御嶽山予知困難で予算増額の動き　国民騙す噴火予知マフィア
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141007-00000023-pseven-soci
週刊ポスト2014年10月17日号

　9月27日、長野・岐阜県境の御嶽山（おんたけさん）が噴火し、登山客ら51人が死亡した（10月5日現在）。

　今回の噴火で、国民をあ然とさせたのは気象庁の諮問機関である火山噴火予知連絡会の藤井敏嗣・会長（東京大学名誉教授）の「予知に失敗したというかもしれないが、ある意味では仕方のない状態。われわれの火山噴火予知に関するレベルというのはまだそんなもの」という発言だった。

　しかし、火山と地震を合わせた研究関連予算は年間約217億円（2013年度）にのぼり、この20年間の総額は4000億円を超えるにもかかわらずだ。

　地震学者のロバート・ゲラー東京大学大学院理学系研究科教授は、藤井氏の発言は本音だと指摘する。

「火山噴火予知連絡会という名前の組織があるから、国民は『噴火は予知できる』と考えているかもしれませんが、噴火予知の精度は非常に低い。予知連の学者たちは実はこれまでもこっそりと『必ずしも予知できるわけではないと考えてくれ』といっていましたが、看板には堂々と予知を掲げてきました。『できるフリを続けてきた』といわれても仕方がないでしょう」

　そうやって気象庁や委員の研究者が「予知」の名称にこだわるのは、予算獲得のためだという。

「例えば東大地震研究所の中には、火山噴火予知研究センターと地震予知研究センターという組織がある。予知という名前をつければ、期待が集まるから予算を取りやすいわけです。別の研究を予知研究と偽って研究費をもらうケースもある。今回のような噴火が起きなければバレませんからね。だからといって予知連と堂々と名乗っていいのかというと、モラルの問題だと思う」（ゲラー教授）

　予算獲得のための「噴火予知」というおとり広告に国民はすっかり騙されていたことになる。

　ゲラー教授の指摘する通り、気象庁が主導する噴火予知が成功した例は2000年の有珠山噴火に先立って1万人が避難したケースのほか数例しかない。それでもなお、予知の看板を掲げ続けることの是非を気象庁に問うとこう答えた。

「現在の予知技術の水準では、すべては予知できないけれど、できる場合もあるということです。今回の御嶽山のように難しいものもあるが、わからない部分をわかるようにしていく。そうした継続的な取り組みが予知計画だと考えている。予算確保のために予知と付けたわけではありません」（地震火山部火山課）

　詭弁というほかない。

　しかも気象庁の担当者はいったんそう回答した後、再び編集部に電話をかけてきて、「先ほどの答えは客観的ではなかった。もともと文部省（当時）の『火山噴火予知計画』に基づいて設置されたので予知連という名前が付いている。それ以外はノーコメントとしてほしい」とわざわざ答えを“訂正”した。「予知できないけど予知の看板は下ろさない」と公に認めることが都合が悪いと考えたのだろう。

　それもそのはずで御嶽山の噴火予知に失敗すると、政府内から予知連解散の声が高まるどころか、安倍政権内部では噴火の専門家でもない山谷防災相が「今回は水蒸気爆発だったのでとくに（予知が）難しかった」と予知連を庇い、菅義偉・官房長官は「気象庁を中心に予知が可能になるように様々な予算措置をして取り組んでいく必要がある」と逆に予算増額に動き始めたのだ。

　予知に失敗すればするほど、「カネが足りないからだ」と素人の大臣を丸め込んで焼け太る──役所の常套手段である。

　これでは国民を して税金をむしり取るだけの“噴火予知マフィア”ではないか。その暗躍によって、国民には必要な情報が開示されず、「自分の命は自分で守る」という当たり前のことができなくなるのだ。

コメント
01. 2014年10月08日 00:48:37 : 79ppf4LfYk とりあえず、今の予知連のメンバーは全員辞任しなけりゃ何も始まらない。
02. 2014年10月08日 01:19:15 : 0W5CNoJsTY 病気の治療の場合、１００％治せないような治療法は採用してはならない。健康保険の対象ともしない。なんて、誰も言いませんよね。 ＞ゲラー教授の指摘する通り、気象庁が主導する噴火予知が成功した例は2000年の有珠山噴火に先立って1万人が避難したケースのほか数例しかない。 以前は全く駄目だったけど、少しずつ進歩しているではありませんか。原発事故と違って、人間活動が噴火災害を起こしているわけではないんですから。完全にギブアップするならともかく、地道に研究開発しながら進むしか方法はないんでないの？ マスコミの誤報や捏造、私的領域ののぞき趣味よりずっと真摯な取り組みと思いますがね。経済学者やエコノミストの予測だって、当たったことほとんどないですよね。
03. 佐助 2014年10月08日 08:19:51 : YZ1JBFFO77mpI : WBNBGXIFfM プレートが地震を発生させ、火山を噴火させて今日の地球を造ったという考え方が、常識を破るためには，マグマの行動法則をしらべなければならない。マグマの行動法則 地震はプレートの移動によって発生させ，火山を噴火させするという考え方は絶対多数派で常識になっている。だがプレートがめり込むラインと、火山帯は全く重なっている。従って、地震も造山現象もマグマの運動に帰一すべきだ。そうすればマグマが噴火した火山地帯は大きな地震が発生せず、逆にマグマが噴出しなかった場所では、マグマが地表を押し上げようとして地震を発生させる。福島東北関東地震は大島の火山も熱海沖の火山もマグマを噴出させなかったので、長期の地震振動と直下型地震が避けられない。だが い。 プレートとプレートの境界だと言われているラインは、大地震の発生するラインと、活火山と休火山が連続するラインと、ピッタリ重なっている。だから、地震と火山の原因を、地表一万メートル以下でのマグマの活動が原因だと仮定した方が予知できる。例えば、火山が大量にマグマを吹き出した近辺では、火山性微動はあっても大地震は同時に発生しない。大地震を発生した近辺では、活火山も休火山もマグマを噴出させない。 もしマグマの噴出口がないと、関東直下型の大地震を予知せざるを得ない。大島が大爆発し、熱海沖に火山島ができ、小笠原列島の先の海上にも島が顔を出すと関東大震災再来はない。 掘削一万メートルならば、マグマの行動法則を知ることができるから、予知は可能になるかも知れない。 東北関東地震は、宮城沖のマグマによる大隆起で大津波が起きたが、その後、マグニチュード３から７の地震が毎日振動を繰返している。それも宮城沖から始まって、茨城⇒福島⇒千葉⇒東京湾⇒山梨⇒長野⇒新潟⇒山形⇒青森⇒岩手の順に、一日数年もで循環しとる。マグニチュード３から７でも、直下型に縦振動しとる。マグマのリングが循環してるのか振動してるのかは定かでない。だが、プレート仮説を固執する学者は、太平洋と北アルプスと日本海のプレートは異なるから、無関係だと主張しているが、これは大きな誤りじゃ。このマグマの循環振動の中で、もっともマグニチュードが３と低いのが、新潟山形の日本海沖と東京湾になる。関東大震災のような直下型大地震の可能性が高くなっていたが。今回の大地震後に箱根山が膨れ，小笠原列島の先に島が成長し続け，御嶽山が水蒸気噴火したことは，関東直下型の大地震が起きないことになる，しかし大島が大爆発し、熱海沖に火山島がでないことには，直下型に縦振動しているのでまだ油断は許されない。 噴火予知マフィアはどちらにしてもマグマの行動法則を知ることが大切で，地表一万メートル以下でのマグマの活動を調査することである。マグマの行動法則も調べないで前には何も進まない。どうすれば調べられるかやったことがあるのだろうか。石油掘削は地表一万メートルまで到達しています。センサーが壊れるのなら壊れないモノにするとか，電子噴射式で掘削するなど，いくらでも知恵はある。口先介入だけはやめた方がよい。
04. 2014年10月08日 11:07:14 : GCiE65Mysk 　予知技術にカネかけたのは無駄銭だったってことだ。さらにカネかけるとすると、泥棒に追いゼニってことになる。 　カネかけても職員は遊んでるだけなんだろう。え？
05. 2014年10月08日 17:48:53 : 61BZLN6XSw ＞国民騙す噴火予知マフィア（週刊ポスト） これは、味噌クソ一緒の週刊誌のミスリード。 何しろ、地震学者のロバート・ゲラー東京大学大学院理学系研究科教授。 この白人外国人は、関西のＣＩＡご用達番組の「たかじんのそこまで言って委員会」で、 面白おかしく何度も、地震予知は出来ないと取り上げられていたので、情報工作員だと思われる。 予知は出来ないかも知れないが、観測データは入念に蓄積されるのを嫌っている、ユダヤ金融マフィアの思惑を代弁しているのだと思われる。 ３．１１人工地震テロでは、海底核爆発の人工地震データの波形が捉えられている。 こうしたことは、予算を掛けてデータの蓄積があるから分析できるので、 地震予知は出来ないから、止めさせて検証できるデータを日本人に取らせたくないのが、 ユダヤ金融戦争マフィアの考え。 ３．１１では不自然な富士山近辺で、定点地震が観測されている。 富士山を含む日本の活火山の噴火を計画しているので、上記のような白人学者を 利用して、プロパガンダが行われていて、週刊ポストも利用・加担させられている。 第一、予算の分捕り程度で、「噴火予知マフィア」とは言い過ぎるので思惑がバレバレ。 原発村などとは聞かれるが、「原発マフィア」とは聞かないので、 地震・噴火の研究関連予算を減らしたい外国勢力の過激発言である。 船瀬俊介さんのネット動画をみれば、医療マフィアの実態が分かり、 毎年数十万人をガン治療と称して虐殺していることが理解できる。 これこそが、マフィアという言葉にふさわしい。 また、今回の被害者の多くは統一教会の信者で保険料が支払われるという情報が、 リチャード・コシミズ氏のブログのコメント欄に寄せられている。 「人工噴火させられると、予知は不可能。」　 大臣の真意はここにあるとも考えられるし、人工噴火は自然噴火とはデータの波形が 違うので、研究開発されてデータの蓄積をされると困るというのが、 外国金融戦争マフィアの本音だと思われる。 こんな胡散臭い学者（実際に、ちょっと変な人。悪い人ではないと感じるが。） 週刊誌の記事を、そのまま信じてはいけない。

フォローアップ:

▲上へ　　　　　 ★阿修羅♪ > 政治・選挙・ＮＨＫ172掲示板　次へ 　前へ

★阿修羅♪　http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。