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ハンパでまやかし内閣改造〜地方と女性起用を前面に。BUT党内の不満は高まるばかり(日本がアブナイ!)
http://www.asyura2.com/14/senkyo170/msg/795.html
投稿者 笑坊 日時 2014 年 9 月 04 日 13:51:24: EaaOcpw/cGfrA
 

http://mewrun7.exblog.jp/22357275/
2014年 09月 04日

【全米OPテニス、錦織圭がフルセットの末、第3シードのバブリンカ(ワウリンカ)を下して、ベスト4に進出。(^^)v クルム伊達ペアもベスト4進出。朝から超excited&happyです。(^^♪】 

安倍首相は、昨日3日、今政権初の内閣・役員改造を行なった。(・・)

 首相は昨日の夕方に行なった記者会見で、景気が回復しつつあることを自画自賛し、お得意のフレーズを用いて「この道しかない。私はそう確信しています」と主張。

<mewは、どうも「この道しかない」という言葉に強い抵抗感があるのよね〜。(何かイラッと来るっていうか。(~_~;))>

「これまでも、東日本大震災からの復興、教育の再生、社会保障制度の改革など、各般の課題に全力で取り組んで来た」と過去の実績を強調しつつも、「改革は道半ば」だと。

<復興が進んだという印象なし。教育と社会保障制度は「改悪」だよね〜。^^;>

 そして、今回の改造内閣の課題は「元気で豊かな地方創生」「女性が輝く社会の実現」であるとして、新たに「地方創生担当大臣」や「女性活躍担当大臣」を設けたこと、女性閣僚を5人登用したことをアピール。
 新内閣を、ひたすらに有言実行、政策実現に邁進する「実行実現内閣」と名づけた。_(。。)_

* * * * *

 今回の改造内閣の目玉は、女性閣僚を過去最多タイの5人、登用したことにあるようなのだけど。

<安倍内閣は、今年6月に決めた成長戦略「ウーマノミクス」の一環として、指導的地位に占める女性の割合を2020年までに30%にする目標を掲げていること&小泉内閣が5人の女性閣僚を登用した時に好評だったことから、少なくとも全閣僚18人の約30%に当たる5人を女性を登用することにこだわったらしい。>

 FNN3日のリポートにによれば、『女性の登用について、安倍首相は周辺に、「世の中の受けがいい」との本音も伝えているなど、改造内閣の新鮮さをアピールしたいと同時に、支持率のアップの思惑があったのも間違いない。』とのこと。(~_~;)

 しかも、この「女性活躍担当大臣」という名称には「はあ?何じゃ、そりゃ 」とドン引きしてしまったところが。_(。。)_
 ネーミングが、あまりにもダサい&あざといように思えて、却って女性をバカにしているような感じを受けてしまうところがあったです。(-_-) 
 
<mewは、「地方創生担当大臣」という名称も、これに伴い、内閣官房に設置する「まち・ひと・しごと創生本部」っていうのも、何だかな〜って感じがしてるです。^^;
 前政権の「美しい国造り」とか、「戦後レジームからの脱却」「日本を取り戻す」も含めて、ど〜も安倍くん&周辺とは、思想や政策だけでなく、ネーミングに関する感覚が合わないようだ。(-"-)

* * * * *

 安倍首相が今回の改造内閣で、地方創生や女性登用を前面に出そうと考えた背景には、安倍内閣が地方や女性からの支持が低下していることがある。(・・)

 安倍内閣の支持率は、全国規模の世論調査では、今でも40〜50%を維持しているのだが、地方では大都市&近郊より低い傾向があって。北海道や沖縄の調査では、20〜30%しかないとのこと。^^; <地方にはアベノミクス効果があらわれないどころか、さらに経済状況が悪化しているというところも少なくないのが実情だし。>

 また、安倍自民党は12年末の衆院選の時から女性の投票率が低かったのだが。内閣支持率も、女性の支持がどんどん低下している様子。<女性の方が、集団的自衛権や原発再稼動に反対or慎重な人が多いし。実生活における実感を重視する人が多いのも、影響しているかも。>
 
 そこで安倍内閣としては、ここから重要な地方首長選や統一地方選を迎えるに当たって、何とか地方と女性からの期待、支持をアップさせなければと考え、今回の内閣改造でも、その点をアピールしようと懸命になっているのである。(~_~;)

* * * * *

 mewとしても、ひとりの国民として、地方も含め、一般ピ〜プルの生活や雇用が向上することを願っているし。じとりの女性として、女性が、家庭でも社会でも、男性との格差や不当な区別・差別意識を感じずに活動できる社会が早く築かれることを願っているわけで。
 誰が首相であるかにかかわらず、政府には、それらの政策に力を欲しいと思っているのだけど。

 ただ、安倍首相&仲間たちが、本当に地方や女性(&復興)のことを第一に考えているかと言えば、答えは「NO」だろうし。
 おそらく一般国民(特に地方や女性)の多くも、その「まやかし」に気づいているのではないかと察する。(・・)

 しかも、今回の内閣・役員改造の仕方は、実にハンパな印象を受けるところがあって。
 いいネーミングが浮かばなかったのだけど、イメージとしては、何とか長期安定政権を築きたいがために行なった「ハンパなガス抜きまやかし内閣」という感じがあるです。(@@)

☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

 しつこく書いてしまうけど。安倍首相&仲間たちのアタマの中は「戦前のように富国強兵を進めて、経済的、軍事的に強い日本を取り戻したい&中国に勝って、アジアのTOP、世界のリーダーになりたい」「日本の戦後体制を壊したい。早く現憲法を改正したり、教育、社会を戦前のようなものに変えたい」という思いで占められていると言っていい。^^;

 しかし、残念ながら、現段階ではこれらを実現するためには、国民の理解と支持や政治体制が十分調っていないため、かなり時間がかかりそうな感じが。
 しかも、昨年末の靖国参拝や集団的自衛権の解釈改憲強行などによって、国内外で安倍政権に対する警戒感が広がっているのも気がかりなところ。
 
 そこで、安倍首相らは、何とか長期安定政権を築いて、とりあえず、オモテ向きは他の政策を重視しているように見せながら、その陰でジワジワ、着々と安倍カラー的な目標を実現させて行こうと。そして、できれば、次の衆参院選で安倍自民党が単独過半数+次世代などの保守政党と2/3の議席を獲得して、一気にコトを運べるようにしようと考えるようになっているのだが。
 そのためには内閣支持率を維持しなければならないし。党内や公明党の反発をうまく抑えて、安倍おろしの動きを封じる必要がある。(~_~;)
 
 安倍首相が、今回、内閣&役員改造を行なうことに決めたのも、そのような思惑に基づくものだと見ていい。(・・)
 
* * * * *

 今回の改造は、もともとは党内に蓄積した約60人の入閣待機組&彼らを抱える派閥の不満を解消するために行なうことに決めたものなのだけど。
 じゃあ、ついでにジャマものを排除したり、ライバルをうまく閣内や党四役に取り込んだりしてオモテ向き党内融和を演出しながらも、対抗勢力を押さえ込んで、安倍首相の立場を確固たるものにしようと。
 で、国民向けには、これを機に地方や女性政策などをアピールして(安倍カラーっぽさも薄めて)、支持率の維持につなげようと考えたのではないかと察する。^^;

 ただ、安倍首相としては、自分の仲間はしっかりと官邸や閣内にキープしておきたいという気持ちが強いし。派閥のうるさ方の影響力は弱めておきたいし。アレもコレも同時にやりたいとチョット欲張り過ぎた部分があったようで、結果的には、かなり中途半端な感じの改造人事になってしまうことに。
 そのために、却って党内の不満や反発が高じて挙党態勢を崩したり、国民の内閣や自民党への期待が薄れたりすることにつながる可能性があるようにも思える。(・・)
  
* * * * *

 石破氏と谷垣氏の件は、既にブログでも扱った&今後も扱うことになると思うので、今回はざざっと触れるにとどめたいのだが。

 安倍首相は、最大のライバル&犬猿の仲の石破茂氏を幹事長から外して、地方創生担当大臣として閣内に取り込むことに。
 また、フリーにしたらライバルor敵対勢力に転じるおそれのあった谷垣前総裁を、幹事長に起用するサプライズ人事を行なった。<ついでに言えば、二階俊博氏を総務会長に起用したのも、同じような意図があるかも。^^;>

(関連記事『石破の乱は安倍にダメージ〜まやかし挙党態勢の演出は、もはや国民に通用せず。http://mewrun7.exblog.jp/22346129/』『安倍と対立の谷垣が幹事長に?&待機組より女性と仲間http://mewrun7.exblog.jp/22353905/』など>

 首相は、昨日の会見で、わざわざ石破氏や谷垣氏のことを取り上げて、ヨイショしてみせたのだけど・・・。

『改造内閣の最大の課題を「元気で豊かな地方の創生」と説明。その担当相に石破茂自民党前幹事長を起用した理由について「石破氏は地方から信頼されている政治家で、政策の実行力、各省庁をまとめる政治力、党をまとめる力がある」と語った。(産経新聞14年9月3日)』

『自民党役員人事で、総裁経験者の谷垣禎一前法相を幹事長に起用したことには「野党時代の困難な時に落後者を出さず党をまとめ上げ、政権交代に道筋を付けた手腕がある」と語った。(同上)』

 でも、党内の議員はもちろん、少なからずの国民も、首相が彼らの台頭を抑えるために、今回の人事を行なったことがわかっているわけで。
 いくら挙党態勢を演出しようとしても、それがまやかしだということはバレバレだし。却って安倍首相の政権への執着心や、ある種のあざとさorあさましさが浮き彫りになった部分があるようにも思える。(~_~;)

* * * * *
  
 また、今回の改造の最大の目的の一つは、党内に60人以上いるという入閣待機組&彼らを抱える派閥の不満を解消することにあったはずなのだけど。
 実際のところ、その目的は半分も達成されなかったと言っていいだろう。^^;
 
 また安倍首相は、とりあえず「人数」の面では、派閥の均衡にも配慮したのだが。派閥の長の望むような人選は行なわず。しかも、参院枠2名も女性登用で使ってしまったし。石破グループは石破氏1人だけ、石原派に至ってはゼロと見事に冷遇されることに。(>_<)
 この人選の仕方が、アチコチにしこりを生みそうな感じがするです。(~_~;)

<石原氏は環境大臣として、金目発言を挽回すべく退任前日までとりあえず頑張って、福島の中間貯蔵施設の了承を得ることにこぎつけのだけど。この冷遇人事にグレてしまったのか、最後の日には環境省に登庁せず。閣議後の会見にもまともに応じなかったとか。^^;>
 
☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

『第2次安倍改造内閣の閣僚18人のうち初入閣は8人にとどまり、約60人の「待望組」にとっては「狭き門」だった。民間人の起用はゼロ。派閥別では、閣僚だけでなく自民党四役にも入らなかった石原派の冷遇ぶりが目立つ。

 今回の改造では、麻生太郎副総理兼財務相や菅義偉官房長官ら政権の中枢を担う主要閣僚6人が留任、閣僚経験者4人が入閣した。「女性が活躍できる社会」実現を掲げる安倍晋三首相は過去最多と並ぶ女性5人を起用し、このうち3人が初入閣。自民党議員の圧倒的多数を男性が占めることからみれば、女性の優遇は一目瞭然だ。

 派閥別にみると、首相の出身派閥で所属議員が最多の町村派が3人でトップ。額賀派、岸田派、麻生派、大島派が各2人で続いた。無派閥は石破茂地方創生担当相ら5人。ただ、石破氏を支持する議員でつくる「無派閥連絡会」からの起用はなかった。(時事通信14年9月3日)』 

* * * * * 

 今回、初入閣はとりあえず8人いたのだけど。そのうち3人は、安倍シンパの女性議員(有村、山谷、松島氏)が占めることに。
 残る5人のうち、西川公也氏(二階派)は当初から当確扱いだったし。<(農水族仲間を裏切って?)TPP反対派を押さえ込んだ論功行賞で。> 石破氏が安保担当相を辞退したのを受けて、江渡聡徳氏(大島派)が副大臣から昇格して入閣することが決定。 

 入閣待機組の中からは、麻生派の山口俊一氏が科技・沖縄北方大臣に、岸田派の望月義夫氏が環境大臣、額賀派の竹下亘氏が復興大臣の3人が滑り込んだものの、各派閥が強くプッシュしていた当選回数7回以上のベテラン議員は、山口氏以外、起用されずに終わったのである。(・・)

 安倍首相が、何故、ベテラン議員を起用しなかったのか、その理由は定かではないのだが。<当選回数が多いのに入閣していない人は、何かしら問題があるという見方もあるし。自分と親しい人以外は、小うるさいベテランは入れたくないという思いもあったかも?^^;
 おそらく入閣待機組の議員(特にベテラン議員)の中には、何故、女性+αが優先されて、自分が入閣できなかったことに不快感や不満を覚えた人が多いことだろう。^^;

* * * * *

 また、安倍首相は、とりあえず(人数の面では)、派閥の均衡にも気を配ったのであるが。
 自分が属する党内最大派閥の町村派や、bQ派閥の額賀派もチョット冷遇したような感じがある。^^;

 町村派も額賀派も、かなり実力のある議員がそろっているし。もっと閣僚や党役員の要職をゲットして、党内での勢力、影響力を強めたいところだったのだけど。

 町村派からは、安倍首相の超保守仲間or個人的に親しい下村氏、高市氏、松島氏が入閣、稲田氏が政調会長に抜擢されたものの、これぞという議員は起用されず。幹事長候補だった元官房長官の細田博之氏も幹事長代行に再任されるにとどまったし。(しかも松島氏は衆院4期、稲田氏は3期。)
 額賀派からも、竹下氏と小渕氏の2人しか入閣できず。茂木前経産大臣が、とりあえず党四役の選対委員長に任命されたものの、これぞという要職にはつけなかった。(~_~;)

 安倍首相は、町村派(旧森派)に属しているものの(総裁就任中は離脱)は、派閥の長である町村氏とはあまり良好な関係にない。^^;

 特に12年9月の総裁選では、町村氏が早くから出馬に対する意欲を示していて、森元首相も本人も安倍氏に出馬しないように求めていたのに、安倍氏がそれに応じず。同じ派閥の議員が総裁選で戦うことになって、派閥が町村支援派と安倍支援派の2つに分裂する事態に陥ったからだ。(~_~;)

 安倍氏が総裁&首相になってからは、町村派全体で安倍氏をバックアップすると決めたものの、今でもお互いに不信感やある種のしこりが残っているような感じがあるし。
 もし安倍首相が、あまり町村氏やその支援派を軽視すると、党内最大勢力から十分な協力を得られなくなるおそれもある。^^;
 
* * * * *
 
 閣僚を3人から2人に減らされた上、入閣枠2人を女性閣僚増員に使われた参院自民党も不快感を覚えている様子。

『今回の内閣改造を受け、参院自民党内の不満が高まっている。

 参院の閣僚が3人から2人へ減るなど「冷遇された」(幹部)からだ。ただ、脇雅史参院幹事長(69)の処遇を巡る身内のごたごたが招いた結果との見方が強く、9月中旬の参院執行部人事をにらみ、波乱含みの展開になりそうだ。
 参院からの入閣は、山谷えり子(63)、有村治子(43)の2氏。慣例となっている参院の入閣枠2は維持された形だが、本命視された脇氏と岩城光英・参院議院運営委員長(64)の起用は見送られた。ある男性議員は「女性登用をアピールするために割を食った」と不満をぶちまける。

 脇氏には「二院制の中で、参院議員は内閣に入らない方がいい」との持論があり、入閣を要請されても辞退する意向を示していたが、溝手顕正参院議員会長ら執行部は入閣にこだわったとされる。脇氏が主導する選挙制度改革案に対し、党内から「根回し不足」との反発が強く、選挙制度改革を担当する幹事長ポストから外すためだ。「やりたくないと言っている人を首相が起用するわけがない」(若手)などと溝手氏の指導力に不信感も広がり始めている。(読売新聞14年9月4日)』

<機会があったら、後日に扱いたいと思うのだけど。参院自民党は今、選挙制度改革で脇幹事長と溝手会長が対立して、大もめしている最中なのよね。^^;>

 今回の内閣改造については、まだまだ書きたいことがたくさんあるのだけど・・・。
 何だかこの改造はやはり失敗に終わるのではないかな〜という予感がどんどん強くなっているmewなのだった。(@@)
                        THANKS

 

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