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国民の覚醒に向かって(兵頭に訊こう)
http://www.asyura2.com/14/senkyo169/msg/733.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 8 月 12 日 17:36:05: igsppGRN/E9PQ
 

国民の覚醒に向かって
http://m-hyodo.com/international-dispute-15/
2014年08月12日 兵頭正俊 兵頭に訊こう


今回のメディアリンチ殺人事件の本質は、次の3点にあるように思われる。


1 暴力


2 不公平


3 無責任


STAP細胞問題で、執拗なバッシングを加え続けているのは、犬HKを筆頭に、毎日新聞、日刊ゲンダイ、読売、それに日本分子生物学会に、われらのやじ馬「世に倦む日日」こと田中宏和などである。


犬HKを筆頭に大手メディアとバッシングしたやじ馬たちが持つのは、死に追い込む圧倒的な暴力である。


また、今回のメディアリンチ殺人事件では、笹井芳樹・小保方晴子の間違いは許されないが、バッシングする者たちの間違いは許されるという不公平を顕在化させた。


犬HKなどバッシングする者たちは、何をやっても許されるのである。


この国のマスメディアは、小沢一郎に対するメディアバッシング、メディアリンチ、メディアテロの反省・総括もまだしていない。これは永久にしないだろう。


なぜなら、日本のマスメディアは、太平洋戦争で国民を煽って亡国の惨劇を作った反省・総括もまだしていないのである。かれらが、米国を頭目とする既得権益支配層の意を受けて、小沢一郎を政治的に抹殺したことなど気に懸ける筈がないのである。まして笹井芳樹の自殺など歯牙にもかけないだろう。


ペンの暴力は人を死に至らしめる。それは実は太平洋戦争がもっとも象徴的なのである。ところがわが国では、戦前戦中のマスメディアがそのまま戦後に残ってしまった。


戦勝国の米国は、敗戦国の日本に対して極めて機能主義的に振る舞った。戦後の支配に役に立てば天皇制も残し、マスメディアも官僚も経済人も残したのである。


つまりこの国では、犬HKを中心に日本のマスメディアはバッシングで人を殺害しても免責されるのである。


ところでメディアリンチ殺人事件の、「1 暴力」、「2 不公平」、「3 無責任」といった本質は、実は世界で現在起きている問題の本質でもあるのだ。小状況と大状況とが、重なって動いている。


ウクライナとガザ。ウクライナでは、米国が背後で組織する暴力なら何でも許され、しかも責任を問われないという、不公平と無責任とが見られる。



他方、ユダヤ人でありながらユダヤ教徒ではないイスラエル人(軍事的シオニスト)が、ガザを攻撃している。この暴力にもハマスとの圧倒的な質量の不公平と、殺害した市民への無責任が存在する。



これが日本のメディアリンチ殺人事件と重なっている。
メディアリンチ殺人事件では、笹井芳樹を殺害した者たちは、責任を誰ひとりとらない。しかし、笹井・小保方には責任を強制してバッシング(暴力)が続く。


ガザ・ウクライナで何千人殺しても、イスラエル・米国には責任が問われない。そしてハマス・ロシアへの非難が続く。世界を不公平の理不尽が覆っている。


この状況の全体を俯瞰する論文が現れた。


イスラエル・インスティテュート エグゼクティブ・ディレクターで、「イスラエルの戦略」が専門の、アリエル・イラン・ロスは、「ガザ侵攻とイスラエルの戦略的敗北 ――ハマスはすでに勝利を手にしている」のなかで、次のように書いている。


「ハマスとイスラエルの紛争がいつどのような形で決着しようと、イスラエルが戦術的な勝利を収めること、そして戦略的に敗北を喫することはすでに明らかだ。


戦術レベルでは、アイアンドーム(ロケット弾迎撃システム)がうまく機能し、これまでのところハマスのロケット攻撃による犠牲者は出ていないし、物理的なダメージも最低限に抑え込まれている。イスラエル軍のガザへの侵攻も一定の成果を上げるだろう。


イスラエル軍はハマス側が利用してきた秘密トンネルを特定し、その多くを破壊している。これらのトンネルはイスラエルへの侵入路、あるいはガザ地区内部で消費財、武器、軍事要員を移動させる地下ルートとして、これまで利用されてきた。


(中略)


だが、今回のハマスの攻撃は非常に大きな混乱を引き起こした。ガザからのロケット攻撃によって、テルアビブ、エルサレム、ハイファ、ベエルシェバを含む、イスラエルのあらゆる主要都市に警報のサイレンが鳴り響いた。


これまでのところ、犠牲者は出ていないが、 1日に数回はシェルターに逃げ込み、「あそこでの問題がここでの生活に波及することはない」という幻想が揺るがされている」(『Foreign Affairs Report』2014 NO.8)


イスラエルは戦術的には勝ったが、戦略的には負けた。こういった見方は確かに状況を穿っている。しかし、所詮、欧米の見方であろう。


大勢の同胞が殺された後に、「パレスチナよ、あなた方は戦略的に勝った」といわれて喜ぶバカはいない。


イスラエルの戦略とは、次の3点である。


1 米国の石油利権を中東で守ること。
(イスラエルは、地域的な米国の警察である)


2 パレスチナに混沌と、ハマスの一時的な弱体化をもたらすこと。


3 新兵器の実験
(いずれ米国経由の日本製武器も、中東で能力が試される)


4 新作戦の実験
(ソフト面でも、イスラエルは毎回、新たな戦術を試している)


これらをすべて実施したので、イスラエルは戦略的にも勝利したと捉えた方がいい。


しかも戦略であるがゆえに、イスラエルのガザへの攻撃は継続する。


ところでイスラエルと日本は似ているところがある。それは次の3点であろう。


1 もともと両国とも平和主義の国家であったこと。


2 両国とも米国に利用されて軍事国家になった(日本はなりつつある)こと。


3 地域の帝国として、米国の地域利権確保に利用されていること。(イスラエルは米国の石油利権。日本は米国のアジア覇権)


この世界には核兵器を持っていい国、使ってもいい国と、持ってはならない国、使ってはならない国とがある。これはロスチャイルド一族 = 国際金融資本(米金融ユダヤ)が決めた、人種差別に基づく掟である。


日本がイスラエルに急接近した(させられた)理由は、ひとつは、米国・イスラエルという核兵器保有軍事国家の承認のもとに核兵器を保有するためである。もうひとつは、イスラエルへの毎年30億ドル分の軍備支援に疲弊してきた米国が、一部を日本に肩替わりさせるためである。


換言すれば、日本・イスラエルとも、アングロサクソンに政治的軍事的に利用される国家である。イスラエルはクリスチャン・シオニズムへの変節により、また日本はファシズムの覚醒により、米国の中東石油利権に利用されることとなった。


状況は暗いが、そのなかに一筋の曙光のようなものが見えないことはない。それは、例えば次のツイートに見られる状況の変化である。


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