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ピークを越えて下り坂に入った安倍晋三政権(植草一秀の『知られざる真実』)
http://www.asyura2.com/14/senkyo168/msg/839.html
投稿者 笑坊 日時 2014 年 7 月 23 日 14:05:19: EaaOcpw/cGfrA
 

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-2a24.html
2014年7月23日

小沢一郎氏がロイターのインタビューに応じて、

「安倍晋三首相はピークを越え下り坂に入った」

と述べた。

私も同感である。

ピークはいつだったのか。

ピークは昨年の12月30日であったと思われる。

日経平均株価もこの日がピークになった。

16291円で取引を終了した。

東証大納会に出席した安倍晋三氏は、

「アベノミクスは来年も買い」

と高らかに宣言した。

この発言を契機に日本株価は下落に転じた。


伏線は昨年の9月だ。

安倍晋三氏は訪米して9月25日にNY証券取引所でスピーチしてこう言った。

「世界経済を回復させるには3語で十分だ。

Buy my Abenomics.」

映画「ウォール街」での主人公ゴードン・ゲッコーの

Buy my book.

のセリフをもじったものだ。

映画で主人公ゲッコーはインサイダー取引で逮捕される。

なぞらえ方が、頓珍漢なのだ。


日本株に投資した者は損失を蒙っている。

そして、9月7日にアルゼンチンのブエノスアイレスで開かれたIOC総会。

安倍晋三氏はこう言った。

「The situation is under control.

汚染水は港湾内0.3平方キロ内で完全にブロックされている。」

こうした言葉の積み重ねが、流れを変える原動力になる。

福島の状況はコントロールされていないし、汚染水は港湾内で完全にブロックされていない。

うその積み重ねは「矛盾」そのものである。

「矛盾」がものごとを破壊する原動力になる。


安倍晋三氏は集団的自衛権行使を容認する憲法解釈変更を強行したが、この点について小沢一郎氏が明快な評論を提示する。

ロイターのインタビューから当該部分を転載する。

──集団的自衛権行使容認を閣議で決定する手法について。

「この問題は、解釈する余地がない。

第9条は、他の国の紛争に自衛権を発動してはならない、と書いてある。

解釈する余地がない。

条文に書いてない時に(ケースで)、解釈が生まれる。

安倍氏は当初、憲法改正に取り組もうとしていたが、雰囲気が悪くなっていくにつれ、だんだん言わなくなった。

これは、9条の改正を主張するのが筋道で、それが正しい為政者のやり方だ。

安倍氏がやりたいのであれば、国民に憲法9条改正を発議すればよい」


集団的自衛権の問題は、小沢氏のこの説明に尽きる。

「解釈の余地がない」

のである。

日本国憲法は、

国際紛争を解決するための手段として、

国権の発動たる戦争、武力の行使、武力による威嚇

を永久に放棄している。

集団的自衛権の行使は、国際紛争を解決するための手段として武力を行使するものだから、憲法9条の条文そのものなのである。

これを行使したいと考えるなら、憲法を改定するしか道なない。

あたり前のこと。解釈の余地はないのだ。


解釈の余地がないものを、あれこれ詭弁をつなぎ合わせて、閣議決定した。

法治国家、立憲主義の大原則を踏み外す愚行である。

これも決定的な「矛盾」である。

衆参両院の過半数を確保したら、何をやってもよいということではない。

衆参両院の過半数議席を確保して、責任ある立場に身を置いたなら、なおさら、身を引き締めて、自制心をもって政権運営にあたる。

これが正しい為政者の行動である。

消費税増税も、集団的自衛権行使容認の憲法解釈変更も、原発再稼働も、主権者の過半数が反対していることである。

衆参両院の過半数議席を確保したら何をやってもよいということではなく、常に、主権者の意思、意向を尊重して政策を運営しなければならないのである。


 

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コメント
 
01. 2014年7月23日 14:42:16 : Por1hDkYKo
  安倍首相はなぜ「日本語による日本人のための日本国憲法」の文意が理解できないのでしょうか?

 押し付けられた憲法だから日本人には理解不能とでも言いたいんでしょうか?

 それとも真に「日本語の理解力に欠ける」からなのでしょうか?

 ついで。
 国民の生命・財産を守ると何度も声を大にして言いながら「福島及び福島近郊の人たちの生命の安全・財産」を「莫大な規模で毀損し」ながら平然と見放し・見殺しにしています。これも日本語を全く理解していない証明ですね。

 彼はホントに「日本人」なんでしょうかねえ?「日本人以外」は首相にはなれないと思うんですが、其れくらい安倍首相は日本人とは思えない首相です。教育や道徳教育に強く介入するくらいだから、教養にあふれ立派で道徳的な人間であるというのが当たり前なんだと思うのですが、全く正反対ですね。日本語が理解できないなんて最低だし、もし嘘つきなら非道徳的の極地にある人間だし・・・。

 彼が首相であったなことは、もしかしたら未来に「21世紀日本国最大の謎」とか評価されちゃうんじゃあないのかなあ?そんな。未来まで日本国が存続できたとしたらの推量ですが。


02. 2014年7月23日 14:44:03 : MwGj4KIhpA
のろいのかね?

あの年末の大納会で呼びもしないのノコノコしゃしゃり出て
来年もアホノミクスで買いましょうと鐘を叩いた日がピークの知らせとは
まさに誰が名づけたか終焉を告げる呪いの鐘に

この恐い話は永遠に騙り継がれると誰も言っていない。


03. 佐助 2014年7月23日 18:21:16 : YZ1JBFFO77mpI : wpmCg8U5S6
アベノミクスのピークは過ぎた,あとは1年半過ぎてから長い下り坂で二幕・三幕待ちとなる

「日本の商品の世界的優位性」の法則は、2008年〜2010年にスタートした第二次世界信用収縮恐慌下でも、縮小する輸出と国内市場を拡大させることができた。そのために日本は、商品の世界的優位性を維持するため完全な悲観論一色にはならない。過去の伝統にとらわれず、積極的に新しい変化を受け入れる日本の消費者の存在によって、2019年まで、世界をリードするからである。

そして静かに近づく世界金融恐慌となんとなく気付いた基軸通貨の多極化のインジケータの足音を聞こえなくしてしまう。すなわち金融商品と原材料の値上がりを放置しながら、消費者の所得は増やさないまま、生産工場を海外に移転すれば、どうなるか? その答えは、国内市場が縮小するため、消費者物価のインフレは発生することができない。

2014年、TPPの包括関税引下げ交渉は行き詰まり、日米の二国間の交渉に中心が移った。これは第一次世界信用大恐慌前後と同じ状況に突入したことを意味する。かくして、数年後に来るドルと株の暴落で、第二次世界金融大恐慌の妖怪の姿は、誰の目にも見えてくる。

株価は2013年12月に、バブルの底から、米国は4倍に上昇し、日本は倍となり、四分の一になっていた平均株価は二分の一戻した。そこで米国株式の暴落が遅延されれば、最後の大ジャンプをする。この最後の大ジャンプは、2015年〜2017年に発生する銀行・証券・為替の一時閉鎖で証明される。

金持ち優遇・救済・借金棒引き,融資、大企業の減税そして。貧乏人の自己責任,切り捨て,我慢、生活保護を減額し、増税すると世界恐慌の回復する時間を長期化させます。いまやっている政府政策が弱肉強食なので該当する。

金融商品でも日常生活商品でも、ムズムズ(機会損失)の心理が、上昇すれば永遠に上がり、下降すれば永遠に下がるという脅迫心理とペアになり、投機の底無し沼から脱出できない。そのため、破産が避けられなくなる。

過去のデータから分かったことは
一国の景気循環は、長期の景気下降期には、三年半前後の景気の山と一年前後の谷の長さが反転し、山は一年前後しか回復することができない。アベノミクスの山が一年前後としたら,三年半前後の長い不況の坂が来ることになる。丁度その谷が2016年前後に大底を迎えることになる。衆議院・参議院選挙のダブル選挙と重なる。政権与党の大敗が3度目となるか見ものである。

このように安倍靖国軍国後継内閣は,圧倒的な議席数を武器にして,本当にやったことは,右翼的な政策をバタバタと可決することだった。大増税で金持ち救済し弱者を切り捨て,格差を拡大させ戦争への不安感を増幅させるだけ。

そのために世界的金融恐慌や通貨の暴落で政権与党の獲得議席はマイナスに向う
小選挙区の半期ごとにマイナスになる定数率は。現議席からマイナスになる。
2014年後半で自民党-20%・・・・公明党-5%   政権支持率48%から換算
2015年後半で自民党-30%・・・・公明党-10%
2016年後半で自民党-40%・・・・公明党-15%となるだろう。

従って解散総選挙も予測されるが,ないと思う,だが前野田政権の例もあり分からない。2016年の総選挙は,このまま突入すると政権与党の苦戦するのを避けるために,内閣大改造などのサプライズ抜擢もあるという期待。領土や拉致を旨く引きづる可能性もある。だが政権与党は奇策を採用しても,与党は勝利することは出来ない。なぜなら2016年は与党の賞味期限が切れるからである。


04. 2014年7月23日 20:06:04 : YxpFguEt7k
解釈改憲も失敗したようだし。
今後の国政の関心は「地方選で自民党がどれだけ負けるか」「消費税増税は先送りになるのか」「原発が停まったままか。脱・原発は進むのか」「衆議院解散はあるのか」ですかね…
外交では「北朝鮮は相手にしてくれるのか」「ウクライナで新しい国が独立するのか」「イスラエルは消滅するのか」でしょうか。

個人的には「全面可視化」「死刑廃止」「記者クラブ解散」あたりです。
その辺りに関心がある政治家が立候補されることを希望いたします。

植草氏、がんばってください。応援しております。


05. 2014年7月23日 20:06:40 : OqmSmfruhw
憲法違反者 アベ

06. 2014年7月24日 21:14:43 : r3pqrbifJo
安倍総理の解釈改憲での〈戦争容認〉ぐらいのタカ派ぶりでは気に要らぬ三人による安倍総理への罵倒対談を「新潮45」で読みましたが極右の論客から見ればグローバリズムの安倍総理は保守には入らぬらしい。やりたくても封印されていた戦争が解禁になりになり、米ロ並の覇権国入りの展望も開けタカ派の高揚感はすごい。〈戦争に制限をつけるような腰の引けた〈戦争容認」でなく、戦争は無制限に玄人「軍部」に任しあれこれ制限をつけるなということだろう」。「戦争容認」のタカ派間にも論争がある感じだ。安倍総理にも極右との論争が待つている。暑いのにこれからも大変だ。

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