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<社説>終戦69年 平和憲法骨抜きを危惧する 琉球新報
http://www.asyura2.com/14/senkyo169/msg/823.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 8 月 15 日 08:25:05: igsppGRN/E9PQ
 

<社説>終戦69年 平和憲法骨抜きを危惧する
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-230153-storytopic-11.html
2014年8月15日 琉球新報


 終戦から69年を迎えた。「戦争の反省」から築いてきた平和の重みを国民全体でかみしめたい。

 日本はアジア・太平洋戦争で国民の尊い命を犠牲にし、アジア諸国をはじめ多くの国の人々の命を奪った。日本はその反省から戦後一貫して平和主義を貫き、平和国家としての確固たる国際的地位を確立した。

 それはとりもなおさず平和憲法によるところが大きい。ところが、この1年で憲法による自衛隊活動の歯止めを次々と骨抜きにする動きが加速している。

 70年近く続いてきた日本の平和が揺らぎ始め、日本の国のカタチが戦争のできる国へと大きく変容しようとしていることを危惧する。

 日本の戦後の原点である「戦争の反省」を安倍首相が踏まえているようには見えない。米国に追随しその機嫌を取るために、自衛隊の軍備を最大限活用することしか頭にないように思える。国民の安全はそこにはない。

 政府は昨年12月、機密漏えいに厳罰を科す特定秘密保護法を公布し、年内に施行する。ことし4月には武器や関連技術の輸出を基本的に禁じてきた武器輸出三原則を廃止し、武器輸出ができるように防衛装備移転三原則を閣議決定した。

 7月には、日本が攻撃を受けていなくても他国への攻撃を実力で阻止する集団的自衛権行使の容認を閣議決定した。

 安倍政権の一連の安全保障政策は戦前を想起させる。安倍首相が掲げる「積極的平和主義」は危険だ。他国を攻撃すれば反撃される。国民が戦争に巻き込まれる危険性が高まっているのである。平和と引き替えに戦争ができる国へと突き進んではならない。

 長崎の被爆者団体代表の集団的自衛権への問い掛けに、安倍首相は「見解の相違」と切り捨てた。戦争体験に基づく声に真剣に向き合うのが被爆国日本の首相の在り方である。異なる意見には耳を貸さない姿勢は許されない。

 集団的自衛権行使容認の理由として安倍首相が挙げる「安全保障環境の変化」には、軍事力ではなく外交力で臨むべきである。それこそが憲法の精神である。外交力を磨くことにこそ力を注ぐべきだ。

 憲法を順守する立場にあることを安倍首相は心に刻んでほしい。それが平和国家日本のリーダーのあるべき姿である。


 

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コメント
 
01. 2014年8月15日 08:50:57 : YxpFguEt7k
饒平名長秀氏
「やがて日中の厄介な紛争になりはしないかと。この点、先の佐藤優氏と哲学者・批評家の柄谷行人氏の二人は一致している。日中のこの問題で、戦争は起きると言っている。それを全力で止めねばならないと言うが、彼らの発言はまんざら妄想とは思えない。

 日本と米国は、数々の国際法上のルールを違反し、現在の琉球の形を作っている。国際法的に、琉球はどこの国にも属していない。

 卒業生である中国政府の要人(郭沫若・日本の文科相クラス)が、岡山の旧制第六高等学校の出身だということで立ち寄って講演をしてくださるという。学生にその話をすると、「ああ、あのチャンコロのおっさんか」「聞く必要がない」と。未だにこういうことを言うのだなと思った。先輩で立派な中国の方なのに。植民地は無くなったが、新植民地というものがある。これは現在もあるし、沖縄は植民地も新植民地の状態も両方持っている。」
http://www.christiantoday.co.jp/articles/13855/20140814/choshyu-yohena.htm

全力で戦争は回避しなければならないし、全力で差別は捨てなければならない。
それにしても国際法の何に違反しているのだろう…
何か正しい方向で色々な問題を解決していけたらと思う(が、自分は圧倒的に無知な気がする)。


02. 2014年8月15日 09:02:22 : KzvqvqZdMU
↑ 中国は被害者で、良い国。日米=悪い人、なんてゆう固定観念が続いてるんだね。

 視点を変えてみなさい。



[32削除理由]:削除人:アラシ

03. 2014年8月15日 09:05:40 : KzvqvqZdMU

ゆゆる平和憲法なるもは、骨抜きするのが良い。

当然だ。自衛隊の存在を知らんふりしてゴケンもなにもあったものではない。
なにをいまさらって感じだな、骨抜き万歳!

(戦勝国によって着せられた拘束衣、それが現行憲法の本質だ)

[32削除理由]:削除人:アラシ

04. 2014年8月15日 09:21:15 : 5HWepiq7WI
社説 平和主義を貫く 旧軍引きずる人命軽視
2014年8月14日 東京新聞

 二百三十万人の日本兵が戦死した太平洋戦争。軍部の無謀な作戦の背景に「人命軽視」「責任回避」がありました。六十周年の自衛隊はどうでしょうか。

 人命を軽視した作戦の典型が特別攻撃すなわち特攻でした。太平洋戦争の末期、戦況の不利を打開しようと爆弾を搭載した航空機を米艦艇に体当たりさせたのです。

 モーターボートや小型潜水艇なども使われました。共通していたのは「九死に一生を得る」ことのない「十死零生」。生還の可能性はゼロでした。

◆目的化された特攻死

 一九四四年十月、旧海軍で神風特別攻撃隊が編成されたのを皮切りに特攻は終戦の日まで続き、旧陸軍と旧海軍を合わせて六千人近い兵士が命を失ったのです。

 近年明らかになったことですが、旧陸軍は出撃後、整備不良や悪天候などで帰還した特攻隊員を福岡市内に隔離していました。死んで軍神になったはずの人間が生きていてはまずいというのです。上官から「ひきょう者」と激しく非難され、耐えきれずに自殺した兵士もいたそうです。何のための作戦だったのか。死ぬこと自体が目的にすりかわっていたのです。

 太平洋戦争では兵士の六割以上が餓死だったという説があります。元陸軍大尉で歴史学者の藤原彰氏は、旧厚生省などの資料をもとにした著書「餓死(うえじに)した英霊たち」でこう書いています。

 「この戦争で特徴的なことは、日本軍の戦没者の過半数が戦闘行動による死者、いわゆる名誉の戦死ではなく、餓死であったという事実である。『靖国の英霊』の実態は、華々しい戦闘の中での名誉の戦死ではなく、飢餓地獄の中での野垂れ死にだったのである」

 「餓島」と呼ばれたガダルカナル島、「白骨街道」と呼ばれたインパール作戦が典型例です。食糧補給のメドがないにもかかわらず、ひたすら兵士を戦場へ送り込む。「名誉の戦死」は軍部への責任追及をかわす便利な言葉でした。

◆隠され続けた大けが

 現在の自衛隊は、民主主義下の軍事組織です。人の命を命とも思わない軍国主義下の旧日本軍とは違います。しかし、イラク戦争で中東へ派遣され、現地で大けがをした元航空自衛隊員の例はどうでしょうか。

 元三等空曹の池田頼将さんは国を相手取り、一億二千三百万円の損害賠償を求める裁判を名古屋地裁で続けています。池田さんは二〇〇六年四月、愛知県の小牧基地からクウェートのアリ・アルサレム空軍基地に派遣されました。

 同年七月四日、米軍が主催する長距離走大会で米軍の大型バスにはねられ、左半身を強打して意識を失いました。激しい痛みから横になる毎日。帰国できたのは二カ月も後のこと。症状は固定してしまい、病院では「なぜ放置したのか」と驚かれたほどでした。

 池田さんは「クウェートでは指揮官の一等空佐が『大丈夫か』と何度も様子を見にきました。私は横になったまま、『大丈夫じゃありません』と答えました。繰り返し早期帰国を願い出たのに、無視されたのです」。

 池田さんが事故に遭った〇六年七月は、航空自衛隊の空輸活動が変わる節目でした。陸上自衛隊がイラクから全員撤収し、空輸の主な対象が陸自隊員から米兵に代わりました。七月三十一日、武装した米兵が輸送機に乗り込み、バグダッドへの空輸が始まりました。
 翌八月、米軍は掃討作戦を開始します。米軍の戦闘行動を側面から支える空輸だったのです。

 当時の防衛庁は米兵空輸の事実を隠し、「主に国連物資を空輸する」と発表していました。「事故隠し」のような対応をみる限り、池田さんの事故が明らかになれば、米軍との連携に不都合が出ると考えたのではないでしょうか。

 空輸活動は、別の裁判で名古屋高裁が「米軍の武力行使と一体化しており、憲法第九条に違反する」との判決を出しています。

 個人が国策の犠牲になるのは、太平洋戦争で終わりのはずでした。そして米軍のための犠牲とすれば、隊員より米国が大事ということになります。

◆「隊員が地獄を見る」

 安倍晋三首相は、憲法解釈の変更を閣議決定しました。

 自衛隊法など関連法が改定されれば、米国を守るために自衛隊が集団的自衛権を行使して、名実共に米国の戦争に参加できるようになります。池田さんは「本当の戦争になったら隊員が地獄を見る。絶対認めるべきではない」と訴えます。

 どの国の人の命もかけがえのない命です。戦死することのない政治家こそ、戦場に立つ一人ひとりの痛みに想像力を働かせ、断固として平和を守り抜くという強い決意を示す必要があります。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014081402000174.html



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