「「集団的自衛権の行使を認めろ、というのは霞ヶ関では外務省だけ」（阪田雅裕氏）：深草　徹氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/14608.html
2014/7/4　晴耕雨読

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自衛権行使３要件＋集団的自衛権行使３要件＝武力行使３要件

３＋３＝３。

おみごと。

自民党高村副総裁、公明党北側副代表は、いずれも弁護士。

彼らは安倍首相の野望を実現させるために、３＋３は３で手を打った。

法匪、三百代言。

でも彼らは弁護士の少数派。

弁護士の多数派は、怒っているのだ。

昨日の日弁連会長声明から 集団的自衛権の行使等を容認する本閣議決定は、立憲主義と恒久平和主義に反 し、違憲である。

かかる閣議決 定に基づいた自衛隊法等の法改正も許されるも のではない。

高村氏、北側氏を見て、弁護士を低俗な三百代言と即断しないで欲しいものだ。

自衛隊を世界の武力紛争につぎこむための今回の閣議決定、お膳立てしたのは外務省、頭を悩ましているのは防衛省・自衛隊。

外務省は、集団的自衛権行使容認により米国から見下されずに済むし、自衛隊の力を背景にして外交力を強化できる。

防衛省・自衛隊は必然的に発生する犠牲者のことを頭に描く。

「集団的自衛権の行使を認めろ、というのは霞ヶ関では外務省だけ」（元内閣法制局長官阪田雅裕氏）。

確かに。

安保法制懇の柳井座長は元外務事務次官、北岡氏もも元国連代表部次席大使で外務省のお仲間、日本版ＮＳＡの谷内局長も元外務事務次官。

わが外務省は、軍事力なしには外交ができない無能力者。

外務省は身勝手だ。

湾岸戦争以後打ち続く米国ジャパンハンドラーの攻勢に手こずり、自衛隊を人身御供に差し出した。

外務省は、わが手先のように自衛隊を使い、外交ポイントをあげようとしているのだ。

自衛隊員の命綱は、憲法９条。

今回の閣議決定はその命綱を奪おうというもの。

自衛隊員よ、怒れ！従来の政府見解で、自衛隊の海外活動には越えてはならない一線が設けられていた。

武力を使えない自衛隊の活動は、「人助け」・「復興支援と国づくり」に限定され、海外でも高い評価を得てきた。

今回の閣議決定は、そうした努力と評価を、根底から覆してしまおうとするものだ。

安倍政権の罪は重い。

今回の閣議決定は、尖閣諸島での武力攻撃に至らぬいざこざに、直ちに自衛隊が出動できるようにしようとしている。

中国側は、軍ではなく「海警局」が対応しているのに。

自衛隊を出動させれば、中国も、人民解放軍（海軍）が出動するだろう。

日本が挑発して戦争にしてしまう。

これはまさしく満州事変だ。

コメント
01. 2014年7月04日 00:38:09 : TGgfYEbPRU ホント満州事変をトレースするのが一番怖い・・・。 アメリカのアフガン・イラク攻撃はこのケース・・・。
02. 2014年7月04日 02:51:11 : QBrYpzDGwo 　　 なるほど、外務省だけが乗り気だというわけか。それもそうだろうが、霞が関というのは民衆が思っているほど深い思想など無いものだ。あるのは、金だ。 　　　そう、石原の息子が言ったように、「金目」で動いているのが霞が関の、しかも幹部級の公務員だろうと思う。 　　　予算編成時期の狂ったような状況は、如何に自分の所属する部署に予算を引っ張るか、それの争奪戦で起こっている。 　　　また、日本の仕組みを知っている内外のロビイストは、決済権の無い閣僚の所には行かず、真っすぐに財務省に行く。元首は天皇でも、総理でも無く、実質予算を采配している財務省であると知っているからだ。 　　　米国は今、世界の警察官役があまり上手く行かず、イラクやアフガンを撤退したものの部族間の争いがひどく、全く治安が回復しないことに自信を失っており、かつまた多くの兵隊を派遣したものの、死傷者、神経をやられた者、帰国しても失業したままでホームレスになる者が後を絶たない状況のようである。 　　　となると、軍事に傾くよりは民生に政策を傾けるしか無いから、勢い国防総省への予算はじり貧となってくるのだろう。そこで、焦った軍事機構が世界各地へ出かけて行って、武器、兵器の使用を促し、戦争コンサルタントとしてアドバイザーの仕事を取って来なくてはならなくなっているようだ。 　　　先の戦争で酷い目に合った下級兵が未だ生存しているというのに、わざわざ靖国神社へ行って英霊を敬い、忘れかけた記憶を思い出させるような悪趣味は、いち早く軍産複合体が嗅ぎつける。武器、兵器の購入先であると。 　　　空軍は今やステルス兵器、無人偵察機、無人攻撃機と、開発に余念が無い。海軍は、原子力空母や、掃海事業など、これも膨大な予算が確保出来ている。さて、陸軍と言えば地上戦であるが、これが疲弊してしまって投入が危うい状況であるから、日本にはまず地上戦に出てもらわねばならない。そこで、閣議決定がようやくハワイ島での初の陸自参加の日米上陸訓練に間に合ったということらしい。 　　これで、陸、海、空全てに際限の無い予算が付けられることになり、今ごろ政、財、官の護送船団トップは乾杯をしていることだろう。 　　　巷では思想信条を含めて真摯な議論が続いているが、彼らの関心は予算であり、国民の血税を如何に自省に持ってくるか、なのである。縦割り型行政の典型である。それに政権党が政党助成金という飴で引きつけられ（これも血税）、閣僚が何とかわが省の利益へと、これまたまるで役人のようなつもりで官僚の作った法案の可決に血道を上げているということだろう。 　　　深い哲学、思想が無く、「金目」で動く官僚機構とそれに従う政権党であるゆえに、いざとなると当事者意識にも欠け、よって反省も無く、「想定外だった」などと平然と言い放つことになる訳である。

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