同感です。 国内外の仮想敵に対する憎悪を煽るというのは、
権力基盤の確立、内部矛盾から一般国民の眼をそらすといった目的で古くから常用されてきた手法ですね。
そして、右派の権力者は、
国内外の仮想敵を利用しガス抜きをしつつ、強権的な社会統制（ひいては全体主義的体制）への賛意を広げることももくろんでいる。

【例】
ネット右翼を利用する自民党のネット戦略について書かれた本が出版
安倍ネット戦略 分析本を発刊 「側近 ネトウヨを使い敵包囲」「反対派への批判あおり支持拡大」
http://twitter.com/penewax/status/396784022455468033/photo/1/large
安倍氏側がどうネット右翼に働きかけているかについて言及。
安倍政権に批判的なテレビ番組があると、
側近がフェイスブックに番組批判を書き込み、
ネット右翼を煽っていると説明する。・・・
ネット右翼を使って敵を駆逐する安倍首相の手法を
「特定の人を批判する際、本人に直接言わずに
ネットを通じて大衆に言う。
そうすることで包囲網をつくる」と解説している。

さらに安倍氏自身もフェイスブック上で自らの反対勢力を「左翼」
とひとくくりにして切り捨てることで、喝采を得ようとしているとみる。
http://twitter.com/penewax/status/396784022455468033/photo/1

さらに、“憎悪煽動”を飯の種にしている人達もいるようです。
一部出版社やアフィブロガー

■嫌韓商法の展望、ネトウヨの浸透と拡散
うちのブログでも何度か韓国やネトウヨを批判するエントリを書いてきましたが、
たしかに韓国をネタに記事を書くとネトウヨがよく寄ってきます。…
嫌韓が商売になる、と気付き始めた出版社が多いということなんだと思いますが、随分気づくの遅かったなあ（笑）
http://blogos.com/article/84520/
■「ネトウヨ」という自意識を持ってしまった人たち
先日書いた嫌韓商法の展望、ネトウヨの浸透と拡散という記事は予想以上に反発が寄せられ、また拡散されました。
BLOGOSに転載された記事がオープン2chの東アジアニュース＋板に無断転載され、
さらに複数の嫌韓まとめブログに転載、各所で炎上した模様です。…
改めて彼らの煽り耐性の低さには目を瞠るものがあるなあ、と。
そりゃ商売として美味しすぎるよね、と。
http://blogos.com/article/85026/
■「ネトウヨ炎上ビジネス」が儲かるワケ
自分たちがアフィリエイターと呼ばれるネットの広告屋の金儲けの駒とされながら、
煽られて過激な言論を繰り広げている事に全く気づいていないように見える。…
アクセスの多いホームページを運営しているアフィリエイターは、
ネット右翼を扇動するだけで食べて行けるだけの金額以上を稼いでる人もいるだろう。…
これからは、このネット右翼扇動ビジネスも競争過多の時代にますますなっていき、
叫ばれるスローガンも激しくななったり、様々なタイプのステマが出現していく事だろう。
http://blogos.com/article/67477/

上記記事の筆者から、金儲けの駒とされているネトウヨへのメッセージ

「韓国をどれだけディスっても、仮にこの世から韓国人がすべていなくなったとしても、
それで日本人の生活が豊かになる、ということはありえませんからね。
無警戒であっていい隣人ではないけれども、
だからといってそればかりにかかずらわっているわけにはいかない、
という認識に早いところ到達できればいいんですが。」

「脊髄反射で反発するんじゃなくて、一旦立ち止まって、
何故ネトウヨ批判記事を読んで反感を抱いてしまうのか、自省する必要があるんじゃないですかね。
まあ、ほとんどのネトウヨがこの文章を読んだところで、アホが寝言をほざいてる、
としか思わないでしょうが、１００人のネトウヨのうち一人でもおやっと思ってくれればこれ幸いです。」