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衝撃の映画 『日本鬼子』について覚悟して語ろう  鈴木邦男の愛国問答
http://www.asyura2.com/14/senkyo172/msg/292.html
投稿者 ダイナモ 日時 2014 年 10 月 02 日 19:02:54: mY9T/8MdR98ug
 

 「この映画は2回見る必要はないんです。1回でいい。だけど1回見て事実はこうだと知ってほしい」と監督は言っていた。14年前、この映画が公開された時だ。「残酷すぎる」「自虐的だ」「暗すぎる」と酷評する人が多く、それに対し監督が答えたのだ。映画のタイトルからして凄い。衝撃的だ。『リーベンクイズ(日本鬼子)日中15年戦争・元皇軍兵士の告白』だ。監督は松井稔さん。2000年に公開された。

 「リーベンクイズ」という言葉は初めて聞いた。映画のチラシにはこう書かれていた。〈リーベンクイズとは、「日本鬼子」の中国語読みで、蛮行を重ねた日本兵たちへ向けた言葉であり、最大の蔑称である〉。さらにこうも書かれている。

 〈強姦、試し斬り、非道な拷問、井戸に落とした母子めがけて手榴弾を投げ込み爆殺、七三一部隊による生体実験、中国人を使った人間地雷探知機、人肉食、細菌化学兵器……。あらゆる加虐行為を「実際の戦争を伝えたい」という痛切な思いで加害者(元日本軍兵士14人)自らが勇気をもって告白する。この国の未来を占う上でこの映画を避けては通れない!〉

 「避けては通れない」と言っても、とても見る気にはならなかった。ところが、「松井監督と対談しませんか。それを映画のパンフレットに載せたいのです」と言われた。「何で僕が?」と思った。もしかしたら、大喧嘩になるかもしれない。「何だ、この自虐映画は!」「許せん!」と、乱闘になるかもしれない。とても映画パンフレットにはならない。でも、そんな危険をおかしてでも僕を引っぱり出したいのか。その「勇気」に応えなくては、と思った。考えてみたら、こっちだって危ない。たとえ激論になったとしても、この映画の監督と対談しただけで、右翼の仲間たちからは批判、罵倒されるだろう。「自虐映画の宣伝に利用された!」「やっぱり鈴木は反日だ!」……と。下手したら、襲撃されるかもしれない。殺されるかもしれない。でも、映画を作った人たちは命をかけている。証言した14人も、「これで殺されてもいい」と覚悟を決めているのだろう。僕だけが逃げることは許されない。えーい、どうとでもなれ。と思って引き受けた。監督との対談の前に映画を見た。試写会場だった。愕然とした。ここまでやるのか、と思った。元皇軍兵士たちが出てきて、淡々と話す。自らが行った犯罪の数々を語る。殺人、強姦、人肉食、拷問……と。それが2時間半も続く。見てるこっちが拷問されているようだ。「やめてくれ!」と叫びそうになった。

 頭が混乱した。パニックになった。これを見て何を語ればいいのだろう。頭の整理がつかないまま、松井監督と対談した。「刺激が強すぎましたかね」と監督は労ってくれた。残酷きわまりない証言だ。ただ、嘘や噂話は絶対に入れないようにした、と言う。〈真実〉を伝えるのが目的だ。決してプロパガンダの映画ではない。そのストイックな覚悟は持っていると言う。

 「ご自分でやったことだけを具体的に話してもらった」と言う。「自分が知ってる隣の中隊ではこうやって人を殺したとか、噂話の類いは一切いらないと。もう一つは、今あの時のことをどう思うとか、そういうものはいらないからと言いました」

 ウーン、それも凄い。なかなか、そこまで徹底できない。噂話や伝聞も、「本人が実際に聞いたことだろう」「きっと本当だろう」と、入れてしまう。自分の悪業を懺悔してるんだ。嘘はないだろう……と。チェックが甘くなる。監督はそのことを警戒した。「それに、カメラを向けると人は、“演技”するんです」とも言う。「こんなことを聞きたいのか」と察して、喋る。喋っているうちに話が逸脱する。大きくなる。「それは今のテレビの激論番組でもあるでしょう」と言う。確かにある。討論番組に出ていて、話が進まなかったり、ダラけてくると、「何とか盛り上げなくては!」と思ってしまう。だから突然、怒鳴り出したり、大声をあげる人も出る。「このままでは見てる人もつまらないだろう。盛り上げなくては」と思うのだ。誰に言われた訳でもなく、そう思う。演技ではないが、盛り上げる役を買って出てしまうのだ。

 戦争体験でもそうだ。酷い、残虐な話ばかりしていても、喋っている方は、「もっと言わなくちゃ」「これじゃ面白くないのかな」と「客の反応」を気にするのだ。カメラを向けると「演技する」と監督が言ったのも分かる。

 撮影は、松井さんの事務所や、外でやることが多かったという。「家では子や孫もいるのに強姦がどうのって話は嫌ですからね」と監督は言う。そうだろう。でも、14人は顔を出し、名前も出しているのだ。映画だから、これからもずっと残る。それだけの勇気がよくあったものだ。少数だが、自宅で撮影した人もいる。元兵士は淡々と語っている。殺人を。強姦を。放火を……。その時、カメラがちょっと横にズレた。後ろのフスマのかげから奥さんがチラリと顔を出して、心配そうにのぞいている。その瞬間をカメラはとらえたのだ。「あれは偶然ですけどね。『またお父さん余計なこと言わないかな』という感じなんでしょうね」と監督は言う。よく撮れたもんだ。最も衝撃的なシーンかもしれない。戦争の残酷さが伝わった。

 もうこの映画は見ることはないだろう。監督だって「二度見る必要はありません」と言ってたし。ところが、この映画が何とDVDになるという。14年も経った今になって。今年の11月7日発売だ。監督と僕の対談も入るという。「その発売に合わせて、又、松井監督と対談してほしい」と言われた。14年ぶりだ。会いたい。又、朝日新聞の誤報事件にからめて、戦争犯罪の報道についても話してみたい。又、この日は、『ゆきゆきて、神軍』の監督、原一男さんも出るという。楽しみだ。それで、DVDを送ってもらった。14年前だから忘れているし、「もう二度と見ることはない」と思っていたのに、見た。後悔した。刺激が強すぎた。「二度と見る必要はありません」と監督に言われていたのに、見たからだ。又もや頭が混乱した。パニックになった。松井監督、原監督とのトークは、11月5日、新宿のネイキッドロフトだ。頭の整理のつかないまま、又もや対談をする。一体、どうなるんだろう。


http://www.magazine9.jp/article/kunio/14869/

---
マスメディアでは、戦争というと「被害者としての日本人」ばかりが取り上げられる。過去に中国大陸において多数の中国人住民を殺戮した「加害者としての日本人」が取り上げられることはまずない。  

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コメント
 
01. 2014年10月02日 20:15:10 : 6i9qlxhkrQ
まず ゴーマン小林よ、反省せい
お前の爺は楽しい戦争をしたかもしれない
でも、当時の日本は
まず、お国の繁栄のために
他国に出ていったのだ
その国の国民に頼まれてもいないのに
冷たい目で見ている
独立国中華民国の国民が
他国の侵略者の兵隊に心を許すか
そして、そんな敵意に満ちた国民に
たとえ進駐してもやさしく
チョコレートをやれるか
自国の兵隊の飯も満足に供給もできないのに
そして勝てば正義だが
無茶な戦争を仕掛けて
徹底的に負けたのだ
バカ派ウヨクどもはバカ総理をおだて上げて
亡国の戦争しかけて
自分らの境遇をリセットしたいのに
盗堕居阿呆学部のバカどもは
操っているつもりで
自分らの既得権益を守ろうと
イスラム国予備軍を煽っているのだ
乞食メディアに奸凌ども!!
お前らは本当に罪深く欲深い!
こういうエゴイストどもをエリートとした
マザコン国家日本が衰退の主因だ
他人を搾取して達成できる豊かさは
本当に豊かなのか
よく眠れるか

02. 2014年10月02日 21:07:24 : b5JdkWvGxs
死んだ人の事を悪く言いたくなかったけど言わせてもらう。

漏れの近所の銭湯で番台やってた爺さん(もう亡くなった)。

漏れが小さい頃よく戦争当時の話を銭湯の番台で自慢げに語ってたバカ。

『チャンコロ(中国人)の妊婦を木に縄で縛って銃剣で刺したら「ボムッ」って鈍い音出して破裂してよー。

ホント面白かったぞー。だから毎日チャンコロの妊婦探して見つけては、それやって遊んでたんだ。あの頃がなつかしいなあ(ニヤニヤ』


03. 2014年10月02日 22:38:11 : iyeK7VIHQA
俺の若いころは、実戦経験のあるじじいがごろごろいて、殺しや強姦の話を当たり前の

ように淡々と話すのを聞いて驚いたが、戦争とはそういうものだろう。

強姦魔小平義男も中国でさんざん殺しをやったらしい。平和ぼけの糞ウヨが寝言をほざ

いているが、こいつらほどマヌケで世間しらずの低能もいない。

じいさんたちが戦後街で気に食わない上官に偶然あったとき袋叩きにして痛快だったと

言っていたが今も昔も日本人の最大の敵は、アベや世耕のような内部にいる。


04. 2014年10月03日 00:04:43 : CI32kTFWpA
中川隆が倍に増えたのか

05. 2014年10月03日 03:07:27 : cvmFnkl1dA
ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムの一環。

鈴木邦男は日本人に贖罪意識を植え付け、アメリカの暴虐に刃向かわないように誘導するのが目的。

別に中国人が可哀想だからというわけではない。

戦争とは国際銀行家と武器商人によって創作される。

敵と味方、両方に資金と武器を提供し、どちらが勝っても儲かる仕組み。両建て戦術。

>03 b5JdkWvGxs= 中川隆 陰謀論系工作員 


06. 2014年10月03日 04:09:05 : 0kLqNadtkI
>>05
君こそ、「陰謀論」の類に洗脳されているとしかみえないがw

07. 罵愚 2014年10月03日 05:18:19 : /bmsqcIot4voM : hFjIjkhzhj
 ちょっと論点をねじ曲げてすまないが、鈴木邦夫って猪瀬直樹前都知事が医療法人徳洲会グループ側から5千万円を受け取っ たとき、仲介料の10%をピンハネした男でしょう?
 最近あちこちで見かけるが…

08. 北の零年 2014年10月03日 08:24:18 : pi7eKAjFENWsU : O5KRxcOhdg

>07.ソレは罵愚さんの勘違いでは? 猪瀬氏の徳州会マネーの時に関わった右翼の人は、
鈴木邦男氏とは別人ではないですか? 確信はないが両人の顔の記憶はあるので…。


09. 罵愚 2014年10月03日 11:40:12 : /bmsqcIot4voM : hFjIjkhzhj
 あぁっ、そうか…ピンハネしたのは木村三浩代表で、鈴木邦男は別人の名誉顧問か。誤解してた、ご教示ありがとうございます。

10. 2014年10月03日 13:52:42 : 8q3qeXT2cg

>>05、06 さん

鈴木邦男氏がWGIPのために起用されたかどうかは分からない。しかし、南京虐殺○万人という数字はともかく日本軍は現地調達という名目で残虐行為をしたことは事実でしょう。ちなみに、米軍はヒロシマ・ナガサキの原爆人体実験・東京大空襲という無差別虐殺・サイパンでの日本人捕虜虐殺と女性の強姦殺人、なども行っている。明らかな戦争犯罪であり、自らが作った人道に対する罪でもあります。戦争とは殺戮と狂気であり、勝者が歴史を塗り替えるのは常である。

05さんの“敵と味方、両方に資金と武器を提供し、どちらが勝っても儲かる仕組み。両建て戦術。”という指摘は事実である。米国ユダヤネオコン軍産複合体は、日中両国に兵器を売って戦争をさせようとしているのです。


下記引用の「嘘とペテンと陰謀だらけ・英米イスラエル報道」はオススメ。興味があったら覗いてみてください。目からウロコ。誰が本当のワルかが見えてきます。

>3R・5D・3S政策 http://kousyoku.doorblog.jp/archives/37815772.html
>報道統制[GHQの日本占領政策]http://www2s.biglobe.ne.jp/~t_tajima/nenpyo-5/ad1945x2.htm
>サイパン島バンザイ・クリフの悲劇は米軍の強姦と虐殺が誘発した
http://blog.livedoor.jp/wildhorse38/archives/24845255.html
>日本と中国に武器を売り、紛争が起こればさらに儲かると言うこと。
http://alternativereport1.seesaa.net/article/400572064.html
>ジョセフナイ〜日本と中国に戦争をしかけ、米国が漁夫の利を得る!
http://yokohamajipsy.blog.fc2.com/blog-entry-12490.html
>CSIS http://blog.goo.ne.jp/yamanooyaji0220/e/31b189c3f9bcbd9e5873cb3361a65cb7
>嘘とペテンと陰謀だらけ・英米イスラエル報道
http://members3.jcom.home.ne.jp/shishoukaku/07sk/160813guide/guide.html#050105


Uso!


11. 罵愚 2014年10月04日 04:28:16 : /bmsqcIot4voM : hFjIjkhzhj
 外国勢力が侵入してくれば、住民に被害が生じる。人種差別、住民迫害、戦時犯罪、人道犯罪…時代的背景も考慮しつつ、それらを評価しなければ…ミソもクソもいっしょにして、自分の偏狭な思い込みに結論を誘導する主張は“★阿修羅♪の常識は世間の非常識”になってしまう。

12. 2014年10月04日 08:54:05 : F4aSBxRT8I
鈴木邦夫氏に敬意を表する。

とともに、

>下手したら、襲撃されるかもしれない。殺されるかもしれない。でも、映画を作った人たちは命をかけている。証言した14人も、「これで殺されてもいい」と覚悟を決めているのだろう。

に注目したい。
ここ数年の急速な右傾化。
こういう暴力がウラで働いていたことは容易に想像がついていたが
やっぱり!である。
思えば「朝日新聞誤報謝罪」にしたって
快哉を叫んでいる極右たちのコトバは世間に喧伝されるが
2002年未解決で時効を迎えた
「赤報隊による『朝日新聞阪神支局襲撃事件』」は
メディアが一切伝えない。
この事件で、朝日新聞は死傷者2名を出した。

歴史認識などで、ちょっと本質に迫る報道や論評をすると
極右たちの「電凸」を受け、営業が妨害されるという。

今、極右たちは
「議論の段階は終わった。これからは『情報戦』だ」と言っている。

『情報戦』の国内活動が、赤報隊のテロのような暴力を背景とする
言論の封殺だろう。

メディアの萎縮が一番怖い。


13. 2014年10月04日 14:03:01 : Fx0MAc3H3s
11. 罵愚よ
意味不明(笑)
だから?
中国への侵入者の日本軍による
人種差別、住民迫害、戦時犯罪、人道犯罪は仕方ないと言いたいのか?

14. 2014年10月05日 16:30:38 : XWYYVo4pu6
罵愚は今中国軍が侵略してきて、日本人や家族を虐殺しても世界が不安定だったから仕方ないと諦めて、中国を恨むのはオカシイと言えるそうですよ。

スッゲーなー俺には無理だわ。

俺は自分がヤラレたら嫌な事は他人にするなと教育を受けたけどなー。

不思議なんだけど、ネトウヨって自分が同じ事をされたらって考えないよね?多分、自分中心に世界が回っている人ばかりなんでしょうね。


15. 罵愚 2014年10月06日 05:18:41 : /bmsqcIot4voM : hFjIjkhzhj
 捕虜虐待やら住民虐殺といった戦争犯罪は、どこの戦場にもある。それを日本軍だけスポットを当てて、あるいは米軍にだけスポットを当てて非難する手法は★阿修羅♪の常套手段だな。戦線のこちらからの映像と、向こう側からの映像のギャップは、想像力のない観客は理解できない。こういう抽象的な表現で★阿修羅♪の常連が理解できるかどうかはともかく、これがひとつの話題だ。
 残るひとつは、第二次大戦後の国際法の変化で、ナチス犯罪、人道犯罪の話題だ。従軍慰安婦問題で朝日がでっちあげようとしたのは、あれが個人犯罪ではなく、国家犯罪につくりかえようとしたわけだ。
 レスは、これが理解できる人だけにしてほしい。

16. 罵愚 2014年10月07日 15:35:35 : /bmsqcIot4voM : hFjIjkhzhj
 ★阿修羅♪には、理解者不在か…

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