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家計調査と日銀短観が示す日本経済の先行き不安(植草一秀の『知られざる真実』)
http://www.asyura2.com/14/senkyo167/msg/842.html
投稿者 笑坊 日時 2014 年 7 月 03 日 18:06:24: EaaOcpw/cGfrA
 

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-bc52.html
2014年7月 3日

7月1日に日銀短観6月調査結果が公表された。

企業の景況感を示す業況判断DIは、3月実績、6月実績、9月見通しが、次のように示された。

大企業

製造業  +17 → +12 → +15

非製造業 +24 → +19 → +19

中小企業

製造業   +4 →  +1 →  +3

非製造業  +8 →  +2 →  ±0

日銀短観は企業に対する一種のアンケート調査で、業況判断DIは景況感について、「良い」か、「悪い」か、で回答を求め、全体100として、「良い」から「悪い」を差し引いた数値として示されるものである。

すべての回答者が「良い」と答えればDIは100になり、すべての回答者が「悪い」と答えるとDIは−100になる。

数値がプラスであれば、景況感は「良い」の部類に入り、マイナスであれば「悪い」の部類に入ることになる。

大企業の景況感は、製造業、非製造業ともに比較的良好な水準にある。

中小企業の景況感は、大企業に比べれば極めて弱いものだが、それでも数値はプラスを示しており、日本全体の景況感は比較的良好な水準にあると言ってよい。

今回調査では、4月に税率が8%に引き上げられた消費税増税の影響が、企業の業況判断等にどのように影響しているかが焦点であった。

発表数値を見る限り、消費税増税の影響は、それほど深刻な形では表れていない。

とりわけ、9月見通しでは、中小企業の非製造業を除けば、業況の改善が示されており、増税を契機に日本経済が低迷局面に回帰してしまうリスクは強く示されていない。

日本経済の先行き見通しに対する、一つの安心材料が提供された形になったが、手放しの楽観はできないと思われる。


6月28日に発表された5月の家計調査では、個人消費の激しい落ち込みが確認された。

夫婦子二人の一般世帯の実質消費水準が、前年同月比で8.0%も落ち込んだ。

89年の増税実施時、97年の税率引上げ時には見られなかった、消費の大幅な落ち込みが確認された。

衝撃的な数値の発表だった。

今回の短観にも、留意を要する重要な数値が二つ示されている。

これらを踏まえれば、日本経済の先行きに対しては、十分な警戒が求められるのであり、今後の政策対応が極めて重要になると言える。

二つの重要数値とは、企業収益見通しと、企業の設備投資計画である。


今回短観では、企業の2014年度経常利益見通しについて、次の数値が示された。

大企業     −4.6%
 
 うち製造業  −3.0%

非製造業 −6.1%

中小企業    −4.9%

うち製造業  +0.2%

非製造業 −6.7%

他方、2014年度の設備投資計画については、次の数値が示された。

大企業     +7.4%
 
 うち製造業 +12.7%

非製造業 +4.9%

中小企業   −19.7%

うち製造業  −5.4%

非製造業−26.0%

全規模合計   +1.7%

うち製造業 +10.1%

非製造業 −2.4%


2014年度の企業の経常利益は減益が見込まれている。

企業利益動向と密接なかかわりがある企業の設備投資は、製造業で積極的な投資計画が保持されているが、非製造業は極めて慎重である。大企業の設備投資姿勢は積極的だが、中小企業の投資姿勢は極めて慎重で、すべての規模の設備投資計画は、1.7%の伸びしか示していない。

2013年度は企業の経常利益が全産業・全規模合計で、前年度比28.4%の大幅増加を示したが、2014年度は一転して減益予想となっている。

景気動向の変化は極めて重大で、今後の経済政策スタンスによっては、景気が後退局面に移行する可能性さえ浮上するだろう。

7月4日(金)午後6時から、東京千代田区で、月刊日本主催の佐々木実氏の講演会が予定されているので、告知しておきたい。

詳しくは

http://ameblo.jp/gekkannippon/entry-11875548026.html

を参照いただきたい。


 

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コメント
 
01. 2014年7月03日 19:31:26 : eTCdNXc8Ac
ミラーマン、どうした?
以前に比べると、ずいぶん弱気な発言じゃないか?
株価の予想も外れたし、消費税による消費の冷え込みの
予想も外れたってかw

02. 佐助 2014年7月03日 20:20:17 : YZ1JBFFO77mpI : wpmCg8U5S6
日本経済だけではない,
スッカリ忘れている世界経済の盲腸,香港ドル

香港ドルが、英国植民地政策とポンド基軸通貨時代の遺産であること、そして、世界経済の盲腸であることを、世界のエコノミストはスッカリ忘れてしまっている。

香港ドルは、今日地球上で民間銀行が発行する唯一の通貨なのである。つまり、原価1ドル香港札は100ドルで印刷されてもニセ札にはならない。発行の限度は、かつては民間銀行の保有するポンド、現在は米国ドルということに、一応は建前ではなっている。だが、東南アジアの通貨は、元も含め、米国ドルに対して上昇することが避けられない。香港の民間銀行は、米国ドルとのペッグ制を死守するため、米国ドルの売買を連日繰り返しているが、その量は全く公開されていないし、中国政府もチェックしていない。

もし垂れ流された香港ドルが元を優先選好すると、世界経済遺産の香港ドルは、盲腸のように切除されざるをえない。そして、上海株と香港株の投機を支えているのが、香港ドルなのである。米国の住宅ローンと重なると大暴落が避けられない。

日本の大手マスコミと社会学者や政府は、取付け騒ぎやパニックは、デマ風聞から発生すると確信している。銀行や証券の窓口の長い行列をデマのせいにしていると、全国の銀行に波及して、紙幣の印刷が間に合わなくなる。そのために、全国の銀行を一斉に閉めるモラトリアムに追い込まれる。一千万円以下の預金の返済を保証しても、一日でも死に金になることを避けるため取付け騒ぎは拡がる。

今回は、銀行や信用金庫や郵便局の窓口で投資信託を売っているため、投資信託の解約取付け騒ぎが、銀行の預金引き出しの取付け騒ぎに先行して発生することが避けられない。

2007〜10年にスタートした第二次世界金融大恐慌は、ドル一極からユーロ・円三極への移行が根因なんです。ドルとユーロと円に、ほぼ三分割され、世界通貨は三極支配体制となるとドル暴落からの通貨の不安は沈静化するのですが,世界経済の盲腸,香港ドルが米国ドルに対して上昇する,若しくはユーロがドルを上回ると第二次世界金融大恐慌は激しく振動して崩壊します。スッカリ忘れている世界経済の盲腸,香港ドルとユーロ,日本はこの激震影響から逃れるためには,産業革命の加速しかありません。

政府日銀と指導者マスコミはこれを黙殺と技術革新を遅延するために2016年前後の銀行・証券・為替の一時閉鎖は避けられません。世界各地で発生します。


03. 2014年7月03日 23:25:23 : YxpFguEt7k
家計が冷えて、企業はそこそこ… あちらこちらで言われている通りですな。日本経済最後の砦が「軍需産業の設備投資」で、しかし今後は減益予想と。

タメ息が出ちゃいますなぁ…
「作り笑い」や「空元気」でも世の中良くなるものなのでしょうか。それならそうするけど。

植草氏、がんばってください。応援しております。


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