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田原総一朗 戦争世代が「戦後レジーム」を守った本当の理由〈週刊朝日〉
http://www.asyura2.com/14/senkyo165/msg/736.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 5 月 22 日 16:14:15: igsppGRN/E9PQ
 

田原総一朗 戦争世代が「戦後レジーム」を守った本当の理由〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140522-00000010-sasahi-pol
週刊朝日  2014年5月30日号


 戦後日本に不満を持つ論客の特集を読んだジャーナリストの田原総一朗氏は、戦後の体制から抜け出せなかった理由をこう話す。

*  *  *

 文藝春秋6月号が、「安倍総理の『保守』を問う」という大特集を組んでいる。特に「時代を刺激する論客八人の本音」という、上杉隆氏によるインタビューが興味深かった。

 田母神俊雄氏、萩生田光一氏、水島総氏、小林よしのり氏、岡崎久彦氏、前原誠司氏、櫻井よしこ氏、石原慎太郎氏の8人で、強弱の差はあるが、戦後69年間の日本のあり方に怒っているのである。小林氏、岡崎氏、前原氏を除く5人は特に、我慢ならないという強い怒りをあらわにしている。いわば「戦後レジーム」から脱却すべきだと強調しているのである。

 だが、サンフランシスコ講和条約で日本が独立して以来、細川護熙内閣と羽田孜内閣の約11カ月間、民主党政権の約3年間を除いては、ほとんど「保守」である自民党政権が続いた。「戦後レジーム」とは、言ってみれば自民党政権そのものであった。前原氏、石原氏以外の「保守」論客たちはおそらく自民党以外の政党を支持していないであろうが、その自民党が築いた「戦後レジーム」は我慢ならないと思っているのだ。

 論客らの意見は主に、憲法改正(あるいは破棄)をして堂々と軍隊を持って戦える国家にすること、核兵器を持つこと、靖国神社に参拝すること、対米従属から自立することなどだ。5年前ならこれらの主張は「右翼の三百代言」として扱われたかもしれない。それが一定のリアリティーをもって認知されるようになっている。もちろん、彼らは自分たちの意見を正しいと思っているだろうし、私もその正当性をまったく認めないわけではない。

 私も、東京裁判には大いに問題ありだと考えている。太平洋戦争で日本の敗北がほぼ確実となった時点で、イギリスのチャーチル首相とアメリカのルーズベルト大統領が会談して、敗戦国日本を裁くのにどんな罪を科せばよいか相談して、「平和に対する罪」なるものを考えついたのである。法律とは制定された以後の事柄を裁くものなのに、満州事変までさかのぼらせ、事後法でA級戦犯なる犯罪者が作られた。だからA級戦犯など認められないというのは正論である。だが、日本はサンフランシスコ講和条約で東京裁判の判決を全面的に認めることを前提として独立している。A級戦犯を認めないというのは、サンフランシスコ講和条約を認めないことであり、アメリカ、そして国連を認めないことになる。

 さらに、現憲法は確かにマッカーサーの占領軍が作ったのだが、だからこそ、主権在民、言論、表現、集会、結社などの自由をうたい、国権の発動としての武力行使、戦争を放棄するという画期的な内容になったのではないか。ただし、当時は占領下で日本は非武装であり、私は自衛隊の存在は明文化して加えるべきだと考えている。

 マッカーサーの占領軍は、昭和天皇を戦争責任者として東京裁判にかけることをせず、天皇制を持続させた。その意味で、私は「戦後レジーム」とは昭和天皇とマッカーサーがつくりあげたものだと考えている。だからこそ現在の天皇も憲法の尊重を表明し、A級戦犯が合祀されている靖国神社には参拝しないのではないか。そして戦争を知る世代の首相たちも「戦後レジーム」から脱却しようとしなかったのである。

 あるいは、それは私自身も含めて、戦争を知る世代の限界なのかもしれないが……。


 

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コメント
 
01. 罵愚 2014年5月22日 16:36:53 : /bmsqcIot4voM : E2OdyHnF5o
 西部邁が赤い帽子を脱げないとしたら、田原総一朗は尻の赤みが抜けてない。「東京裁判には大いに問題ありだと考えている」といいながら、打ちのめされた状況でうけいれた判決だから、いまさらくつがえせないというわけだ。うらがえせば、くつがえすのには、もう一度戦って、打ちのめすしかないとも受けとれる。しかし、そのためには憲法違反の戦争をしなければならない。
 どうしようもない、絶望の日本なんだが、かれらは日本人を突き抜けていて…在日日本人だから、いわば他人の不幸を楽しんで書いた文章だ。自分は日本人ではない。在日日本人の立場に安住して…安全地帯に避難して、日本列島がもがき苦しむさまを楽しんでいる。

[32削除理由]:アラシ
02. パルタ 2014年5月22日 22:16:04 : BeExvDE2jO5d2 : Ma5RZiiuic
私も戦後レジームは憎んでいるし、我慢ならない強い怒りはある。
それは石原といい、橋下といい、政治が特定の人間に私物化され過ぎているという事だ。
もちろん戦前からそうかも知れない。日本以外もそうだろう。
何回選挙をやろうが何回革命が起ころうが、特定の人間だけに集中する事が避けられない。
いつでもどこでも救いがない。ここ(地球)には答えがないようにも思えてくる

03. 2014年5月22日 22:23:15 : uC8DKpjnU6
昭和天皇が田中角栄を嫌ってたのが不味かった、まったくあの野郎は人格者のように言われてるがろくなもんじゃなかったな。
アレのおかげで日本は右肩下がりの衰退路線が止まらんもの。

04. 2014年5月22日 23:07:13 : s3Z8tEp3dg
現憲法を尊重しながらでも「戦後レジーム」は脱却できるのではないのか。
あえて選択技を狭めて、「戦後レジーム」からの脱却=戦前回帰みたいに印象付けている節がある。
田原は戦争を知る世代の限界とか言っているが、単に対米従属利権にどっぷり浸かっているだけであり、こあいう問題を論説するのに相応しくないと思う。

05. 2014年5月23日 00:36:14 : dzSvvl4VUI
戦後レジームとはインチキ自民党統一偽不正選挙ゲリ内閣のことだ。この対米従属の

第二次傀儡満州国を倒し自主独立の日本に回帰することだ。


06. 2014年5月23日 01:31:48 : vuQpagMXxI
日米地位協定の破棄なくして日本の真の独立はあり得ない。
今はアメリカの治外法権を受容している状態で、独立国とはとても言えない状態だ。
表向きは独立国のように見えても、それは治外法権が表立って見えないように
巧みに操作されているだけのことだ。
その見返りに年次改革要望書などで不利な条件をアメリカに飲ませれている。
そういう目で見てみれば、
沖縄の基地や横田基地など米軍基地はまるで租界のようになっている。
つまり、日本はこの日米地位協定が存在する限り、まだ独立国とはとても言えない。

日米地位協定は日米安保条約が締結されているので、
必然的に受け入れざるを得なくなっている。
日米安保条約は、日本が軍隊を持つことができないとされていることから、
これも拒否することはできない。
つまり、日本国憲法は日米安全保障条約を前提としていると言っても過言ではない。
日本がアメリカから独立するには、この日米安保条約を一旦破棄して
日米同盟にする必要があるが、そのためには憲法改正か現憲法廃棄が必要なので
ある。

戦後レジームからの脱却と言われるが、本欄のコメントのように、
精神論は議論されるものの、
具体的にどういうプロセスが必要かということはほとんど議論されていない。
上に述べた日本の真の独立へ至るプロセスは、アメリカに猛烈に反発され、
峻烈に忌避されると思われる。
余程の胆力の政治家でなければ、取り組む意力すら湧かないであろう。
まずはそういう政治家が出てくるように、戦後レジームからの脱却の
具体的なプロセスを日本国民が議論し切望するような状況をつくらなければ
ならないのではないだろうか。


07. 2014年5月23日 01:31:53 : iZMnjfAAzI
どこかのスレッドにあったが、有事の際なにが一番怖いか?

首相が馬鹿なこと。

無益な戦争を終わらせるには日本軍が東京を爆破するのが最短である。


08. 罵愚 2014年5月23日 05:31:50 : /bmsqcIot4voM : E2OdyHnF5o
Res 6 
 具体的に、どうすべきか? は、もちろん大切ですが、そのためには、なぜ、それをやるのか? の動機づけがなければならない。このボードは、圧倒的に戦後レジームからの脱却にも改憲にも反対論者が多いわけですが、なぜかれらが反対するのかといえば、かれらは戦後レジームのなかでの生活に満足しているし、あるいは不満をかかえていたとしても、その不満は戦後レジームのなかで解消するべきだと考えている。
 で、、途中を省略しますが、その“かれら”および★阿修羅♪の代理人として田原総一朗をすえて考えると、戦後レジームがどうやって作られてきたのかについて、かれはその原因は日本の侵略戦争だったと説明するのです。日本が引き起こした侵略戦争…被害者としての極東アジアおよび東南アジアへの謝罪と贖罪があり、そのモニュメントが平和憲法なんですよ。
 日本は侵略戦争の前科者だ。だから謝罪と賠償をし続けなければならない。そのモニュメントしての平和憲法は変えてはならない。そして、自分は日本人でありながら日本人ではない。在日日本人だというのが田原総一朗であり★阿修羅♪の住人なんです。
 かれらをもう一度、まっとうな日本人に引き戻すためには、かれらの脳細胞に組み込まれた歴史認識を入れ替えなければいけません。すなおに歴史をふりかえれば、あれは侵略戦争ではない。日本と呼ぶ民族国家の生存をかけた国民戦争・自衛戦争・正義の正戦だったという、あたりまえの歴史観を…日本人なら当然の常識にする。それが「戦後レジームからの脱却」の一丁目一番地なのです。

[32削除理由]:アラシ
09. 2014年5月23日 07:49:29 : uC8DKpjnU6
>>08
正義のために戦争を始めたのでないぐらい当時の庶民(左翼じゃないよ)も知ってた。
人をバカにするのも大概にしろ

10. 罵愚 2014年5月23日 15:49:27 : /bmsqcIot4voM : E2OdyHnF5o
 「正義のために戦争を始めた」なんて、だれも言っていない。

[32削除理由]:アラシ
11. 2014年5月23日 17:24:10 : f9WdyZuW9Q
●『こんなことなら、米英と何もあれ程の大戦争をする必要は全くなかった!』
            <A級戦犯、東條英機の述懐、於巣鴨プリズン>

●『無謀極まる大戦争を自ら引き起こし、かくも内外に途轍もない犠牲をもたらした、軍閥指導部の責任は万死に値するだろう!』
                      <海軍大将 井上成美>

●『勝算への確たる展望も、戦争終結への道程も何一つなく、ただ行き当たりばったりの闇雲に、あれ程の大戦に突入していったのは、会議を開く度にもうその場の雰囲気が、益々対米英開戦ありきで固まり、とても異論など差し挟む余地など、すでに全くなかったからだ!』

*『日本海軍はなぜ過ったか』懺悔録(自称旧海軍反省会)400時間の証言より

沢地久枝、半藤一利、戸高一成、共著 岩波書店

●『戦争敗因を衝く、軍閥専横の実相』 田中隆吉著 中公文庫
いわゆる「国家のために戦う」=最たる巨悪犯罪隠蔽用の欺網詐術!

田中隆吉(元陸軍少将、関東軍参謀、陸軍省兵務局長等、歴任)

*アジア太平洋戦争下に於ける、陸海軍上層部、及び現地派遣高級将校らの、腐敗暴虐行為の実相を、余すところなく暴露した、貴重な内部告発書!



12. 2014年5月23日 20:52:14 : QDkI3uuZWA
対米従属からの脱却を図る上で、今の憲法のどの条項にも、その障害となるものは無い。
戦後レジームからの脱却は憲法改正をしなくともできるはすだ。

ただし改憲が絶対悪とは思っていない。
今の米国、それに従属する官僚、財界の支配下の歪められた民主主義下での改憲は最悪だというこことだ。
主権者国民に適正な情報が流通した下でなら問題は無い。


13. 罵愚 2014年5月24日 05:03:28 : /bmsqcIot4voM : E2OdyHnF5o
Res 12.
 平和憲法こそが戦後レジームそのものさ。西欧の近代によって、奴隷にされた有色人種に押しつけられたバイブルだよ。洗脳された★阿修羅♪には、それがわからない。
 自分の主人は自分だ。他人に守ってもらって、自分の幸福はない。この単純な論理がわからないのだ。アメリカ嫌いが、アメリカに守ってもらう。

[32削除理由]:アラシ
14. 2014年5月24日 05:33:25 : uC8DKpjnU6
安倍ちゃんが牢屋にでも入ってくれたら国民も戦後レジームから脱却したんだなと実感できるんだがねw

15. 2014年5月24日 10:05:04 : f9WdyZuW9Q
>> 自称、罵愚

ドイツのナチズム同様に、この国を敗戦亡国の破綻地獄へと陥れた、戦前戦中の犯罪的前科イデオロギーである、狂気の「皇国、軍国史観」の洗脳が未だに解けず、ただ性懲りもなく執拗にしがみつき、冷厳な歴史の「負」の教訓から何一つ学ばぬ、アナクロネトウヨゾンビ!!

何が押し付けだ!!

平和憲法の底流は、明治の昔から自由民権運動だの、五日市憲法試案だの、この国でも今に始まったことじゃなく、脈々と生きていたことぐらい、子どもでも知ってるんだよ!!

それが8/15の敗戦という大変動による、文脈(普遍的価値観)の顕在化で、一般庶民までが、一挙に覚醒しただけのことだ!!



16. 罵愚 2014年5月24日 17:54:05 : /bmsqcIot4voM : E2OdyHnF5o
Res15
 ナチスが裁かれた理由はみっつあって、
@ 通常の戦争犯罪
A 平和に対する罪
B 人道犯罪
だな。まったくおなじ嫌疑が日本にもかけられたんだが、東京裁判では人道犯罪を立証することができず、有罪にはいたらなかった。日本とドイツのまったくちがうところだな。日本は人道犯罪を犯してはいない。あなたたち★阿修羅♪の住民はこの常識を欠いている。
 つぎに、平和に対する罪だが、この場合の“平和”とは、欧米の植民地列強がつくった“国際秩序”のことだ。東南アジアはかれらの植民地にされ、支那はかれらに蚕食されていた。地球全体を植民地化したかれら連合国は、再分割…つまり日本自身とその植民地の再分割をたくらんだ。日本の発展、存在自体がオジャマ虫だったし、第一次大戦後の国際社会における日本の活躍が、かれらの植民地政策と対立することが増えて、それがかれらのいうところの“平和に対する罪”なんだな。
 敗戦の現実が「この国を敗戦亡国の破綻地獄へと陥れた」のは事実だが、戦争の勝敗と戦争原因・開戦理由の正当性は、おのずから別のものだと思う。

[32削除理由]:アラシ
17. 罵愚 2014年5月25日 05:51:07 : /bmsqcIot4voM : E2OdyHnF5o
エ〜ッ!!
16がアラシかようっ!!

16. 罵愚 2014年5月24日 17:54:05 : /bmsqcIot4voM : E2OdyHnF5o
Res15
 ナチスが裁かれた理由はみっつあって、
@ 通常の戦争犯罪
A 平和に対する罪
B 人道犯罪
だな。まったくおなじ嫌疑が日本にもかけられたんだが、東京裁判では人道犯罪を立証することができず、有罪にはいたらなかった。日本とドイツのまったくちがうところだな。日本は人道犯罪を犯してはいない。あなたたち★阿修羅♪の住民はこの常識を欠いている。
 つぎに、平和に対する罪だが、この場合の“平和”とは、欧米の植民地列強がつくった“国際秩序”のことだ。東南アジアはかれらの植民地にされ、支那はかれらに蚕食されていた。地球全体を植民地化したかれら連合国は、再分割…つまり日本自身とその植民地の再分割をたくらんだ。日本の発展、存在自体がオジャマ虫だったし、第一次大戦後の国際社会における日本の活躍が、かれらの植民地政策と対立することが増えて、それがかれらのいうところの“平和に対する罪”なんだな。
 敗戦の現実が「この国を敗戦亡国の破綻地獄へと陥れた」のは事実だが、戦争の勝敗と戦争原因・開戦理由の正当性は、おのずから別のものだと思う。


[32削除理由]:アラシ

[32削除理由]:アラシ

18. 罵愚 2014年5月25日 16:56:11 : /bmsqcIot4voM : E2OdyHnF5o
Res15. f9WdyZuW9Q さん
 あなたへのレスは16で返していますが、削除されて表示されていません。ぜひ「削除コメント表示切替」ボタンを押して、お読みください。

[32削除理由]:アラシ
19. 罵愚 2014年5月27日 07:53:56 : /bmsqcIot4voM : E2OdyHnF5o

Res15. f9WdyZuW9Q さん
 あなたへのレスは16で返していますが、削除されて表示されていません。ぜひ「削除コメント表示切替」ボタンを押して、お読みください。


[32削除理由]:アラシ

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