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弱腰の安倍自民、負け回避のため、地方首長選で「相乗り戦術」に走る?(日本がアブナイ!)
http://www.asyura2.com/14/senkyo169/msg/564.html
投稿者 笑坊 日時 2014 年 8 月 08 日 12:43:18: EaaOcpw/cGfrA
 

http://mewrun7.exblog.jp/22271824/
2014-08-08 10:02

当ブログでは、「地方首長選で、安倍政権にNO!を」キャンペーンを展開中! o(^-^)o

(関連記事・『安倍自民を、年内9つの首長選で押さえ込もう!&脱原発、平和リベラルの共闘を!http://mewrun7.exblog.jp/22165515/』など。)

 その第一弾となった7月の滋賀県知事選では野党系候補の三日月大造氏が、自民党候補に勝利。(^^)

 ここから、8月に長野、香川県知事選、10月に福島県知事選、11月に新潟、福岡市長選、愛媛、沖縄、和歌山の県知事選と、あと8つの県知事、政令都市の市長選が控えているわけで。
 地方から、どんどん安倍自民党政権を追い詰めて行きたいところ。(**)

 ただ、mewは『辺野古工事にキレた安倍&沖縄知事選への不安+愛媛知事選でも党内対立』にも書いたように、自民党が野党系候補に相乗り、抱きつき戦術に出ることを懸念していたのだけど。
 何だか本当にそうなってしまいそうなのである。(>_<)

* * * * *

 実は、民主党は09年8月の衆院選で圧勝して政権獲得をしたのだが。10年2月の長崎県知事選で、自公系候補に敗北することに。これを機に、他の地方選や参院選で次々と負けることになった上、鳩山首相の辞任や党内対立激化などもあって党の支持が低下。
 自民党は「長崎県知事選で潮目が変わった」として、民主党政権の攻撃の勢いを増して行くことになった。(@@)

<逆に民主党は05年の衆院選で惨敗したものの、06年4月、代表選出されたばかりに小沢氏の下で、千葉の衆院補選に勝利。これをきっかけにして、小沢代表の求心力や党勢がアップして、07年の参院選で安倍自民党に勝利することにつながった。^^;>

 安倍自民党には、そのような経験があるだけに、滋賀県知事選の敗北で潮目が変わって、他の地方選&来年の統一地方選の敗北や安倍政権の崩壊につながることを警戒。
 ともかく「負け」を回避することが重要だと考え、(与党の矜持を捨てて?)、自民党が重視している福島県知事選も含め、有力な野党候補に相乗りして行く戦法をとる方向に傾いているようなのである。_(。。)_

* * * * *

 mewとしては、8月の知事選でも、自民党系候補を倒したいところだったのだけど。残念ながら、今月の2つの知事選は、与野党の対決にはならないのである。^^;
 
 31日投票の香川県知事選の場合は、前回、自公民社(県会派)が相乗り推薦して初当選を果たした浜田恵造氏が2選出馬をすることに。今回も、自公民社が現職知事を推薦するため、与野党の対決はなく(共産党を除く)、自民党に負けがつくことはないのだ。^^;

 でもって、今月10日投票の長野県知事選では、前回、民主・社民推薦で自公候補に勝った阿部守一氏が再選を目指して出馬するので、ここで自民党系候補に勝ちたいと思っていたのだが。
 自民党は今春の段階で、対抗馬を擁立することを早々に断念。相乗りすることに決めたため、ここでも与野党の対決は回避されてしまうことになったのである。(-"-)

 阿部氏は、田中康夫氏が長野県知事だった頃、副知事を務めていた人。その後、行政改革の手腕を買われて横浜の中田宏市長(現・次世代衆院議員)の下で副市長に。
 10年の長野県知事選に民主・社民推薦で出馬し、自公候補を破って当選し、今も県民からの支持が高く、再選が確実視されているとのこと。(++)

 でもって自民党は、阿部氏に対抗馬を擁立しても勝ち目がないと考え、独自候補の擁立を断念し、相乗り推薦することで、負けを回避する道を選んだのである。(-"-)

<知人の「『アベの負け』になるのがイヤなのかな?」という言葉に、「笑 (^n^)」。ちなみに何と今回の知事選では、阿部氏は、民主・社民はもちろん、自民・公明、さらには維新、結い、次世代の推薦を得ることに。「県知事選、みんなで乗れば、恥じゃない?!」(@@)>

☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

 そこで、mewは、10月の福島知事選で、民主党系の現職知事(or後継候補)が、自民党候補に勝つことを期待していたのだけど・・・。
 何と自民党は、福島知事選でも自前候補の擁立を断念し、相乗りすることを本格的に検討し始めているというのである。(~_~;)

 福島では06年の知事選で、民主、社民推薦の佐藤雄平氏が、自公推薦の森雅子氏(現・自民党参院議員・消費者担当大臣)を破って初当選を果たすことに。10年には自民党の福島県連も同氏を支援し、再選している。(・・)

 佐藤知事は、元民主党の大長老・渡辺恒三氏の甥で、民主党の参院議員を務めていた経験もある人。保守的な面もあるのだが、基本的には民主党系の政治家だし。
 政府の震災復興や原発事故対応の遅れ、石原「金目」発言などに強い不満や怒りを抱いており、政府と対立したり、安倍政権を批判したりすることも少なくない。(@@)

 佐藤知事は、先月も政府の復興対応をあからさまに批判していたという。^^;

『福島県の佐藤雄平知事は22日、いわき市であった市町村長との意見交換会で、政府の復興対応について「(市町村長が)霞が関に行って陳情するというのが聞こえてくる。何のための一元化か」と述べ、復興加速化を目的に発足した復興庁や同庁福島復興局が役割を果たしていないとの考えを示した。佐藤知事が政府をあからさまに批判するのは異例だ。(中略)

 政府は昨年2月、福島復興局、環境省福島環境再生事務所、原子力災害現地対策本部の統括組織を新設し、根本匠復興相がトップを兼任し「省庁にまたがる要望に一元対応する体制」を強化した。しかし、首長たちは上京し、各省庁に陳情活動を続けている。
 この日参加した首長の一人は取材に「今日の知事はいつもと違った。(知事選で)何か決断したのだろうか」と語った。(毎日新聞14年7月22日)』 

* * * * *

 他方、安倍官邸&自民党としては、福島は震災&原発事故の対応をスムーズに(自分たちの思ったように?)進めるために、自分たちとパイプの強い人を知事にしておきたいところ。(++)

 自民党の福島県連も、11年の震災&原発事故後、「知事はリーダーシップがない」と批判を強めており、今年3月の定期大会で、岩城県連会長が「政権与党と気心を通じた新たなリーダーが必要」だとして独自候補の擁立を宣言。
 その後も「佐藤知事を推すことはあり得ない」として、対抗馬として担ぐ候補を探している。^^;

* * * * * 

 実のところ、佐藤知事はまだ次の知事選に出馬する意向を表明していないのだが。自民党がよほど有力な候補を立てない限りは、再選する可能性が大きいと見られている。^^;
 
 福島県民の中には、安倍自民党政権に代われば、復興や原発事故の対応が加速されるかと期待していた人もいたのだが。復興や除染などは遅々として進まず。原発の汚染水の状況は悪化するばかりだし。また原発再稼動の政策に疑問を抱いている人も少なくないからだ。(・・)

 それもあってか、福島県連の対抗馬探しは難航しているようで、今もまだ候補が決まっていないという。^^;

『本県関係の国会議員に出馬を断られるなど人選が難航。6月28日の政治資金パーティーでも候補者を発表できず、「どんなに遅くてもお盆まで」と先延ばしした。
 複数の県連幹部によると、福島大教授や日銀関係者の名前が挙がっているという。自民党県連の杉山幹事長は「佐藤知事を推すことはあり得ない」と言ってきた。ただ、候補が決まらないことに県議や党員の不満は高まっており、県連執行部内からも「お盆までに決められないと責任問題になるのは避けられない」との声が聞こえる。(読売新聞14年8月5日)』
 
☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

 また自民党の本部としては、独自候補を立てることによって、「脱原発」や「政府の復興、原発対応」がメインの争点になることを避けたいところ。ましてや、それらが争点になって自民党候補が負けることになれば、安倍政権に大きなダメージを与えかねない。(~_~;)

 そこで4日に菅官房長官と河村選対院長が会談を行ない、「復興のために与野党結集すべきだ」という大義名分の下に、佐藤知事が出馬した場合、相乗り支援する方針を確認したというのである。(@@)

『菅義偉官房長官と自民党の河村建夫選対委員長は4日、首相官邸で会談し、10月26日投票の福島県知事選の候補者選定について「与野党相乗り」も視野に検討することで一致した。自民党福島県連は独自候補を擁立する方針を表明しているが、地元の調整は難航。現職の佐藤雄平知事は、態度を明らかにしていない。
 両氏は、東日本大震災からの復興を念頭に「福島は特別だ。与野党が結束する形が必要ではないか」との認識で一致。河村氏は会談後、記者団に「現職知事の出方を見きわめなければならず、党本部が今すぐ動き出す予定はない。改めて県連から話を聞きたい」と語った。(毎日新聞14年8月4日)』

『背景にあるのは、今回の福島県知事選が東京電力福島第一原発事故後初めてで、再稼働を前に、原発政策のあり方が問われる可能性があることだ。
 元民主党参院議員で現職の佐藤雄平知事は、3選を目指して立候補するか態度を明かしていないが、政権幹部の一人は「佐藤氏が出るなら支援する。今さら独自候補をやっても間に合わない」と明言。「負けない」ことを優先させる。(朝日新聞14年8月4日)』

* * * * *

 しかし、自民党の福島県連は、この本部の方針に納得していない様子。(・・)

『原発再稼働に向け、争点化を避けたい政権側の思惑と、知事の面前で対立候補擁立を宣言した県連の意地とメンツがぶつかり合う。
 県連はこれまで、県選出の参院議員や福島大教授らを軸に人選を進めてきた。県連幹部は「党本部の支援が得られない可能性があり、候補予定者は『出ます』と言いづらくなった」と指摘。人選のハードルが上がった格好だ。(河北新報14年8月7日)』

 岩城県連会長は5日に河村選対委員長と会談を行なったのだが。独自候補擁立の方針が変わっていないことを伝えたとのこと。

『自民党福島県連会長の岩城光英参院議員は5日、河村建夫選対委員長と党本部で会談し、福島県知事選(10月26日投開票)で、河村氏が与野党相乗りを視野に候補者選定を進める考えを示したことに対し、県連として独自候補の擁立を目指す方針を伝えた。
 岩城氏は会談後、記者団に「いろんな選択肢があるので、総合的に判断していきたい」とも語った。(産経新聞14年8月5日)』

『河村氏は岩城氏に、「原発事故の課題に(党派を超え)結束して当たれる人材の擁立を考えてほしい」と伝えた。その上で「もう一度原点に戻るべき」と県連が3月の定期大会で特別決議した独自候補擁立の方針にこだわらないよう求めた。(福島放送14年8月6日)』

 岩城氏は、記者団にも「独自候補を立てる方針に変わりはない」と語り、現在、日銀元福島支店長で現神戸支店長の鉢村健氏(55)を軸に調整を進めているという。^^;(*1)

 沖縄県知事選もそうなのだが。県連には県連の事情や考え、プライドがあるだけに、そう簡単には本部の言いなりにはならないぞという思いも感じる部分があるのだけど。
 ただ、石破幹事長は5日に『「独自候補を立てたいといっても、それが一体誰なのかや、極めて短い期間でどのように戦うのかということも含めて判断しなければならない」と述べ、党本部として選挙戦の勝利に向けて慎重に対応を検討していく考えを示し』ていたとのこと。(NHK14年8月5日)

 現状では、福島県連は本部の意向(圧力?)に押されて、独自候補の擁立を断念せざるを得なくなる&相乗りする可能性が大きいように思われる。(-"-)

* * * * *  

 実はmewも、復興を加速させることを第一に考えれば、『もし政府与党がきちんと県民や野党側の意見に耳を傾けてくれる限り』、与野党が協力した方がベターかも知れないという思いがなきにしあらずなのだが。

 でも、安倍内閣&自民党が、本当に与野党協力による復興促進が重要だと考えているのであれば、最初から現地時の対抗馬となる独自候補を懸命に探す必要などなかったと思うし。
 結局、有力な対抗馬が見つからず、負けを回避するために相乗りするしかないと、止むを得ず方針転換を考え始めたのはミエミエなわけで。、
 
 もし自民党が佐藤知事or民主党系候補に相乗りすることを決めた場合には、福島の県民&全国の国民は、安倍自民党のこのような変わり身の仕方や、弱腰の小ずるい姿勢をしっかりと認識しておいて思うmewなのである。(@@)

p.s. ただ安倍自民党は、11月の沖縄知事選では、思うようにコトが運ばず。自民党本部や公明党が支援に難色を示している仲井真知事が7日に出馬表明をしたことから窮地に陥り、困ったちゃん状態になっている。^^; この話は、次の記事に書く予定です。(・・)


                         THANKS


鉢村元日銀福島支店長軸に調整 知事選、自民県連が候補者絞り込み

 任期満了に伴う10月9日告示、同26日投開票の知事選で、自民党県連の候補者擁立に向けた人選作業が大詰めを迎え、日銀元福島支店長で現神戸支店長の鉢村健氏(55)を軸に調整を進めている。
 県連関係者によると、鉢村氏は福島支店長から異動後、政府へ出向した。復興庁政策参与統括官付審議官などとして、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興に携わり、県土再生への思いが強い。経済事情にも精通し、候補者に適任と判断した。
 今後、鉢村氏の意思を確認する方針。受諾した場合、県連は党本部に報告し、推薦に向けた手続きに入る。

 ただ、党本部は県連に候補者相乗りも視野に入れて検討するよう求めている。県連内には党本部の意向を踏まえ、他党も相乗りできる別の候補者の擁立を模索する動きもある。
 県連は3月の定期大会で知事選の独自候補擁立を決議し、人選作業に入った。しかし、候補者が絞り切れず、党本部の河村建夫選対委員長は今月5日、岩城光英県連会長(参院本県選挙区)に対し、「原発事故の課題に(党派を超え)結束して当たれる人材の擁立を考えてほしい」と伝え、独自候補擁立を事実上白紙に戻すよう求めていた。

 鉢村氏は本籍栃木県。立教大経済学部卒。昭和57年に日銀入行。平成17年3月から20年4月まで福島支店長。本店国際局参事役・ベトナム中央銀行上級顧問、内閣官房審議官(復興担当)などを歴任し、24年10月から日銀神戸支店長を務めている。

 現職の佐藤雄平氏(66)は3選に向けた態度を明らかにしていない。前々回(平成18年)と前回(同22年)、佐藤氏を支えた民主党県連は、佐藤氏の意向を尊重する構え。社民党県連、連合福島、県議有志と共闘態勢を組む。(河北新報14年8月7日)』


 

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