ＤＮＡ鑑定で血縁否定も「父子関係」…最高裁：３／５の多数決：１・２審判決取り消し：妥当な判決だと思うあっしら

ＤＮＡ鑑定で血縁否定も「父子関係」…最高裁：３／５の多数決：１・２審判決取り消し：妥当な判決だと思う
http://www.asyura2.com/14/senkyo168/msg/638.html
投稿者あっしら日時 2014 年 7 月 17 日 17:43:53: Mo7ApAlflbQ6s

　事例は、婚姻中に妻が不倫関係に陥り妊娠・出産、出産直後に別の男の子どもであることを夫に告白、子どもを実子とし婚姻関係もそのまま継続したが、１年数ヶ月後離婚に至り、子どもの親権は母親となった。その後、母親は子どもの父親と再婚した。母親は、子どもの実の父親が現在の夫であることが遺伝子分析的に認められていることを根拠に、法律上（戸籍上）の父子関係を取り消すことを求めたが、前夫は、戸籍上の父親の権利継続のみならず、親権の移行と面会権を主張したというものである。

　出産届を出す前に決着を付けとけよとか、離婚したのに前夫は何を求めているのかといった突っ込みもできるもので、小説やドラマ脚本のネタになるような話である。

　地裁・高裁の判決は父子関係の無効を認めたが、たんに“真”の血縁関係を重視したというより、新しい家族関係が定着していることや１年２ヶ月ほどで離れた子どもは前夫のことを実質的に認知していないだろうという事実を前提に、前夫がかかわる戸籍上の痕跡を抹消した方が子ども自身や子どもの家族の将来にとって望ましいと考えたからだと思われる。

　不倫はともかく出産後の母親の対応に不満はあるが法律とは別問題なので、法律論としては、１人が逆の立場になれば判決が変わる３／５というぎりぎりの多数決であっても、最高裁の判決（結論）を支持したい。

　この事例は、詰まるところ、「法律婚主義」か「事実婚主義」かという問題になる。もう少し緩いレベルでは、戸籍制度か家族登録制度かという問題になる。
　性別変更者の婚姻許容、相続や税制そして行政などにおける事実婚家族に関する処遇は大きく変わったが、日本の民法は、法律婚と戸籍制度を基礎としている。
　そうである限り、１００年以上前に制定された法律とはいえ、民法７７２条の「嫡出推定」を否定できる期間を過ぎての無効請求を認めないのは妥当である。

　国民多数派の価値観や家族観と民法のあいだにも大きなズレがあるのかないのかはわからないが、同性婚まで認める欧米的価値観の影響が強い学者の考え方は、民法とだいぶ乖離していると思われる。

　男女（婚姻）関係や家族形態の多様性を法的にどのように落とし込んでいくのかは、裁判所の問題ではなく、国会（立法）に課された問題だと思う。

　裁判所は、国会が制定した法律に基づいて個々の事例を判断するのが役割である。

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ＤＮＡ鑑定で血縁否定も「父子関係」…最高裁
読売新聞 7月17日(木)16時15分配信

　ＤＮＡ型鑑定で血縁が否定された場合、法律上の父子関係も無効とできるかが争われた２件の訴訟の上告審で、最高裁第１小法廷（白木勇裁判長）は１７日、血縁を否定する鑑定結果があっても、父子関係を無効とすることはできないとの初判断を示した。

　その上で、無効を認めた１、２審判決を取り消す判決を言い渡した。父子関係の無効を求めた妻側の敗訴が確定した。

　裁判官５人のうち３人の多数意見で、白木裁判長ら２人は反対意見を述べた。

　旭川と大阪の両家裁に提訴された２件の訴訟では、いずれも婚姻中の妻が夫とは別の男性の子を２００９年に出産。ＤＮＡ型鑑定で夫と子に血縁関係がないことが裏付けられ、妻側が親子関係の無効を求めて提訴した。

　民法７７２条は「婚姻中の妻が妊娠した子は夫の子と推定する」（嫡出推定）としているが、１、２審判決は鑑定結果を基に、「嫡出推定の例外とすべきだ」として父子関係を無効と判断。父子関係の維持を求める夫側が、上告していた。

最終更新:7月17日(木)16時15分

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140717-00050074-yom-soci

コメント
01. あっしら 2014年7月17日 18:02:15 : Mo7ApAlflbQ6s : ySbn3B9Znc 語句と表現の誤り：お詫びして訂正させていただきます。（語句）出産届→出生届（表現）（誤）母親は子どもの父親と再婚した（正）母親は子どもの実の父とされる男と再婚した
02. 2014年7月17日 18:52:36 : Kzxj69xmKE 　　他人の人生を多数決で決めるな！　世間知らずの裁判官め。
03. 2014年7月17日 19:49:12 : FGyGJ1TwO2 こう言う問題はカビの生えた法律の条文より現在時点の実態を考慮する方が良いのは当たり前だろう、この事案で判決に反対意見をとうじるような裁判官は罷免すべきだ。
04. 2014年7月17日 20:02:43 : 2f4eqyymkM 　＞　他人の人生を多数決で決めるな！　世間知らずの裁判官め　まったく　同意する　どちらを選ぶかは　子供が決めるべきで　法律で決めるべきではない　＝＝＝　現状は　まだ子供に判断能力がないのであるから　判断は先延ばしするのが　妥当だ　＝＝＝　愛が　予想すると　将来　子供は　実の親を選択する可能性が高く　最高裁の決定は　禍根を残すことになった　＝＝＝　子供が成長して　判断能力がつくのが　一番だが　実際問題としては　戸籍上の親の　気持ちが変わることの方が　問題だ　一番　自然なのは　絶対的な　親子の関係が　ＤＮＡに依存するのだから　そのＤＮＡの　自然な形に近ずくのが　最良だと言える　＝＝＝　つまり　小学校は　「林」という名前で過ごして　中学校は「原田」に変わる　　のなら　なるべく早く「原田」である方が　望ましい　　＝＝＝　結論からいうと　　最高裁は　時代から取り残されている　最高裁の　過半数が　時代についていけない人達なのだ　 [３２削除理由]：アラシ
05. 2014年7月17日 20:31:36 : xM4E7uMueM 悪法も法のうち。変えたかったら、解釈でなく、法律を変えろ。悪憲法も憲法のうち。変えたかったら、解釈でなく、憲法を変えろ。というのが、最高裁判所の理由かな？
06. 2014年7月17日 21:15:46 : LBtbDXFoS6 こうした場合、「法律上の父親」に同情すべき点はあっても、誰よりも子ども本人の気持ちや将来を尊重すべきというのが原則では？その点では疑問の残る判決だ。
07. 2014年7月17日 21:18:32 : PFjp73ePr5 そりゃそうよ。だいたい男なんてものは、DNA鑑定なぞというものが考案されるまでは、自分の子かどうか、究極的にはわからなかったわけだからね。女は自分の腹から出てくるから、明確に分かるけど。要は、自分がその子を育てる義務があると感じ、その義務を果たしてきたかどうかが、父親であることの要件だと思うよ。このケースは比較的短いけども、たとえば、自分の子だと思って１０年育ててきた子が、DNA鑑定の結果、「父親としての資格が無い」として親権を剥奪されたらどうなのよ。一方で、「実父」のほうは、その間、父親としての義務をまったく果たしてこなかったわけだからね。で爺
08. 2014年7月17日 22:17:08 : j2EOPrepI2 そもそも浮気したビッチ元妻が元凶なのにそこは指摘されなかったのか？ [１２削除理由]：要点が見つけにくいコメントが多すぎ
09. 2014年7月18日 10:14:33 : 3cs4pxbbbs >>6 ＞そもそも浮気したビッチ元妻が元凶なのにそこは指摘されなかったのか？こういう善か悪かという見方は、今回の裁判の範疇ではない。男女の関係には複雑なものがあり、一方的に割り切れる斧でもなかろう。課題は、父親の親権をどちらが持つかということ。最高裁はあくまで法律重視、伝統重視ということか。しかし、このことが逆に結婚制度の不合理性を浮きだたせているともいえる。実のところ、若いカップルが結婚なんてしない方がよいという考えになっても不思議はない。結婚制度は夫婦関係がこじれたとき、こじれを増幅させる働きしかないからだ。ＤＶで、夫に知られるのが怖くて、子供の戸籍を作れないのもこの結婚制度のため。逆に、結婚制度で守られているものなんてあるのかな？と疑問に思ってしまう。結婚制度は法の枠組みに関わらず崩壊していくだろう。その促進剤としての今回の最高裁判決。
10. 2014年7月18日 13:00:58 : j2EOPrepI2 >>09 ＞男女の関係には複雑なものがあり、一方的に割り切れる斧でもなかろう。はい？売女元妻の浮気が元凶なのは変わりないし DV夫と付き合うなら必須である判断能力をもっていなかった女の責任もありますしそこが問われないとなると別件で民事訴訟するのかな？まあ結婚制度がなくなったら一夫多妻制になり金持ってる奴が強いってことになりますから結婚は資本で左右される、それでも女は裏切りますけどね社会参画だけで精一杯♪ [１２削除理由]：要点が見つけにくいコメントが多すぎ

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01. あっしら 2014年7月17日 18:02:15 : Mo7ApAlflbQ6s : ySbn3B9Znc 語句と表現の誤り：お詫びして訂正させていただきます。（語句）出産届→出生届（表現）（誤）母親は子どもの父親と再婚した（正）母親は子どもの実の父とされる男と再婚した
02. 2014年7月17日 18:52:36 : Kzxj69xmKE 　　他人の人生を多数決で決めるな！　世間知らずの裁判官め。
03. 2014年7月17日 19:49:12 : FGyGJ1TwO2 こう言う問題はカビの生えた法律の条文より現在時点の実態を考慮する方が良いのは当たり前だろう、この事案で判決に反対意見をとうじるような裁判官は罷免すべきだ。
04. 2014年7月17日 20:02:43 : 2f4eqyymkM 　＞　他人の人生を多数決で決めるな！　世間知らずの裁判官め　まったく　同意する　どちらを選ぶかは　子供が決めるべきで　法律で決めるべきではない　＝＝＝　現状は　まだ子供に判断能力がないのであるから　判断は先延ばしするのが　妥当だ　＝＝＝　愛が　予想すると　将来　子供は　実の親を選択する可能性が高く　最高裁の決定は　禍根を残すことになった　＝＝＝　子供が成長して　判断能力がつくのが　一番だが　実際問題としては　戸籍上の親の　気持ちが変わることの方が　問題だ　一番　自然なのは　絶対的な　親子の関係が　ＤＮＡに依存するのだから　そのＤＮＡの　自然な形に近ずくのが　最良だと言える　＝＝＝　つまり　小学校は　「林」という名前で過ごして　中学校は「原田」に変わる　　のなら　なるべく早く「原田」である方が　望ましい　　＝＝＝　結論からいうと　　最高裁は　時代から取り残されている　最高裁の　過半数が　時代についていけない人達なのだ　 [３２削除理由]：アラシ
05. 2014年7月17日 20:31:36 : xM4E7uMueM 悪法も法のうち。変えたかったら、解釈でなく、法律を変えろ。悪憲法も憲法のうち。変えたかったら、解釈でなく、憲法を変えろ。というのが、最高裁判所の理由かな？
06. 2014年7月17日 21:15:46 : LBtbDXFoS6 こうした場合、「法律上の父親」に同情すべき点はあっても、誰よりも子ども本人の気持ちや将来を尊重すべきというのが原則では？その点では疑問の残る判決だ。
07. 2014年7月17日 21:18:32 : PFjp73ePr5 そりゃそうよ。だいたい男なんてものは、DNA鑑定なぞというものが考案されるまでは、自分の子かどうか、究極的にはわからなかったわけだからね。女は自分の腹から出てくるから、明確に分かるけど。要は、自分がその子を育てる義務があると感じ、その義務を果たしてきたかどうかが、父親であることの要件だと思うよ。このケースは比較的短いけども、たとえば、自分の子だと思って１０年育ててきた子が、DNA鑑定の結果、「父親としての資格が無い」として親権を剥奪されたらどうなのよ。一方で、「実父」のほうは、その間、父親としての義務をまったく果たしてこなかったわけだからね。で爺
08. 2014年7月17日 22:17:08 : j2EOPrepI2 そもそも浮気したビッチ元妻が元凶なのにそこは指摘されなかったのか？ [１２削除理由]：要点が見つけにくいコメントが多すぎ
09. 2014年7月18日 10:14:33 : 3cs4pxbbbs >>6 ＞そもそも浮気したビッチ元妻が元凶なのにそこは指摘されなかったのか？こういう善か悪かという見方は、今回の裁判の範疇ではない。男女の関係には複雑なものがあり、一方的に割り切れる斧でもなかろう。課題は、父親の親権をどちらが持つかということ。最高裁はあくまで法律重視、伝統重視ということか。しかし、このことが逆に結婚制度の不合理性を浮きだたせているともいえる。実のところ、若いカップルが結婚なんてしない方がよいという考えになっても不思議はない。結婚制度は夫婦関係がこじれたとき、こじれを増幅させる働きしかないからだ。ＤＶで、夫に知られるのが怖くて、子供の戸籍を作れないのもこの結婚制度のため。逆に、結婚制度で守られているものなんてあるのかな？と疑問に思ってしまう。結婚制度は法の枠組みに関わらず崩壊していくだろう。その促進剤としての今回の最高裁判決。
10. 2014年7月18日 13:00:58 : j2EOPrepI2 >>09 ＞男女の関係には複雑なものがあり、一方的に割り切れる斧でもなかろう。はい？売女元妻の浮気が元凶なのは変わりないし DV夫と付き合うなら必須である判断能力をもっていなかった女の責任もありますしそこが問われないとなると別件で民事訴訟するのかな？まあ結婚制度がなくなったら一夫多妻制になり金持ってる奴が強いってことになりますから結婚は資本で左右される、それでも女は裏切りますけどね社会参画だけで精一杯♪ [１２削除理由]：要点が見つけにくいコメントが多すぎ