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安倍はネトウヨそのもの 誰が日本を食潰しているのか(世相を斬る あいば達也)
http://www.asyura2.com/14/senkyo175/msg/766.html
投稿者 笑坊 日時 2014 年 12 月 06 日 10:00:32: EaaOcpw/cGfrA
 

http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/3bd014417a06a3647fa2eb3b30c3aebf
2014年12月06日

 わが国の内閣総理大臣・安倍晋三が、意図して現在のような悪政を行っていると思い込むことは、一般庶民にとって、重大なミスジャッジを招き入れることになるだろう。安倍の歴史認識の誤謬や全体主義的嗜好に目を奪われ、彼を魔女のように扱っても、感情の一部が満足するだけで、そこですべてが完結してしまい、溜飲を下げるだけである。

 一時の感情で、安倍を蔑んでも、正直世の中は変わらないのだと思う。彼が象徴的に、国家の劣化を体現化しているのは事実だが、彼の一挙手一投足に目を奪われている間に、トンデモナイ悪魔を野放しにする危険があると云う事を改めて認識しておく必要があるのだと思う。結論から先に言ってしまえば、国民自体に、その遠因を見出すのだから話は複雑だ。

 デモクラシーと云う制度には、おそらく、その制度を勝ち取る、人民の人民による闘争が必要だったと云う歴史的事実がある。しかし、我が国は、人民の手で、その制度を入手するための闘争を経ていない歴史を持つ。負け戦で、天から舞い降りてきた政治体制(デモクラシー)を入手したので、その価値に対する畏敬の念も、継続的に維持しようとする、内から湧き出るバーチューも存在しない。

 このような国では、その場その場のご都合主義が合理性のように思い込まれ、連続的思考と云う歴史の韻を踏んだ思考経路に至らないことが多いのだ。山本七平の言うところの「空気」による支配に隷属するのである。原点に戻りたくても、そもそも原点がないので、戻りようがない。正直なところ、このような国のシステムとか、国民に、方向性を間違わないようにしなさいと語ったところで、ほとんど意味をなさないだろう。

 ほとんど投げやりな気分になるところだが、もう少しだけ頑張って考えてみてみよう。結局、人々(ここでは大企業なども含む概念)の望みは、自己利益の最大化であり、国家は再配分を、何処に齎すのが有効か考える。再配分先を何処にするか考えるのは、政治家と云うよりも、官僚達である。つまり、霞が関の各省庁が、その配分先を考えている。無論、若干政治家の顔を立てる程度の匙加減は行うが、根本的に、法律を作成する彼らの頭脳がイメージする構想から逸脱することはない。

 国家を憂いてとか、国家の将来像に向かって、道を誤らずに法案を作成しているのであれば、重大な過ちに陥ることはない。好みは別にして、納得は行くものになる。しかし、その官僚組織の頭脳がイメージする構想が、官僚にとっての私利私欲に支配されていたら、トンデモナイ法律が次々と生み出されるのは自明である。彼らの頭脳は、テクノクラートとして優秀なのだから、使い道はある。彼らに私利私欲に惑わされない組織の性格を持たせることが肝要なのだと思う。

 彼らも、実は組織の権益の防衛と自らの老後が心配なのだ。無論、普通の生活を維持する心配ではなく、贅沢な老後を送れる為の布石を打つわけだ。彼らの打つ手を見ていると、風が吹けば桶屋が儲かるような論法で、私利私欲を画策するので、犯罪を立件させることは、ほぼ不可能で、やりたい放題になる。ただ、彼らが得る益は些少なもので、大半は、その官僚の私利私欲に群がる企業や団体が益を得る仕組みになっている、つまり、官僚らの些少の益出しの為に、国家は莫大な予算を計上すると云う、前代未聞の茶番劇が繰り返されるのである。

 この仕組みを根こそぎ変えてしまおうと画策したのが、実は小沢一郎であり、鳩山由紀夫だった。少なくとも、彼らには、その意図はあった。ゆえに、霞が関全体を敵に回して、孤軍奮闘したわけだが、やはり簡単に首を垂れる組織ではなかった。権力の座に就いた彼らを追い落とすために、霞が関は、最強のコンビ、国税組織と検察組織を動員した。国体の汚染度が酷くなることを厭わずに、国税と司法を動員したのである。マスメディアにプロパガンダ報道させることで、国家的「空気」をもつくり上げて、二人の追い落しに奔走したのだ。

 小沢一郎にせよ、鳩山由紀夫にせよ、後世において、日本の国体を一旦は検証し直そうと挑戦した政治家がいたと云う評価は得るだろうが、この二人の存在が、皮肉にも、官僚組織を中心とする明治維新以降続いてきた既得権益勢力全体に活を入れる結果になった。ウッカリすると、ああ云う政治家が出てくる危険があると判った以上、もう二度と、我々既存勢力の地位を脅かすような政治家が出てこないよう、そう云う政党が生まれてこないように、あらゆる手段を講じておくべきと云う強い決意が生まれたのだろう。

 そこに、菅直人、野田佳彦と云う軽薄なカモ政治家が現れたが、あれは僥倖であり、そうそう幸運が続く筈もない。もっと、低能児に近い政治家を神輿に乗せておく必要がある。官僚組織にとって、それは「国是」に近いわけで、そこに飛んで火にいる夏の虫の如く、安倍晋三と云う政治家が現れた。この神輿は、官僚たちにとって最高品質の神輿であった。簡単には手放すわけにはいかないと云う決意が、現状を物語る。以下の沖縄タイムスの嘆きと憤怒の記事も、そのような流れの中にあるのだろう。どうすれば、この悪しき連鎖を断ち切れるのか、残念ながら、現時点では判らない。


≪【電子号外】仲井真知事が2件承認 辺野古工事変更 退任4日前

  名護市辺野古の新基地建設に向けた埋め立て工事の変更申請で、仲井真弘多知事は5日午後、「工事用の仮設道路(3本、計2800メートル)の追加」と「辺 野古崎南側の中仕切護岸の追加」の2件を承認した。仲井真氏の任期は9日までで、退任4日前に、工事の進捗(しんちょく)に影響を与える重要な判断を下し た。

 11月16日投開票の知事選で、仲井真氏に約10万票の大差で当選した翁長雄志氏は、繰り返し「沖縄の将来のためにも、10日就任の次期知事に判断を委 ねてほしい」と求めてきた。翁長氏を支持する政党や団体は4日に約2千人で県庁を包囲し、「知事選で辺野古ノーの民意は示された」と、判断の先送りを訴え た。反発はさらに強まっている。

 変更申請3件の審査を担当する県土木建築部は同日、審査の終わった2件の結果を文書にまとめ、関係部長や副知事の決裁を得た。午後2時過ぎから那覇市与儀の知事公舎に集まり、仲井真氏に報告。最終的に仲井真氏が署名し、承認することを決めた。

 残る1件の辺野古ダム周辺の「土砂運搬方法の変更」は、審査が終わっていない。同時に提出した申請で、一部を先行させるのは県の審査では初めて。

 仲井真氏は2010年の知事選で普天間の「県外移設」を訴えて、2度目の当選を果たした。その後「辺野古移設は事実上不可能」などと実現性を困難視した が、昨年12月に移設へつながる辺野古沿岸の埋め立てを承認。先月の知事選に出馬し、落選した。変更申請については事務手続きの一つととらえ、「任期中に 承認できるものは承認したい」と周囲に伝えていた。 ≫(沖縄タイムス)


 

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コメント
 
01. 2014年12月06日 10:32:35 : KCzxlzZ91o
今回のあいばさんの意見には
100%賛成だ
第一次安倍内閣が壊れたのは
実はお調子者渡辺と脱藩奸凌岸が
暴走したの霞が関うっとうしい思ったからだ
ただもう一つ注意すべきは
内閣人事局が安倍のもとに機能し始めることだ
偏見に満ちた狭了で気分やの
バカ総理に任命権が一任されるのだ
バカが狂ったら歯止めが利かないことを
バカの心理がわからない
オツムのよろしい奸凌さまに制御できるのか
勝よ罪務省をハラを切れ

02. むやうのすけ 2014年12月06日 11:44:13 : ltsuShGwyUDcQ : dOwcgDA1Ok
たとえ指揮官が狂人であろうと、上からの命令を順送りに粛々と実行するのが官僚制の「徳」なのだからな。理論上、憲法に違背する命令に従う義務はないのだが、上司に逆らう勇気は必要だ。その意味で、アイヒマンはきわめて凡庸な役人根性の持ち主にすぎなかった。狂った首相は国民の手で追放するしかないのはもちろんだが、良心的な官僚の勇気にも、私はまだ(ほんの少しではあるが)期待は捨てていない。

03. 佐助 2014年12月06日 11:52:17 : YZ1JBFFO77mpI : 439YTZK3Rc
それは政治家と官僚の既得権益護持と国民の無関心層につきる

「証明の1」無関心や無縁が多数派の国家・国民
政治に無関心の人は選挙と無縁だし,株と無縁な人は,株式投資に参加しない。この無縁であり無関心だった人たちが政治に関心をもっと,山が動くような劇的な与野党逆転が発生する。だが裏切りると再び関心を失う。また,株式とは無縁だった人が投資をすると,バブルが弾け損をする。
こうして,無縁であり無関心だった人たちは,再び,その空間から離れる。そのために,すべての現象に,人間は同じ関心をもっているという前提の世論調査では,レベル別クラス別の思考と行動を正確に分析できないため,過去は説明できても予測は出来ない。

「証明の2」霞が関論理と永田町の利己的論理と既得権益の侵害
永田町の論理が社会や国民から遊離するのは,国家レベルのクラスが,社会や個人のレベルから独立した利己的な思考を持っている。そして,霞が関の論理=官僚クラスの思考と行動が,社会や個人の論理からの遊離していることも証明している。

「永田町の論理」「霞が関の論理」は,お互いの既得権益を主張しつつ,既成の国家秩序を護持するという点で一致したいる。司法クラスも同じで,国民の追求が,既成の国家秩序を破壊すると判断すれば,擁護のため訴訟は避けられる。

政治家と官僚のクラスは,既成秩序の護持で一致しているため,その対立矛盾は,ベールにム包まれてハッキリ見えない。すなわちレベルとクラスの対立矛盾は,それぞれの既得権益が侵害されないかぎり,個人と社会は,国家に奉仕し従属すべき義務となる。つまり愛国主義・国家主義そして無政府主義と同じになる。

そのために最近多くの事例があるが,二つ挙げると

官僚と政治家に対する利己的な行動の事例に,官僚の結束でスゲ変えられた大臣が二人いる。
そして,あの人物破壊工作された小沢氏,これらはすべて既得権益が侵害されるからである。

そして天下りと談合は無くなることはない,この二つを止めさせるには,仕事を与えない事しかない。そして自爆させる。この既得権益と無関心層,これが物価上昇と景気下降を止められなくする根因であることは,誰も知らないし分からない。

だが可笑しなことで,消費者は,現象を連関させて思考するため「やむえない」と,最初は容認して,買い溜めして自己防衛する。消費者は生活防衛が限界点にくるまで放任する。限界点にくると消費者は,企業や国家と対立抗議する。生活必需品値上がりは国家と企業の結託と見なすと自然発生的に暴動を起こす。


今回は自公政権によって間違いなく銀行・証券・為替の一時閉鎖が発生する,そして古今未曽有のパニックを体験します。しかもキン本位制を採用まで,沈静化させられません。しかもこの危機を乗り切るために,日米欧は協調介入して乗り切ろうとするが,世界は通貨から一層信用収縮そせます。本当の原因が分かり、解決できない現象は、この世の中にはありません。ところが、政府・官僚とマスコミは黙殺・無視されつづけます。


04. 2014年12月06日 15:21:55 : YxpFguEt7k
パリ大の日本研究者
「欧米でいま問題とみなされているのはロシアのプーチンと日本の安倍だ」

林博史氏
「あしざまに被害者を罵倒するようなことを社会はなぜ受け入れてしまうのか。そういうことをする人はいつの時代、どこの社会にもいるだろう。だが、相手にされないのが普通ではないか。それが、相手にされないどころか政治家になり、支持されている。その頂点に安倍首相がいる。慰安婦についての知識などなくても、おかしいという感性があってほしい。これは人間性の問題だ」
http://www.kanaloco.jp/article/81212/cms_id/114674

この総選挙を社会を立て直す第一歩としましょう。
日本人に人間性を取り戻す!


05. 晴れ間 2014年12月06日 22:22:26 : FhUYgDFvAt2/E : xni5yVaf3k
やはり、日本には、まともな市民革命がなかったのが致命的ですね。

よく安倍政治のことをファシズムにたとえる人がいますが、それは正しくありません。ファシズムは19世紀末の大衆社会に起源をもち、曲がりなりにも大衆(地主・資本家など旧来からの支配層)の社会的上昇志向の一表現でした。人種主義はありますが、ファシスト組織内においては出自は関係ありません。(貴族や地主や資本家であることが選別の基準ではありません。むしろ逆です。) 安倍をファシスト視するのは、ファシズムに失礼というものです。

日本は、そうした大衆民主主義とは無縁の、前近代的な、門閥・階層支配の時代にいまだあります。その典型的な表現の一つが、世襲議員の存在です。議員という公権力ポストが特定の家系に占有されるという状況は、民主主義の原理とは本来的に相容れないものです。天皇制という君主制・世襲身分制は言わずもがなです。(象徴という言葉で覆い隠されていますが、人間不平等の権化として人々の心の重石になっています。)

ファシズムの典型、代表例は、ドイツ・ナチズムとイタリア・ファシズムです。しかし今日、ドイツもイタリアも、日本と同じ政治状況にあるでしょうか。
同じ三国同盟の国々でありながら、どうしてこんなに違う結果になったのか。
ドイツ、イタリアという二つの旧ファシズム国は、実は、過去において強烈な革命運動体験をしています。第一次大戦直後のドイツ革命と、イタリアの評議会運動です。さらに両国とも、その後、君主制を廃止し共和政を選択しました。
つまり、両国とも、表面上は日本と同様1860年代に君主を戴いた統一国民国家として出発してはいますが、その後は革命運動が起き、自ら君主制を廃止したという点で、日本とは決定的に違うのです。民主主義の厚みの違いです。

やはり、日本は、西洋流の民主主義国とは異質と言っていいほど異なるのです。
日本が民主主義国と思っていたのは、戦後の錯覚。自ら闘い取ったものではなかったのです。
いまから、近代市民革命と自由民権運動を再開始する必要があるでしょう。
このままアナクロ国家として衰退の道を辿りたくなければ、の話ですが。


06. 晴れ間 2014年12月06日 22:27:02 : FhUYgDFvAt2/E : xni5yVaf3k
>>05

訂正 3行目

大衆(地主・資本家など旧来からの支配層)の社会的上昇志向の一表現

→大衆(地主・資本家など旧来からの支配層とは異なる、より下層の人々)の社会的上昇志向の一表現


07. 2014年12月08日 01:06:10 : Y7DCGUFcdQ
>>5 (>>6)

ご指摘の通りかと。


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