この御方の怨恨の程には、ほとほと呆れ返るが、

軍の強制性があったと日本を詰ってきた韓国側にしてみれば、
その強制性の根拠となる、河野談話の、信用性を毀損するこの検証報告を、
当の河野氏が否定しなかった、ということ。
「正しく全て書かれている。足すべきところも引くべきところもない」と。

それはつまり、河野談話には、信用性が無いという最終烙印を押したことになる。
これは、韓国にしてみれば、心中穏やかではないだろう。

はたして、天木氏が思うような大局的観点からの思考に、かの韓国が立てるのかどうか。疑問だ。

それと、既に出ているようだが、
日本でも、その「軍の強制性がなかった」という点を主張して、対抗する者も出てこよう。
そう、天木氏が云うような大局的観点に立たない者がだ。

なぜなら、いまだ従軍慰安婦像の問題が残ったままだからだ。
日本の名誉を守りたいと願う側は、まだまだ反転攻勢の第一歩に過ぎないとみているだろう。

それは、もしかすると、日本精神 vs 欧米の精神性の、戦いになる可能性を孕んでいるだろう。

ちなみに、なぜ、日本対欧米の戦いになるかは、別にコメントしている。
http://www.asyura2.com/14/senkyo167/msg/286.html?c9#c9

不可能だとは思うが、面白いなと思う展開は‥

日本精神 vs 欧米の精神性の戦いの末に、
かの欧米が、その「人道」概念に張り付いたトラウマに気づき、日本の視点に立てるようになること。
残念ながら、いまだそれが出来る欧米人はかなり少ないように見えるが。

なぜなら、
その「邪なる強制性」は、日本文化圏ではt『無い』が、それに勝ち裁く側、欧米の文化圏では『有る』からだ。

誰か、この矛盾に手を突っ込む勇気のある者が出てきはしないか、と期待する所もある。
そこまでゆけば、本当の全地球的な「人道」が姿を現すかもしれないからだ。
いまだ戦火の絶えない中東をみるにつけても、そう思う。