ひょっとして『新聞紙条例』かな？

安倍政権なら、やりそうだ。

ちなみに小沢一郎は、『新聞紙条例』をつくった大久保利通を尊敬しているらしい。

戦後からずっと続いてきた「懺悔」の路線とは、それは暗に（日本人ではない）欧米の「公娼」を許さない文化に沿って、それに訴求するべく出されたものだと言えよう。

だいいち「懺悔」なぞという日本人に馴染みのない言葉を持ち出したところから怪しい。

そもそも「一億総懺悔」を言い出したのは、敗戦間もない折の、東久邇宮首相。
戦争責任を国民全体にある種希薄化する論として、訝しがられた。そして、その根には責任を一者に負わせることを避けることにあったとみる者も居る。GHQはその「懺悔」の申し出自体は、もちろん否定などしていない。
同時期は、GHQによるプレス･コード（言論統制）が発表され、日本新聞協会の発足も同じ年だ。

つい前まで戦争を賛美していた朝日新聞は、その方向性を真反対に変えて、そうした欧米人の感情におもねった日本の「懺悔と反省」を選択したと言えよう。
「河野談話」はこの延長線上にあるものと理解すれば、それが容易に撤回、修正できないものだと気づくだろう。

「河野談話」には、公娼そのものを認めることが出来ない、それが如何な例外的な暴走の事例として、強制があったのなら尚更に、国家が娼婦を管理することそのものを「否」とする欧米人の感情に訴求したものが含まれている。

これを反古にしても、彼ら欧米人の目には「公娼」の罪そのものは厳として存在するが故に、それは犯罪者の汚い言い逃れと、映るであろう。
そう、場合によっては事をよけい複雑にしかねないということ。

断っておくが、
なにも、かの談話の撤回、あるいは記事の新談話は、不可能だと言っているわけではない。
戦後の「懺悔」という路線が、何を意味していたのかを、理解してから事に当たるがよい、と言っているだけのこと。

長い間虚偽報道を訂正もせず国益を損ねてきたという認識が報道機関としての朝日新聞自身に決定的に欠落しているように見えるのは致命的ですよね。
先日の検証記事についても朝日新聞自身はあまり意識していないように思えますが(あるいは意識的かもしれませんが）「率直に誤りを認めない」「居直る」「自分だけが悪いんじゃない」等々「潔くなく」「姑息」に自己弁護している風ですが、そんな輩を最も忌み嫌いますよね我々日本人は。いずれボディブローのように効いてくると思います。

公称800万の購読者数を誇る朝日新聞は妙に強気のようです。が、防御堅固な鳥取城も高松城も羽柴秀吉の「兵糧攻め」で結局落城していますよね。

「懺悔と反省」という戦後の報道の路線で育った者達よ。
それは、日本という枠内でのみ意味を持つもの。
西欧の「懺悔」を必然とみる文化におもねり、それを崇高な態度であるかとさえ思い、学びつつある途上では、意味をもつ。

だが、それが他国の復習の情念に利用されたらどうなるのか。
考えなくともわかるだろう。
そうした愚かさがいま日本を覆っている。

他国に、被害国と考える国、あるいは、「懺悔」の本家である国で、そうしたプロセスは、容易に暴走する。
それが、いまの、いわゆる「従軍慰安婦」問題だ。
何故なら、公娼をかつて認めていた国と、一度も認めたことの無い国とは、大きく違うからだ。

東久邇宮（ひがしくにのみや）総理に始まった「一億総懺悔」。
その「懺悔」という日本人に馴染みのない言葉は、「欧米」文化におもねったものだった。
日本人にとって、馴染みが無い言葉ゆえに、それを学ぶ「衝動」を引き起こしも、した。

さて、日本人は彼らの、宗教観をどこまで受け入れることができただろう？

たしかに、朝日新聞をはじめ、そうした精神性を啓蒙に、戦後ず〜っと、努めてきた。
「懺悔と反省」が救いをもたらすもの、だと。

だが、もし、それが成功していたのなら、
公娼を管理していた日本の責任を、一方は悪と言い、他方は合法だと言う。
かくも世論が分れる筈が無い。
残念がら、そうした啓蒙が日本人の精神性に届き渡ったいないことを意味するのだよ。

どうも日本文化というものを、甘く見ていたらしい。

もうその「懺悔と反省」の次の段階にあるということを、自覚しなくてはならない。
つまりは、どこぞの御仁のように「懺悔」ばかりに狂うステージを、卒業せよと云うこと。

＜自民党の過去を隠蔽する新談話！
　　　　　　　　　「河野談話」踏襲と「新談話」 両立はあり得ない＞

自民党は２１日、政務調査会議（高市早苗会長）を開き、慰安婦問題をめぐる１９９３年の河野洋平官房長官談話に代わる新しい官房長官談話を出すよう、政府に求めていくことを決め、菅義偉官房長官に請すると公表した。
↓
　【河野談話に代わる新たな談話要請へ　自民政務調査会】（朝日新聞 平成２６年８月２２日）
　　http://www.asahi.com/articles/ASG8P5D55G8PUTFK004.html?ref=reca

一読して、新談話の趣旨は朝日の「慰安婦問題検証」と同じく、「河野談話」という歴史捏造を踏襲してきた自民党の過去に目をつむり、この売国政策を犯してきた責任の在りかを隠蔽する工作によく似ている。安倍政権の「河野談話」踏襲を宣言しつつ、一方ではこれを“否定”するような新談話など、論理的に両立し得ない。

朝日でさえ否定した「慰安婦問題検証」によって、「河野談話」を踏襲する根拠は白日の下に崩壊したのである。

科学実験のレポートでいえば、データが間違っていたと検証されたならその実験結果は白紙に還元されるか否定・抹消される。その上で、正しい実験データが真実であると科学雑誌に記録される。慰安婦問題に例えれば、「河野談話」はでっち上げだったのである。実験データ（「河野談話」）に悪質な不正が検証されたなら取り消されるのが世の常識、こんなもの小学生でも分かる論理ではないか。もはや、「河野談話」は白紙撤回しかあり得ない。

政務調査会議（高市早苗会長）に警告する。君たちには新談話の前に先ずやるべきことがある！

それは「河野談話」を踏襲する自民党の現在・過去（売国）を洗い残さず検証し、これらを国民に謝罪した上で然るべき責任を明確にすることである。謝罪を示すことと責任の明確化は高市早苗議員を始めとした「河野談話」踏襲に目を瞑ってきた全自民党議員に課せられた使命並びに義務である。

謝罪もしない、誰一人責任を取らない、どうしてこれで朝日新聞を批判できる資格があり得ようか。責任は河野洋平一人に押しつけ、自民党は全く関係・責任がなかったと涼しい顔！？こんなデタラメ通らない。

＜先ず隗より始めよ＞　誰でも知っているシナの格言で国籍、民族、肌の色をを問わず人間社会を貫く倫理規範、我々が幼少時から家庭で、地域で、社会において叩き込まれてきた価値基準だ。政務調査会議（高市早苗会長）に課せられた使命なり義務は、「先ず高市早苗会長は『河野談話』の白紙撤回より始め」ではないのか。

新談話とは、世界に向かって「河野談話」の白紙撤回を宣言した後に発表すべきものであって、断じてその逆はあり得ない。

※参考【自民党よ、日本海に叩き込まれるな！】
　　http://nipponism.net/wordpress/?p=13530
※ 写真
第１４２回 アンチ「水曜デモ」自民党本部前　平成２６年８月２０日 （↓ 画像クリック拡大）

新談話は要らない！「河野談話」の白紙撤回のみだ（自民党本部前　平成２６年８月２０日）