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朝日新聞はまだ懲りないのか!? 「米国のシリア空爆」でも「ねじ曲げ」報道(現代ビジネス)
http://www.asyura2.com/14/senkyo171/msg/855.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 9 月 26 日 12:11:11: igsppGRN/E9PQ
 

朝日新聞はまだ懲りないのか!?「米国のシリア空爆」でも「ねじ曲げ」報道
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/40547
2014年09月26日(金) 長谷川 幸洋「ニュースの深層」 現代ビジネス


朝日新聞はまだ懲りないのだろうか。


なんの話かといえば、米国のシリア空爆をめぐる報道である。米国がシリア空爆を正当化した根拠について、朝日の報道はとても正確とは言えない。朝日は「米国は集団的自衛権行使に基づいてシリアを空爆した」と印象付けようとしているが、事実は違うのである。


■書き出しに「集団的自衛権などを行使」



朝日新聞9月25日夕刊一面より


まず朝日の報道ぶりをみよう。朝日は空爆開始直後の9月24日夕刊で、パワー国連大使が潘基文国連大使に送った書簡の内容について「『空爆は自衛権行使』 シリア領攻撃 米が国連に文書」という見出しで次のように報じた。


〈(書簡は)テロ組織の攻撃にさらされているイラクの要請を受けた米国が、他国が攻撃された場合に反撃する「集団的自衛権」などを行使したという説明だ〉


書き出しのこの部分だけ読むと「そうか、米国は集団的自衛権に基づいてシリア攻撃をしたのか」と理解してしまう。本文はどうかというと、次のように書いている。


〈…シリアのアサド政権について、自国の領土を過激派がイラク攻撃の拠点に使っているにもかかわらず、攻撃を効果的に防ぐ「能力も意思もない」と指摘。この場合、攻撃下にあるイラクは、国連憲章51条が定める自衛権に基づき自国を防衛できると説明。自国の脅威にもなっている米国も自衛権を行使した、とした〉


お分かりのように、本文では「米国は自衛権を行使した」と書いていて、集団的自衛権という言葉は出てこない。記事には「米国が国連に出した文書の骨子」という横書きのメモが付いているが、そちらにも集団的自衛権という言葉はない。


■翌日朝刊でも「シリア空爆は集団的自衛権行使」と報道


同じ24日夕刊で読売新聞はどう報じていたかといえば「シリア空爆 米『自衛権を行使』 国連総長、一定の理解」という見出しで本文はこう書いている。


〈国連加盟国が攻撃を受けた際の個別的・集団的自衛権を定めた国連憲章51条に触れ、「今回のように、脅威が存在する国が、自国領土を(テロ組織によって)使われることを防ぐことができず、その意思もない時には、加盟国は自衛できる」とした〉


これを読んで、書簡が国連憲章51条に言及していたことが分かる。この時点で私は頭が「???」だった。こんな重要な問題で、本当に朝日が書いたように「米国は集団的自衛権の行使だ」と明言したのだろうか、と思った。だったら、読売はなぜそう書かないのか、と思った。


そのうえで翌25日の朝日朝刊を開いてみると、問題の論点についての記事は「シリア空爆、自衛権を主張」という見出しで本文はこう書いていた。



右がアメリカのサマンサ・パワー国連大使 


〈オバマ氏の国連演説に先立ち、米国のパワー国連大使は23日、「イスラム国」への空爆をシリア領内で実施したことについて、「国連憲章51条に基づく自衛権行使」だとする文書を国連の潘基文事務総長に提出した。


…文書によると、「イスラム国」の攻撃にさらされているイラクから空爆を主導するよう要請を受けたとして、他国が攻撃された場合に反撃する「集団的自衛権」を行使したとしている〉


ここでも前日夕刊の線を維持している。前段は国連憲章51条の行使と読売夕刊と同様に書いているが、後段の「集団的自衛権を行使した」というくだりは記者の地の文章だ。これは本当だろうか。本当なら、米国は集団的自衛権の行使でイラクを空爆したという話になる。


■事実は国連大使の書簡を読めば明らか


事実を確認するには、パワー国連大使の書簡そのものを読めばいい。検索すると15分もかからず、すぐ見つかった。書簡は潘基文事務総長に送られた後、安全保障理事会のメンバー15ヵ国に回覧された。国連憲章で加盟国が51条の自衛権に基づく軍事行動を起こした場合は、直ちに安保理に報告するのを義務付けられているからだ。各国に出回っているのだから、ちょっと取材すれば入手できるのだろう。


全文は以下のとおりである(この全文はhttp://www.businessinsider.com/the-syria-strikes-and-international-law-2014-9というサイトでも読める)。



パワー国連大使の書簡


お読みいただければ、あきらかなように、書簡は次のように書いている。


〈今回のケースのように、脅威が存在する国が(注:イスラム国による)こうした攻撃で自国領土を守ることもできず、また意思もないときに、国家は国連憲章51条に反映されているように、個別的かつ集団的自衛権の固有の権利に従って自衛することが可能でなければならない〉


パワー国連大使は「集団的自衛権に基づいて空爆した」とは言っていない。「憲章51条の個別的かつ集団的自衛権に基づいて自衛する権利がある」と主張しているのだ。この部分は憲章51条そのものの言い回しを引用している。51条は個別的自衛権と集団的自衛権を明白に区別していない。両者をセットで「固有の権利」としているのだ(http://www.unic.or.jp/info/un/charter/text_japanese/)。


■「吉田調書報道」と同じ「ねじ曲げ」ではないか


ところが、朝日はそこから集団的自衛権だけを記者が抜き出して報じたのである。あえて個別的自衛権の部分を落としたと言ってもいい。それだけではない。朝日は個別的自衛権について先の朝刊でどう書いたかといえば、次のようだ。


〈米国人記者2人が「イスラム国」に殺されたことや、シリアにいるアルカイダ系武装組織「ホラサン・グループ」の米国などへのテロ計画が最終段階に入っていたとの情報を踏まえ、米国は自国民を守る「個別的な自衛権」を行使したと主張している〉


これも書簡の原文に当たると、次のようになる。最後の部分だ。


〈加えて米国は、ホラサン・グループとして知られるシリアのアルカイダ系組織が米国や友好国、同盟国に与えている脅威に対処するためにシリア領内で軍事行動を始めた〉


ここで「個別的な自衛権を行使した」などという説明はない。ようするに、米国はあくまで憲章51条にある固有の権利として個別的かつ集団的自衛権に沿って軍事力を行使した、という立場を述べているにすぎない。べつに「この部分は集団的自衛権で、あの部分は個別的自衛権で」などとは説明していない。


そういう説明は朝日が勝手に付け加えたのである。これは吉田調書報道と同じような「ねじ曲げ」ではないか。


こういう勝手な解釈に基づく報道は慰安婦問題や原発事故の吉田調書の訂正謝罪でいやというほど懲りたはずだ。にもかかわらず、まだやっている。これを単なる書き飛ばし記事として見逃せないのは「イラク空爆の根拠」は国際社会で大きな論点になっているからだ。


ロシアやイランは安保理決議がなければ空爆は国際法違反という立場である。米国は安保理に空爆容認を求めれば、常任理事国であるロシアが反対するのは分かっている。だからこそ、そんな安保理決議手続は踏まず、憲章51条に基づく自衛権の発動という形で空爆を実行した。


■「集団的自衛権=悪」のスタンスありき?


空爆に賛成であれ反対であれ、まずは米国の主張と51条の趣旨を正確に理解することが、今回の事態を理解する第1歩である。ところが出発点で歪んだ報道をされてしまえば、全体構造の理解が間違ってしまうのだ。朝日はいったい問題の重要性をどう考えているのだろうか。


朝日がなぜ「米国の空爆は集団的自衛権行使」と強調したかといえば、読者に「ほら、だから集団的自衛権というのは怖いんですよ」と宣伝したかったからではないか。集団的自衛権=悪というスタンスが先にある。だから絶好の事例として「それで米国は空爆しました。空爆は悪です。だから集団的自衛権も悪です」と強調したかった。私はそう思う。


個別的自衛権と集団的自衛権の違いについていえば、政党間でも学者間でも実は意見が分かれている。両者は実際には重なりあう部分があるから、厳密に区別しようとしても無理だという意見もある。ここで議論に深く立ち入る余裕はないが、そういう意見の違いがあるからこそ、報道は安易に「これは個別的、あれは集団的」などと決めつけるのに慎重であるべきではないのか。


米国はそんな意見の違いも承知しているからこそ、あえて個別的と集団的自衛権を併記している51条の言い回しをそのまま使った、と解釈することもできる。むしろ、そういう立場こそが国際常識とさえ言える。そういう微妙さを理解せずに、記者が勝手に自分の判断を混入させて記事を書けば、読者はますます国際常識からも真実からも遠ざかってしまう。朝日の病根は、ますます深いと言わざるをえない。


 

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コメント
 
01. 新共産主義クラブ 2014年9月26日 12:16:12 : w0NMVeciJ/Y.. : 183U02GDLU
東京新聞も、読売新聞や産経新聞と並んで朝日新聞を叩くことで、販売部数の拡大を狙っているね。

02. 新共産主義クラブ 2014年9月26日 12:27:32 : w0NMVeciJ/Y.. : 183U02GDLU
>個別的自衛権と集団的自衛権の違いについていえば、政党間でも学者間でも実は意見が分かれている。両者は実際には重なりあう部分があるから、厳密に区別しようとしても無理だという意見もある。
>ここで議論に深く立ち入る余裕はないが、そういう意見の違いがあるからこそ、報道は安易に「これは個別的、あれは集団的」などと決めつけるのに慎重であるべきではないのか。
 
 
生活の党は、東京新聞の長谷川幸洋と同じように、自衛権に関して「これは個別的、あれは集団的」などと決めつけるべきではないとする立場の政党だ。


03. 2014年9月26日 12:28:50 : RVhKiDAAdk
この人は東京新聞で干されているから
だから現代ビジネスとかでやっている

04. 2014年9月26日 13:27:41 : jtpW6d3QKg
ねじれてるんだよ

朝日は、親米度、親官僚度では一番右寄り(だと俺は思っている)
一番忠実と表現したほうが正確だろう
それで自分たちは攻撃の対象にならないとタカをくくっていたのだが
安倍らのほうが、狂気で一枚上手だった
だから面食らってるってところだろう

阿修羅では、これくらいの共通認識が欲しい

まあ俺は、もっと酷くて
仕組まれたプロレスだと思ってるけど

もう少しすれば、朝日に対し埋め合わせと推測できる出来事が起こるだろう
朝日は、安倍らに貸しを作った可能性のほうが大きい
=========================

>朝日がなぜ「米国の空爆は集団的自衛権行使」と強調したかといえば、読者に「ほら、だから集団的自衛権というのは怖いんですよ」と宣伝したかったからではないか。集団的自衛権=悪というスタンスが先にある。だから絶好の事例として「それで米国は空爆しました。空爆は悪です。だから集団的自衛権も悪です」と強調したかった。私はそう思う。

これは、今や安倍の犬と化した長谷川が勝手に解釈したことであり(過敏になってるから)
(俺には)朝日は、踏み込むのを確信犯で避けているようにしか見えない
つまり、事実上容認しているように取れる

大体、本当にリベラル紙を気取るなら
ウクライナやイラク、シリアの報道で、ああいう方向性になってはならない
それが分水嶺


05. ルックウエスト 2014年9月26日 14:13:53 : yp6w3VNv0FOGw : R7lG97pr26
アメリカが、シリアを空爆する事自体、当事国の依頼もなく、承認もない中、理解できない。
自国に脅威が有るとして、その拠点が他国にあり、勝手に軍事力で、その脅威を対象にしても攻撃出来る?!
どう考えても筋が通らない。 事の本質ではない議論と思う。


06. 2014年9月26日 14:42:46 : IvWDhIoD7M
ちょっと違うんじゃない?

「ISILへの攻撃は、同盟国イラクを助ける集団的自衛権の行使であり、一方、ホラサンというアルカイダ系のグループに関しては、同盟国のみならず、アメリカ対する直接的な脅威でもあるから、個別的自衛権と集団的自衛権の双方を、国連憲章51条に基づいて行使した」・・・米書簡は、こういう論理構成じゃないの。

第2段落を注意深く読めは、ISILについては、イラクに対する脅威、ホラサンはアメリカと同盟国への脅威・・・と分けて書いているね。つまり、アメリカの解釈でも、個別的自衛権として攻撃が許されるは、自国に直接的な被害を与える可能性のある組織(ホラサンは米への攻撃を準備していたとされる)までであり、ISILへの攻撃の論拠に関しては、集団的自衛権を持ち出す必要があったんじゃないの。

私は今回の空爆も、集団的自衛権の行使も賛成だけど、朝日の記事が「捻じ曲げ」とまでは言えないと思うよ。

で爺


07. 2014年9月26日 15:46:47 : YxpFguEt7k
個別的自衛権…他(相手)国からの武力攻撃に対し、実力をもってこれを阻止・排除する権利
集団的自衛権…(味方の)他国に対して武力攻撃があった場合に、自国が直接に攻撃されていなくても、実力を以って阻止・排除する権利
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E8%A1%9B%E6%A8%A9

シリアはアメリカを攻撃したのか? したなら個別的自衛権。していないのなら集団的自衛権しかない。


08. 2014年9月26日 16:23:23 : lOr0zcg9f2
そもそも、「イスラム国」もアルカイダと同様、CIA傭兵部隊だということは、とっくに世間にバレてて、ジョン・マケイン上院議員と武装集団「イスラム国」の指導者バグダディや「自由シリア軍」のサレム准将たちと会議してたのも暴露されてるのに、他国と勝手に爆撃して、他国の民間人も爆殺して、「自衛権」も「集団的自衛権」もないもんだわ。
「イスラム国」を壊滅させるなら、アメリカを爆撃しなきゃね。

▼米政府が主導して「反イスラム国連合」が結成されたが、ISの黒幕が米だということは公然の秘密
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201409160000/
▼米統合参謀本部議長も米国の同盟国がISへ資金を提供していることを認めたが、米国も支援してきた
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201409170000/
▼シリア情報相:テロ支援国家が反テロリズムのパートナーだと!
http://rockway.blog.shinobi.jp/Date/20140917/
▼サマンサ・パワー米国連大使によると、その支援にはシリアのバシャール・アル・アサド政権を倒すことも目的に含まれている。パワーはアメリカがユーゴスラビアに対して先制攻撃した際、その攻撃を正当化するためのプロパガンダに参加、ピューリッツァー賞を授与されている。
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201409250000/

▼あいも変わらず“減らず口”を叩く長谷川幸洋 銭ゲバの隷米主義者に過ぎない(世相を斬る あいば達也)
http://www.asyura2.com/13/senkyo151/msg/616.html
▼今やジャーナリストNO1風な長谷川幸洋 安倍晋三と運命共同体な男(世相を斬る あいば達也)
http://www.asyura2.com/14/senkyo163/msg/540.html
▼長谷川幸洋という対米従属の御用ジャーナリストについて(神州の泉)
http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/328.html


09. 2014年9月26日 18:16:15 : YtEkY8ifg6
国連決議なしで同盟国だけで攻撃したのは集団的自衛権の行使に間違いない。
名前を連ねるアラブ諸国はしょせん宣伝のための名前だけの参加。

実は「集団的自衛権」ではない。「集団的攻撃権」である。
もちろん国連決議もない。


10. 2014年9月27日 20:56:24 : lOr0zcg9f2
▼今月も笑わせてくれる長谷川幸洋 “アベポチ&アメポチ”
“アベポチ並びにアメポチ”の長谷川君、何を言い出すかと思いきや、現代ビジネスに、集団的自衛権の行使以上に身勝手な、アメリカの「(個別的乃至は集団的自衛権)という鵺のような自衛権の行使」が、今回のシリア空爆だと、朝日が「集団的自衛権行使」の行使と表現したのに噛みついたわけだが、長谷川君、あらぬことか、アメちゃん擁護のコラムで、一層酷いアメリカだと語ってしまった感じのコラムになっている。
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/918eee2d3e15a38df11296da09903165

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