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これで「特定秘密保護法」って…公文書を破棄しまくってきた日本政府(リテラ)
http://www.asyura2.com/14/senkyo173/msg/491.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 10 月 26 日 20:30:05: igsppGRN/E9PQ
 

             『国家と秘密 隠される公文書』(久保亨、瀬畑源/集英社新書)


これで「特定秘密保護法」って…公文書を破棄しまくってきた日本政府
http://lite-ra.com/2014/10/post-579.html
2014.10.26. リテラ


 12月に施行される特定秘密保護法について、「国民の知る権利が犯される」と危機感が強まっているが、もしかしたら、問題はそれ以前のところにあるのかもしれない。

「『知る権利が犯される』という声には、(中略)しばしある種の違和感を覚えざるを得ません」「犯されるというに足りるほどの知る権利を、戦後日本の国民は、持っていたのでしょうか?」

 こんな皮肉を放つのは、『国家と秘密 隠される公文書』(久保亨、瀬畑源/集英社新書)。同書は、いかにして国家が公文書を意図的に隠蔽してきたかを明らかにした一冊だが、それ以前に、ろくに文書管理なんて出来やしなかった、いい加減な管理の歴史をも暴き出している。

 70年代、大蔵省(現・財務省)には文書目録さえなく、「主計局では机の上が予算査定を受ける他省庁の資料でみるみる山になる。いつも捨てることばかり考えていた」(柿澤弘治衆議院議員/当時は大蔵省勤務)そうで、「現役の官僚の時、文書が多すぎて『秘印』もいちいち気にとめなかった」と言う。教科書からテスト用紙から通信簿から賞状まで入り乱れている少年の汚部屋と変わらないレベルだったのである。

 そのずさんな管理は、時として人すら殺めてきた。1956年に発見された水俣病では、発見から遡ること4年前の52年に、熊本県水産課の担当者がチッソの廃水を調査した報告書に水質汚染の危険性を指摘しており、「公文書管理の原則に基づき公開されていたならば、水俣病の甚大な被害はくいとめられていた可能性が高かった」とする。

 80年代に血友病患者の治療に非加熱製剤が使用され、HIV感染者・エイズ患者を生み出した事件では、民事裁判の過程になって、ようやく厚生省の倉庫から関連文書ファイルが大量に出てきた。文章が整理されてさえいれば、裁判は長期化することはなかった。

 ようやく情報公開法が施行されたのが2001年、特定非営利法人情報公開クリアリングハウスが情報公開請求で得た数値を基に、施行前後の文書廃棄量を図表化しているのだが、衝撃の数値が出ている。法律が施行される直前の00年度に、突如、文書廃棄量が増えるのだ。

 農林水産省は1999年度・11トンから2000年度・233トンへ、警察庁は111トンから200トンへ、財務省は269トンから619トンへ、法務省は88トンから156トンへとそれぞれ数倍に膨れ上がっている。施行後の01年度はおおよそ99年度の水準に戻っているから、情報公開請求されては困るものを一斉に破棄したと考えるのが自然だ。部屋のお片づけが出来ない少年は、大掃除の時期に、どさくさに紛れて都合の悪いテスト用紙を丸ごと捨ててしまった、というわけ。こんな状態なのに「これからはオレの部屋に勝手に入ってくんな」というのである。

 だが、もともとこうなんだから特定秘密保護法はあってもなくても同じ、という話にはもちろんならない。なんといっても、これからは最大で懲役10年という厳罰が課せられるのだ。これは、方々を萎縮させるには十分な年数となる。昨年12月の法律成立前後から多くの反発を受けているが、結局、「5年後に運用基準を見直す」程度の修正が加わった程度。情報保全諮問会議座長の渡辺恒雄・読売新聞グループ本社会長が「パブリックコメントを踏まえて国民の知る権利の尊重が改めて明記されたことを高く評価している」(9月10日)と、相変わらず新聞社の長らしからぬ戯言を吐いて「議論は済んだ」モードを紙面にバラ撒いているが、政府はそうした仲良しメディアに助けられつつ、施行の日を迎えようとしている。

 少し前になるが、8月24日、NHK「日曜討論」に出た映画監督・想田和弘の発言が印象に残っている。「(この特定秘密保護法は)人間観が混乱していると思うんです。漏洩する側、秘密を取得する側には厳罰で臨む。つまり、性悪説で書かれている。しかし、秘密を管理する側、指定する側に関しては性善説ではないか。そちらに対する罰則規定がない」。そう指摘する想田を、情報保全諮問会議委員の住田裕子弁護士が「既存の国家公務員法で事足りる」と牽制したが、この『国家と秘密』を読めば、想田の懸念が決して先走ったものではないことが分かる。

 隠す、捨てる、無くす、これまで繰り返されてきた多くの企みとミスは、国家公務員法が適用されるどころか放任されてきた。特定秘密保護法の施行において、扱う側・指定する側に新たな規定を作らないということは、これまでお片づけすらできなかった汚部屋の住人をまだまだ信じ抜くということ。「適性評価」で特定秘密を取り扱う国家公務員や民間人はあらゆる個人情報をまさぐられることになるが、適性評価で特例を弾き出した後は、扱う人間をやっぱり信頼しきるのだ。

 公権力はなぜ文書をなぜ隠すのか。著者のひとりである瀬畑は、マックス・ウェーバーの指摘を引用しつつ、「自分たちの専門知識や政策意図を秘密にすることで他の政治勢力よりも優位な立場を築き、他者からの批判を受けないようにする傾向がある」「専門的な情報を自分たちが独占することで、他者からの批判をすべて『素人のご意見』として跳ね返すことが可能になる」と書く。

 特定秘密保護法を推進する公権力側の人間は、必ず反対派を「そんなに過剰に反応しなくっても大丈夫」「騒ぎすぎですよ」と澄まし顔で牽制する。条文の一部だけを曲解して懸念を持たれても困る、熟知しているこっちからすれば検討に値しない、「素人のご意見」は聞くに値しないという態度。事実、パブリックコメントは形だけで済ませ、国民の声に効力を持たせなかった。長年、自分の部屋を整理整頓できなかった連中が、自分の部屋に入ってこようとする人たちの処分方法だけは厳重に整えたのである。あらゆる順番が狂っている。

(武田砂鉄)


 

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コメント
 
01. 2014年10月27日 05:58:02 : KzvqvqZdMU
>「(この特定秘密保護法は)人間観が混乱していると思うんです。漏洩する側、秘密を取得する側には厳罰で臨む。つまり、性悪説で書かれている。しかし、秘密を管理する側、指定する側に関しては性善説ではないか。そちらに対する罰則規定がない」。

逆だな、漏えいする側には、原則、性悪説で臨まなければならん。外国のスパイもいるかも知れんし、漏えいした情報で金儲けしたりするのもいるかも知れん。守る側は、原則、性善説で臨まなければならません。
 泥棒に性善説を適用してはいけない。

個人のプライバシーばかりをなにするが、国家にもプライバシーがあるとしなければならない。
 国家=悪、なんてゆう左翼流、マルクス主義流、階級闘争史観、みたいな考え方は間違いだ。




[32削除理由]:削除人:アラシ

02. 2014年10月27日 17:06:32 : C3lq0gpU9A

  沖縄返還に伴ういわゆる「密約文書」、アメリカは公文書保存し既に公開しているのに、クソ外務省は「無い」と言う。

  おそらく廃棄して本当に「無い」のだろう。

  だとすれば、誰が誰に命じて廃棄させたかを明らかにし、断罪しなければならない。

  これは、とんでもない重大犯罪である。


03. 2014年10月28日 01:09:07 : QBrYpzDGwo
  日本は戦後、戦前戦中の国体護持の概念によって多くの個人に苦痛をもたらしたという反省から、個の尊厳を最大限に保障する憲法を最高法規とした。どの条文においても、個人の尊重がまず前提にあるのが現行憲法である。
  そこで、戦前の、個人より国というものを優先する憲法に戻そう、と言うのが改憲派の願いである。しかしながら、国といえど実際には人間が維持、管理しなくては動かない。その人間が神でも無い限り万能でも無い。従って、国の下に個人があり、その逆では無いと言っても、実際は国というものを個人が運営しているに過ぎない。それが戦前、戦中の大本営、軍部、内務省のメンバーであり、近代で言えば統治機構に属する権限の有る者だ。だから、個人より国が大事、というのは詭弁であり、結局は、国を好きなように動かしたいという欲望の有る個人が、国が大事、と主張しているだけなのである。
  ということは、国家の秘密は国だから守られ、個人が尊重されれば守られないかと言えば、国体とはいえ人間が管理する以上、危険性は全く同じである。
  それどころか、国体の衣を着た個人が内外の数千万人の人間を死に導いたのであるから、もっと多くの個人で国を管理した方がまだマシであるとの結論に至ったのである。しかも、租税国家となり全ての国民が国税として資金を拠出し、国体をどのように造って行くか、何に資金を優先的に使用するかを代表者を出して決める方が、数えるほどの人間によって国体がコントロールされるよりまだマシだ、ということになったのが、国民代表議会制度である。
  よって、「国」と言うと何か人智を超えた、ゲームの大ボスキャラでもあるかのように考えるが、国は戦前、戦中は極少数の人間によって維持され、戦後はもっと多数の人間によって維持されている、その違いだけなのである。極少数の人間が国を管理したら唯我独尊となり、とんでもない結果になったのを我々は肝に命じた筈なのだが。
  

04. 日高見連邦共和国 2014年10月28日 10:34:44 : ZtjAE5Qu8buIw : mFuG9qQlTk

宮城県も、政治資金報告書22年度分、23年度分を『誤って廃棄』した模様・・・
ってアンタ、誰がそれを『只のミス』だと思うかい???

22年度分は電子化・ホムペ公開していないので、“消えた記録”はまさに藪の中・・・
23年度分の“処分”はダミー、22年度分に『やんばい履歴』でも有ったのかい、ねえ、ゴテンさん、アズミくん?????



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