「消費税制度に対する風向きが変わった？：「日経プラス１０」に出演した売れっ子経済学者飯田泰之氏が消費税そのものに反対と明言」
http://www.asyura2.com/14/senkyo176/msg/156.html

に対し、忍穂耳の垢さんからいただいたコメントへの返信です。

　忍穂耳の垢さん、コメントありがとうございます。

　先だっていただいたコメントの内容から貴殿が「軽減税率」の導入に賛成である（反対ではない）ことは存じていますが、消費税そのものに対する見解などは存じ上げていないので、今回いただいた貴殿のコメントの趣旨が見えてきません。

　まず、私が消費税制度についてどのような立場だと判断されていますか？

　さらに、「いいかげん気付いたらどうか。」とか、「もし貴殿が、国の支えをなす場に居るのなら、早々に気付かれるが良い」といった表現がありますが、何に早く気づくようおっしゃっているのか具体的に説明していただければ思っています。
（念のため、国の支えをなす場に居るものではありません）

　後ろに引用する貴殿のコメントで見られる「過去参照な意識は、論理で武装しそれに沿わぬものに目を伏せ、やがてそうした「生き生き」としたものを絞め殺してゆく。そんな世界から出てきた思考が、消費税は安全確実な収入‥という視点なのだよ。」とか、「それの、どこか安全確実なのか。そう思うのは過去参照に埋没した病理が生んでいるに過ぎない。」とか、「国とは何か、民とは何かをも知らぬ、蒙昧な輩に国の舵取りを任せてはならない。今般の消費税増税の結果をみても、その前の結果をみても、それは明らかだろう。」という表現を読むと、貴殿も、消費税を好ましい税制だとは思っていないと解釈できます。

　お手数だとは思いますが、ご説明のほど宜しくお願いします。

【引用】
「01. 忍穂耳の垢 2014年12月10日 04:20:25 : 5n2KmwfCW10dU : 98lyaiWU6U

いいかげん気付いたらどうか。

消費税は、過去参照な意識状態に埋没した現代人の病理だという事を。
未来の変化と言う不確実性を嫌い、既に経験済みのものだけを信じる姿がそこにある。
文字による情報ばかり追えば、そうなる。

だが、現実はそうではない。
美しさに息をのみ、妙なる調べに陶酔する、そうしたものは過去参照な知識では語れない。

過去参照な意識は、論理で武装しそれに沿わぬものに目を伏せ、やがてそうした「生き生き」としたものを絞め殺してゆく。
そんな世界から出てきた思考が、消費税は安全確実な収入‥という視点なのだよ。

それの、どこか安全確実なのか。
そう思うのは過去参照に埋没した病理が生んでいるに過ぎない。

国とは何か、民とは何かをも知らぬ、蒙昧な輩に国の舵取りを任せてはならない。
今般の消費税増税の結果をみても、その前の結果をみても、それは明らかだろう。

もし貴殿が、国の支えをなす場に居るのなら、早々に気付かれるが良い。」

コメント
01. 忍穂耳の垢 2014年12月11日 12:55:20 : 5n2KmwfCW10dU : LVdGRxO5bQ 　 これはこれは、失礼した。 コメントの「貴殿」とは、投稿者のあっしら殿のことではない。 かの「貴殿」とは、記事を読む人々を含め、この消費税という悪税を、心の底で許容している方々に向けてのものであった。 前からこの消費税には、そもそも哲学が無いと言い続けてきたが、この悪税を世の中に存在させているのは、何も雑誌が云うような、いわゆる財務官僚による企みなのではないだろう。 役人の悪企みという視点では（否定はしないが‥）事の本質を捉えていないが故に、結局は堂々巡りの無駄骨に終わりかねない。 何故、こんな悪税を世の中に存在させているのか。 それは、これによって辛酸を舐めている庶民を含め、国民の各々がそれを許容しているからに他ならない。 役人や識者らを筆頭として、多くの者が、コメントで述べた「過去参照」な意識に落ちているが故に、この消費税という「生への罰金」の徴税？を許し、増額もやむなしとさせている。 それが消費税をして「確実な税収源」という心証を与えている原因だ。そうした誤った心証があるかぎり、この悪税は無くならない。 そして、この「過去参照」な意識とは、お勉強の出来るたいへん有能なお方も、すべからく罹患する、現代人が抱える無意識の宿痾とも呼べるもの。原因は根深い。 だから、コメントは我々を含めた全員に向けた‥宛先不明な表現と相成った次第だ。 それと、「軽減税率」に言及されておるが、それについても付言したい。 「軽減税率」は、この「生への罰金」である消費税を変質させてしまうからこそ賛成している。 そして、少なくとも、このままでは口にすることが出来ないかも知れない、食べ物の一つでも、弱者に届けたいがためでもある。 「軽減税率」が内包する矛盾、不合理は、それは消費税がそもそも抱えていた暗部だ。 その施行に伴い、矛盾や不合理が露呈すればするほどに、消費税を、恒常的な財源とみなすのか、卒業するべき誤った税制とみるのかの、立場が鮮明となるだろう。
02. 2014年12月11日 15:21:25 : f5wCgWXG2k 　　税金はどこから、どうやって取るかは難しい問題だと思う。そもそも、税金など払わずに福祉の恩恵など無用で良いという米国の共和党支持者もいるようだ。 　　我が国は租税国家であり、国民から税を徴収し、それを全体の福祉に充てている。その税をどこにどのように優先配分するかを議会で法制化し事務処理上の指針とするために国民代表者を議会に出している。 　　だから、消費税にするか、所得税で取るか、法人税で取るか、は国の方針として綿密に議論する必要があるだろうと思う。軽減税率の適用されない消費税は民衆の買い物意欲を減少させるだろう。買えば買うほど家計が痛むからだ。所得税でしかも収入の多寡で加減して取れば、稼ぎたいという意欲は減少するかも知れない。法人税を高くすれば起業したいという意欲が削がれたり、企業利益の帳簿上の数値が下がり、国際競争力が損なわれるかも知れない。 　　結局のところ、租税国家というのは互助組織のようなものであり、喜んでお金を出し、困った人のため、もしくは自分が困った時のために使ってもらいたい、という理念が無ければ成り立たないのだろう。 　　ただし、それは税を徴収し、采配をする機関へ実務を依頼したのであるから、その機関が信頼の置けない組織であれば不信感が沸くだろう。集まった金を説明も無く、結果的に私利私欲に使われる傾向があれば租税国家は成功しない。 　　水増し請求、官製談合、賄賂などで或る特定の層に予算が行くような国は官僚主義と言って破綻の前兆となる。盆暮れの付け届けを上司にすることが当然のような風土で、ある機関に税金の采配を任せることは容易では無い。 　　租税国家では会計係が几帳面で、私利私欲にかられない人間であることがまず大事なのだが、どうやらそういう見方で公務員を選んでいるとも言えないようだ。
03. あっしら 2014年12月12日 02:01:37 : Mo7ApAlflbQ6s : fSyuZUr3ek 忍穂耳の垢さん、レスポンスありがとうございます。 　主旨は理解させていただきました。 　「軽減税率」に関する貴殿の見解については真意が見えない部分もありますが、メディアに“消費税利権”を与えてしまうことで、消費税制度の「矛盾や不合理が露呈」する方向ではなく、より厚いヴェール（ごまかし）で巧妙に隠される方向に進むと考えています。 　また、「軽減税率」は、これまで説明してきたように、「そして、少なくとも、このままでは口にすることが出来ないかも知れない、食べ物の一つでも、弱者に届けたいがためでもある」というお考えを実現できるような制度でもありません。 　今後ともよろしくお願いします。
04. 忍穂耳の垢 2014年12月15日 20:21:31 : 5n2KmwfCW10dU : cOWjTl8UdQ >主旨は理解させていただきました。 たいへん遅いレスで申し訳ないのだが‥ 貴殿はこの「消費税」を日本を支える恒久財源としてご覧になられているのかな？ それを教えて頂きたい。

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