小沢一郎氏　自民党を倒した2009年の国民の経験に一縷の望み
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141204-00000009-pseven-soci
週刊ポスト2014年12月12日号

　解散・総選挙が決まっていち早く野党統一戦線作りに乗り出したのが小沢一郎氏だ。日本の政治の現状に危機感をあらわにする小沢氏だが、いま国民に何を訴えかけようとしているのか、ジャーナリストの武冨薫氏が小沢氏から選挙について話を聞いた。

──安倍首相が官僚の操り人形でも、アベノミクスが失敗でも、それを変えようという動きには力がない。あなたは以前から、「日本の改革が進まないのは、国民に飢餓感が少なく、変わらなきゃいけないという危機感がないからだ」と語っていた。

小沢：本質的には変わってないでしょう。日本はまだまだ豊かに食べている。だけれども、徐々に苦しくなり、今の生活が維持できないのではないかという意識は広がっていると思う。

　日本は、太古の昔以来、豊かな国だった。戦後もアメリカの傘の下で過ごして平和だった。けれども、やっぱりそれだけじゃ駄目だと。「自立した国家」「自立した国民」になるという意識が育たなければ、民主主義は育たない。要するにお上頼みでは駄目っていうことです。残念ながら、日本人にはまだその性癖が残っている。

　ただし、以前と違う状況もある。僕は「2009年」にそれなりの意味を見出している。自分たちの一票で、長期政権の自民党を倒せた。その意識は日本人の頭の中に植えつけられたと思う。

　あのときは、清水の舞台から飛び降りるような気持ちで、おっかなびっくり民主党に一票を入れたのでしょう。だけれども「結局、駄目だった」「やはり寄らば大樹」といったもとの体質に戻ってしまった。

　それでも当時の経験が国民の頭の中にはあるから、僕はそこに一縷の望みを託しています。政治の側が受け皿を用意できれば、国民は必ず応えてくれると思う。

コメント
01. 2014年12月04日 09:23:38 : nJF6kGWndY 柳の下の泥鰌 だな
02. 2014年12月04日 09:26:25 : qSc0zm83A6 　　 ＞日本はまだまだ豊かに食べている。（小沢一郎） 　 それは小沢一郎先生の地元の岩手県奥州市に限定された話でしょう。
03. 2014年12月04日 09:38:26 : qSc0zm83A6 　　 　それとも、小沢氏の地元は、東京都世田谷区深沢だった、かも？
04. 2014年12月04日 09:40:41 : KzvqvqZdMU 当選することばかり考えて発布美人になる馬鹿者が多い。 当選はともかく、国家国民のことを考えた、強い姿勢を示さなきゃ駄目だな。 反・新自由主義、反・グローバリズム。 そんなこと言ったって国民に理解できんだろう、なんてゆぅ国民を馬鹿にした 姿勢が駄目なのだ。 ヒトラーゆわく、嘘も百辺繰り返せば真になる。これを逆転させて、 理解できないことでも百辺繰り返せば、人は信じるのだ。 反・新自由主義、反・グローバリズム、これを大声で一千回も繰り返さなばならません。 だらけた八方美人なヘタレ政治家が、民主主義を堕落させ、国を駄目にするのだ [３２削除理由]：削除人：アラシ
05. 2014年12月04日 10:13:18 : uYK3ge0MDc 自民党過半数超えを全社一斉に報じるという、投票率を下げるためのトラップ 憂いの果てに 〜次男坊のアフォリズム〜 http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/507.html
06. 2014年12月04日 11:19:14 : YylixLkL5Y マスコミが一斉に同じ傾向を報じる日本の報道ぶり。 談合記者クラブ、談合でことが決まる日本。
07. xyzxyz 2014年12月04日 13:10:18 : hVWJEmY6Wpyl6 : 0AwgXlhmSU >>6 ほんとちょっと前の朝日の調査はなんだったの？と言いたいねw あれだけ自民と民主の支持率が朝日調査では近づいてる！と報道してたのに 突然「自民300に迫る！」って。 真剣にそれぞれの調査の出処を調べてほしいものです。
08. 2014年12月04日 17:57:34 : Ag9qUk84G6 ＞・・・2009年の国民の経験に一縷の望み 国民はその経験をしたものの、その後、期待を裏切られたんじゃないのかな。
09. 2014年12月04日 18:40:43 : qSc0zm83A6 　 この記事の続きには”「新自由主義」は反歴史的”という節があります。 　 小沢一郎氏は、「新自由主義」に対して批判する一方で、イギリスのサッチャーの「サッチャリズム」やアメリカのレーガンの「レーガノミクス」政策に対しては肯定的な発言をしていて、「新自由主義」と「サッチャリズム」や「レーガノミクス」とは異なるものであると考えているようです。 　　 しかし、「新自由主義」を「サッチャリズム」や「レーガノミクス」と言い換えることは、「便所」を「トイレット」や「ウォーター・クローゼット」と言い換えるようなものではないでしょうか？ 　　　　　 　　 　 ■独占激白　小沢一郎「俺は一人でいい。野党結集で日本再生を進めよ」 「新自由主義」は反歴史的 （週刊ポスト2014年12月12日号） 　 「新自由主義」という言葉がありますが、それは原始的な資本主義へ戻そうという話だと思います。安倍さんの経済政策はその考え方です。自由競争で勝った者だけ生き残ればいい、負けた者は要らないという考え方は、僕から見ると反歴史的な政策です。（小沢） 　 レーガンは大減税をして個人の可処分所得を増やす政策を採った。それでレーガノミクスは成功してアメリカは再生した。（小沢） 　 サッチャーは既得権益、旧体制を守る規制を撤廃した。外資を入れて、金融など新たな産業を活性化させ、景気を回復させた。（小沢） 　 −日本はレーガンとサッチャー、どちらの道を歩むべきか。 両方やれるでしょう。日本は世界に誇れるほど社会保障が充実しています。それをきちんと支え、減税を断行する。（小沢）□
10. 2014年12月05日 16:53:24 : h7a0LTrbfs 小沢氏の認識に欲しいのは09年で自民党政権を倒したのは国民であり民主党ではない。 鳩山政権を倒したのは、マスコミと官僚と自民党とサボタージュした民主党 民主党政権を倒したのは、菅政権や野田政権であり国民ではない 自民党政治に戻したのは菅野田政権であり民主党である

11. 2014年12月05日 20:42:06 : G29pFIxxSs 日本の敵は官僚でも自民党でもなく小沢をはじめとする民主党や社民党だったことが分かった民主党政権時代でした

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