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本澤二郎の「日本の風景」(1649) <安倍の黒幕・中曽根康弘に屈しなかった武藤嘉文>
http://www.asyura2.com/14/senkyo166/msg/589.html
投稿者 笑坊 日時 2014 年 6 月 10 日 06:42:38: EaaOcpw/cGfrA
 

http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52072683.html
2014年06月10日 「ジャーナリスト同盟」通信

<安倍の黒幕・中曽根康弘に屈しなかった武藤嘉文>

 昨夜、珍しく農林・通産・外務の大臣を歴任した武藤嘉文の側近とそばを食べた。側近から、彼の生きざまに接してみて、改めて永田町ではまともな政治家だったことがわかった。武藤は中曽根派に所属しながら、いち早く中曽根の国家・国粋主義に気付いた人物である。尊敬する先輩ではなく、事実上、中曽根に敵対した。そのお陰で塀の内側に落ちることが無かった。亡くなってみると、井戸塀議員であることも判明した。いま二男が後継しているが、どの派閥に所属しているのか?そんな中曽根に傾倒する安倍に対して、小泉純一郎と福田康夫は、原発と対中関係で敵対している。

<死屍累々の中曽根康弘側近>

 96歳になる中曽根の健康はかなりきつい。中曽根が衆院議長に押し込んだ人物が反原発を口にしている。政治力は落ちてしまっている証拠だ。
 中曽根側近の藤波孝生、佐藤孝行、村上正邦、中尾栄一らは、ロッキード事件やリクルート事件などの疑獄事件で、いずれも塀の内側に落ちてしまった。中曽根の生け贄となった面々である。死屍累々の中曽根側近といえる。
 「1将功なり万骨枯る」を地で行く大勲位である。これほど悪運の強い人物は他にいない。悪貨が良貨を駆逐する、にもたとえられる。

<平成の妖怪>

 蛮勇をふるったわけではないが、中曽根を「平成の妖怪」と決めつけて、警鐘を鳴らし続ける理由である。国家・国粋主義を日本国憲法は容認していないからである。国家・国粋主義に屈するマスコミは、ジャーナリズムに値しない。
 思想的にいうと、岸信介・中曽根・安倍という流れである。背後に三井・三菱という日本を代表する財閥が控えている。
 財閥が極右を跋扈させているのである。

<ナベツネに屈しない清武は偉い>

 原発派の頂点に君臨した中曽根のこれまでの政治力の陰に、読売のナベツネがいた。彼は右翼暴力団のボスだった児玉誉士夫を利用して、読売の階段を昇った。悪徳をベースにしたものである。
 「1年前に側近の首をはねて話題になったが、反撃を恐れて、相撲協会の委員長に押し込んで、それを抑えている」と最近、北海道で聞いたばかりである。
 その点で、武藤側近はナベツネと対決している社会部出身の清武を評価している。野球人事に絡んでのことだが、清武はナベツネに堂々とその非を訴えて裁判を起こしている。これは88歳の老人の神経を逆なでするものである。
 よたよたの中曽根にナベツネも「右ならえ」している。時間の問題なのだ。「中曽根の研究所資金は枯渇している」とこのメンバーだった大学教授が話をしていた。ふたりとも悪徳の華も黄昏状態なのだ。ネットには読売の部数減が大きく報じられている。安倍広報に気付いてきた市民が増えている。

<橋本竜太郎の無念>

 「橋本内閣を潰したのは中曽根人事」という指摘を武藤側近はしてくれた。すっかり忘れていたことだが、引き金は中曽根の強引な人事だったのだ。その後に消費増税が追い打ちをかけたものである。
 橋本は第2次の組閣において、武藤の通産大臣留任を考えていた。しかし、中曽根は反対してきたのだが、橋本も抵抗した。どうしてなのか、その理由を武藤側近が初めて打ち明けてくれた。

<佐藤孝行の入閣要請>

 ロッキード事件で有罪になった佐藤を、あろうことか中曽根は押し付けてきたのである。ロ疑獄で逮捕・有罪になった人物を入閣させる?いかなる事情があろうとも、こんな人事など出来ようはずがない。
 組閣当日の朝、橋本は武藤事務所に電話をしてきた。側近が受話器をとった。「橋本です」という声に、側近はナベツネの腰巾着で知られる「橋本五郎か」と勘違いしたという。電話の主は「橋本竜太郎」と繰り返したため、側近は椅子から落ちそうになったほど驚いた。橋本は「武藤さんの留任を考えているので、本人によろしく伝えてほしい」と言って電話を切った。
 しかし、橋本の願望は実らなかった。「佐藤は、俺を入閣させないと、ロ事件の真相をばらす、と中曽根に迫った。そうして、結局のところ、武藤留任は消えた。1週間後に佐藤は辞任に追い込まれ、橋本内閣の支持率は大きく下がってしまった」というのである。
 この説明に、当時のことを思い出したが、背後で佐藤が中曽根を脅していたことは知る由もなかった。不正と腐敗が、中曽根には終始まとわりついていた証拠のひとつである。「中曽根側近はみな中曽根の身代わりになって逮捕されている」との証言は事実だ。
 「平成の妖怪」には疑獄事件がいくつもまとわりついている。3・11でも、原発推進を叫んでいる中曽根とナベツネなのだ。そして安倍である。これに小泉と細川護煕が対抗している。小沢一郎も。
 いまの福島県知事も「いい加減な人物」という。渡部恒三の秘書だったという。従って渡部も現佐藤知事も原発派なのだ。反対派の前知事を追い落とした東電が据えたような今の知事も怪しい。福島県民も悲劇である。

<宮澤喜一の人事>

 武藤の農水大臣は大平正芳人事である。武藤事務所に中曽根の色紙はなく、代わりに大平のそれが掛かっていた。
 中曽根嫌いの武藤は、派閥を離脱した渡辺美智雄と提携した。武藤は宮澤内閣で外務大臣に就任した。理由は宮澤の強い意向を反映したものだった。その時点で、渡辺も含めて武藤入閣に大反対だった。
 側近はハラハラして見守るしかなかった。しかし、宮澤の信念は揺るがなかった。彼はリベラル、右翼を好まなかった。反中曽根の武藤を選択した。
 橋本は、人事で転んで政権を降りたが、宮澤は橋本とは違った。

<贅沢三昧の議員会館を記事にしない朝日・毎日>

 武藤側近は現在の議員会館の贅沢三昧ぶりにも触れて、怒り出した。「広すぎる事務所に秘書がポツンと座っているという議員会館事務所は、庶民感覚と完全にずれている」と指摘した。数年前に批判記事を書いた記憶があるが、議員秘書・秘書官を歴任した人物でも、今の会館は「贅沢過ぎる」というのだ。
 一般の市民が会館に入って確かめるといいだろう。これが日本、日本の政治の中枢なのだ。「電動式の廊下もある」という。これは見ていないので、事実とすれば驚きである。官尊民卑の象徴そのものの国会議員会館なのだ。
 「朝日や毎日も記事にして批判しない。おかしい」とも怒る。武藤側近にとって読売や産経は新聞ではない、という判断に立っての批判である。「せめて朝日や毎日はまともであって欲しい」という悲願をこめての反発なのだ。

<国会議員1人1億円は多すぎる>

 議員一人に国民は1億円も払っている。会館も贅沢、加えて彼ら議員や秘書らに1億円も血税を投入している。行財政改革はしない。それでいて国民に8%、10%の消費税を押し付ける。これが政治なのか、と言って強く批判した。1億円は多すぎる。給与も議員数も半減しろ、というのだ。
 正論を自民党のベテラン秘書から聞くことなど、従来は考えられなかった。ことほど今の日本は腐り切っている。与野党とも、である。愚民社会の証拠だ。日本の魯迅はいないのか。
 武藤側近の怒りは、まるで共産党支持者の言い分のように厳しい。その共産党議員さえ、こうした様子を批判しないことに激しく怒るのである。これが今の永田町の様子なのだ。ここで「戦争する日本」改造を閣議で決める、と安倍はうそぶく。

<民意が反映されない永田町>

 民意が反映されない日本政治を象徴している。中曽根・ナベツネの日本なのである。贅沢を徹底して廃止している中国の政府のほうが、よほど健全であろうか。

2014年6月10日記

 

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