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国際政治学者 安倍首相の論理に「中国包囲網はむちゃな話」〈週刊朝日〉
http://www.asyura2.com/14/senkyo166/msg/720.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 6 月 13 日 07:21:10: igsppGRN/E9PQ
 

国際政治学者 安倍首相の論理に「中国包囲網はむちゃな話」〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140613-00000003-sasahi-pol
週刊朝日  2014年6月20日号


 上智大学教授の中野晃一さん(44)は、集団的自衛権の行使容認によって中国への包囲網を強固にする安倍首相の主張はむちゃな話だと理由をこう話す。

*  *  *

 安倍首相は、1990年代後半、政治家として頭角を現してきたころから一貫して「歴史修正主義者」です。河野談話や村山談話の見直し、教科書検定の強化や慰安婦をめぐる発言、靖国神社への首相参拝など、第2次世界大戦とその後の戦後体制の評価を大きく転換しようとしてきました。

 そんな安倍首相が掲げた集団的自衛権の行使容認。裏には、中国を抑止力で包囲し、封じ込めようという意図があります。ASEAN(東南アジア諸国連合)各国を歴訪しているのも、そのための連携を取ろうとしているのです。

 しかし、それはむちゃな話です。中国はいま世界2位の経済大国。中国と好んでことを構えたい国など米国を含めてありません。

 そもそも集団的自衛権を中国の脅威との関係で語る点が間違いです。尖閣諸島が攻撃されたら、それは日本の個別的自衛権の範疇(はんちゅう)です。それなのに日本が攻撃されていないときに米国を守りに参戦する集団的自衛権の必要性を説いている。論理が飛躍しています。

 米国がイラク戦争や対テロ戦争を経て、日本に対して集団的自衛権の行使を求め続けているという事実はあります。けれどかつてほどの緊急性はありませんし、行使容認のご褒美に、米国が中国を捨てて日本を全面的に支持するようなことはありえません。

 矛盾もあります。自分たちの憲法を作ろうと言いつつ、米国に置き去りにされるから集団的自衛権を、と言うのですから……。ますます米国の言いなりの忠犬になって、三べんまわって「ワン」と言う国になろうとしているのでしょうか。

「お父さんやお母さんやおじいさんやおばあさん、子どもたちかもしれない。彼らが乗っている米国の船を今、私たちは守ることができない――」

 首相会見の内容は、非常に情緒的でした。さらに15の想定事例はすべて、非現実的なフィクションです。米国向けの弾道ミサイルを撃ち落とし、米艦を守る。技術的な理由などでありえないフィクションをベースに、専守防衛が限界である憲法解釈を無視し、まるで集団的自衛権が行使できればバラ色の平和が訪れるかのように語っていました。諸外国でこんな演説をするトップは認められません。

 安倍外交の方向性もわかりません。中国の拡張主義への警戒を怠らないにしても、自らの歴史修正主義で緊張緩和のための対話を不可能にしています。ひたすら中国包囲網を形成しようとするのは現実的ではありません。北朝鮮の拉致問題解決の見通しは不明ですが、日本が単独行動をとれば、核・ミサイル問題への国際共同歩調を乱すようなことになるかもしれません。

 首をかしげるような歴史認識と集団的自衛権。いったい日本をどこへ連れていこうとしているのでしょうか。反知性主義的な情念に任せた安倍首相の独りよがりなアプローチであり、非常に危険です。


 

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コメント
 
01. 2014年6月13日 09:41:40 : 4f7EbWHE7I
> そもそも集団的自衛権を中国の脅威との関係で語る点が間違いです。尖閣諸島が攻撃されたら、それは日本の個別的自衛権の範疇(はんちゅう)です。

アメリカ政府は尖閣諸島は日米安保の適用対象になると明言している。
日米安保の適用対象になっている尖閣諸島が「日本の個別的自衛権の範疇」だと主張する上智大学教授の中野晃一さんは、本当に「国際政治学者」なのか?

上智大学教授の中野晃一さんの尖閣諸島が「日本の個別的自衛権の範疇」との主張の方が「むちゃな話」である。


02. 2014年6月13日 10:03:03 : hIEr0AlGlg
尖閣諸島での日中間の軍事衝突に日米安保が適用されるとすれば「日本:個別的自衛権の行使+米国:集団的自衛権の行使」という組み合わせになる可能性が高い。しかし5条の規定からして即座に適用というわけにはいかず日本の国会と米議会との間で意思の疎通がうまくいかなくなる可能性もある。その際に日本が独走して米国に捨てられる可能性も出てくる。ここが問題点。

03. 2014年6月13日 10:33:28 : egPRuYm2zk
>>01

個別的自衛権の範疇だからこそ日米安保の適用対象になるわけだろ。

中国が台湾に侵攻しても日米安保の対象にはならんし、いまのところ日本は指1本手出しできないわけだ。

>>中野晃一さんは、本当に「国際政治学者」なのか?

こういうことを自信満々に言う輩が最近多すぎるから困る。



04. 2014年6月13日 12:26:03 : YylixLkL5Y
まだ建前としてではあるがやっと人種間の平等が実現されかかったときに
有色人種の有力国、日本と中国をいがみ合わせ戦争をあおる。

これがどういう意味かわからんかね。
名誉白人の地位がほしいのか。


05. 2014年6月13日 13:06:14 : etPhX8oeNA
<アメリカ政府は尖閣諸島は日米安保の適用対象になると明言している。>
これはアメリカ政府が尖閣は日本政府の施政権下にあると認めたというにすぎない。
従って尖閣諸島が「日本の個別的自衛権の範疇」だと主張する上智大学教授の中野晃一さんは、正しいし、アベ政権の主張が「論理の飛躍」というのもその通り。アベシンゾーは「まやかし」を語っているということだ。

13億の人口。世界の5人に1人は中国人。海外の華僑、移民の数は数知れず、国内GDPはアメリカを抜いて世界一位になったと伝えられる。
世界経済は中国抜きではもはや語れないところまで来てしまった。
嘘だというなら自宅の中国製製品を数え上げてみればいい。食料品まで挙げたら、生活ができなくなるんじゃないか!!

21世紀のアジアの中心は(嫌だといっても)中国になる。
だから中野晃一教授の主張は傾聴に値すると思う。

それよりイラクだ。再びアメリカが軍事介入する可能性が出てきた。
そのうち自衛隊がアメリカに「命令」されて参加するようになるのだろう。他国に侵入し、「殺し、殺される」関係になる。それがアベシンゾーの狙いだ。

<首をかしげるような歴史認識と集団的自衛権。いったい日本をどこへ連れていこうとしているのでしょうか。反知性主義的な情念に任せた安倍首相の独りよがりなアプローチであり、非常に危険です。>

まさに、その通りだ。


06. 2014年6月13日 15:18:15 : 4f7EbWHE7I
>>03. 2014年6月13日 10:33:28 : egPRuYm2zk
> 個別的自衛権の範疇だからこそ日米安保の適用対象になるわけだろ。

尖閣諸島は「個別的自衛権の範疇だからこそ日米安保の適用対象になる」から、「集団的自衛権の行使対象にもなる」と言いたいのですか?

それとも尖閣諸島は「個別的自衛権の範疇だからこそ日米安保の適用対象になる」から、「集団的自衛権の行使対象にはならない」と言いたいのですか?

>>05. 2014年6月13日 13:06:14 : etPhX8oeNA
> 従って尖閣諸島が「日本の個別的自衛権の範疇」だと主張する上智大学教授の中野晃一さんは、正しいし、アベ政権の主張が「論理の飛躍」というのもその通り。アベシンゾーは「まやかし」を語っているということだ。

上智大学教授の中野晃一さんは「そもそも集団的自衛権を中国の脅威との関係で語る点が間違いです。」と書いて居る。

しかし、中国政府は今後50年間、中国は6度の戦争をする計画を建てている。
国際政治学者の上智大学教授中野晃一さんはこの中国の6度の戦争計画は脅威では無い、無視せよと主張するのですか?
もし、この中国の6度の戦争計画は脅威では無いと主張するならば上智大学教授の中野晃一さんこそ、「まやかし」を語っています。

http://info.wenweipo.com/index.php?action-viewnews-itemid-62404
6度の戦争とは、
第1の戦争 2020年〜2025年 vs台湾 統一のために
第2の戦争 2025年〜2030年 vsベトナム 南シナ海の島々を取り戻すため
第3の戦争 2035年〜2040年 vsインド 南チベットを手に入れるため
第4の戦争 2040年〜2045年 vs日本 尖閣諸島や琉球を取り戻すため
第5の戦争 2045年〜2050年 vsモンゴル 合併のために
第6の戦争 2055年〜2060年 vsロシア 奪われた領土を取り戻すため


07. 2014年6月13日 21:12:11 : QBrYpzDGwo
   06さんの、中国の戦争計画というのが中国政府の公式なものか、それとも米国で言えば国防総省のような軍事部門の独自の計画なのか。
  いずれにしても、台湾、ベトナム、インドが先らしいが、それらに加勢するためとは安倍政権は一言も言ってない。第一そのたびにおっとり刀で駆けつけるには、日本経済は厳しいのではないか?戦争疲れしてしまうし、自衛隊員で足りるのか?しかも、日本に戦争仕掛ける計画は2040年、今から26年後だ。
  この間のニュースでは、その頃最も少なくなるのが30代じゃなかったけ?
  だとすると、高齢者で軍隊組んで応戦するということか?そのための軍備は、恐らく杖をついて片足で操作出来る兵器とか、ベッドに寝ながら遠隔操作出来る兵器とかかね?しかも今から26年も睨みあってる内に認知症になってしまうな。
   それより一気に今から先制攻撃ってこと?安倍政権もそこまで言ってないけどねー。米国だって、26年後に日本に戦争仕掛ける計画してるから、今から一緒に先制攻撃体制しておきましょう、と言っても、「え!」て感じだと思うし、取りあえず日本程仲が悪くないから、きちんと確かめるだろうし、多分集団自衛権行使OKしないと思うよ。あっちも議会があるし、予算が必要だから。26年後の大統領も誰か分からんし。
   とにかく、喧嘩もあるだろうが、こっちもマジになって今から26年も睨みう計画なんて、病的だよー。
  
  

08. 2014年6月13日 22:14:26 : etPhX8oeNA
「中国の6度の戦争」というのはよく判らないし、解説は<07>さんに賛同します。

中野晃一さんは<中国は脅威ではない、無視せよ>と云っているわけではなく、たとえ中国の脅威が現実化して、尖閣諸島に攻撃してくる事態になっても、日本はこれまで通りの「個別的自衛権」で十分反撃できるのであり、わざわざ解釈改憲してまで、「集団的自衛権」を持ち出してくる必要はない。と云っている。

それが・・・
「そもそも集団的自衛権を中国の脅威との関係で語る点が間違いです。」という表現になるのだろう。

だから「集団的自衛権を中国の脅威との関係で語る」アベシンゾーの主張は「論理の飛躍」があり、わかっていてやるのなら「マヤカシ」だと言ったのだ。
了解してもらえただろうか…?


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