしょうね。

 なにしろ安倍首相は、昨日5月7日のブリュッセルでの記者会見で、「安保法制懇から12日の週にも報告書をもらう段取りだ」と、集団的自衛権の行使容認を”国際公約”としました。依然、前のめりは変わっていないのです。

 ところで、集団的自衛権とはどういうことなのか。元内閣法制局長官の坂田雅裕氏は、最近アップされたブログのなかでこう発言しています。

 以下引用

 自衛隊はなぜ「自衛隊」なのか。読んで字の通り、実力行使が認められるのは自らの国に武力攻撃があった場合に限られます。外国に出かけていって戦争に加わるようになれば、他国の軍隊と変わりません。政権が本気でそれを目指すのであれば、「日本は平和主義をやめる」と国民にはっきり言うべきです。

 集団的自衛権の行使を認めようとする人たちは「(同盟国が)殴られているのに助けないのか」と言いますが、殴られているんじゃなくて、他の国が勝手に殴り合いをしているわけです。仲裁することはあってもどちらか一方に味方する行為を、日本の国民は望むでしょうか。

 「解釈改憲」や「限定容認論」という言葉から、100%の平和主義を90%に緩めるだけで「九条はちゃんと残る」と思っている人も多い。でも、違います。解釈を変えたらすべてを失うことになる。オール・オア・ナッシングだと理解してほしい。

 改憲に必要な国民投票で過半数の賛成を得る自信がないからといって、九条の解釈を一方の理論で変えてしまうのは政治の王道ではない。政治的に数が多ければ解釈すら自在に変えられるという考え方は、立憲主義の否定です。

 解釈を変えるなら、合理的に説明できるものでなければならない。安倍さんがしようとしていることは、その矩(のり)を超えています。

 以上引用終わり

 要するに、安倍というこすっからい男がやろうとしていることは、表門からは入れないので、「そっと裏門から入ろう」という盗人のような態度です。

 それでもやられてしまえば、日本の「平和主義」はおしまいです。「平和国家」という立居姿は、これこそがこの21世紀にあるべき国の姿ではないでしょうか。それを、安倍というつまらん男の一存でおじゃんにされようとしているのです。

 TPP(環太平洋経済連携協定)でアメリカの要求をのまされ、また集団的自衛権の行使容認で米軍の下請けをさせられる従属国へ、「日本は今もずっと負け続けている永続敗戦中の国」だそうです。


 

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コメント
 
01. 2014年5月08日 12:29:43 : IDAuiPISIs
安倍ちゃんが、たじろいでいるのじゃありませんよお。アーミテージから集団的自衛権は後回しにしろと、命令されたからですよお。

4月下旬に、アーミテージが石破を呼び出したでしょ。そこで今後の方針を命令されたでしょ。それから、石破の発言がかわり、今度は安倍の発言が変わったでしょ。

NHKの報道もアーミテージの指示どおり変わりはじめたの、わかった?

ぜーんぶ、一カ所からの指令だよーん。


02. 2014年5月08日 12:46:19 : 4kHEAcQ4YU
集団的自衛権の閣議決定、国会閉会後の方向 公明に配慮
朝日新聞デジタル 5月8日(木)5時53分配信

 安倍政権は他国を武力で守る集団的自衛権行使を容認する閣議決定の時期について、6月22日に会期末を迎える通常国会の閉会後に延期する方向で最終調整に入った。行使容認に慎重姿勢な公明党への配慮だが、秋の臨時国会までに閣議決定する方針は変えていない。

 欧州訪問中の安倍晋三首相は7日午後(日本時間同日夜)、ベルギー・ブリュッセルでの記者会見で、閣議決定の時期について「期限ありきではない」と明言。「与党においてもご議論をいただきたい」とも述べ、公明党との協議を尊重する考えを強調した。また、首相は、有識者会議が来週中に提出する報告書を受けて示す「政府方針」について、「政府がどのように検討を進めるかについての基本的方向性を示す」と語った。

 与党内では、公明党への配慮として、秋の臨時国会に予定していた集団的自衛権行使容認の関連法案審議を来年の通常国会に先送りする案も検討している。自民党の石破茂幹事長は、自衛隊が防衛出動する段階には至っていない「グレーゾーン事態」に関する法案審議を秋の臨時国会で先行させる可能性に言及した。公明党がこの問題を優先すべきだとしているのに配慮したものだ。菅義偉官房長官も7日の記者会見で「そういうこともありうるのではないか」とした。

 しかし、首相は秋の臨時国会召集前には閣議決定に踏み切る考え。政権幹部も「絶対にやる」と強調する。首相は集団的自衛権を政権の最重要課題に位置づけ、国会でも繰り返し言及してきた。閣議決定まで大幅に先送りすれば、この課題に取り組む機会自体を失い、首相の求心力も大幅に低下するからだ。

 ただ、国会閉会後になれば、国会での議論がないまま閣議決定が行われるおそれがある。政権はその場合、閉会中審査を開くことを検討するが、審議時間を十分に確保できないという懸念がある。

 首相は閣議決定後、内閣改造し、秋の臨時国会に臨む考え。首相側近は「常識的に言って夏の遅いタイミングだ」と述べ、8月後半から秋の臨時国会開始前を示唆している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140508-00000007-asahi-pol


03. 2014年5月08日 19:26:19 : YxpFguEt7k
江田氏、集団的自衛権行使容認に慎重な公明党に協議呼び掛け
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140508/stt14050816390005-n1.htm

公明党さん、平和政党の居場所は、こっちじゃないですか?
いらっしゃーい。


04. 2014年5月10日 11:41:20 : YxpFguEt7k
池田香代子氏
「公明党の支持母体は、戦中、治安維持法で獄死者を出した。そんなことの起きない社会にする意志があるのか、そうなっても自分たちは安泰な、権力に連なる立場を確保する魂胆なのか、今が分かれ目。」
https://twitter.com/ikeda_kayoko/status/464954288192491520

彼らの信仰心の固さが問われています。自民に同調するなら、たいしたことがないことが証明されます。


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