石破茂地方創生担当相は４日のＴＢＳの番組で、内閣改造前にＴＢＳラジオの番組で自らの人事に関し発言したことについて「公共の電波で言うべきことではなかった」と反省の弁を述べた。

　今回の人事を振り返り「周辺が言ったことなどが活字や電波で流れ（自分の）真意が伝わらないこともあった」と明かした。そのうえで「いかなる理由があっても（ラジオで発言したのは）よくなかった」と語った。

　石破氏は先月２５日、ラジオ番組で、自らの安全保障に関する考え方と安倍政権の方針に隔たりがあることを理由に、安保法制担当相への就任を求められても固辞する考えを示した。さらに幹事長続投にも意欲を示した。【念佛明奈】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140904-00000061-mai-pol

安倍の挑発に乗ってしまった…

　石破地方創生相は４日、早速民放のテレビ番組に出演し、地方活性化にかける意気込みを強調した。

　幹事長ポストから外れたことで「求心力が低下するのではないか」との観測も出ているが、今週末も複数のテレビ番組に出演する予定で、存在感をアピールしたい考えだ。

　石破氏の事実上の初仕事は、登庁前の昼のＴＢＳ番組出演となった。石破氏は地方活性化について「今やらないでどうする。全身全霊をかけてやらなければいけない仕事だ」と力説した。

　内閣改造の目玉ポストとして新設された地方創生相だが、当面は臨時国会に提出する地方創生基本法案の準備や、２０１５年度予算の概算要求の仕分けなど地味な仕事が続く。この日も石破氏は、内閣府庁舎の大臣室では資料に目を通すなどしただけだった。選挙応援で全国を飛び回り、連日のように記者会見してきた幹事長時代とは様変わりだ。

　党内からは「こんなことなら防衛相兼務で安全保障法制相の方が、まだ目立ったのではないか」（ベテラン）と皮肉る声も出ている。

　石破氏は同じテレビ番組で、安保相を辞退する考えをラジオ番組で表明したことについて「公共の電波で言うべきことではなかった。いかなる理由があっても良くなかった」と語り、率直に反省した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140905-00050033-yom-pol