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衆院総選挙  各党選挙公約  
http://www.asyura2.com/14/senkyo175/msg/549.html
投稿者 猫侍 日時 2014 年 12 月 02 日 16:41:22: De1pMGrYJHTyk
 

衆院総選挙。


各党選挙公約。


集団自衛権は自民、維新、次世代が支持。


原発推進は基本、自民、次世代のみ。



北川 高嗣FBより転載
https://www.facebook.com/kitagawa.takashi
 

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コメント
 
01. 2014年12月02日 16:52:04 : nJF6kGWndY

既得権者が多い愚民国家では、どの党も、愚民を騙すため守れない公約を平気で出すから、公約で判断しようとしても、どうにもならない

結局、これまでの連続性から判断し、明らかに有害な政策をしそうな党を排除し

これまで、そう間違いではない政策を行ってきた党に投票する

という形で選択するのが大多数の無党派の人々の行動パターンとなる


02. 2014年12月02日 17:03:11 : nJF6kGWndY

しかし、この公約のまとめはひどいな

今、実際にアベノミクスのいわゆる3つの矢(金融緩和、財政支出増、成長戦略)を止めたら

日本が、さらに滅茶苦茶になるのは明らかだから、まともな政権党は、そんなことはできない


例えば民主党も現実には明らかに財政支出を増やす方向であり、これでQEを縮小停止したら

国債金利の急上昇は不可避であり、アベノミクスを継続するとしか思えない内容になっている


本来なら、維新あたりは、自民党はアベノミクスをちゃんと実行していないと批判するのが正しいだろうが、現状では、もうそれ以前の共産党レベルになってしまったようだ

http://www.dpj.or.jp/download/15338.pdf

http://www.tkfd.or.jp/research/project/news.php?id=1018


03. 2014年12月02日 17:53:33 : YxpFguEt7k
維新が認めたのは、いわゆるグレーゾーンです。それは個別的自衛権でも説明できる分野だけ。
個別的自衛権では説明できない法改正(そういうところに自衛隊を派遣するの)には反対で、やるなら憲法改正してやるべし、です。
解釈改憲はインチキだと批判しています。その点は生活の党もいっしょです。

つまり原則どおりやりなさいということ。


04. 2014年12月02日 19:17:34 : 1V0HRPTHWw
今、ちょっとNHKに映ったけど、ダボ紙って痔世代から出るの?
エルカンターレじゃないんだ?
今回も百田のハゲに応援してもらうのか?

05. 2014年12月02日 21:04:47 : jXbiWWJBCA

 
高橋 洋一高橋洋一「ニュースの深層」
2014年12月01日(月) 高橋 洋一

「財務省依存」か「反財務省」かを選ぶ選挙が始まった。
安倍首相が初めて明かした「解散の真意」

先週、某テレビ番組に出ていたとき、総選挙で各党の政策を知るために、各党の公約を見ているかが話題になった。街頭アンケートでは、見ていないという人が過半数以上であった。

各党の公約、全文を読んだほうがよい
番組の出演者から、どこに出ているのかと聞かれたので、インターネット上で読めるといった。新聞でも要約は出ているが、選挙なのでオリジナルをそのまま読んだ方が面白い。以下は、本コラムの読者であれば、ご存じだろうが、以下のサイトで各党の公約を読める。

自民党 http://jimin.ncss.nifty.com/pdf/news/policy/126585_1.pdf
公明党 http://www.komei.or.jp/campaign/shuin2014/manifesto/tax.php
民主党 http://www.dpj.or.jp/global/downloads/manifesto2014.pdf
維新の党 https://ishinnotoh.jp/activity/news/2014/11/23/20141122-seisaku.pdf
次世代の党 https://ishinnotoh.jp/activity/news/2014/11/23/20141122-seisaku.pdf
共産党 http://www.jcp.or.jp/web_policy/html/2014-sousenkyo.html
生活の党 http://www.seikatsu1.jp/wp-content/uploads/0c4778a35f0cfe0a34fd3085e210a5c4.pdf
社民党 http://www5.sdp.or.jp/policy/policy/election/2014/commitment.htm

ただし、これらをすべて読むのはなかなか骨の折れる仕事だ。自民、民主、維新の公約を比較すると、以下の表になるが、やはり全文を自分で読んだほうがいい。


安倍首相が初めて「解散の真意」を明かした
読むことが時間的に無理であれば、各党党首の討論を見るのがいいだろう。昨30日には、フジテレビで『報道2001』、NHKで『日曜討論』があった。続けてみれば、かなり争点がはっきりする。

『報道2001』はかなり面白かった。財務省によるマスコミ、有識者、学者、エコノミストなどへの消費増税への「ご説明」があって、その財務省の資料の中で、消費増税への影響があまりないとデータがあったこと、増税の影響を過小評価したいという思惑がVTRで紹介された。

その後に、財務省による増税包囲網を打開するための解散かという質問を受けて、安倍首相は「財務省は『善意』ではあろうが、党内全体は増税に向かっていたので、その船の方向を変えるには解散が必要だった」と、初めて解散の真意を述べた。

この話は、先週の本コラム(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/41199)に書いたとおりだ。

本コラムは、解散の日程のみならず、解散記者会見の内容まで言い当てている。どうして当たるかというと、安倍首相から直接教えてもらっているのではなく、財務省から話を聞いていないからだ。

筆者のところに、財務省が「ご説明」に来ることはありえない。財務省職員は、折伏できると思われる人だけに「ご説明」に行く。これは当然である。逆に言えば、「ご説明」を受けている人は、財務省にとって与しやすい人なのだ。

「ご説明」の資料は、マスコミ、有識者、学者、エコノミストはありがたくいただくだろうが、筆者であれば、その資料のまやかしをすぐ見抜いて、どこかの媒体に発表するだろう。財務省も、敵に塩を送るようなバカなことはしない。

その一方、ときどき安倍首相と会うこともある。もちろん、解散の話を聞くことは決してない。ただし、安倍首相が合理的にどう行動するかはわかることもある。そうした合理的な行動を推測して、本コラムを書いているだけだ。

政治記者をはじめとして、ほとんどのマスコミは、今回の解散は予想外という。それは財務省からの情報だけで記事を書いているからだ。財務省によって、この解散はありえないことだ。そもそも、財務省のいうことを聞かなかった首相は、おそらく安倍首相が初めてだろう。解散の大義は、先週の本コラムの表現を使えば、

「代表なくして課税なし。民主主義の基本は税である。税のことは、総選挙で財務省ではなく国民から意見を聞きたい」

である。

民主党と財務省は同じ路線、先が読めない
こうした観点から、安倍首相の財務省増税のちゃぶ台返しのために解散について、海江田民主党代表の返答が実に情けなかった。

なんと、「相談がなかった」と。

安倍首相は、「申し訳ないが、自分の責任で行った」と相手にしなかった。

もちろん、解散は首相の専権事項なので、誰にも相談すべきことでない。首相の仕事は、組閣人事と解散しかない。前者は政権の求心力をなくし、後者は強めるという政治の格言がある。両者ともに誰とも相談せずに、首相一人で考えるものだ。この専権事項を他の人に相談する段階で、首相の資格はない。

しかも、その当時の状況からいって、相談できない。というのは、解散の噂が出始めた11月4日、維新の党、みんなの党、生活の党は共同して消費増税凍結法案を国会に提出している。このとき、安倍さんはすこし焦っただろう。しかし、民主党は、それにのらずに、増税しないとアベノミクスは失敗だと、増税賛成で増税を煽っていた。それが、解散が確実された14日になって急に増税見送りと大転換した。

そんな土壇場で節操なく方向転換するなら、その10日前にどうしてできなかったか。解散を見通せていなかったからだ。この意味で、民主党もマスコミと同じで、財務省の「ご説明」を受けていて、解散なしを信じていた可能性がないとはいえない。

海江田代表は、「負担を求めない先送りで解散はない」との趣旨のことをいっている。これは、まさに、先週の本コラムで紹介した財務官僚のロジックそのものである。この点、民主党も財務省の「ご説明」に染まっていた可能性なしとはいえない。

もし、安倍首相が増税方針であった民主党と協議しても、財務省の意向で、自民党内の増税勢力とともに、安倍下ろしになっただけだろう。

今回の党首討論でわかったのは、民主党が財務省と同じ路線で先を読めていなかったことだ。これは、大義がないと騒いでいるマスコミと五十歩百歩である。そうした先を読めない政党は、きちんとした経済運営もできないだろう。

「反財務省」vs.「財務省依存」の選挙
民主党は、政策論争でも分が悪い。雇用で、就業者数で6257万人(2012年12月)から6366万人(2014年9月)と約100万人増加、有効求人倍率では0.83倍(2012年12月)から1.09倍(2014年9月)と22年ぶりの高水準で47都道府県すべてでアップとなると、雇用重視の左派政党である民主党のお株を奪っている。

いくら非正規雇用が多いと、民主党が批判しても、これは正規の定年退職があったからなどと説明できる。なにより、無職の人が働けるようになったのは、評価できる。無職からいきなり正規になるのも無理があるので、非正規になってから正規に順次移行するものだ。

海江田代表は、正社員の求人倍率が0.69と批判したつもりだが、安倍首相は民主党政権の時より高く、これまでで一番高いと的確に反論していた。

こうした経済政策の根本的な差は、金融政策が雇用政策であることを理解できているかどうかだ。2年前の総選挙で、本コラムでは「安倍自民の勝因は争点を金融政策にしたこと」(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/34351)と書いた。民主党は、まだこれを学習していないようだ。

筆者は、2010年ごろの民主党政権下、当時野党の安倍さんにも、連合会長の古賀さんにも、金融政策で雇用を拡大できることを説明したことがある。民主党のデフレ脱却議連でも同じことを話した。その後、結果として、自民党は金融政策を取り入れ、民主党はしなかった。その頃が議論の分かれ道だっただろう。

安倍さんは、金融政策について、@多方面に大きな影響があること(マクロ経済政策の重要性)、A日銀人事をしっかりやったとは任せられること(日銀の手段の独立性)、B左派政策を取り込めること(政治的優位性)から、その重要性をしっかり理解していたようだ。

いずれにしても、マクロ経済政策で明らかに、安倍首相と海江田代表では差がある。この差は、反財務省の経済主義なのか、それとも財務省依存の財政主義なのかという違いにもつながっている。

今回の総選挙は、反財務省の経済主義か財務省依存の財政主義のどちらを国民は選ぶのかという選挙でもある。

講談社
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/41274


06. 2014年12月03日 06:57:08 : jXbiWWJBCA

経済分析の哲人が斬る!市場トピックの深層
【第156回】 2014年12月3日 熊野英生 [第一生命経済研究所経済調査部首席エコノミスト],森田京平 [バークレイズ証券 チーフエコノミスト],高田 創 [みずほ総合研究所 常務執行役員調査本部長/チーフエコノミスト]
衆議院選挙の政策評価は何がポイントか?
過去ではなく「未来志向」で見よ
――熊野英生・第一生命経済研究所
経済調査部 首席エコノミスト
 12月14日に衆議院選挙が行われる。安倍首相は、「アベノミクス解散だ」と語っていた。筆者は、今後の日本経済の行方を左右する重要なイベントだというのは、重々承知である。しかし今ひとつ、盛り上がりに欠けると感じる。

 その理由は、消費税増税を先送りして、いったい何を目指すのかがぼんやりとしか伝わってこないからだろう。この点は、与野党ともに共通する。そこで、今一度奮起して、私たちは何を各政党に求めるべきなのかを整理してみた。

ポイント1:
未来志向か

 まず心構えとして、私たちは過去の実績ではなく、各党の政権公約が本当に未来志向なのかどうかを、チェックしなくてはいけない。今回選挙で勝利すれば、場合によっては2018年12月まで任期の洗礼を受けずに、政策運営を担うこととなる。

 2020年の東京五輪が目前になっている時期である。この間、少子高齢化ないし人口減少、産業空洞化、非正規化はさらに進んでいく可能性がある。各政党は、構造問題がじわじわと企業や勤労者の事業基盤を弱体化させていく流れに、果たして歯止めをかけられそうか。

 アベノミクスの場合、「日本再生」を掲げ、「消費税率引き上げの延期は、ようやく動き出した経済の好循環を止めない」ようにすると説明している。2015年10月に消費税率を10%に引き上げていれば、経済の好循環は止まっていたのだろうか。

 具体論に踏み込んで、2015年にかけて、経済を強くする要因は何があるのだろうか。1つは、賃上げによる個人消費の刺激。企業にとっては、法人税減税がある。ややトーンダウンしているが、TPP交渉をまとめて自由化を進めることも挙げられる。

 ただし、民主党のマニフェストも、力点にこそ違いはあるが、アベノミクスで掲げられたテーマと重なるところが多い。

ポイント2:
消費税を延期する期間に何をするのか

 今回の選挙は、与野党が共通して、消費税先送りを是としている(税率を5%に戻す、そもそも消費税反対の野党もあるが、本稿では取り上げない)。

 では、消費税の再増税のタイミングを先送りする代わりに、何を推進しようというのか。1つは、賃上げの促進だろう。消費税の再増税が2017年4月に延期されたのならば、2015、16、17年度の3回の春闘交渉で、ベースアップを進めて、勤労者の所得水準を十分に引き上げるという構想は成り立つ。

 民主党は、「厚く、豊かな中間層」というフレーズを掲げている。賃上げをさらに3年間継続して、中間所得層を増やそうという政策目標を追求するという説明は、一応納得できる。ただし表現の違いはあるが、自民党もこの方針は民主党とほぼ同様なのではないかと思える。

 筆者は、消費税の再増税を延期する2年半の間は、むしろ社会保障関係費の膨張をどう抑え込むのかということの方が課題に思える。つまり、消費税先送りを前提にする議論は、財政再建をどう進めるか、歳出の中身をスリム化させるための社会保障改革をどするかという内容になるはずだ。

 その点、与野党とも社会保障充実や、予算削減批判といった逆のことを語っている。いずれも増税を延期する間に、どのように歳出抑制、費用削減を進めるのかが、具体的に語られていない問題がある。

ポイント3:
未来を変える具体論は?

 筆者が考える未来志向の政策とは、少子化対策、産業空洞化対策、労働市場改革の3つに威力の大きな政策提言をすることだと考える。

 実は、この3つは地方問題の変形だとも言える。地方経済における少子化、地方の産業空洞化、地方における人材難・人手不足と言い換えるとわかりやすい。地方の少子化、空洞化、人材難は、都市部のそれよりも深刻だろう。

 だから、地方における構造問題を解決する政策、言い換えると「地方創生」は重要となる。筆者は、テーマとして地方創生が掲げられたことは、未来志向だと考える(民主党マニフェストには「ふるさと再生」という言葉がある)。

 ところが問題は、テーマ設定はよいとしても、具体的なパワフルな地方創生策が用意されているわけではないことだ。地方自治体が提示するアイデアに、交付金を支給することで、地域経済のトレンドを大きく変えることができるのか。

 問題は、地方を牽引する企業、産業の「稼ぐ力」が落ちてきて、若者人口が流出し、地場企業も連鎖的に業況悪化していることではなかろうか。地方創生のためのアイデアを各政党が競い合って、提示することが望まれる。
http://diamond.jp/articles/-/63087


07. 2014年12月03日 07:00:34 : jXbiWWJBCA

山崎元のマルチスコープ
【第357回】 2014年12月3日 山崎 元 [経済評論家・楽天証券経済研究所客員研究員]
総選挙で野党は何を訴えるべきか?
実はぎりぎりの勝負ではないか
安倍政権の勝敗ラインは「270」?

 衆議院選挙が昨日公示された。

 自民党だけで294もの議席を持ち、2年の任期を残しながら解散に打って出た安倍政権にとっての実質的な勝敗ラインは、どのくらいのものだろうか。

 安倍首相は、解散を発表する記者会見で与党で過半数と述べたようだが、さすがに本気でそうは思っていまい。「勝敗ライン」を自分で述べると、後の制約になりかねないので、建前の数字を述べて、質問を相手にしなかったというあたりが本音だろう。

 今回の総選挙の過半数は238議席だ。現有31議席の公明党の議席数は安定していそうだから、自公でこの近辺の議席数になると、自民党は210議席程度に減ることになる。この場合、安倍首相は首相として再任されようが、2015年秋に予定されている自民党総裁選では、「議席数を大きく減らす解散を行った」と批判されて、厳しい状況に陥るだろう。

 自民党だけで単独過半数の238を割り込むことになった場合、自民党の公明党に対する交渉力が大きく低下することになる。もともと小選挙区制では、公明党の協力に対する依存度が大きい。公明党の協力なしで当選できない選挙事情を抱えた自民党議員は、少なくないはずだ。

 単独過半数を失ったという数字になれば、安倍政権としては「明白な負け」と認識せざるを得ないだろう。「負け」という言葉を使わないかもしれないが、解散が「失敗」であったことは認めざるを得なくなるだろう。

 それでは、現有議席を減らす場合に、「議席が減った」ことを「最大2年間のフリーハンドを追加で得た」ことが上回ると見なされる議席数はどのくらいか。全ての常任委員会で委員の過半数を確保し、かつ各委員会で委員長を独占するのに必要な「絶対安定多数」は、266議席だ。

 これを十分上回る議席数を自民党が確保できれば、安倍首相の解散は「成功だった」と見なされるのではないだろうか。選挙後の議員の死亡やスキャンダル、離党などの可能性を考えると、270議席くらいが勝敗ラインになるのではないか。

 このラインを割り込んだ場合、表面上すぐには何も起こらないかもしれないが、自民党内には安倍首相への対抗勢力の「核」ができるだろう。また、そうした核ができると、官僚集団は民主党政権時代に「親小沢(一郎氏)」と「反小沢」を対立させて仲間割れさせたように、安倍政権の弱体化を工作することが可能になろう。

 もちろん、自民党が現有議席を維持ないし増加させるような大勝を得る可能性もある。こうした場合、自民党内で安倍政権に逆らえる勢力は登場しにくくなり、官僚集団も安倍政権に従順に従わざるを得なくなるだろう。

 あれこれ考えると、一見余裕の解散に見えるが、安倍政権にとって今回の総選挙は、実質的にはぎりぎりの勝負なのではないだろうか。その後の風向きを左右する数字をあえて1つ挙げると「270議席」だと筆者は思う。

解散は明白に不都合
奇襲を受けた野党の「戦い方」

 選挙には相手がある。安倍政権が「勝ち」を得ることができるかどうかに大きな影響を持つのは、野党の戦い方だ。

 今回の解散にあって最大の判断材料の1つは、野党の選挙準備が整っていないと見えたことだっただろう。与党側で「なぜ今解散?」という疑問の余地は大いにあるが、それ以上に野党側にとって、解散は明白に不都合だ。サラリーマンで言うと、おそらく入浴中に緊急の呼び出しを受けたような感じだろう。

 民主党は、候補者の選定が進んでいないことに加えて、有権者にとって印象の悪い前政権にあって要職にいた方々が並ぶ幹部のメンバーが良くない。維新の党は、前回選挙で初めて当選したばかりの議員が多い候補者メンバーの弱さに加えて、旧太陽の党の人々の離脱に結いの党の合流と、人と組織が安定していない。

 そして、第三極の政党としてそれなりの存在感を持ちつつあったみんなの党は、率直に言って、渡辺喜美前代表のお蔭でバラバラになってしまった。「今」の解散は、正直なところ野党にとって厳しい。

 一方、現時点のメディアの観測では、前回総選挙の自民党大勝の反動を見込むこともあり、自民党が議席減、民主党が議席増、維新の党が議席減と予測する向きが多い。

候補者は民主、政策は維新
野党の公約をチェックする

 得票を決定する主な要因は、各党が公約に掲げる政策ではなさそうだ。しかし、野党が何を掲げて選挙戦を戦うかは、今回の選挙結果にそれなりに影響するだろうし、それ以上に今後の政治状況を考える上で重要だ。

 野党が国政レベルで反攻に転じることが可能になるのは、現実的には2016年の参議院選挙からだろう。そのときに国民の支持を集め、野党勢力の核になることができるのはどの勢力なのかを判断する上で、今回掲げる政策は重要だ。

 特に、民主党と維新の党がどのような公約で今回の選挙に臨んでいるのかを見てみた。

 前回の本連載では、アベノミクスが失業を減らし、物価にプラスの影響を与え始めてデフレ脱却の「途上」にあること、この段階では中間層の実質所得がむしろ悪化すること、中間層を含む全国民の生活レベル改善のためには、規制緩和を中心とした生産性向上のための施策が必要であることを述べた。

 アベノミクスの三本の矢の譬えに沿ってまとめると、次のような認識になる。

 1本目(金融政策)の金融緩和は適切であった。しかし、2本目(財政政策)の財政支出はこの段階で適切だったが、それが公共事業に集中しすぎたことがいささか問題だった。第二の矢は、打った方向が少々悪かったと言えよう。

 そして、4月の消費税率引き上げは失敗だった。加えて、最大の問題は、第三の矢がさっぱり飛ばないことだ。1本目「肯定」、2本目「修正」、3本目「推進!」が、正しい政策パッケージだ。

 民主党のマニフェストを見ると、「行き過ぎた円安に対策を打ちます」「『過度な異次元緩和』よりも、経済・財政状況、市場環境を踏まえ、『国民生活に十分留意した柔軟な金融政策』を日本銀行に求めます」とあり、金融緩和にブレーキを踏む方向性を示している。

これではデフレに逆戻り
残念な民主党のマニフェスト

 率直に言って、これではデフレに戻る危険がある。金融緩和による実質賃金の低下は、失業率の低下やアルバイトの時給上昇などを通じて、雇用市場の最弱者にメリットを与えた。現段階で単に金融緩和を逆行させ、たとえば円高に戻すのでは、彼らに再び実害が及ぶことになる。

 あえて言えば、今回の総選挙で民主党が政権に就く形勢にないことは、日本の経済・市場にとっては大きな安心材料だ。

 付け加えるなら、今回景気に大きなブレーキをかけた消費増税を選挙で問うことなしに決めたのは、民主党政権だった。マニフェストには、このことの反省が一言もない。10%への引き上げの先送りには反対しないようだが、仮に民主党が政権党であれば、スケジュール通りの引き上げを強行した可能性があり、その場合の日本経済の状況は悲惨だろう。

 民主党の現執行部は、とにもかくにも「アベノミクスに反対!」しようとして、正しい方向を見失ってしまったのではないだろうか。かつて万年野党のポジションで、「何でも与党の反対」だった日本社会党の野党ボケ的な症状に、似てきたのではないか。

 第二の矢に関しては、「バラマキ財政」を「人への投資」に変えるという方向性はいいのだが、具体性に乏しい。民主党は、公共事業による非効率的で受益層が偏る「不透明な再配分」ではなく、ルール化された減税や給付金を中心として使途の自由なお金を人に分配する「透明な再分配」を推進する政策を、もっと磨くべきだ。

 具体性を欠く点では、第三の矢である「成長戦略」が「グリーン、ライフ、農林水産業、中小企業」を列挙するだけで、全く迫力に乏しい。

 2009年の政権を獲った総選挙で、具体的に政策を書き込んだマニフェストを後に実行することができなかったことがトラウマになっているのかもしれないが、民主党が目指すべきは、具体的な政策を実行できるマネジメント力を持つことであって、公約を曖昧にすることではない。

 他方、維新の党のマニフェストは、アベノミクスの評価と問題指摘が的確にできている。金融緩和に関しては「一本目の矢は、円高を是正して株価を押し上げ、経済回復へのかすかな光をもたらしました」と評されている。

 二本目の矢が、「的を大きく外しました」という指摘も的確だ。「公共事業のバラマキは、現場のニーズや事情もお構いなしに進められ、工事着工も予定通りに進まず、地方の経済を押し上げることはできませんでした」とある。

 そして、「失われた『第三の矢』を維新の手で」と、共同代表挨拶文の次に、第三の矢を強調する政策のトップとして掲げている。

競争政策を行財政改革と共に実行
期待できる維新の党のマニフェスト

 維新の党の成長戦略は、競争政策を行財政改革と共に実行しようとする点に特徴がある。

 まず、「身を切る改革」と称する政策の主な中身は、公務員の人件費削減、独立行政法人や官民ファンドの売却、独立行政法人の資金管理一元化、JT、日本政策投資銀行等の政府の保有株式売却、歳入庁設置などで財源を強化しながら行政を効率化しようとする。

 加えて、景気が悪くても消費税10%への引き上げを強行する「景気条項の削除」に反対していることも適切だ。景気条項の削除は、安倍政権が官僚と妥協するために必要としたものだろうが、経済政策論理的には与党側の弱点だ。

 また、「費用対効果の悪い消費税の軽減税率や一律の給付金ではなく、マイナンバー制度を前提に『給付付き税額控除』(いわゆる「負の所得税」)を実現する」と述べる再分配への配慮も、おおむね適切だ。

 今回の総選挙では、公明党が「軽減税率実現党」に改名しそうな勢いで消費税における軽減税率導入を強調しているが、軽減税率は品目の指定が利権化しやすく、また事務的にも煩雑になるし、加えて富裕層にも貧困層と同様の恩恵が及ぶことになる、経済的弱者対策としては効率の悪い制度だ。せっかく与党の一角にあって、政権に影響力を及ぼすことができるポジションを得ているのだから、経済政策的にもう少し賢くなることができないものか。

 また、維新の党の成長戦略は、「『稼げる国』へ、徹底した競争政策」と題して、@供給者への補助金からバウチャーへ、消費者優先の政策への転換、A新規参入規制の撤廃・緩和、B敗者の破綻処理の整備、といった経済的な効率性とフェアネスを強調する。

 たとえば、医療の成長産業化にあっては、ビッグデータ活用による医療の標準化、混合診療の解禁、医師以外の民間経営者による病院経営を可能にする規制改革など、いずれも経済合理的な施策が並ぶ。

 官製インフラビジネスの開放や、電波における周波数オークションの導入なども的確だ。

 経済政策を総合的に見ると、維新の党が「アベノミクスの不足」を補う政策を的確に提案しているように思う。

2016年参議院選挙に向けた宿題
政権交代可能な野党に結集できるか?

 建前上、選挙では何が起こるかわからないから、今回総選挙を与党勝利と見切って次に関心を向けるのは良くないことかもしれないが、野党勢力が自民党政権に対して本格的な反攻体制を築くことができるのは、2016年に予定されている参議院選挙からだろう。

 そのときまでに、政権交代が可能な野党勢力を結集するには何が必要か。

 経済政策は、現在の維新の党の方向性にまとめるといいのではないか。同党のマニフェストは、方向性として、国民から熱烈な支持を得た民主党の2009年総選挙のマニフェストに近い。経済を理解し、組合とのしがらみを絶った「本来の民主党」は、政策的に維新の党とまとまることができるはずだ。

 一方、維新の党にも課題がある。これまでに随分時間がありながら、候補者人材を十分揃えることができていない。

 政権時代の民主党の失敗は、行政組織のマネジメントができなかった「経営的失敗」だったが、維新の党は人材採用に不熱心であることで、別の経営的失敗に陥っているのではないだろうか。リクルーティングもまた、経営の根幹だ。

 維新の党と民主党が、おおむね今回の維新の党のような政策の方向性でまとまって、地に足の着いた経営力を養うなら、2016年くらいから、自民党と十分勝負になる政権交代可能な野党勢力となることができるのではないだろうか。

 いかにも気が早い話だが、総選挙後の展開として期待しておきたい。
http://diamond.jp/articles/-/63085


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