確かに、基地問題や原発問題に対する安倍首相の“秘めたスタンス”はそうなのかもしれない。
けれど、福島の被災地・被災者への血の通わぬ事故処理を見れば、人として好きになれよう筈もない。

＞安倍首相のことを、従米政治家であるが、親米の政治家ではないとみている。

この指摘には同意します。
また安倍首相が、最後の最後で“本当の愛国者”として生きる様も、僅かながら期待する私です。
でも悲しい事に、安倍晋三には何も成しえないでしょう・・・。
何故ならば、安倍から“従米政治家”の肩書きを取った後に見える背中には
『純粋なるが故に危険な自己陶酔的愛国者』という姿しか見えないのですから。

投稿主さまの素晴らしい“反転の視線”には敬意を示したいですが、
私のような被災地・東北、さらに衰退著しい地方という視点から安倍総理を見たとき、
彼をを積極的に支持したり、好意・好感を持って眺めることなど出来よう筈がないのです。

私が安倍氏に期待しているのはただ一つ、敗戦処理として日本政府に唯一残された懸案事項である日朝国交正常化の実現です。
他の政治家は、火の粉を浴びながら火中の栗を拾いことになるような日朝国交正常化交渉に覚悟を持って挑むことはできないでしょう。
それが嫌米（非親米）になった原因の一つだと思っていますが、安倍氏は、北朝鮮に返し切れないほどの恩義があります。そのような安倍氏だからこそ、米国から強く求められている日朝国交正常化をなんとしても成し遂げるのではと思っています。
そして、日朝国交正常化を成し遂げたら、本来やるべきではない二度目の首相をさっさと辞めるべきだと思っています。（安倍氏自身そう思っているはずです｡その意味では安倍氏は吹っ切れているはずです）

東日本大震災の復興や福島第一事故の処理がデタラメになっている責任は、なんと言っても民主党菅政権にあります。
すぐに着手しなければならない復興事業を遅らせ、復興会議なるものをつくり増税策と同時に復興策をつくるというとんでもない手法をとりました。
それも、現在禍根になっている消費税増税をなんとか政策化するための道具として使ったのです。

東北を含む地方の疲弊についても、小泉政権から野田政権のあいだの政策が主たる責任だと思っています。
公共事業でお金を回すという安易な政策ですが、それほど効果的とは思っていませんが、安倍政権のほうが従来の政権よりも地方の衰退に待ったをかけていると思っています。
公共事業はすでに人材の確保で行き詰まっているので、別の方法にシフトする必要があります。

安倍政権を支持する必要はまったくなく、誤りを指摘し批判を浴びせることが重要だと思っています。

＞知事選挙前になぜ工事を強行したか？
＞勝てると思ったから。
＞なぜ勝てると思ったか？
＞戦艦武蔵でいけると思ったから。

ムサシを活用して勝てばいいのに、安倍政権は、なぜ活用せずに負けたのでしょうか？

こちらこそ、感情的な文章を落として申し訳ございません・・・

私は、下野してしっかり反省した（筈の）自民党に、
�@震災復興（この不幸を契機とした、日本の国土と産業体系の建て直し）
�A原発事故収拾（今までのエネルギー政策の推進者としての責任と反省の上に立って）
�B北朝鮮拉致問題の解決（被害者・その家族の救済と、北朝鮮との友好条約締結）
上の３点に関しては、心から期待していたのです。

だからこそ、それがどうだ！自民党は何も反省できてないじゃないかっ！
政権に返り咲いた自民党は、輪をかけて悪くなり、救い様も無く劣化していた、としか結論付けできません。
繰り返しますが、コレは期待したからこそ、の憤怒です。

小沢一郎がこんなことを行っていました。
「出来るならば、私が自民党を立て直したい」と・・・
これは様々な意味で“出来よう筈もない”ことを承知のうえでの発言です。
だって、やはり“二大政党”の片割れは、自民党が担わざるを得ないのです。
それがこのテイタラクでは・・・

でも、腐っても鯛、自民党の人材発掘と育成スキームで、若い有望な政治家が育って来ているのは否定しません。
（けれど、そういう彼らも、２期３期当選を重ねるうちに、どうしようもなく染まって行くのです）
岩手でも、３区の橋本さん、４区の藤原さんは“金の卵”だといっても過言ではありません。
（１区のヒナコちゃんはダメ駄目だ。次の選挙では絶対に落とさなければならない！）
現安倍政権で冷や飯を食ってる２区の俊一君も、安倍がコケた後は十分に活躍の場はあると思っています。

くどいようですが、安倍首相と彼を支える（後釜を狙う）重鎮連中は駄目ダメ駄目です。
これを“反面教師”に出来るのならば、自民党にも“再生の芽（目）”が有るのかもしれません。

安倍首相は沖縄県人を卑しめた。慰安婦問題と同じように

　　５年以内に普天間返却　空手形
　　仲井真知事をして　思いもよらぬ振興予算　移設容認で3500億の約束
　　キャンプ　ハンセン、シュワブの広い基地に続く辺野古に国有の新基地建設
　　辺野古に移る機能は三分の一に減少する
　　沖縄は基地で潤う　　　外部宣伝

他の要因も
　　戦後７０年、鳩山首相の少なくとも県外の夢　少し伸びても大差なし
　　対外政策で中国、韓国との軋轢を深める　沖縄の自衛隊増強
　

今の世界で、本音と建て前の使い分けなど、国際的に通用しません。そういう二枚舌は、欧米では受け入れられません。「信用できない奴」としか思われません。

国際社会では、原理原則を貫き通す以外に、信頼を得る道はないのです。

面従腹背や二枚舌は、日本人と日本国家の信用を失わせます。