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維新が早くも東西対立〜民主との共闘に橋下が「待った」も、江田・松野が抵抗か(日本がアブナイ!)
http://www.asyura2.com/14/senkyo172/msg/564.html
投稿者 笑坊 日時 2014 年 10 月 09 日 06:54:23: EaaOcpw/cGfrA
 

http://mewrun7.exblog.jp/22457268/
2014年 10月 09日

 これは『民主は「突っ張り」、維新は「最強野党」宣言。みんなは、玉虫色決着で「ゆ」党継続かhttp://mewrun7.exblog.jp/22428007/』(以下、前回の記事)の関連記事になるのだが・・・。

 先週から始まった秋の臨時国会で、mewが最も注目していたことの一つは、民主党と維新の党が、安倍内閣&自民党に対して、どのようなスタンスをとるのかということだった。(・・)

 共産党や社民党は、「確かな野党」として「安倍政権」と対峙してくれることは間違いないだろうし。小沢・生活もおそらくは、野党としての道を行くのではないかと思うのだが。
 自民党の「一強多弱」と言われる中、衆参の議員数が多い(=国会での質問時間も長い)野党第一党、第二党の民主党や維新が、真の野党として頑張ってくれなければ、国会で安倍自民党の問題点を浮き彫りにして、追い込んで行くことができないからだ。(~_~;)

 で、いざ、国会が始まってみると、海江田民主党も江田維新も、野党として安倍自民党に対峙して行く姿勢を前面に出しているし。両党で野党共闘を進めて行くことでも合意したとのことで。mew的には「よしよし。いい感じになっているぞ〜」と喜んでいたのだけど。"^_^"

 ところが、ここに維新(大阪系)の橋下代表、松井幹事長が「待った」をかけて来ることに。維新の党では、(案の定?)早くも東西陣営が対立するような状況になっている。(@@)

* * * * *

 民主党は12年末に野党に戻っても尚、海江田代表をはじめとするリベラル系の議員と保守系議員との対立が続いていて。保守系は、虎視眈々と党の実権奪還&保守勢力による野党再編を狙っているようなところがあったため、海江田氏も思うようにリーダーシップが発揮できず、中途半端な党運営が続いていたのだが。
 
 でも、前回の記事にも書いたように、海江田民主党は、9月に保守系の枝野幸男氏を幹事長、岡田克也氏を代表代行を要職に起用する新執行体制に移行。彼らの協力を得たことで、党内運営をしやすい環境ができ上がりつつある。(・・)

 代表質問に立った海江田代表は、今までよりも力強く、安倍政権の問題点を次々に指摘して、対決姿勢を鮮明にあらわにしていたし。その後の衆参予算委員会でも、各議員が完全に「野党」として安倍内閣の政策、閣僚の諸問題を積極的に追及し続けている。(**)

 また9月に新党として再出発をした維新の党では、共同代表となった元結いの江田憲司氏が「最強野党」になることを宣言し、代表質問では、小憎らしいほどに安倍政権の諸策の批判を展開。<安倍首相が途中で「こいつ、かわいくねぇ〜」みたいに睨みつける場面があったほど!?>

 維新の国会議員団の会長の松野頼久氏も、江田代表の方針に理解を示しているようだし。松野会長も議員団も、次世代議員がいなくなったことで、党運営でも国会の質問でも、のびのびしているように見えるし。
 また橋下代表、松井幹事長が大阪にいて、大阪都構想や諸策の議会対策にエネルギーを注いでいることもあり、維新の国会議員は、自分たちのペースで国会対策を進めやすくなっている感じがある。(++)

<尚、次世代は、代表質問に立った平沼代表が、案の定、安倍首相の考えに理解を示しながら(経済政策は除く)、憲法改正などを主張。また、同党の山田宏氏は、予算委員会で朝日新聞&慰安婦問題にこだわった質疑を行なうなど、超保守的な立場を強めているです。でも、次世代の議員も言いたいことが言えるようになって、すっきりしたかもね。(関連記事・『安倍の超保守仲間「次世代」が結党、公明の圧力に+橋下維新は大阪でボロボロhttp://mewrun7.exblog.jp/22254336/』>

* * * * *

 民主党の枝野幹事長らは、維新の松野国会代表の誕生会という名目で共産党を含め野党8党の幹部を集めた懇親会を開き、国会運営での野党協力を進めようとしている。(・・)

『民主党の枝野幸男幹事長や共産党の山下芳生書記局長ら野党8党の幹部が1日夜、東京都内で会食した。維新の党の松野頼久代表代行らの誕生日を祝う目的などで集まった。関係者によると、臨時国会で野党の立場から協力できる点で共闘していく方針を確認したという。
 枝野氏は会合後、記者団に「夜に食事をすることで(選挙協力など)昼間の話につながることもある」と述べ、今後も定期的に集まる考えを示した。会合には民主党の大畠章宏前幹事長も参加した。(産経新聞14年10月1日)』
 
 まあ、この会合が果たして、選挙協力や野党再編にどこまでつながって行くかは「???」だと思うけど。ただ、国会で「多弱」の野党がバラバラに動いていては、安倍自民党の思うツボなわけで。
 mewは、まずは、野党8党が安倍自民党と対峙すべく、国会で共闘して行く方針を確認できたことは、大きな収穫だったように思うし。これにも「よしよし」と頷いていたところがあった。(・・)

☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

 しかも、民主党の海江田代表と維新の江田代表は、2日に党首会談を行ない、今後、国会で野党として共闘して行くことに合意したとのこと。(**)
  
『民主党の海江田万里代表と維新の党の江田憲司共同代表は2日、国会内で会談し、政調会長による定期的な政策協議を始めることで合意した。安倍政権に対抗する立場で連携を深め、将来の選挙協力も念頭に置く。野党第1党と第2党の連携の行方は野党再編を占う。
 党首会談後、両代表はそろって記者会見した。海江田氏が「安倍晋三首相の暴走を許さない。力をあわせて圧力をかけていく」と訴え、江田氏は「安倍自民党に共闘する姿を見せる。中身の伴った野党連携を進める基盤ができた」と呼応した。

 衆参両院の会派で民主党は113人で野党第1党、維新は52人で第2党になる。通常国会では旧日本維新の会が政権に是々非々で臨み、民主党と足並みがそろわなかったが、今国会は互いの代表質問に拍手を送り合うなど連携機運が出ている。前原誠司元代表は2日「維新が次世代の党と別れ、組みやすいムードになってきた」と語った。(日本経済新聞14年10月2日)』

 4日には江田氏がTVで、こんな発言まで行なったという。

『維新の党の江田憲司共同代表は4日、東京MXテレビ番組で、民主党の一部を含む野党勢力を結集させたときの新党名を「民主自由党(民自党)」とする構想をぶちあげた。
 江田氏は「今は政界再編の過渡期だ。再編すれば、自民党に対抗する勢力は民自党だ」と述べた。党名案は橋下徹共同代表に伝えていないという。(産経新聞14年10月4日)』

〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 

 ところが、大阪から民主党と維新が接近して行くのを見ていた維新の松井幹事長、橋下代表が、この動きに「待った」をかけて来たのである。(@@)

『維新の党幹事長の松井一郎大阪府知事は3日、江田憲司共同代表が民主党の海江田万里代表と臨時国会での連携を確認したことに関し「民主党とは相いれない政策が多すぎる。一緒に政権と対峙することはない」と述べ、全面的な共闘関係には発展しないとの認識を示した。

 安倍晋三首相が大阪都構想に賛成しているとの見解を示した上で「アベノミクスは成功してもらいたい。維新の党は反対のための反対をする野党にはならない」と強調。選挙協力についても「政策が一致しなければ野合と言われる」と否定的な考えを示した。府庁で記者団に語った。(産経新聞14年10月3日)』

『維新の党の橋下共同代表(大阪市長)は3日夜、大阪市役所で記者団に、民主党との衆院選の選挙区調整について「民主党の国会議員の一部は維新のことを、ぼろくそに言っている。『握手をしましょう』と言われても無理。選挙協力なんて意味がない」と述べ、否定的な考えを示した。

 維新の党が実現を目指す大阪都構想について、民主党大阪府連は大阪府、大阪市両議会で反対の立場で、橋下氏と対立している。一方、国政では江田共同代表が民主党との連携に意欲を示しており、橋下氏は「江田氏に『勝手に東京だけで話を進めるのは困る』と伝えている」と語った。(読売新聞14年10月4日)』

* * * * *

 前回の記事にも書いたように、松井幹事長(大阪府知事)は、元自民党県議である上、今でも安倍氏と同じ日本会議に所属する政治家で。安倍氏に維新の党首になることを要請したことがあるほどの、いわゆる安倍シンパ。(・・)
 松井氏から見れば、日教組や労組を支持団体にしている民主党は、天敵のサヨク政党にほかならないわけで。中道左派系のいる民主党全体と連携する気はさらさらないのである。(~_~;)

 また、松井氏や大阪市長の橋下代表らが率いる大阪維新は、大阪都構想&カジノ導入の実現に懸命になっているのだが。これには、安倍内閣&自民党の協力が不可欠であるため、当面の間は、安倍自民党にも協力する姿勢を示しておきたいという考えがある。(@@)
<ちなみに橋下氏も、大阪市政では、労組や関連職員と対立して、裁判沙汰にまでなっているです。^^;>

 橋下氏らの場合は、今は、国政のことよりも、大阪都構想や地方議会の運営の方が大事だし。国政選挙よりも、来春の統一地方選の方が大事なわけで。
 民主党が、大阪の府議会や市議会で野党として、大阪都構想や松井&橋下氏らの政策に反対していることに強い不快感を覚えていることから、同党と連携する気にはなれないところも。^^;<自民党も都構想には反対しているんだけどね。^^;>

 それゆえ、民主党が大阪都構想に反対を貫く限りは、同党と共闘や選挙協力することはできないと主張しているのである。(~_~;)

<橋下氏は江田氏に「大阪の民主党を指導するよう海江田さんに話してほしい」と電話をしたとか。会談で配慮を求める江田氏に、民主党側は同席した枝野幸男幹事長が「しっかり承る」と述べるにとどめたようだが。たぶん、大阪の民主党は、大阪市長選や他の地方選で橋下氏と激しくやり合っているだけに、OKしないだろう。^^;>

☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

 実のところ、安倍首相自身、大阪都構想にはさして関心がないし。安倍氏の超保守仲間には、都構想には慎重、反対の立場の人が多いのであるが。
 安倍首相は、維新の協力をキープしたいからなのか、国会でも、とりあえず都構想に理解を示す答弁を行なっていたとのこと。<ちょっと逃げを打つような感じの答弁だったけどね。^^;>

『安倍晋三首相は6日午前の衆院予算委員会で、維新の党が実現を目指す大阪都構想に関して「二重行政の解消と住民自治拡充を図ろうとするものだ。その目的は重要だ」と述べ、評価した。

 自民党大阪府連が同構想に異論を唱えていることについては「地方自治のことなので、そこまで私が『ああせよ、こうせよ』ということは差し控える」と述べるにとどめた。
 維新の松浪健太国会議員団国対委員長の質問に答えた。(産経新聞14年10月6日)』

 おまけに7日には、自民党の高村副総裁まで、維新と民主の接近をけん制するような発言を行なったという。

『高村正彦・自民党副総裁
 民主党と維新の党が選挙協力も視野に入れて、国会共闘をするという風に伝えられている。自治労、日教組から強力な支援を受けている民主党と選挙協力も視野に入れるというのは、しがらみのないことを看板とする維新の党の看板が傷つかないか、ひとごとながら心配だ。我が党とすれば、そういうことにこだわらず、一つ一つの法案について、それぞれの党に誠実に理解を求めていきたい。(党役員連絡会のあいさつで) (朝日新聞14年10月7日)』

* * * * *
 
 しかし、これらの発言を受けても尚、維新の松井国会会長(代表代行)は、「国会運営は、国会議員団で決めてくださいと言われている」と反論し、民主党などと選挙協力も進めて行こうとしていることから、大阪陣営との対立が激化しそうな感じがある。^^;

『松野国会議員団会長は、「松井氏から、『国会運営は、国会議員団で決めてください』と言われたので、全く問題ない」と述べたが、党内の足並みの乱れが、早くも露呈した形となった。(FNN14年10月3日)』

『維新の党の松野頼久代表代行は3日の記者会見で、次期衆院選に向けて民主党との候補者調整を模索する考えを示した。(中略)
 松野氏は会見で、「小選挙区で(野党が候補者を)1人に絞らなければ自民党とは戦えない。選挙区調整、選挙協力をすることになる」と述べ、実現には共通して掲げる政策を擦り合わせる必要があるとの認識も示した。
 しかし橋下氏は市役所で記者団に対し、「(現状で)手を組めといわれても僕ら大阪側は無理」と主張。「大阪の状況をくんで物事を進めてもらわないといけない。党の大きな方針に関しては僕らともコミュニケーションをとるべきだ」と苦言を呈した。(産経新聞14年10月4日)』

* * * * * 

 この維新の東西対立を見て、民主党の海江田代表は、「国会の中で維新を率いているのは江田氏だ。国会のことは江田氏らと話をすればいい」として、今後も(橋下氏は無視して?)江田氏らの国会議員団と共闘の話を進める考えを示したという。^^;

『民主党の海江田万里代表は6日の記者会見で、維新の党の江田憲司共同代表との党首会談で確認した共闘路線に橋下徹共同代表(大阪市長)が反対していることについて「確認したのは国会の中で共闘を目指すということだ」と述べ、江田氏を窓口に引き続き共闘を目指す考えを強調した。

 海江田氏は、橋下氏が目指し、民主党大阪府連が反対する大阪都構想について「大阪の問題だ」と述べ、執行部として積極的には関与しない意向を表明。橋下氏との今後の連携については「国会の中で維新を率いているのは江田氏だ。国会のことは江田氏らと話をすればいい」と語り、橋下氏との連携には消極的な考えを示した。(産経新聞14年10月6日)』

* * * * * 

 mewは、以前から書いているように、民主党は、江田氏らの旧・結いの党の議員+維新の穏健な保守の議員とは、政治理念や政策の面でも連携できるのではないかと思っているし。
 国会での共闘はもちろん、今後連携、合流を含めて協議して行くことも可能なのではないかと期待している部分がある。(・・)
<松野氏や小沢(鋭)氏は、個人的にはやや保守度が高いのだけど。民主党時代は鳩山グループで、海江田氏らと穏健な保守&ややリベラル派としてやっていたので、ギリギリOKかなと。^^;>

 ただ、海江田民主党としては、超保守系が多い&大阪都構想が第一の大阪維新系の幹部や議員と連携するのは困難だと思うし。
 今後は、(大阪はヨコに置いておいて?)東京系維新の国会議員団との関係を深めて、安倍自民党と対峙して行って欲しいな〜と。そして、そこから新たな形の野党再編の形が生まれるといいな〜とひそかに願っているmewなのだった。(@@)

                             THANKS

 

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コメント
 
01. 2014年10月09日 08:12:28 : c9oGsEQAs2
>前回の記事にも書いたように、松井幹事長(大阪府知事)は、元自民党県議である上、今でも安倍氏と同じ日本会議に所属する政治家で。
>安倍氏に維新の党首になることを要請したことがあるほどの、いわゆる安倍シンパ。(・・)

結論。
維新の党は、親民主派・反安倍派と反民主派・親安倍派に分党あるいは分裂したほうがよい。

江田議員も「民主自由党」結党宣言をしているのだから、
さっさと、分党し、「民主自由党」なる政党を立ち上げたらよいと思う。


02. 2014年10月10日 18:10:46 : FNibZoOLqg
またまた野盗の内輪もめ

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