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日中首脳会談へむけた覚書(在野のアナリスト)
http://www.asyura2.com/14/senkyo174/msg/175.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 11 月 08 日 00:00:05: igsppGRN/E9PQ
 

日中首脳会談へむけた覚書
http://blog.livedoor.jp/analyst_zaiya777/archives/52665778.html
2014年11月07日 在野のアナリスト


APECにおいて、日中首脳会談が開催されることとなり、その前提として『日中関係改善に関する文書』なるものが発表されました。覚書みたいな内容で、両国がそろって発表するほどのことか? という内容ですが、会談に前提条件をもとめた中国と、外すことをもとめた日本との妥協でできたもの、とみると見方が変わります。そこには再び敗北外交の匂いがただよいます。

4項目を簡単に記すと1.日中間の4つの基本文書の遵守、2.歴史を直視し、若干の認識の一致、3.尖閣諸島など東シナ海の危機管理メカニズムの構築、4.政治的相互信頼関係の構築、です。2と3が重要ですが、実は2の部分は大したことありません。解釈次第で逃げられます。

ただ、3は『双方は…異なる見解を有していると認識』と入ったため、中国は自国の立場を主張する機会を得られました。そもそも、危機管理メカニズムをつくるためには、現状認識をはっきりしなければなりませんから『日本が実効支配をしているが、中国が領有権を主張』という認識に立たなければ、メカニズムがつくれないのです。『対話と協議を通じて…』とも出てくるので、その件で日本が交渉を拒否するのも難しくなった。尖閣を巡るつばぜり合いが、激化する恐れが出てきたのです。対話を始めるための妥協、と外務省は言いますが、その対話自体が困難になりました。

中韓に共通する話ですが、反日、抗日を統治の基礎においているため、日本に厳しい態度をとりがちです。韓国など政権がレイムダックになる度、そこに依拠して不人気を回避しようとします。もう一つ重要なのが、特に韓国では、戦前の日本の統治手法に多くを学んでおり、教育、情報統制のあり方などが酷似しています。当時の日本は「鬼畜米兵」と叫び、敵視政策をとりましたが、中韓ではその対象を日本に置きかえただけ。安倍氏のやり方が韓国に似てしまうのも、実は戦前の全体主義を礼拝する安倍氏にとって、必然ということなのかもしれません。

日本では敗戦という大きな転換点があり、その反省から否定され、今に至ります。しかし中韓は自らが戦勝国、という認識の下、戦前の日本が行っていたことへの反省もなく、それを真似している。国民を支配、統治するのに都合がよいのですから、真似しないのは損です。個人的には、日本人が潜在的に感じる中韓への嫌悪感、それは日本で悪しきこと、とされる戦前の日本がとった施策、態度を平気でとってしまう国への不信、苛立ちが関係している、と考えています。

日本を肯定する論調をとる有識者、意見を徹底的に潰しにかかるのも、戦前の日本と同じです。情報統制下で、それに反するものは排除するのが、一つの形だからです。。中韓の態度はまさにそれを示す。一方で、ネットなど情報が豊富となり、監視をしても真実にふれる機会がある。中韓の現状とは、国家の情報統制下にあって個人がどう情報と向き合うか、の鬩ぎ合いです。

ヘイトスピーチなど論外なのは、そうしたケースにおいて、国民は犠牲者でもあるからです。しかし国同士は異なります。そういう国として、戦略をたてて付き合っていかなければいけません。そしてできることなら、相手の国民に情報統制するような国は、教育だって疑ってかからなければいけない、ということい気づいてもらえるよう、地道な活動を続けていかなければいけないのです。今回、ただ会談するだけなのに、覚書において日本は妥協した。これでは相手の国民に気づいてもらうことさえできない、ということでもあります。外務省の劣化と同時に、前のめりに指示をだす安倍氏によって、日中間には今後、新たな火種となりそうな項目が追加されたのでしょう。経済もそうですが、今だけ…の施策が多い安倍政権。外交の場当たり感がより強まった、ということかもしれませんね。


 

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コメント
 
01. 2014年11月08日 00:26:06 : Kua0RoRFuI
<日中>「尖閣、異なる見解」合意文書 首脳会談9日にも
毎日新聞 11月7日(金)22時1分配信

 【北京・福岡静哉、石原聖】日中両政府は7日、安倍晋三首相と習近平国家主席との初の首脳会談を北京で開催することで合意した。日中首脳会談は2012年5月の野田佳彦首相と温家宝首相(いずれも当時)との会談以来、約2年半ぶりで、9日か10日に行われる。これに先立ち、両政府は沖縄県・尖閣諸島の問題について「異なる見解を有している」が、「対話と協議を通じて、不測の事態の発生を回避する」などとした4項目の合意文書を発表した。

 安倍首相は7日、公明党の山口那津男代表と首相官邸で会談し、「習主席と会い、しっかり握手を交わして対話をしたい」と明言した。

 首相は10、11両日のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席するため、9日に北京入りし12日まで滞在する。岸田文雄外相は7日夜、APEC閣僚会議出席のために訪れた北京で記者団に、外相会談を行うことで合意したと公表した。政府筋によると、8日にも外相会談を開いた上で、首脳会談は9日か10日に行われる。形式については中国側から具体的な提示はないが、日本側は「正式会談」と受け止めている。

 首脳会談を巡っては、中国側は、首相が(1)靖国神社を参拝しないと明言する(2)尖閣諸島に領土問題があることを認める−−よう繰り返し要求。「前提条件なし」での会談を主張する日本側と隔たりがあった。

 こう着状況の打開に向け、谷内正太郎国家安全保障局長が6日に訪中し、中国の楊潔※(よう・けつち)国務委員(副首相級)らと協議。「日中関係の改善に向けた話し合いについて」との合意文書のとりまとめにこぎ着けた。

 合意文書は、歴史認識問題と尖閣諸島をめぐる問題などの4項目からなる。尖閣問題では、日本側が「日本固有の領土であり、領有権問題は存在しない」と主張する一方、中国側は領土問題の存在を認めるよう求めてきたが、合意文書では「異なる見解を認識」との表現にとどめた。そのうえで、9月に協議再開で合意した日中防衛当局間の「海上連絡メカニズム」の構築など、偶発的な衝突回避に向けた対話を行うことで一致を図った。

 文書は首相の靖国神社参拝についても明記を避け、「政治的困難」などの抽象的な表現にとどめた。双方が合意できない問題で対立が先鋭化することを避け、あいまいな表現とすることで、関係改善を両政府が優先した結果とみられる。

 一方、中国外務省も7日、楊氏と谷内氏が会談し、両国関係を改善するための四つの原則的な共通認識に達したと発表した。

 それによると、楊氏は会談で、「誰もが知っている原因で日中関係が困難に直面した」と言及。「歴史問題と釣魚島(尖閣諸島の中国名)などの敏感な問題を適切に取り扱うよう求めてきた」と述べ、日中関係悪化の原因は日本の尖閣諸島国有化と、安倍首相の靖国参拝にあるとした。国内向けに強硬姿勢を示すことで、世論の反発を抑える狙いがあるとみられる。

 ※は竹かんむりに褫のつくり

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141107-00000105-mai-pol


02. 罵愚 2014年11月08日 05:35:57 : /bmsqcIot4voM : hFjIjkhzhj
 大東亜主義と支那の毛沢東思想とは、まったく異質だよ。★阿修羅♪の非常識が露呈している。

[12削除理由]:管理人:アラシ
03. 2014年11月08日 07:14:20 : QR4ozHs47k
今の韓国はかつての日本を見習ってそうなった、という見解でよろしいのかな。
鬼畜米英が鬼畜日本ということになるのかな。
韓国の醜悪さは自分の姿を鏡でみているようなものか。
その頃の日本を礼賛してやまない人もいるし。

04. 罵愚 2014年11月10日 16:21:43 : /bmsqcIot4voM : hFjIjkhzhj
 歴史を知らない人と歴史論議はできないし、ましてや歴史観や歴史認識など論外だろう。

[12削除理由]:管理人:アラシ

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