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平和な道 歩きたい/モノ言う10代、8・15を巡る(東京新聞)
http://www.asyura2.com/14/senkyo169/msg/868.html
投稿者 gataro 日時 2014 年 8 月 16 日 10:54:09: KbIx4LOvH6Ccw
 








【社会】

平和な道 歩きたい/モノ言う10代、8・15を巡る



東京新聞 2014年8月16日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014081602000145.html


 戦後六十九年を迎えた十五日、戦争体験者らが東京都内の各所で、犠牲者を悼んだ。憲法九条の解釈変更などで戦争について考えるようになった大学二年生長島可純(かずみ)さん(19)=練馬区=と一緒に都内を巡り、その声を聞いた。 (大平樹)



◆10:00

 朝から強い日差しが照りつけた靖国神社(千代田区)。午前十時ごろ、参拝した東大和市の男性(80)に声を掛けると「外地の兵隊はまだ戦えた。あの戦争は負けたところもあるが、勝ったところもある」と強い口調で話した。通り掛かった八王子市の男性(54)が「国を守る気概を取り戻さないといけない」と応じ、見ず知らずの二人が握手を交わした。




 二人の話を聞いていた長島さんは「悲惨な戦争を体験した世代にも、過去を美化しようとする人がいるとは」と驚いた。




 特定秘密保護法に反対する長島さんは今年一月、二十歳以下が中心となったデモ「U−20(アンダー・トゥウェンティ)デモ」を行った。若者の政治離れが言われる中で、「投票権のない十代も意思表示をしたい」という思いを形にした。九月にも勉強会を予定している。集団的自衛権の行使容認には、戦争につながるのではないかという危機感がある。




 参拝客の中には、若者の姿が目立つ。日の丸を先頭に旧日本軍の軍服を着た隊列もあった。長島さんは「生活が苦しい若者は多い。国の先行きが不透明な中、強そうなことを言う勢力に期待したくなる気持ちは分かる」としながらも「特攻隊を賛美する意見もあるが、人を鉄砲玉のように扱ったことが良かったはずはない」と話した。



◆12:00


 昼すぎの千鳥ケ淵墓苑(千代田区)では、兄を南洋で亡くしたという後藤善子(よしこ)さん(77)が、納骨室に向かって手を合わせていた。同行した夫の林治(りんじ)さん(77)は、故郷の宮城県で米軍機の機銃掃射から逃げた経験がある。「安倍首相は集団的自衛権で『国民の幸せを守る』というが、戦争になればどうやって守るのか分からない」とつぶやいた。



◆14:00

 午後二時から、東京大空襲・戦災資料センター(江東区)で、赤沢寿美子さん(83)=葛飾区=の体験談を聞く会が始まった。赤沢さんは、人前で講演するのが今回初めて。「うちは一家全員が助かったけど、周りは空襲で家族の誰かが亡くなっていたから、申し訳なくて…」という。



◆19:00

 午後七時からは、江東、江戸川の両区にまたがる旧中川で、東京大空襲の犠牲者を弔う灯籠流しへ。大空襲を体験した江戸川区の女性(77)は「孫に話しても、本当に起きたことだと信じてもらえない」と苦笑いした。川面を漂った灯籠には「平和」と書かれたものも多かった。




 長島さんは祖父母から直接戦争体験を聞く機会がなかったという。この日、戦争を知っているからこそ語れる平和の重みがあると感じた。「できるだけ、体験者から平和を願う言葉を伝えてもらわなければ」



 

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コメント
 
01. gataro 2014年8月16日 10:58:55 : KbIx4LOvH6Ccw : UooilxFJBI
ブログに転載した東京記事をHTMLタグで阿修羅掲示板に貼り付けると文字が小さくなる。読みにくいので元記事を貼り付けておく。

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【社会】
平和な道 歩きたい/モノ言う10代、8・15を巡る
東京新聞 2014年8月16日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014081602000145.html


 戦後六十九年を迎えた十五日、戦争体験者らが東京都内の各所で、犠牲者を悼んだ。憲法九条の解釈変更などで戦争について考えるようになった大学二年生長島可純(かずみ)さん(19)=練馬区=と一緒に都内を巡り、その声を聞いた。 (大平樹)

◆10:00

 朝から強い日差しが照りつけた靖国神社(千代田区)。午前十時ごろ、参拝した東大和市の男性(80)に声を掛けると「外地の兵隊はまだ戦えた。あの戦争は負けたところもあるが、勝ったところもある」と強い口調で話した。通り掛かった八王子市の男性(54)が「国を守る気概を取り戻さないといけない」と応じ、見ず知らずの二人が握手を交わした。

 二人の話を聞いていた長島さんは「悲惨な戦争を体験した世代にも、過去を美化しようとする人がいるとは」と驚いた。

 特定秘密保護法に反対する長島さんは今年一月、二十歳以下が中心となったデモ「U−20(アンダー・トゥウェンティ)デモ」を行った。若者の政治離れが言われる中で、「投票権のない十代も意思表示をしたい」という思いを形にした。九月にも勉強会を予定している。集団的自衛権の行使容認には、戦争につながるのではないかという危機感がある。

 参拝客の中には、若者の姿が目立つ。日の丸を先頭に旧日本軍の軍服を着た隊列もあった。長島さんは「生活が苦しい若者は多い。国の先行きが不透明な中、強そうなことを言う勢力に期待したくなる気持ちは分かる」としながらも「特攻隊を賛美する意見もあるが、人を鉄砲玉のように扱ったことが良かったはずはない」と話した。

◆12:00

 昼すぎの千鳥ケ淵墓苑(千代田区)では、兄を南洋で亡くしたという後藤善子(よしこ)さん(77)が、納骨室に向かって手を合わせていた。同行した夫の林治(りんじ)さん(77)は、故郷の宮城県で米軍機の機銃掃射から逃げた経験がある。「安倍首相は集団的自衛権で『国民の幸せを守る』というが、戦争になればどうやって守るのか分からない」とつぶやいた。

◆14:00

 午後二時から、東京大空襲・戦災資料センター(江東区)で、赤沢寿美子さん(83)=葛飾区=の体験談を聞く会が始まった。赤沢さんは、人前で講演するのが今回初めて。「うちは一家全員が助かったけど、周りは空襲で家族の誰かが亡くなっていたから、申し訳なくて…」という。

◆19:00

 午後七時からは、江東、江戸川の両区にまたがる旧中川で、東京大空襲の犠牲者を弔う灯籠流しへ。大空襲を体験した江戸川区の女性(77)は「孫に話しても、本当に起きたことだと信じてもらえない」と苦笑いした。川面を漂った灯籠には「平和」と書かれたものも多かった。

 長島さんは祖父母から直接戦争体験を聞く機会がなかったという。この日、戦争を知っているからこそ語れる平和の重みがあると感じた。「できるだけ、体験者から平和を願う言葉を伝えてもらわなければ」


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