★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK176 > 140.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
カジノ解禁が安倍と橋下を結びつける? 政官界が狙うカジノ利権の中身(リテラ )
http://www.asyura2.com/14/senkyo176/msg/140.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 12 月 09 日 20:20:05: igsppGRN/E9PQ
 

               『別冊宝島2261 カジノ利権の正体』


カジノ解禁が安倍と橋下を結びつける? 政官界が狙うカジノ利権の中身
http://lite-ra.com/2014/12/post-693.html
2014.12.09. リテラ


「アベノミクス解散」で廃案となったものの、選挙後、必ず復活しそうなのが、通称「カジノ法案」こと統合型リゾート施設(IR)推進法案。安倍晋三首相が「アベノミクス成長戦略の目玉」と位置づけているだけでなく、出馬をとりやめた橋下徹大阪市長との間に、カジノをめぐる連携があると取沙汰されているからだ。

「直前まで衆院選出馬をほのめかしていた橋下市長が出馬を取りやめ、党首討論会でも野党党首とは思えないくらいに、安倍首相べったりの発言をしているが、橋下市長と安倍首相を結びつけているのはカジノだといわれている。橋下市長のカジノ大阪誘致への執着は相当なものですから、菅義偉官房長官あたりがカジノを誘い水に橋下市長を口説いたんじゃないか、と」(全国紙政治部記者)

 外貨獲得を実現し、多数の新規雇用を生み出し、その結果、大きな経済効果を発揮するといわれているカジノ。しかし、メリットだけではないのも確かだ。治安の悪化、反社会的勢力の介入、マネーロンダリングに利用される可能性、ギャンブル依存症患者の増加など、負の側面をいくつも抱えているのだ。

 そもそも経済効果についても疑問の声があがっている。全国カジノ賭博場設置反対連絡協議会・編『徹底批判!! カジノ賭博合法化 国民を食い物にする「カジノビジネス」の正体』(合同出版)で弁護士の吉田哲也氏は、日本のカジノが海外のカジノ運営業者に頼らざるをえないことを指摘したうえで、こう述べている。

「しかも、そもそも、日本のカジノ賭博は、日本国民の賭博客をあてこんだものである。海外のカジノ賭博業者の首脳陣は、カジノ賭博市場としての日本の魅力について、『日本の潜在能力を高く評価する』と発言している。ここでいう『日本の潜在能力』が日本人の蓄え、金融資産であることは想像に難くない」

 海外からの観光客誘致のために設置されるはずのカジノだが、実際のところは、海外カジノ業者が日本人ギャンブラーから金を巻き上げる場所となる可能性が高いというわけなのだ。もし、カジノが解禁されれば、国民の資産はどんどん海外のカジノ運営業者に流出してしまうかもしれないのだ。

 そして、同書ではギャンブル依存症の恐ろしさについて藍里病院医師・吉田精次氏が、こう説明している。

「一度依存症になると、脳には一生その回路が残る。そのため何年やめていても、ギャンブル依存症患者がギャンブルを『ほどほどに楽しむ』ということは不可能である。やり始めるとあっという間に元通りになると考えなければならない」

「ギャンブル依存症と診断がついたときは、それは個人の意志や人格の問題ではなく、れっきとした病気(脳機能の疾患)であると認識することが必要である。しかし、まだまだギャンブル依存症に関心を持って治療に当たる精神科医が極端に少ないのが現状である。残念なことに、病気と診断されず、適切なアドバイスを受けることもできない状況が多々あるのだ」

 現在の日本の医学界では、ギャンブル依存症の深刻さが的確に認知されていない状況があり、適切な治療が受けられない可能性が高いという。カジノが合法化されたのなら、当然ギャンブル依存症の対策を行う必要が出てくるだろうが、現時点ではあまりにも不十分すぎると言わざるをえない。

 とにかく、デメリットが多いにも関わらず、安倍首相ほか多くの政治家たちが、カジノ合法化を推進しようと躍起になっているわけだが、一体カジノ合法化にはどんな“旨味”があるというのだろうか。

 たとえば、カジノ建設を請け負う建設業者や不動産業者が潤うのは簡単に想像できる。そして、カジノゲーム機を製造するメーカーも大きな利益を得るだろう。さらには、IR施設にカジノ以外の“エンターテインメント”を提供する芸能事務所やテレビ局などが興味を示すのも納得できる。

 しかし、カジノの合法化で潤うのはそういった民間企業だけではないというのだ。『別冊宝島2261 カジノ利権の正体』では、ノンフィクションライター・小川裕夫氏が、カジノ解禁で各省庁にも省益拡大のチャンスが訪れると指摘している。たとえば法務省の場合。

「法務省が狙うのは、訪日外国人観光客の増加に伴い、入国管理業務を拡大させることだ。現在でも法務省は入管の増員を提案しているが、IR法案を突破口にして権限の強化を目論む」(『別冊宝島 カジノ利権の正体』小川氏)

 さらに、ギャンブル依存症増加を理由に、カジノ合法化に反対の立場をとっている厚生労働省もまた、カジノ合法化後の利権を模索しているとのこと。

「(厚労省によるカジノ合法化に対する反対は)自らの利権を確保するための反対だと見る向きが多い。というのも、IR法案成立、カジノ解禁となれば、ギャンブル依存に対してなんらかの対策は必須となる。厚労省はギャンブル依存症患者に向けた対策やケアを担当するNPO法人を立ち上げ、そのための予算を計上することで省益の拡大を図るとみられる」(『別冊宝島 カジノ利権の正体』小川氏)

 依存症対策までをも利権とするとは、マッチポンプも甚だしいといったところ。表向きは「カジノ反対」と言っておきながら、心のなかでは全く逆のことを考えているという政治家も少なくなさそうだ。

 また、治安の悪化や子供への悪影響を考えれば、どう考えてもカジノ合法化に反対しなくてはならないはずの文部科学省ですら、カジノ利権を狙っているという。その利権の温床とされているのが千葉県だ。

 千葉県内では、成田空港がある成田市や幕張メッセがある千葉市などが、IR誘致に名乗りを上げているが、ここに「MICE」という概念で海外観光客取り込みを画策する観光庁が興味を示しているという。「MICE」とは、学術会議などを行うイベントホールや、スポーツイベント開催する競技場などを集約した施設のこと。つまり、観光庁は、学術会議やスポーツイベントのために来日した外国人向けのカジノを作り、大きな経済効果を得ようと考えているわけだ。

 そんなMICEの利権を狙うのが文科省。『別冊宝島 カジノ利権の正体』によると、「(MICEには)文化施設やスポーツ施設関連の整備・管理が伴うため、スポーツを所管する文科省にも利権が生まれることになる」(小川氏)とのことで、カジノ頼りの観光政策は、文科省にまでメリットを生むというのだ。

 カジノ関連業界が潤うだけでなく、様々な形で利権を生み、各省庁に食い込む好きを与えるカジノ。デメリットに目をつぶってでも、政治家たちが推進する裏には、こういったカラクリがあるようだ。

 そして、その利権に群がるのは、政財界だけではない。当然、反社会的勢力もその利権に群がってくるはずだ。『別冊宝島 カジノ利権の正体』の中で、ジャーナリスト・承山京一氏はこう指摘する。

「カジノが、大規模なIRとして建設されることになれば、周辺の不動産価格に影響をあたえることが予想される。
 そうなれば当然、少なくない人が土地の買い占めなどによって利益を得ようと目論むはずで、それこそはヤクザの得意分野だ」

 反社会的勢力が狙うのは「地上げ」だけではない。カジノならではのシノギも出てくるだろう。たとえば「ジャンケット」という存在だ。

「ジャンケット」とは、カジノに客を紹介し、その客が動かした金の数パーセントを報酬としてカジノから受け取る人物のこと。いわばVIP賭博者ブローカーともいうべき存在だ。反社会的勢力がそのジャンケットを担うケースも多いだろうし、ジャンケットが反社会的勢力の顧客をカジノに紹介することも考えられる。実際『別冊宝島 カジノ利権の正体』の承山氏ルポでは、韓国人ジャンケットが非合法カジノに広域暴力団の直参組長を得意客として紹介していたというエピソードが披露されている。

 現状、日本国内のジャンケットは非合法カジノにおいてのみの存在であり、合法化されたカジノでこれらの人物が暗躍できるか否かは不明だ。しかしながら、カジノにこういった人脈がつきものであることは事実。反社会的勢力との関係を完全に断ち切ることは、簡単ではないだろう。

 ちなみに、非合法カジノといえば、「合法カジノを設置することで、非合法カジノを駆逐できるのではないか」との意見もある。しかし、前述の『徹底批判!! カジノ賭博合法化』のなかで、静岡大学教授・島畑与一氏が以下のように指摘している。

「米国でのカジノ解禁で起きたことは、カジノ人口の裾野を広げ、病的・問題ギャンブラーを増大させ、逆に非合法ギャンブルへのニーズを増大させたという事実だった。税金を支払う必要がなく、入場料徴収という負担もない非合法ギャンブルの方がギャンブラーにとって魅力があり、合法カジノへの出入りが禁止されたギャンブラーは、非合法カジノに流れたと指摘されている(94年議会公聴会)。合法カジノへの立入制限を課せられたギャンブル依存者は、結局、非合法カジノに流れていくことになるのだ」

 つまり、カジノを合法化したところで、非合法カジノを根絶することは不可能であるばかりか、非合法カジノに堕ちていく重度のギャンブラーを生み出すだけだというのだ。そうなれば、反社会的勢力に対しても大きな経済効果を与えることになってしまうことは説明するまでもない。

「アベノミクスの成長戦略の目玉」と言われながらも、結局のところ新たな利権を生み出そうと政財界が躍起になっているだけのようにも思えて仕方ないカジノ解禁。自民党に圧勝だといわれている今回の衆院選。是非とも、その「目玉」であるカジノ法案の行方にも注視したいところだ。

(野尻民夫)


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2014年12月09日 20:34:23 : xqQfG5kTuk
あとの2人はよう判らんが、安倍と石原爺は写ってるな。

カジノ連子 =0OBDIOpadMよ。
出てきたらこの2人について説明して呉れや。


02. 2014年12月09日 23:02:18 : 0OBDIOpadM
アベ総理・石原氏・橋下氏・小沢さんは、仲よしなのでしょう・・・

小沢さんは社民・共産と連携したら、大きなうねりとなったのに、「国民の生活よりカジノが第一」!!!
   


03. 2014年12月09日 23:26:19 : xqQfG5kTuk
カジノ連子くん。 早速の返事ありがとう。
でもなぁ。オザワンが安倍と仲良しとは、到底思えないけどなぁ。
石原ともにこやかに話しているところは見たことがないよ。

ああそれから、01で「くん」をつけずに、呼び捨てになったのは謝るよ。
悪かった。

あと社民党とは連携できても、共産党は無理があるだろう。
共産党はあくまでエリートによる一党支配を目指しているんだから。
オレの意見に同意するなら、仲間に入れてやるというスタンスだ。
下っ端の運動員は見ていて可哀想だよ。
 


04. 2014年12月10日 16:30:54 : C3lq0gpU9A

  何重ものパチンコ利権にどっぷりと浸かっているケーサツはどうする?


5. 2017年2月05日 15:05:35 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-6174]
2017年2月5日(日)
ギャンブル依存ゼロへ
大阪の市民団体がシンポ
清水議員あいさつ

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2017-02-05/2017020515_01_1.jpg
(写真)発言する清水議員=4日、大阪市

 大阪クレサラ・貧困被害をなくす会(大阪いちょうの会、川内泰雄事務局長)は4日、大阪市内で、シンポジウム「ギャンブル依存ゼロの大阪をめざして」を開き、市民ら140人が参加しました。

 公営賭博やパチンコ・パチスロがまん延しカジノ賭博場まで解禁されようとするなか、これまで個人責任として扱われてきたギャンブル依存についての理解を広げようとするもの。

 依存症当事者やその家族が体験を報告。家族に縁を切られ、自殺未遂にまで至った男性が回復施設に出合い「いまは回復へ一つでも進んでいきたい」と話すと、大きな拍手が起こりました。

 熊本菊陽病院副院長で精神科医の尾上毅氏、大谷大学教授の滝口直子氏が基調講演。尾上氏は、入院患者への聞き取りで、横領などの犯罪に手を染めた人が5割弱いたことをあげ「ギャンブル依存症は自殺や犯罪にもつながる自己破壊的な病気」と強調。「カジノ導入については注意が必要だ」と述べました。

 パネルディスカッションでは、滝口氏が「(必要な)治療を受けている問題ギャンブラーは世界的には10%以下とされるが、日本では1%にも満たない」と発言。「知識がないために母親の依存行動を支える行動をしてしまった時期があった」(依存症者の家族の女性)、「仲間とともに歩いたら回復は向こうからやってくる」(自助グループで回復した男性)など正しい知識と支援を広げる必要性が語られました。

 全国カジノ賭博場設置反対連絡協議会代表の新里宏二弁護士は「ギャンブル依存症の問題をみんなで議論し、私たちの方から必要な対策を提出していこう」と述べました。

 日本共産党の清水忠史衆院議員があいさつし「ギャンブルへの規制強化が求められているのに、新たにカジノ賭博場を導入しようというのはとんでもない。ギャンブル依存ゼロへみなさんと連帯してがんばります」と述べました。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2017-02-05/2017020515_01_1.html


  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。) ★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
  削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告する?」をクリックお願いします。24時間程度で確認し違反が確認できたものは全て削除します。 最新投稿・コメント全文リスト

▲上へ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK176掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
政治・選挙・NHK176掲示板  
次へ